水ぼうそう(水痘)の子との接触

1歳半の息子が一昨日から発熱、咳、鼻水の症状があり、昨日朝一番に小児科へ行きました。その帰りに薬をもらう調剤薬局で待っていたところ、呼ばれた男の子がどうやら水疱瘡のようでした。このホームページ上のQ&Aを見る限りではこのような場合も感染するとのことで心配です。昨日、今日と高熱が出て咳もひどいです。もし、水疱瘡の症状が出たとき、今のような熱や風邪症状などがあった場合は、どちらもひどくなるのでしょうか?よく風邪をひく子なので心配です。(新潟県・Oさん)

水ぼうそう(水痘)の伝染力は強いので、待合室でいっしょになった程度でも感染している可能性があります。
積極的に感染を予防あるいは症状を軽減する方法としては、接触から72時間以内に水痘ワクチンの接種があります。
現在健康状態が良ければ、かかりつけの先生に相談して予防接種を受けられるといいです。
それができないようでしたら、潜伏期が2週間前後ですので、その頃に少しでも発疹がでたら早く受診し、抗ウイルス薬(一般名アシクロビル)を処方してもらうと、症状が軽くてすみます。

水ぼうそう(水痘)に感染しても、現在の感冒などの症状が重症化することは考えにくいです。
また、そのような時に水ぼうそう(水痘)にかかっても、水ぼうそうの症状が重くなることもないと思います。

なお、小児科医院にはそのようなお子さんに使っていただく「隔離室」がありますが、調剤薬局でもそれなりに配慮をしてほしいものです。

2002.4.11

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2002年 4月