インフルエンザと熱性けいれん

7才の女児です。熱性けいれんを機に脳波を定期的にとり、波長に乱れがあるため、てんかんの可能性が高いと言われています。今のところ投薬はしていませんが、発熱時にダイアップを使用するよう指示されています。3日前の夕刻より発熱し、インフルエンザを疑って診療所へ行き、B型であることが判明しました。先生に事情を説明し相談すると、熱が下がれば発作も防げるだろうという診断で、タミフルのみを服用させました。しかしその深夜、発作を起こしました。症状は、失禁と、目が開いているのに呼びかけに応じない、手足の硬直でした。これまでの発作との違いは、嘔吐を伴わないことと、白目をむかないということです。タミフルとの併用に問題があってはいけないと思い、ダイアップは使用しませんでした。翌日かかりつけの総合病院で診察してもらい、併用による弊害は報告されていないとのことでしたので、ダイアップとタミフルを投薬し、現在は回復に向かっています。気になるのは、深夜の発作が、持病のせいなのか。それとも今問題となっているタミフルの副作用なのか。本当にダイアップとタミフルを併用してもいいのか。今後インフルエンザに感染した場合の知識として、先生のお考えをお聞かせいただけないでしょうか?(Kさん)

熱性けいれんをおこしやすいということで、ご心配ですね。

タミフルとダイアップを併用してはいけない、ということはないと思います。

インフルエンザは体温が急激に上昇するので、熱性けいれんをおこしやすい感染症です。
体温が37.5度を超えた際には、いそいでダイアップを使用することが、熱性けいれんの予防になることはご承知のとおりです。
しかし、数時間のうちに高熱になるために、間に合わないこともあります。

今回については、「3日前の夕刻より発熱し」とありますが、その時点で37.5度を超えているか、それ以下でも熱が高くなりそうな印象をもっておられたのであれば、ダイアップを使用すべきだったのではないかと思います。

さらにインフルエンザは高熱が持続する感染症です。
タミフルを使用しても、解熱するまで1〜3日はかかります。
その間は熱性けいれんをおこしやすい状態が続いていますので、ダイアップの使用を継続しておく方が良いのではないかとも思います。

なお、けいれんについては、私は診察をしていませんので、それが何によるものであるかを判断することはできません。
主治医の先生によくお話をして下さい。

2007.4.9

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塚田こども医院Q&A2007年