皮膚が黄色いが・・

一才半の男の子ですが、顔や手が黄色いと言われます。目の白い部分は黄色くありませんし、熱もなく食欲もありとても元気です。ただ、ヤサイジュースが好きで大人が飲むような、濃縮なヤサイジュース(100ml)を多いときで一日2本飲みます。6月15日に「みずぼうそう」の予防接種にいつも行く医者にいた時、やはり黄色いと言われましたが、そのとき先生はヤサイジュースの飲みすぎだねと言われました。黄疸というのはひどいと便が白くなったり、元気がなくなると聞きますがどうでしょうか、私は今まであまり黄色いとは思いませんでしたが、周りの方が黄色いとおっしゃるとやはり気になります。(愛知・Hさん)

黄疸とは、肝機能の障害のためにビリルビンというタンパク質が腸管に排出されず、血液中に増えてくる状態を言います。
黄色いので体が黄色くなりますが、黄疸の初期はまず目の結膜が黄色くなり、その後皮膚も黄色くなります。
つまり、黄疸のために皮膚まで黄色いというのであれば、そうとう肝機能は障害されていることになります。

それに対して子どもたちでよく見かける「皮膚が黄色い」というのは、血液中にカロチンという色素が増えている状態です。
これは柑橘類や濃緑色野菜中に多く含まれていて、体内に摂取されたあと、肝臓で代謝され、ビタミンAに変わり、利用されます。
この肝臓での代謝スピードは子どもではゆっくりなので、カロチンを多く含むものを多めにとると、体が黄色くなります。
このときは四肢の末端から次第に黄色くなっていきますが、目の結膜が黄色くなることはありません。
いわば、工場の処理能力が少ないので、原料が余っている状態です。
しかし、カロチンがとくに悪影響を与えることはありませんので、そのままでもけっこうです。

このような状態は「柑皮症」とも呼ばれていて、以前は冬場にミカンを食べるために起きやすいと言われていましたが、最近はニンジン・ジュースで起きていることが多いようです。

悪影響はないと言いましたが、それほどは必要がないということになります。
野菜は食事の中で十分に摂取するように心がけていただいていれば、それ以外にこのようなジュースで摂取する必要はないということです。

2003.7.2

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塚田こども医院Q&A2003年7月