赤ちゃんの首の後屈と障害

現在息子はちょうど3ヶ月になります。最近、横抱きしていると頭をすぐ後屈したがります。(まだ完全には首がすわっていないのですが、抱いている人の腕から空中に頭を出して、下に向かって反っくり返る。)それを直すように抱くと、明らかにいやがって、泣き出してしまうようです。十分ぐらいすると納得してやめるのですが、ほぼ毎日繰り返します。正月に私が一時帰国して抱きましたが、確かにそうでした。)先日、妻が息子を皮膚科に受診させた際に、主治医にその抱き方を見られて、「そんな抱き方をすると首の動脈が切れる。とんでもない。」とお叱りを受けて帰ってきたようです。おそらく主治医の先生は椎骨動脈をいっておられたものと思います。(同席はしていなか?たので不詳。)確かに、成人で例えば、美容院で染髪のために後屈した姿勢でいて、血栓の遊離ないしはアテロームの破裂によると思われる脳血管障害の発生例を聞いたことはあるのですが、乳児ではいかがでしょうか?確かに否定は出来ないように思うのですが、小児科サイドでは一般にどのように考えられているのでしょうか?(アメリカ・Oさん)

確かに後屈したがる赤ちゃんはよく見かけますね。
「後弓反張」のように見えるくらいの子もいます。
でも、発達全体をみて、とくに問題がなければ、月齢が進むと見られなくなっていきます。

後屈が強いための障害については、私個人については寡聞にして存じません。
首の座らない子のおんぶはまだ早いと話していますが、それも特別な障害を前提にしているわけではないように思います。

答えになっていないかもしれませんが、そのまま経過をみていていいのではないかと思います。

2002.1.27

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2002年 1月