中耳炎の予防

子供が左耳小耳症+外耳道閉鎖でうまれてきました。心配なのが、閉鎖している方のお耳も中耳炎になるとのこと。耳垂れが出ても分からないので、すごく心配です。まれに中耳炎から合併して、乳様突起炎や髄膜炎を合併すると聞きました。子供のどんな様子に気をつけていれば良いですか?また乳様突起炎や髄膜炎は治るものでしょうか?中耳炎からの髄膜炎は予後も良いとききましたが。真珠腫性中耳炎も心配です。それと、健耳側の中耳炎の予防として、風邪をひいたら耳鼻科に行こうと思っているのですが、その際どんな薬をもらえばよいでしょうか?(千葉・Iさん)

お子さんの耳のことではご心配ですね。

子どもは風邪から中耳炎をおこしやすいので、いろいろと気をつけておかないといけないと思います。
鼻水を強くかまない、強く吸わないということもいずれ覚えさせて下さい。
赤ちゃんのうちは、ミルクをたて抱きにして飲ませて下さい(水平に近いと、喉の奥から耳の中にミルクが入り込んで中耳炎のきっかけになることがあります)。

もしも中耳炎になってしまうと、中が化膿し、膿がたまって圧が高くなり、痛みが起きます。
この痛みはとても強く、大きな子でもガマンできず、泣いてしまうほどです。
小さい子では自分で訴えることができませんが、ひどく不機嫌になります。
鼓膜が破れ、中の膿がそとに出てくると(耳垂れ)、中耳の中の圧力は下がりますので、痛みがとれ、機嫌もよくなります。

お子さんの場合、万一閉鎖している側に中耳炎が起きてしまうと、耳垂れが外に出てきませんので、圧が高いままになるでしょう。
つまり、耳痛や不機嫌さは他の子以上ではないかと思います。
そんな時は早めに耳鼻科を受診して下さい。

中耳炎は早めに適切な対処をすれば、通常は大きな合併症なく良くなります。
いろんなことをご心配のようですが、中耳炎だというだけですぐに合併症が起きることではありません。

中耳炎の予防として何かお薬があるわけではありません。
風邪などの時に早めの対処をしてもらえばいいでしょう。
こういった点は、また耳鼻科の先生とご相談になって下さい。

2003.1.30

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塚田こども医院Q&A2003年1月