白血球のミエロサイトとは?

先週から39〜40度の熱が4〜5日続き、小児科で細菌検査と血液検査をして頂きました。血液の方では白血球14500、CRP5.0、白血球にはミエロサイト1.0という結果が出ていたそうです。「ミエロサイトとは骨髄に関係した物質(?)で、体調が悪いのが長く続いた為に出たものかも知れないし、血液の病気かもしれませんし・・・」と、おっしゃっていました。骨髄と聞いて心配で、自宅へ帰りH・Pで調べたところやはり白血病に関わっている事を知りました。その先生がおっしゃる通り、体調が悪く長引いた事でこのような検査結果が出るのもなのでしょうか? 又、そうで無かった場合、白血病以外の病気と言う場合も考えられるのでしょうか?(Tさん)

白血球は骨髄で作られ、血液中に出てきますが、次第に「幼弱」なものから「成熟」したものに変化をしていきます。
感染症の程度が強いほど、血液中の白血球は多くなる傾向があり、また、より「幼弱」なものが増えてくる傾向があります。
「ミエロサイト」は通常は骨髄中にあるものですが、程度の強い感染症ではこれも動員され、血液中でみられるようになることがあります。

今回見られた「ミエロサイト」は、白血病細胞だということではないように思います。
すでに感染症も収まっているようですので、再度検査をすると血液中には見られなくなっていることでしょう。

再度受診され、もう一度検査を受けるとはっきりします。
その結果をまた主治医の先生によくお聞きになってみて下さい。

2004.6.15

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塚田こども医院Q&A2004年6月