塚田こども医院/ヘルス・レター 502

熱性けいれんの予防


乳幼児期(生後6か月ころから4,5歳ころまで)は、発熱時にけいれんをおこすことが少なくありません。

熱性けいれんをおこしやすい子どもには、発熱時に抗けいれん剤(けいれんをおこさないようにする薬)を使用することで、熱性けいれんを予防することができます。

ダイアップ坐薬の使い方

熱性けいれんは、体温が急激に上昇するときに最もおこしやすいので、体温が37.5度をこえたら、できるだけ早くダイアップ坐薬を使用して下さい。

5〜10分ほどで、けいれんを抑える働きがあらわれ、その効果は約8時間持続します。

発熱が続くようなら、約8時間後に2本目の坐薬を入れて下さい。その後は16時間ほど効果が持続します。3本目は、2本目から約16時間後、1本目から約24時間後に使用して下さい。以上の3本で、丸2日は熱性けいれんをおこさずにすむはずです。

3日目以降は熱性けいれんをおこすことが少ないので、発熱が続いていても、この坐薬を使用しなくてもかまいません。(使用する時は、24時間ごとに1本ずつ入れて下さい。)

ダイアップ坐薬は、脳に働いてけいれんをおこさないようにしてくれますが、熱を下げるものではありません。熱さましの坐薬は、30分以上の間隔をおいて使用して下さい。(同時に使用すると、十分体の中に吸収されないことがあります。)

副作用の注意

この方法を数年間行いますが、使用する薬の総量は非常に少ないので、大きな副作用の心配はまずありません。

その場の副作用として、一時的に眠気、めまい、ふらつきなどがでることがありますが、ゆっくり休むことでよくなります。程度が強いようなら、医師に相談して、使用する坐薬の量を変更してもらって下さい。

ダイアップ坐薬

けいれんを抑える坐薬として、よく使われているものです。

直腸の粘膜から血液の中に吸収され、脳に働いてけいれんを抑えます。吸収のスピードは速く、使用後5〜10分で効いてきます。(入れたあとにすぐお尻から飛び出してきたときは、また同じものを入れ直して下さい。つまめないぐらいに柔らかくなっていれば、お薬の成分はかなり吸収されていますので、そのままでかまいません。)

一般名は「ジアゼパム」で、同じ成分の飲み薬や注射薬もあり、いずれもけいれんを抑える薬として使われています。

【詳しいことが、ブックレット3「子どもと熱性けいれん」にあります。どうぞ、ご覧下さい】

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