喘息の診断とアレルギー検査

最近あるホームページを見ていたらそのBBSの書き込みで喘息についてあるお母さんが・・・「1週間ほどで血液検査の結果が出ました。特別引っかかったものがありませんでした。牛乳と卵白がレベル6段階中の2でダニは6段階中1でした。いづれも症状がでるものではなく、現に牛乳も大好きだし、はしかの予防接種も出来ました。風邪薬も服用していたしそれ以前でもアレルギー症状があまりなく穏やかな日々が続いていました。しかし「お子さんは喘息です。」と言われてしまったんです。「血液検査でなにも出なくても喘息という人はたくさんいますよ。人間はわからない部分がまだいろいろありますからね。」と言われて何だかガーン!って感じでした。」と言う記入がありました・・・ 実は家の息子(2才)も今年の2月頃喘息の発作のようなものが出で、かかり付けの小児科の先生に見てもらいそこで血液検査もしてもらいました。そのとき、何も出ていないから大丈夫だよと言われましたただ、しばらく風邪を引くと喘息のように朝方になると呼吸が苦しそうな息遣いでしたですので、先生に吸入器を購入した方が良いのかと尋ねたら「ほこり」も「ダニ」も出ていないから必要ないよと言われました。あれから、現在(六月)まではまったく喘息のような症状もなく元気でいます。ですので上記のように・・・血液検査では何もなくても、「喘息です」ということはあるのでしょうか。(Hさん)

基本的なところで「誤解」があるようです。

まず、気管支喘息は「発作性に繰り返す気道の狭窄」をいいます。
小児の喘息はアレルギーの問題がベースにあることが多いので、アレルギー検査などをすることが多いのですが、喘息そのものの検査ではありません。
アレルギー検査(おそらく血中のIgEだと思いますが)で異常とされても、単純に喘息という診断がつくものではありません。
また、異常の程度によって喘息の重症度が決まってくるわけでもありません。
また年齢によってその解釈はずいぶんと変わってきます。

喘息の診断の基本は、臨床症状です。
「喘鳴」「呼吸困難」など、特徴的な呼吸症状を繰り返していることが診断の根拠であり、その程度と頻度で重症度が決まってきます。
アレルギー検査は診断の助けになりますし、食物制限や環境整備などの生活指導を行う指針に大いに役にたちます。

詳しくは私のHPにありますので、ご覧になって下さい。
(ヘルスレターのコーナーです)

2004.6.11

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塚田こども医院Q&A2004年6月