心室中隔欠損症

生後16日で「心室中隔欠損症」と診断され、穴の大きさは6〜7mmと言われました。今は朝晩に利尿剤を飲み、2週間おきに通院しています。半年から1年後くらいに子供の体の状態をみて手術をしなければいけない可能性が高いと言われていますが、やはり自然閉鎖は難しい大きさなのでしょうか?また、手術後は、他の子供と同じくスポーツ等の運動は可能でしょうか?(北海道・Wさん)

お子さんの心臓の病気についてはさぞご心配のことと思います。
心室中隔欠損症で、現在利尿剤を内服しているということは、穴の大きさが比較的に大きく、経過観察だけでは不充分ということだと思います。
自然閉鎖する程度の小さいものでは、無症状で、治療(内服)は必要ないはずです。
お話を受けているように、いずれ手術を受ける必要があると思っていて下さい。
(いろんな経過があり、穴が大きくても自然に閉鎖する「可能性」はあるかもしれませんが、心不全症状が強くなってきてしまうと、手術を受けることもできなくなる「可能性」もあります)

手術はそれほど難しいものではありません。
その後、完全に回復すれば、普通の子どもたちと同じ生活や運動ができるものと思います。

受診されている先生は「循環器の専門の小児科医」ですよね。
私のような「一般小児科医」よりも、詳しく知識を正しく、適切に教えていただけると思います。
ご不明のことがありましたら、遠慮なく主治医の先生にお尋ねになるとよいと思います。

2002.5.17

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塚田こども医院Q&A2002年 5月