水ぼうそう(水痘)の伝染させる期間と潜伏期

先週の火曜日(21日)に、お友達の子供と遊んだのですが、その子が、木曜日に水疱瘡にかかったと言うのです。(中略)本には、感染から症状が出るまでは約二週間、移りやすいのは発疹の出る一・二日前から、かさぶたになるまでの間、とありました。(中略)もし、感染しないとするば、どのくらい様子をみればよいのでしょうか?(新潟県・Tさん)

水ぼうそう(水痘)の伝染力のある期間は、発疹のでる丸1日ほど前から、全ての発疹がカサブタになるまでの間です。
中でもその伝染力の強いのは、明らかな発疹がたっぷりと出ているときです。
今回のケースでは、接触したのは発疹のでる丸2日ほど前ということになるので、感染を受けていなかったと考えていいのではないかと思います。

かりに21日に感染を受けているとすると、発疹がでてくるのはちょうど2週間後の9月4日ということになりそうです。
9月2-4日に旅行を計画しているということですが、かろうじてセーフかな、などとも思いました。

2週間以上まって症状がでなければ、今回は感染しなかったことになります。
はしか(麻疹)などの予防接種がすんでいれば、任意ではありますが、水ぼうそう(水痘)やおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の予防接種も受けられるといいですね。

2001.8.27

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塚田こども医院Q&A2001年8月