断乳・卒乳

1歳3ヶ月の女の子です。出産時3420gなのにずっと発育曲線ぎりぎりでミルクも拒否、離乳食もあまり進まず現在約8.5キロです。今も母乳を欲しがり飲ませています。今まであまり気にしなかったのですがここにきて体重が横ばい状態で断乳すべきかどうか悩んでいます。離乳食も進まず体重が増えないのは母乳が原因で栄養不足、貧血になりやすいとの記事を雑誌で読みました。1歳時検診では健康状態は良好でしたが、小児科の先生からはそろそろ母乳はやめなさいと言われました。できれば自然に卒乳できるまで飲ませてあげたいと思っていたのですが、健康に害がでてくるようであれば断乳する時期だと思い相談しました。私のは悪いおっぱいなのでしょうか?(東京・Hさん)

以前は「1歳を過ぎたら断乳」という画一的な指導もなされていましが、現在はだんだんと離れていくようにもっていくという意味で「卒乳」という言い方をしています。
その時期も、生後2歳あるいは3歳くらいまではゆっくりと待っていてもいいのではないかと思っています。

成長には個人差がありますので、「成長曲線ギリギリ」ということだけをもって「栄養不良」とは言えません。
子どもらしく元気に活発で過ごせていられば、まず大きな問題はないと思います。

個々の栄養素では、例えば鉄分は母乳やミルクのたぐいでは少ないので、食事(離乳食)を十分とれなかったり、食事に著しい偏りがあるようでは問題になります。
しかし、離乳食全体の量は少なくても、バランス良く、必要なものがほどほどにとれているようでしたら、そういった問題もおきてはきません。

過度にミルクや牛乳を飲むお子さんでの「鉄欠乏性貧血」や栄養不良が問題にされています。
それは1日1〜2リットル、ときにはそれ以上を飲んでしまうお子さんです。
こういった子は、結果として食事をほとんど摂っていないことが多く、先に指摘したような問題が生じてきます。
母乳をいつまでも飲んでいるといっても、それほどの「多飲」であることはありえません(ときにはそれくらい出る方もおられるのでしょうか?)。

そういったことで、あまり悩むことではないように思うのですが、いかがでしょう。

2003.4.19

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塚田こども医院Q&A2003年4月