たちくらみを起こしやすい子ども

現在7歳になる娘ですが最近学校で気分が悪くなることが多いようなのです 1度目は激しく動き回っていたときにふらふらと倒れこんでしまったようです その時はまわりが白く見えたた言っていました 2度目は体育の授業中気分が悪くなったようです そのときは胸も苦しくなったようでした 2回とも顔面は青白くしばらく休むと戻ってくるという感じです 娘は2歳半くらいから顔面蒼白で倒れることがたまにあり脳波の検査やMRIなどの検査も受けてきました しかし特に異常はなく今にいたっております 小さなころは顔面蒼白になるとともに嘔吐をし、意識も少しのあいだなくなるようでしたが今はそんなことはありません 養護教諭の先生は貧血だろうというお話をしてくださいました 詳しく検査をしたほうがよろしいでしょうか その他に考えられる病気とかはあるのでしょうか よろしくおねがいいたします(北海道・Fさん)

お子さんの症状は「起立性低血圧」、つまり「立ちくらみ」なのではないでしょうか。
(病名としては「起立性調節障害」といいます)
学童期の子どもたちに起きやすく、特に身長の伸びが著しく、体系的にはやせ形の子に多いようです。
血圧などの働きを調節している自律神経の働きがまだ未熟なために起きてきます。
急に立ったり、長い時間経ち続けていると、脳に行く血液が少なくなり、顔色がなくなり、ふらっとして、ときには倒れてしまうこともあります。
階段を上ると動悸がする、朝なかなか起きられず、お昼くらいになってやっと体を楽に動かせるようになる、お風呂にはいってのぼせると気持ちが悪くなる・・
ときには頭痛、腹痛などの不定愁訴が主になることもあります。
いずれも交感神経の緊張が少なく、副交感神経が優位な状態になると起きやすくなってきます。

立ちくらみを起こした時の対処は、ゆっくりと横になることです。
また動悸などのときも、その場で休んで下さい。
あまり症状が強いときは、血圧をあげる薬などを服用してもらうことがあります。

多少長い目で見ると、体力と体格がしっかりとしてくるといずれは解消されていくことが多いです。

なお、俗に「貧血を起こして倒れる」とよく言いますが、誤解を与えやすい表現です。
血液の濃さが薄いものが、医学的に正しい「貧血」です。
立ちくらみのように脳に行く血液が少なくなるのは、俗には「脳貧血」ですが、正確には「脳虚血」という状態です。

症状が強く、学校生活などでの支障が大きいようでしたら、かかりつけの小児科医によく診てもらって下さい。

2003.2.23

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塚田こども医院Q&A2003年2月