風疹ワクチン接種後の注意

2004年11月12日、風疹ワクチンの予防接種をしました。注射の際、看護士さんから「妊婦さんに液が飛んだりしたら大変なので」と言われ、別の診察室で接種しました。ワクチンはそんなに危険なものなのですか。その後腕を揉みながら妊婦さんのいる待合室で会計を待っていたり、電車に乗って仕事に行ったりしてしまったので、誰かに感染させてしまっていないか心配です。私が脱脂綿の上から接種部を揉んだ手で触ってしまったもの(つり革、ドアノブなど)から他人に感染する恐れはあるのでしょうか?どうか教えてください。(Iさん)

風疹ワクチンというのは、風疹ウイルスを弱毒化した生ワクチンです。
それが皮内に接種されると体内で繁殖し、その後抗体ができることで、風疹に対する免疫が作られます。
ワクチン・ウイルスは性質がとても弱いので、特別な環境でなければ生存できません。
長時間生きていることはありませんし、アルコールなどで簡単に死滅してしまいます。
また、皮膚の上にワクチン・ウイルスがついても、それだけでは体内には入っていきません。
さらに、仮に体内に風疹ワクチン・ウイルスが入り込んでも、風疹に対する免疫があればそれをその場で中和し、ワクチン・ウイルスはすぐに死滅します。
風疹ワクチンを接種したあと1〜2週間ほどは体内でワクチン・ウイルスが増殖している状態ですが、この間でも他の方に風疹を感染させることはありません。

以上の知識をご存じであれば、風疹の予防接種に際して、隔離などの特別な対処が不要であることを理解していただけると思います。

無用な心配をおかけしてしまったようです。
ワクチンに関する知識が、まだ医療関係者の中でも十分に浸透していないことがよく分かりました。

2004.11.17

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塚田こども医院Q&A2004年