溶連菌感染症の診断と対処

先日3歳の子供が熱を出し、念のため溶連菌の検査をしましたら、「擬陽性」とでました。本当に検査キッドをみても出てるか出てないかに近いものでした。熱もあった為30日から今日(5/10)今も抗生物質は続けて服用しています。・・・が、赤い発疹や苺舌のようなものは見受けられない気がします。さらに7日から下痢、9日から嘔吐があり本人は元気なのですが、なんだか心配です。溶連菌と思っていいのでしょうか・・・?(Kさん)

溶連菌感染症の診断は必ずしも検査をしなくてもかまいません。
特有の症状(咽頭痛、発熱、発疹など)と、特有の所見(喉の発赤)があれば臨床的に診断できます。
迅速検査は大変に役に立つ検査ですが、必ずしも絶対ではありません。
「陽性」でも溶連菌感染症ではないこともありますし、「陰性」だからといって否定はできません。
最終的な診断は、流行状況も加味し、診察所見などから総合的になされるものです。

症状の中で、「発疹」は全ての患者に見られるものではありません。
「イチゴ舌」は、溶連菌感染症の回復期にかなり高率にみられるもので、さかのぼっての診断に大いに役立ちます(でもそれがないといって否定はできませんが・・)。

お子さんについては私は診察をしていませんので、溶連菌感染症であったとか、そうではなかったとかをお話する立場にはありません。
診断については、やはり主治医の先生にお聞きになっていただくことが大切だと思います。

治療は有効な抗生物質を10〜14日使用することになっていますが、最近は、より効果の高い抗生物質を使い、数日で使用を中止する方法も紹介されています。
途中で副作用としての消化器症状が現れたり、ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)などをたまたま合併してしまって抗生物質の連続した使用ができないこともときにありますが、そんな時には最初の症状などを考慮し、そのまま投薬を中止することもあります(ただし、合併症の発現には注意が必要です)。

2004.5.14

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塚田こども医院Q&A2004年5月