塚田こども医院

日誌(更新記録)2000年6月

2000.6.30(金)

◇「危機管理 オオカミ少年と Y2K」

今日で2000年も半分が過ぎ、明日からは残りの半分が始まります。半年前、というと、そうY2K(西暦2000年)問題がありましたね。幻のような話でしたが・・ 大きな混乱はなかったけれど、危機管理が日常から重要だということを教えてくれた・・のだと思っています(相当の準備をしていたので、そうとでも思わないといられない?)。

でも、何にも準備する必要がなかったんだと、思われているかもしれませんね。大山鳴動、ねずみ一匹。「危機管理」なんて、馬鹿らしい・・などという風潮を、逆に作ってしまったとしたら、困ったことです。今度、「大変なことがきっとおきるぞ」と言っても、オオカミ少年のように相手にされなくなってしまう?

三宅島の噴火予知では、地殻変動の開始から2時間ほどで避難勧告が出されたのだとか。的確な情報収集・判断、迅速な決定・行動・・といった意味合いでは、これまでの日本ではみられなかった行動パターンです。少しずつ、日本の社会も変わってきている、ということでしょうか。(いつまでも変わらないのは、政治の世界と、医者の世界・・のようです。ほんとうにお粗末です。)

2000.6.29(木)

◇「事がおきてからあわてる 危機管理」

一昨日から始まった三宅島の噴火予想は、このまま終わってくれそうで、何よりです。昨日書いた日誌について、個人的なメールをいただきましたが、その方への返事を紹介します。

さっそく「日記」をよんでいただき、ありがとうございました。

以前見たNHKのドキュメントで、アメリカでの危機管理がどうなっているか、詳しく報じていました。災害時の危機管理については、専門の部局があり(名前を忘れてしまいましたが)、そこでかなりの「強権」を発動して、対処しているということでした。予算、スタッフも十分に与えられ、指揮系統では、大統領から直接に委任があると、全ての官庁に対して命令できる権限を持ちます。

そこでは、このような自然災害がおきたとき、避難・救援・復旧に対して迅速に動き、被害を最小限にするよう働きます。また、災害の予想される地域に対しては、例えば村を全て捨てて移転する費用と、災害によって生じる損害を、お金に換算して、前者が1円(アメリカだからドルですね)でも安ければ、移転を命令します。この時に必要なお金は、すべて政府予算が使われます。(政府にとっても、未来の損失=経費よりも安いのだから、政府が全額持ちます)

災害時にも、個人の家・財産の復旧に、政府の予算からお金を支給します(TVの中では、小切手が送られてきて、失意から立ち直る様子が描かれていました)。それは個人の財産だけれど、一日でも早い復旧は、個人の生活を幸せにすると同時に、地域の経済を立ち直らせるので、結局、政府にとっても「大きな利益になる」と考えているからです。

何と、日本との違い。阪神大震災の時、個人の財産には、国は金を出さないと、最後まで冷たい態度をとっていました(最後は、議員立法で救済のための法律ができましたが、十分ではありませんでした)。

今回の「噴火」にしても、やはり何らかの対策は必要でしょう。それが、単なる「禁止」だけでは、住民にとっても納得できないものだと思います。個人の財産や権利を制限するわけですから、その「保障」は十分にしなければいけません。

というようなことがバックグランドにあって、「日記」を書きました。

事あるごとに日本の「危機管理」のあり方を考えさせられます。つきつめると、日本の政治のあり方、日本人のものごとの考え方にまで帰着しそうです。

アメリカのように、全てをお金で割り切ってしまうのもどうかと思いますが、でも日本は「精神論」ばかりで実効性には大きな疑問符がつきます。衆議院選挙も終わり、新しい議員が決まったわけですから、新しい政治を望みたい・・と思うのですが・・(期待してはいけないのかな??)

2000.6.28(水)

◇噴火予想のニュースの中で思ったこと・・

三宅島の噴火予想については、今のところ大事には至っていないようですね。このまま終息することを祈っています。

そこに住んでいる方に、こんなことをお話しするのは申し訳ないのですが、今回のような「予定通りの自然災害」がおきると、果たしてそこに住んでいるのがいいのかどうか、考えてしまいます。三宅島は活発に活動している火山の、ほとんど頂上部分です。すそ野は海のなかで見えないだけ。ある方は「阿蘇山の外輪山のなかと同じ」と言っていました。

災害発生時の避難などで、多大な負担がご本人にもかかりますし、村や都、国などの負担も、人的にも財政的にもかかります。そんなことを思うと、どこかで割り切って対処をしないことには、また同じことを繰り返すことになります。

何だか冷たいことを言っているようで、自分でもすっきりしないのですが・・

2000.6.27(火)

◇「狼少年と よばれてもいい 避難命令」

昨夜から、三宅島が噴火するかもしれないと、大騒ぎです。今のところは海底噴火だけで、地上は大丈夫のようですが、でも心配です。

前の噴火(1983年)のとき、私の先輩医師が現地の診療所に勤務していて、多くの貴重な体験をしたことを教えてくれました。災害時の対処も大変だったようですが、その後の復興のなかでも、住民の命と健康を守るために奮闘していました。そんなとき、しっかりした医療を提供することで、ずいぶん頼りにされたようです。

住民の方は、しばらくは心身ともに大変な状況下と思いますが、頑張って下さい。

それにしても、総選挙の次の日に「山の神」が騒ぎだすとは、すごいタイミングです。何に怒ったのでしょう・・ まさに「神のみ知る」でしょうか。

2000.6.26(月)

◇「政策は ねじれていても 金太郎」

昨日、衆議院選挙が終わり、新しい「先生たち」の顔がそろいました。正直に言って、どうしてこの人が? と思ってしまう人も少なくありません。親の七光り--政治家としての自身の能力は??

それにしても、今の小選挙区制はこのままでいいのでしょうか? 民意を正しく反映しているのなら、総理大臣の続投にはならないはずですが・・ (うちの子=中1=が、「森さんには入れないで」と言っていましたが、どこか間違えているようです。でも日本も、総理大臣を大統領にして、国民が直接選ぶようにすると、また変わってきそうですね。)

ここ新潟6区は、自民-民主の一騎打ちでしたが、当選したのは民主党の筒井氏。この方は、中央では宿敵である公明党の支持を得ています。宮越=上越市長も全面的に応援しているのですが、市長も保守の方ですよね。自民党の白川氏が、公明党を正面切って批判していますし、かねてより宮越市長とは「犬猿の仲」。こんなところで、ねじれてしまったようですね。でも、かんじんの政策はどうなんでしょうか? (もう一回ねじれると、またもとに戻るかもしれませんが・・)

2000.6.24(土)

◇「明日は雨? 気にしてるだろうな 政治家さん」

きのうは、「開業10周年」のお祝いを、職員とゆっくりしてきました。10年間、いろいろなことがありましたが、次の10年、20年・・(それ以上はちょっと保証できないですが)頑張っていきたいと思います。

これまでの10年は、ただがむしゃらにやってきたようにも思います。小児科医、あるいは小児科の診療所として、病気の子どもたちを治すのは、いわば当たり前のこと。今、それ以上に求められているのは、「癒し(いやし)」なんだと思うようになりました。何だそんなことと、おっしゃるかもしれませんが、日本の医療のなかで、このいちばん根元的なものが忘れられているような気がしてなりません。

次の世代をになう子どもたちを育てるのも、小児科医の大切な仕事ですが、「心」のありようを問わずして、ほんとうの子育てはできないように思います。社会全体の抱えている問題があまりに大きく、子育てだけをどうこうできることではないのでしょうが・・

明日は、その日本のあり方を問う衆議院選挙の投票日です。「寝ててくれればいい」と、正直に行ってしまう総理大臣もいましたが、投票率の低い・高いで、選挙結果が大きく左右されるのだとか。明日は晴れがいいか、雨がいいかなどと、新聞に大きく掲げられているのも、なんだか情けない気がします。

自分の考えをしっかり持ち、「いい投票」をして下さい。でも、何よりも「いい政治家」が、「いい政治」を行ってもらわないといけないのですが・・ 

私は、これから休日診療所の勤務に行ってきます(夕方4時〜夜9時)。明日は、3週間ぶりのお休みです。ご苦労様です(自分で言ってどうする)。

2000.6.23(金)

◇「長雨に 若き時代(ころ)を 思い出す」

昨夜からの雨。夏の水不足が心配になるようなお天気が続いていましたが、これで一安心。

長雨が続いていると、憂鬱な気持ちになります。私の場合は、もう一つ--開業当初のことが思い出されます。10年前の6月に開業したのですが、実は最初は患者さんも少なく、時間を持て余すことが多かったのです。(今は、自分の仕事を持て余すことが多くて、まわりに迷惑をかけていますが)

今夜は、いつも大変な思いで仕事をしてもらっている職員のみんなと、感謝の気持ちをこめて食事会に行って来ます。

2000.6.22(木)

◇「白い手が 話しかけるよ やったねと」

夕方、ペンキ塗りをしてきました。医院の外にエアコンの室外機がおいてありますが、子どもが指を入れたら大変と、鉄製のカバーを特注で作りました。それが錆びてきていて、汚くなっていたのです。

医院のあるところは、上越市のなかで海に近い直江津という地区にあり、塩分が多いために錆びるのが、とても早いです。このカバーも、すでに2回、業者に頼んで塗装をしているのですが、2、3年ももたない状態です。

今回もまた業者に連絡すればいいのですが・・けっこうお値段が高いですね。不景気でリストラも考えなきゃいけないご時世ですので、不要な出費は避けたいということで、自分でやってみました。

錆をおとしたり、先に錆止めを塗る手間などを考えると、面倒だと思っていたのですが、先日、「錆のうえから塗れるペンキ」を発見。これなら、ずぼらな私でも大丈夫と買ってきました。

30分ほどで、見違えるようにきれいにできました。それも3,000円ほどの「超ロー・コスト」「価格破壊」のお値段で。業者に頼むよりも、20分の1以下です!! こんなことなら、以前から自分でやるんだったな、と後悔しています。

そして、何よりも「日曜大工大好き」の私が、これでちょっとうれしい気持ちになれたのが最高ですね。今日のビールは美味しいぞ!

2000.6.21(水)

◇「子どもたちの そばにいるだけで 幸せだよ」

きのうの「小児科がなくなっていく」という話の続きです。ある方からメールをいただきました。「小児科がそーゆー現状ってぇことは、つまり先生はそれだけ『希少価値の高い先生』ってことですね。ならば尚の事、お体にはじゅ〜ぶんお気をつけて、ますますがんばって頂かねば。」

ありがとうございます。そうです、私たち小児科医は、絶滅寸前なのです。いずれ、子孫を残すために、ほかの科の先生を連れてきて、小児科医にしたてなければ・・? ちょど、トキのように・・ なんてことにはならないと思いますが・・

小児科は大変だけれど、楽しいんだよね。子どもたちといっしょにいられるだけで、とっても幸せなんだから。それを分かってくれる若い医者が増えてくれるといいんだけれど。

2000.6.20(火)

◇「小児科は こども料金で やってます」

今日のNHK「クローズアップ現代」のテーマは、「小児科が消えていく」。全国で相次いでいる、病院での小児科の廃止について、せまっていました。

曰く、小児科医療の不採算性(労力はかかる一方で、大人よりはるかに少ない検査・薬・注射などで、収入は数分の一)、小児科医の不足(医学生には、小児科指向が少なくなっている)、小児の人口減少・・ このままでは、日本から小児科のベッドがどんどん消えていく。

「少子化への対応」が社会的課題として求められている一方で、あまりに心もとない日本の小児医療の姿に、愕然とされた方も多いと思います。このままでは、小児医療の衰退が、「安心して子育てできる環境」を阻害して、さらに小児人口の減少をももたらしかねません。悪循環です。

小児医療の一端を担っている私ですが、やはり解決してほしいことは、いっぱいあります。おりしも総選挙のまっただ中ですが、子どもたちに明るい未来を作り出すべく、真剣に考えている政治家が、いったいどれくらいいるでしょうか。「子どもは票にならない」ということでしょうか・・

ちょっと暗い気持ちにもなりましたが、その中で、私なりに精一杯のことをやっていこうと、改めて思い直しているところです。

2000.6.19(月)

◇「生きざまを 問われ見つめた 父の日に」

昨日、東京で小児保健セミナー「心の健康支援」を聞いてきました。今、子どもたちの心が見えなくなっている中で、私たち小児科医が、それをどうとらえ、何をすべきか、真摯なお話がいろいろありました。

「愛着」がキー・ワードでした。本当に信頼できる関係を子どもと親との間で、作り上げていること。言われてみれば当たり前のことですが、今、本当に大切にしなければいけない。子どもが親に、本当に愛され、ゆったりした心を乳幼児期に作り上げることができれば、そのあとは、その基礎の上に自分で自分を作っていける。

そのためには、小学校に上がるぐらいまでは、親がその全ての時間と労力を子どものために使う--それぐらいの気構えが必要。子どもとしっかり向き合おう!

日本の今の子育てが、母親にまかされっぱなしになっている問題も指摘されました。「母性」は神話に過ぎない、とある講師は言っています。社会から閉ざされ、出口の見えない中で、子育てを強いられている母親と、その子どもたちの不幸をしっかりと見つめなければいけない。子どもを母親が包み込み、その母親を父親が受け止め、包み込む。その家庭を、社会がまた包み込む。「父親不在」。日本の子育ての根本的な問題がここにあるとの指摘です。

きのうは「父の日」でしたが、自分がどんな父親であったか、自省する日となりました。一人の父として、また人間として、そして小児科医として、これからの日々をどう生きていくか、自問自答していきたいと思います。

2000.6.17(土)

◇「その姿 やっぱり君は エビなんだ」

さっき、エビを買ってきました--今日の夕食に、ではなく、医院の水槽の中にいれるために。ヤマトヌマエビという種類のエビが、水槽の中のコケを食べてくれるので、お掃除役に入れています。他の魚と違って繁殖してくれないので、少なくなるとときどき新しいエビさんを買ってきます。

とってもユーモラスな形や動きなので、子どもたちの陰の人気者です。きれいな色をしたお魚よりも、かえって人気があるようです。子どもたちは、やっぱり動く物がいいようですね。

ところでこのエビ、生きているときは透明に近く、体の中の構造まで見えてしまうのですが、お亡くなりになると、ピンクがかった白色に変わります。やっぱりあなたはエビなんだな、と実感するときです。

明日は、また東京で勉強会です。小児保健セミナー「心の健康支援」。新宿の「野口英世記念館」という、由緒正しい所(?)で行われます。昨年は「感染症、予防接種」などをテーマにした勉強会でした。今年は、やはり子どもたちの心の問題がテーマになっています。小児科医として(というより、一人の親として)どうすればいいか、考えてきたいと思います。

2000.6.16(金)

◇「院長は エッチのついた 名前です」

先日、初めてパスポートの申請に行ってきました(6月14日、開院記念日に--あまり関係がないですが)。

この歳になっても、まだ海外に行ったことのないことがばれてしまいますね。結婚して20年ちょっとたちますが・・苦労してきたのです(涙、涙・・)。

ローマ字表記を「JIROH」にしました。たしかこの4月から、長音に「H」を使えるようになりました。それまでは「JIRO」なので、「じろ」となっちゃいますね。カッコ悪い。(犬みたい・・以前、うちに子犬が来て、チロと名付けたら、どちらを呼んでいるのかまぎらわしいという苦情(?)がありました。)

Hをつけるのは、もう30年ほど続けています。中学の時、学校では習わなかったけれど、Hをつけて書いていました。先生には、いつも怪訝な顔をされていたけれど・・ きっと、野球の王選手が「OH」と背中に付けているのを見て、まねたのだと思います。

念願のHつきのパスポートを手に入れられます。・・誰ですか? だから院長はエッチだなんて言っているのは。シツレイな!?

2000.6.15(木)

5,000件突破!

このHPへのアクセス数が、5,000件を越えました。多くの方にご覧いただいており、感謝しております。

昨日も書きましたが、インターネットを通しての世界は、これまでとは全く違った広がりを持っています。診療で要らしていただけるのは、限られた範囲ですが、ネットでは日本中、ときには海外にもつらなっていきます。インターネットだから、当然のことなのですが、でもそれが日々実感できるようになりました。

これからも、もっと充実させていきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いします。

2000.6.14(水)

◇「十年が また待ち遠しい 開院の日」

今日は開院記念日。1990年6月14日に「誕生」し、今日で満10歳です。

人間の10歳は、小学校の高学年に入るくらい。「ちびっ子ギャング」を抜け出して、少し大人になってくるところですね。うちの医院は、どうかな?

この10年、実に多くの方に支えられてきました。一番は、何といっても患者さんや地域の皆さんです。上越が私の故郷だとはいえ、それまで勤務していた病院がぜんぜん離れた場所だったので、いわば「落下傘開業」。まさにゼロからの開業でした。(実際、最初のころは時間がたっぷりあり、ゆったりすぎるほどのんびりと仕事をしていました。今では、スピードだけがとりえのようになってしまい、患者さんには申し訳ないと思っています。)

そして、職員。たった2人から始まりましたが、今では14人の大所帯にまでなりました。それぞれが、塚田こども医院の誇りあるスタッフとして、はつらつと仕事をしていることを、うれしく思っています。

さらに、次の10年は、これまでと全く違った方にも支えられることになります。それは、ネット上の皆さんです。昨年来のHPを通して、すでに多くの方にご利用いただいたり、ご意見・感想を頂戴したりしていますが、これからは、もっともっと大きな輪になっていくものと、楽しみにしています。

このネット上での広がりは、10年前には全く想像していなかったことです。10年後の2010年がはたしてどうなっているか--誰にも分からないことですね。

では皆さん、次の10年もまた引き続きおつき合い下さい。ナニナニ、10年後にもうろくしているな、ですって? 誰か悪口を言ってますね・・

2000.6.13(火)

◇「公約は 選挙のための 魔法の言葉」

今日から衆議院議員の選挙が始まりました。朝、いくつかの所で「出陣式」に集まる人の列を見かけましたし、さっそく街には宣伝カーが繰り出しています。しばらく、にぎやかですね。

いつも思うことですが、選挙になると、元気な話がいろいろと飛び出してきます。そんなことを言って、本当に福祉に関心があるのかしら、と思う候補者もいます。そして選挙が終われば、公約とかもどこへやら。

総理大臣からして、発言に重みがないのだから、ほかの政治家に求めても仕方ないのかもしれませんが・・ きらめくような言葉も、むなしく感じます。

ある方が教えてくれました--「人の言葉と書いて、信じると読みます」と。   

6月2日に衆議院が解散しましたが、その時に新聞社から求められた私の言葉を紹介します。

各党の議論に期待・・「少子・高齢化社会への対応を考えてほしい。少子化は、子育ての費用を負担するのが苦しいからではないか。介護保険制度も、低所得者層に負担がかかるようになった面がある。各党の論戦に期待している。」(6月3日付け毎日新聞、新潟県版「有権者の声」)

2000.6.12(月)

◇「歓声も つらく聞こえた 草野球」    

「子どもの心」研修会に出席してきました。丸2日間、「缶詰」になっての勉強会は、久しぶりです。そして、いろんなことを考えさせられ、多くの収穫を得てきました。(といっても、あやしい研修会ではありませんよ。)

いろんなことに注意しながら、子育てをしていくべきだということを、改めて知りました。何人かの講師が、子どもを「からかったり、冷やかしたりしない」ということが、とても大切だと話しておられました。確かにそうですね。大人の何気ない一言で、子どもは傷つき、自身を否定的に見たり、未来に夢をいだけなくなっていきます。

私は、子どものころから野球が好きではありません。どうも、あの野次るのがイヤですね。いいプレーには、敵味方の別なく応援してほしい。自分が運動音痴だったからなおのこと、自信のないバッターには、暖かい声で迎えてやってほしい。

そんな自分の育ちのことも思い出された研修会でした。(宿泊したのが東京ドームホテルで、隣に、ちょうどジャイアンツが試合中のドーム球場が見えていたのは、皮肉?)

2000.6.9(金)

◇「梅雨入りで 草取りが大変と 勝手言う」    

今日、北陸地方も梅雨入りしました。さっそく、じめじめしたうっというしいお天気です。先日までは、暑くて、水まきが大変だと文句を言ってのに、雨が続くとまたブツブツ・・ まったく勝手ですね。

明日は第2土曜で、当院恒例の週休です。私はそれを利用して、東京での勉強会に出席してきます。「子どもの心」研修会。体の病気はある程度分かるつもりで仕事をしてますが、子どもたちの心の病気は、なかなか分からない。少しは勉強をしてこようということです。

では、皆さん、よい週末を。

2000.6.8(木)

◇「医者よりも 子どもを癒す 熱帯魚」    

昨日、久しぶりに熱帯魚の水槽のお掃除をしました。来院していただいた子どもたちに楽しんでもらおうと、院内の2箇所(待合室、診察室)に置いてあるものです。

専門家ではないので、見る人が見ると「何といい加減な」とあきれられるかもしれませんが、例によっての「とりあえず主義」にのっとって、お魚や水草の管理をしています。

お魚は、プラティー、ネオンテトラなどの小さいものが主ですが、やはり「生き物」は子どもたちの気持ちをとらえるようです。とくにプラティーは、赤ちゃんを産んでくれるので、それを探すのも楽しみです。待合室の水槽には、10匹以上のプラティーの赤ちゃんが泳いでいます。

管理が大変だからと、ビデオ・テレビのようなものが売り出されていますが、やっぱり「偽物」。見てると飽きてきますね。やっぱり本物に限ります。(でも、やっぱり飼うのは大変。いつもきれいにしておきたいのだけれど、なかなか手が回らずにいます・・)

心配されていたポリオ・ワクチンについて、厚生省から「安全宣言」が出されました。全国的にも今年秋から再開される見込みです。当院での接種(任意)も、やはり秋頃から再開する方針です。

2000.6.7(水)

◇「水まきも 私がやると 放水車」    

暑くなりました。ここのところ、雨が降っていません。夏の水は大丈夫か、心配になってしまいます。

雨乞いをして、夏の渇水防止を! ということでもないのですが、一雨くると、水まきをしなくてすむので、助かります(草や木よりも、私が)。

真面目にやると、小一時間はかかってしまうので、けっこうな労働です。暗くなってからだと、蚊にも刺されてしまいますし。

私がまくと、放水車だと悪口を言われています(思い当たらないでもありませんが)。かくして、また水遊びを楽しむ毎日です。

・・暑いはずですね、上越市(高田)で31.3度。真夏日でした。お疲れさまでした。

今日、東京からお客さんがありました。このHPをおいているサーバーのメンテなどをしてくれているクレイフィッシュの方、お二人です。そこで出してる月刊誌に、このHPを紹介したい、とのことでした。2時間ほど、私のしゃべりにつきあわせてしまい、大変だったことでしょう。ご苦労様でした。来月にはでるということですが、どんな記事になるか、今から楽しみです。

左のフレームのバーナを替えました。画像では、読み込むのに時間がかかるので、簡単なものにしました。(実は、新しいコーナーを始めるとき、そのたびにバーナを作るのが面倒になったのです。すみません)

2000.6.6(火)

◇「小児科を 震え上がらす はしかなり」    

今日の外来は、ドタバタ。午前中に受診した赤ちゃんが、なんとはしか(麻疹)!!  しかも、ここ数日、具合が悪くて毎日受診をしていました。はしかと分かる前だったので、待合室などで、ほかの子にうつしていた可能性大!!

接触した可能性のある子に連絡をとり、ワクチンをまだ接種していない子にはすぐ来てもらいました。親御さんに説明し、緊急にワクチン接種をしたり、ガンマ=グロブリンという薬を注射したり。また、もしもはしかになってしまったときの対処の仕方も、お話ししました(またその子から感染が拡大してもいけないので)。

ということで、バタバタした一日となりました。フー。お疲れさんでした。(自分に言ってどうする・・)

やはりはしかは怖い。日本でも年間50人ほどがなくなっている感染症です。とくに都市部では予防接種を受ける率が低下をしていて、大きな子や青年・大人のはしかが問題になっています。

アメリカは「契約社会」ですので、ワクチン接種を受けて「他へ感染させるおそれがない」ことを自分で証明しなければ、学校や会社には入れません。ハッキリしています。そん中、ときどき日本人がアメリカで流行させることがあるようです。今や、「はしかの輸出国」として世界から非難されている日本なのです。

1歳をすぎたら早めにはしかの予防接種をうけましょう。お子さんはちゃんと受けていますか? 母子手帳できちんと確認して下さい。(まだの方は、できるだけ早くお願いします。)

参考:はしかのヘルス・レター

2000.6.5(月)

◇「執念で 十周年を 迎えたよ」    

ある方からいただいたメールに、『「しゅうねん」のつもりでタイプしましたら、「執念」が出てきました。はっとしました。「継続は力なり」を思い出したものですから。』とありました。

私の人生の中で、10年続いたものは、初めてかもしれません。医学生6年、研修医2年、勤務医7年(これはずっと同じ病院にいたので、けっこう長い記録でしたが)、そして開業医10年。毎日、同じような仕事をこなしていますが、でも、出会う子どもたちはいつも新しく、そして、成長しています。別なときに会うと、また違った表情を見せてくれますし、「もうずいぶん大きくなったね」と思うこともしばしばです。

こんな体験は、小児科医だけのものでしょう。それだけで、幸せです。小児科冥利につきる、ということでしょうか。

2000.6.3(土)

◇「捨てようと 積んだ雑誌 まためくり」    

今日の午後は、院長室や、名ばかりの「図書室」の整理をしました。10年間の医院の歴史の中で(大げさな話になりましたが)、ほとんど手つかずのものもあり、思い切って片づけをしたのです。

といっても、かなりのものは捨てただけです。医学雑誌がその大部分ですが、5年ぐらいもすると、内容がもう古くなっています。それぐらいのサイクルで、同じようなテーマでの特集がまたでてくるので、以前のものをとっておく必要は、あまりありません。

医学の知識は、数年で変わってしまう・・私が医学部で勉強したのは、もう20年近く前ですから、乗り遅れないように頑張らなくっちゃ!! (あの山になっている雑誌みたいに、捨てられないようにしなくては・・)

2000.6.2(金)

◇「涙くん 歳はとっても いっしょだね」     

最近、涙もろくなりました。子どもの頃から、「泣き虫」だったけれど、この年になってますますひどくなってきました。

先日は、ある食堂で週刊誌を読みながらお昼を食べていたとき、その中の記事で思わず涙してしまいました。あるプロ野球の選手が、脳腫瘍の手術を受け、その後の後遺症にうち勝って、またマウンドで投げることができるまでの話でした。感動して、涙が出てきたのですが、でも、カウンターの向こうの女将さんは不思議がっていました。

外来でも時々、涙ぐんでいます、護婦さんにいじめられて--というのは、真っ赤なウソで、お母さん方と話しながら、何だか涙腺が緩くなってくることがあります。

以前は、かわいそうだという時が多かったのですが、最近は、その行き方や行動に感動して、うれしさのあまり「ありがとう」という気持ちで泣くことが多いようです。

よく言う言葉ですが、「名声や地位」などには関係なく、人間としての正しい行き方、誰からも後ろ指をさされず、背筋をまっすぐ伸ばして進んでいくことができればいいな、と、しきりに思う昨今です。(まずは、私の猫背を治さないといけない、という話もありますが・・?)

新しいページ/インフルエンザ予防接種

今年の秋に行うインフルエンザの予防接種の予約方法などが決まりましたので、お知らせします。

新しいページ/栄養士さんのページ

当院でお願いしている栄養士さんから、子どもたちの食事のことなど、いろいろなお話をお聞きしようと思います。まずは、離乳食の進め方について、書いていただきました。ご要望や質問などがありましたら、医院へメールでお知らせ下さい。

2000.6.1(木)

◇「ネットから こぼれずにすんだ このHP」    

今日から6月。季節の大きな変わり目を感じます。

そして今月は、当院の開院10周年記念の月です。1990年の開院から、もう10年がたちました。ずっと走り続けてきたように感じます。

このHPがいよいよ全国デビューすることになりました。クレイフィッシュという会社の雑誌に取り上げたいと、先日連絡があり、7日に担当者が来られるということです。

このHPは光通信(いまや、ネット・バブルで有名になってしまいましたが)のサービスで運営され、クレイフィッシュはそのマネージメントを行っています。

雑誌なので、少し先になると思いますが、記事になったら紹介しますね。

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