とびひ治療と抗ヒスタミン薬の眠気

昨日、2才0ヶ月(10キロ)がとびひ(股の部分;)になったので皮膚科に行き、薬局にてベトノバールG(塗り薬を一日3回ぬること)と「テルギンGドライシロップ&セフゾン顆粒小児用の混合薬」(一日3回食事後)をもらいました。テルギンGには、副作用で眠気があると紙に書いてあったので念のため、飲み薬を夜は遅めに夕食を食べさせてから飲ませました。(いつもより1時間以上早く寝て、しかもぐっすりと10時間も起きなかった!!)そして、朝元気に起きて(^^)朝食後、薬を飲んだら・・・???調子がだんだんおかしい・・・??畳にゴロゴロ・・いつもなら「お母さん遊
ぼう!!」と元気なのに、話す声も蚊の鳴くような声。。。??そして・・「眠い・・・」と。でも何とか無理強いして遊ばせて目を覚まさせました;そしてお昼ご飯後・・・やっぱりダメ・・ぐずぐず言ってしまって言うことを聞
きません;でゴロゴロ・・・仕方がないので早めにお昼寝をさせました。お昼寝中、薬局に電話して聞いてみましたが「そんなに量は入っていないし、そういう例もないので・・・」と言われてしまいました。(えっ?症例がないの?)それで、塚田さんのHPで薬を調べたら、やはり強く眠気が起きる子もいるんですよね!!それで、一日2回で良く効く。。とありますが、、、、とすると一日3回は飲ませ過ぎですよね? できたらセフゾンのみのお昼用顆粒が欲しかったです。そこ薬局のの薬剤師さんは飲ませなくても大丈夫だ・・と言っていましたがほんとうですか? 塗り薬ONLYで治りますか? とびひは抗生物質も飲ませないと治りにくくなるんですよね? ちゃんと早く治癒して、プール遊びを再開させてあげたいのです!! 再度、皮膚科にそのことを相談すべきでしょうか?(新潟県・Tさん)

テルギンGを初めとして、抗ヒスタミン薬はみな眠気が強いです。
類似の抗アレルギー薬(花粉症などに使用)でも、いかに眠気が少ない薬を上手に使うかが、医者の腕の見せ所でもあります。
(とくに内科では)
子どもは大人に比べれば眠気が出にくいのですが、それでもそうとう良く眠ってくれる子もいます。
これも副作用です(よく眠ってくれたほうがいいので、気にせずに使っているのも確かですが・・)。

そんな副作用が問題になるので、私は出来るだけ別な分包にしています。
調剤薬局でもできればそうしてもらえるといいのですが・・

とびひの程度によって治療法が変わります。
お子さんの様子が分かりませんので、どんな治療がいいか、コメントできません。
この点は主治医にお聞きになって下さい。

2002.7.30

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塚田こども医院Q&A2002年 7月