熱性けんれん予防薬は何歳まで?

7歳の時、インフルエンザにかかりタミフル服用後、痙攣を起こし1週間ほど入院しました。過去にも1歳、3歳、5歳の時に熱性痙攣を起こしていました。子供が発熱をすると心配で心配でたまりません。今日も急に後頭部が痛いと言い、熱をはかったら37度。30分もしないうちに38度に。痙攣止め座薬は使わず寝かせましたが、体は温かいのに、足の指先は冷たく、寝ながらひっきりなしにあくびをしたり、『ウー』と言ったりしていて心配です。こんな時痙攣止めは必要ですか?(Fさん)

熱性けいれんは、通常は6歳くらいになるとあまり起こさなくなってきます。
7歳のインフルエンザ罹患時にけいれん(熱性けいれん?)を起こしたということですが、現在はその時よりも年齢が上ですので、熱性けいれんを起こす可能性はすくなくなってきていると思います。
また、熱性けいれんは熱の上昇の仕方が激しいほど起きやすいです。
ゆっくりと熱が出てきているときには、起こさないことがおおいはずです。

熱の上昇している途中は、「寒気(さむけ)」があります。
これは、末梢血管が収縮している状態なので、その部位の皮膚は冷たく感じます。
この時はその場所を暖めてあげて下さい。
いったん熱ができれば、手足も含めて体全体が暖かくなりますし、本人も暑いと感じるようになります。
そうしたら涼しくしてあげると楽になります。

けいれん予防の坐薬については、年齢から考えるともう使用する必要はないように思いますが・・
昨年入院もしているとのことですので、何歳まで使用すればいいか、どんな時に使用すべきかは、また主治医の先生によくお聞きになっておいて下さい。

2004.6.15

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2004年6月