塚田こども医院

日誌(更新記録)2000年11月

2000.11.30(木)

◇月末は何かとせわしい零細業

11月の最後の日が過ぎようとしています。例によって、今月分のレセプト(診療報酬明細書)を打ち出しながら、「こども通信」作りに励んでいました。紙に印刷する原稿はできたのですが、ここでタイム・アウト・・というより、体力を使い果たしてしました。

このあとHPの中に書き込んだり、「デジタルこども通信」として配信したりするのですが、明日12月1日に持ち越しです。月をまたいで仕事をするなんぞは、江戸っ子の風上にもおけない、なんて話がでてきそうですが。(と言っても、もちろん江戸っ子ではなく、純粋の越後っ子ですが)

そんなことで、消化不良気味ですが、お許しを。

2000.11.29(水)

◇歯医者ではお昼寝タイムと割り切って

このところ、水曜の午後は歯医者さん通いが続いています。そろそろ歳で・・1本がけっこうやられていて、根の治療に手間取っているようです。

どうもあの診察台は、困りものですね。リクライニングで、とても心地よい。処置の時は眼鏡をはずすので、それだけでも眠くなってしまいます。毎回、口を開けながら寝てしまうので、呆れられています。ときどき、「頑張って!」とか「もう少しですよ」などと励まされ(?)ます。先生や歯科衛生士の方々には、さぞご迷惑をおかけしていることでしょうね。この場をかりて、お詫び申し上げます。

それにしても「忍耐強く」治療して下さる皆さんには感謝しています。以前、ほかの歯医者さんで眠ってしまったときには、「開口器」を付けられていました。それって、子どもが嫌々診療するときに使うものじゃない! いくら何でも失礼な!! (でも診療中に、ときにはいびきをかいて寝てしまう患者のほうがずっと失礼ですね。反省します)

2000.11.28(火)

◇吉野屋の家訓を胸に診療し

今、「くすりのしおり」の編集をしています。これは、当院が院内処方に変更したあと、「薬剤の情報公開」を実現する一つの手段として行い始めたものです。「内服薬編」「外用薬・注射薬編」の2部に分かれ、それぞれ当院で採用しているほぼ全ての薬の情報を、分かりやすく書いています(それぞれ100ほどの薬)。このHPの「薬の情報箱」は、それをデジタル化したものです。

それぞれの「添付文書」(いわゆる能書)を、もう一度見直し、新しいことを加えたり、必要なものを訂正したりしています。今日までで内服薬について、ほぼ終わりました。これから院内で印刷→製本の作業に移ります。(HPもその後書き換えますので、12月中には「新装開店」することができるはずです。)

院内でお薬を調剤し、お渡しするのは、スタイルとしては古いんじゃないのと思われるかもしれません。今は、医院や病院の大半は「処方箋」を発行し、「調剤薬局」がそれに基づいてお薬を作るようになってきています。そんな世の中の流れに竿をさすようなことは、「風前の灯火(ともしび)」かもしれません。それも、開業当初はこの「医薬分業」でいて、途中から院内処方に変わったのですから、よっぽど「変わり者」と見られていることでしょうね。

でも、今回も添付文書の見直し作業をしながら、いろいろと勉強になっています。こんなことは、院内にお薬がなければきっとしないのではないかとも思います(怠け者の私だからそうなるのでしょう。決して、他の院外処方の先生が不勉強だといっているわけではありません)。

今日の朝日新聞に、20年前に倒産した牛丼の吉野屋がどうして再建できたか、詳しいレポートがありました。吉野屋といえば「速い、安い、うまい」のキャッフレーズが有名ですが、値上げや質の低下、そしてお客さんを大切にしないことが、経営を悪化させたというのです。そこからの再建は、まさにその逆の路線。安くし、うまいものを作り、お客さんの立場にたった方策をいろいろと実施する中で、またお客さんが戻ってきたというのです。

当院の方針も吉野屋を見習っています(本当の話です)。速い=院内処方では、会計は1回で、そのまま待っていればお薬ももらえる。安い=医薬分業に比べて、院内処方は断然安い(患者さんの負担が少ない。逆に言えば、医療機関の収益は悪く、そのために医薬分業が急激に増えきています)。うまい=これは私の診察や治療の質が良いことに尽きるのですが、それは努力目標ということで・・(「くすりのしおり」の作成など、院内処方だからこそできる情報提供は数多くあります)。

さあ、吉野屋の再建が果たされたように、塚田こども医院がみごとに成長するでしょうか? それは私の努力次第ですね! 

2000.11.27(月)

◇1万のアクセスに気を引き締めて

昨日、このHPへのアクセスが、見事10,000件を突破しました(パチパチ!)。昨年8月の開設から15か月での達成です。これが速いのか、遅いのかは分かりませんが、多くの皆さんに見に来ていただいているという、確かな手応えを感じています。本当にありがとうございました。

HPの作り方も分からず、いやその前に、インターネットの世界のこともよく分からないまま、いきなり飛び込んで、半分おぼれながら、でも少しずつコンテンツを増やして来ることができました。とくに最初の指導をお願いしたK氏は、右も左も分からない私を相手に大変だったと思います。深く感謝しております。

HPの内容は、私の好き勝手を書いているので、すごく偏りがありますが、それも塚田らしさと、わがままを許していただいています。寛容な読者の方々にも、厚く御礼申し上げます。

自分でこんなHPを作るなど、昨年の前半までは考えてもみませんでした。それが、「こども通信」100号を記念して毎日新聞の取材を受けたときに、ほと「いずれはインターネットの上でも情報を提供したい」などと口走ってしまいました。軽い気持ちで話したのですが、記事の中で文字になってみると、責任を感じたのが、HPに取りかかるきっかけでした。

HPを作ってみて、ためになったのは、インターネットや電位メールについて、勉強になったことです。何となくメールぐらいはしていましたが、しっかりと身につくようになりました。あるいは、パソコンについても、いろいろと勉強になりました。この歳になると、自分を「やらなきゃいけない」環境におかない限り、なかなか勉強に身が入りません。

しかし、そんな技術的なことよりも、もっと大きなものを得ることができました。それは、一つはHPを作る中で、自分の小児科医として、あるいは親として、大人として、ものごとを見る目や、それを表現することが多少できるようになってきたことです。もう一つは、多くの読者の方とネットを通して結ばれたということです。日常のつながりだけではなく、HPやメールを通して様々なことを学ぶことができました。日本の中で、まったく知らない土地の、知らない方からメールをいただき、感激することがたびたびです。質問や感想をお寄せいただく中で、その方の様子が文字の向こうに見えてくるとき、すごくうれしいものを感じます。

とまあ、HPは良いことだらけのようですが、一つ問題があるのは、自分の時間がまた少なくなっていることです。まあ、趣味もたいしたことはありませんので、HPやメールを趣味にしてしまいましたが、家族の不満があまり募らない程度に抑えることも、また学んでいかないといけないですね。

なにはともあれ、10,000件のヒットに喜んでいる私です。次は10万を目指します!(いつになるやら・・)

2000.11.25(土)

◇学習塾よっぽど学校らしく見え

今日の夕方、娘の通う学習塾のPTAに行ってきました。担当の先生や塾長のお話と、授業参観。中学に行ってからほとんど学校に顔を出していないので、なんだか久しぶりに「学校気分」と「親気分」を味わいました。

塾長は大変パワーのある方で、いつもなるほど、なるほどと頷きながら話を聞いています。上の二人の子もお世話になっているので、だいたいのことは分かっていたつもりなのですが、それにしても今の日本の学校教育がダッチロール状態になっていることを、改めて教えていただきました。

曰く、これからの学校教育では「ミニマム・スタンダード」、つまり最低の水準で教えることになること。今でもすでに進んでいるようで、小学校6年で外国の名前を知っておくのは「韓国、中国、アメリカ」の3つだけ。そういえば、円周率はいずれ「3」になっちゃうし、かけ算は2桁までしかできなくてもよくなると、文部省のエライ官僚さんはいってましたね。

上の子をこの塾に通わせ始めたのは、中2の秋から。その時は、ずいぶん迷いました。私のこだわりだったのかもしれませんが、きちんと学校で勉強していれば、塾など必要ないと思っていました。一応私もインテリの端くれにはいますが、でも塾に行って教えてもらうのではなく、自分でぶつかって勉強していくガッツがほしい・・などと。でもその時、大いに反省し、自分の誤りに気づきました。私の学校時代とはもう違い、学校では「考える」ことも、「きちんと憶える」こともしていません(全部ではないのでしょうが、でもその傾向は大きかったです)。

一方では、この塾では生徒たちに「なぜそうなるのか、理論的に考える」教育をしています。ただ暗記すればいい、やり方が分かればいい、テストの点が良くなりさえすればいい、という薄っぺらな方針ではありません。私は、「塾のほうが学校らしい」「こっちこそ、本来の教育なのではないか」と考えた次第です。

以来、この塾長には本当の意味での「教育者」として、尊敬しています。少しお年になられていますが、まだまだ元気に教壇に立ち、しわがれ声で生徒の親たちに語り続けてほしいと願っています。今日はそんな先生のお話を久しぶりにお聞きし、また少しファイトがでてきました。

今夜、アクセス10,000件を超えそうです。そうなったら、お祝いをしましょうか!?

2000.11.24(金)

◇大企業信用の鍵かけ忘れ

昨日の勤労感謝の日は、すごく良いお天気で気持ちよかったですね。こんな休日は、雪国ではこれからめったにはこないでしょうね。あすからお天気はまた下り坂とか。

「日本の企業のここがなっていない!」シリーズ。今日は、鍵のM社の話。私が大学2年頃の話ですから、20数年前です。寮の泥棒とこのM社の「奇妙な関係」を、今暴露します!(なんて、ちょっと週刊誌的ですが)

私の大学は全寮制で、6学年660人がすむ「巨大学生寮」です。そこに、お昼間どうどうと泥棒が現れました。寮の住人はみな学生ですから、建前上は昼間は無人です。そこに次々に部屋が荒らされる事態。ときどきさぼっている学生に見つかるのだけれど、逃げ足が速く、捕まえられることはありませんでした。学生間では次第に「疑心暗鬼」になり、どうもあいつが怪しそうだ、いやこいつではないか、などとウワサが飛び交うしまつ。「天下太平」の学生のことですから、ドアに鍵をかけない奴も多いのですが、でもお互い注意するようになったあとも、簡単に空き巣に入られる状況は変わりありませんでした。

しばらくしてやっと犯人が捕まったのですが、学生ではなく、部外者でした。でもなぜ彼が、鍵のかかっている部屋も含めて、簡単に入ることができたか? 学生が落とした鍵をひろったにしては、いくつもの部屋に侵入できるのはおかしいし。今なら、ピッキングで簡単に入れるから、そんな技術を持っているのではないか、と想像してしまうかも。

警察で取り調べていると、何と彼は全室に入れるマスター・キーを持っていたのです。それも合い鍵などではなく、メーカーが作成した「純正品」でした。では、彼がそれを盗んだのでしょうか? いえ違います。くだんのM社に「マスター・キーが必要になった」と手紙を書き、郵送してもらっていたというのです! 信じられますか?

M社は鍵のメーカーとして最低・最悪・犯罪的じゃありません? お詫びに全室の錠を取り替えはしましたが、それですむ問題なのかな、て当時からずっと思っていました。(実際に、学生同士を疑いの目で見るようになってしまっただけでも、大変な問題です。)

現在ピッキングの被害にあっているのは、大半がこのM社のシリンダー錠だそうです。先日、全国紙の1面を使った広告に「当社の鍵が日本でトップのシェアなので、被害にあう例が多い」と言い訳が載っていましたが、20数年たっても、やっぱりまだ反省がないんだな、って思いました。(M社の縦型の鍵が簡単にピッキングされ易いんだそうです。ご注意下さいね)

もうすぐアクセス10,000件になりそうです。カウント・ダウンしています(個人的に)。

2000.11.22(水)

◇我が祖国自分で勝手に決めていい?

昨日のニュースが、「実力のない教師を教壇からはずす」ことができるよう、制度を整える方針だと伝えていました。賛成! でも、一番実力がなく、その職にふさわしくない者が、日本の政治・行政のトップにいるわけですから、実行できるかどうか、疑わしいものです。

最近、業者さんとのトラブルもよく経験します。どうしてこんなことが・・というようなことが、よくあります。先日もその例を出しましたが、こっちが怒りっぽくなっているのかな、などと思ってしまいます。

先月、医院のサッシの交換をしてもらいました。4年ほど前に増築をしたときに使った窓枠のアルミサッシが、日に焼けて変色してきたためです。中に使ってあった白い樹脂が茶色になってきていました。あまり目立つものですから、設計士や施工業者に来ていただき、納入したメーカーへクレームを出してもらいました。その結果、全て交換になったのですが・・

これは当院だけの問題ではないはずなので、その旨、メーカーの担当者に聞いてみたところ、「他からもクレームが出ていて、その後は変色しない材料に変更した」とのこと。ちょっと待ってちょうだい! 全国的にクレームが寄せられ、それに対して材質変更の処理をしているのなら、どうしてメーカー側からユーザーに連絡してこないの? それって、おかしくない?

変色については以前から気づいていましたが、でも業者さんの手を煩わせるのも申し訳ない・・これぐらいならまだガマンしているか、でももう限界・・などと気にしていたのは、バカみたいな話ですね。分かっているけど、苦情が直接寄せられなければ、そのままにしておこう、という甘い企業の判断があったのでしょうね。あまり信用のおける企業ではないような気がします。

全国的に、ジェット・バスで、吸い込み口に髪の毛が引っ張られて水死するという事故がおきています。当然予想しうる事故ですし、以前から同様のトラブルをおこしていることを知っていたようです。そこまでいくと事故ではなく「事件」ですし、企業の怠慢による「犯罪」です。自動車メーカーが、大量のクレーム処理を怠り、リコールをしていなかったことも同じです。

それにしても、日本にはこんな企業がごっそりあるのでしょうか。政治家よりもマシなのかもしれませんが・・(ピッキングによる空き巣が問題になっていますが、その鍵メーカーも、以前にめちゃくちゃなことをしていました。私が経験したその「隠された企業犯罪」は、後日で紹介します。)

2000.11.21(火)

◇収拾すコップの水がこぼれても

昨夜は私の「予言」どおり長い一日になりました。国会の終わったのが今日の午前3時ごろだとか。本当にお疲れさま。お年寄りが多いの、よく頑張りました・・。体力勝負なのは、医者だけではないようです。

というのは冗談ですが、一番力をおとしているのは、実況中継を見ていた多くの国民でしょう。「国民の名において」森総理退陣を迫っていた加藤氏が、最後は「国民に背を向けて」しまったのですから、私たちは、党内抗争のつまみに使われただけなのですか? 「男の心意気」を良しとして応援してきた多くの国民は、またもや裏切られてしまいました。空しい気持ちで、今朝を迎えたのは、私だけではないと思っています。

それにしても、国民の声を背に、あれだけ勢いのあった加藤氏らの行動を、赤子の手を折るかのようにねじ上げた自民党の中枢にいる人たちには、コワイと感じました。これが政治の世界なんですね。「白い巨塔」には染まりたくないと思っていましたが、「黒い巨塔」にも染まりたくはありません。

国民の意思を問うのは、選挙です。まずは来年の参議院の選挙で、私たちの声を伝えたいと思っています。そして、一言言ってやりたい・・「国民をバカにするんじゃないぞ〜〜!!!」・・少し気持ちがおさまりました。(単純ですみません)

2000.11.20(月)

◇国会も秋の夜長を堪能し

どうも胸騒ぎのする一日でした。森内閣に対する不信任案が提出され、そして可決されるかどうか・・ 今日の夜に「山が動く」ことになるか、気になっています。

先週も書きましたが、「国民の意思(民意)」をどう問うかが重要な課題です。現政権に対する支持率の低さは、国会の中という、国民とは離れたところで、国民とは無関係に政権が作られたからではないでしょうか。そうであれば、ここでどんな政権が誕生しても、やはり「国民の意思」が端的に反映されたものとはいえません。ここはやはり、「国会解散・総選挙」をすべきでしょう。

17:45不信任案が議長に提出され、23時ころ決着するとニュースは伝えています。今日は、ほんとうに長い一日になりそうです。

2000.11.18(土)

◇医者とても人の子注射は痛い

1週間がやっと終わりました。私がこんなに長いと思った1週間は、久しぶりです。週の前半は私の体調不良、水曜は保育園での講義、そして工事やトラブルでの業者との関わり。いずれも「非日常的」な出来事でした。

その上、インフルエンザ予防接種が大盛況(!?)。年内いっぱい、がんばっていきたいと思っていますが、体力がつづくかな・・?

先日の報道などでご存じと思いますが、インフルエンザと解熱剤(げねつざい)の関係が問題になっています。日本でインフルエンザから脳炎・脳症になってしまう子どもたちが、年間に数百人いるようです(そのうちの3割は死亡!)。日本人に異常に多く、原因はまだ分かっていませんが、一部の解熱剤が関係している可能性があります(もちろん、それだけではありませんが)。以前からアスピリンやその類似薬は脳炎・脳症などをおこす心配があるので、小児には禁止されていますが(水ぼうそうも同じ)、それに加えて、ボルタレン、ポンタールといった解熱剤が、脳炎・脳症の程度を悪化させている可能性が、新たに指摘されました。いずれの解熱剤も、できるだけ使わない方がいいということになってきたわけです。

インフルエンザの流行が始まると、こういった重症のお子さんがでてこないか、ハラハラしながら毎日の診療を続けることになります。ぜひそうならないよう、予防接種をお勧めしてきました。その甲斐あってか、ここ数年、接種を受ける方がずいぶん増えてきました。昨シーズンはワクチンの不足があり、希望しても受けられない状況がありました。今シーズンは倍程度のワクチンが製産され、13歳以上は1回の接種でも良いとされたため、今のところは品薄ではないようです。

そして希望する方には、できるだけ接種したいという考えています。つまり、この忙しさは「自分でまいた種」であるので、うれしいような気持ちでもいます。そして「種」がちゃんと実を結んで、インフルエンザの流行が小さくなり、脳炎・脳症の子どもたちがいなくなることを、夢見ています。タダの夢に終わらせないために、今、汗をかいています。

ちなみに、私も今日、インフルエンザ・ワクチンを受けました。これでこのシーズンは、心配せずに仕事ができます。(それにしても、早くワクチンが改良されて、注射しなくてもいいものができないでしょうか。ノーベル賞をあげるから、だれか考えて!・・といっても、私がノーベル賞を決めるわけではありませんが)

日本の政治のことで、一言。今、国会内では大きな混乱が起きています。その一番の原因は「首相の資質」です。支持率10%台という数字が示しているように、総理大臣に適しているとはとうてい思えない森氏がこのまま首相の座にいくことに、納得がいきません(少なくとも私は)。以前に書いたように、前総理大臣から青木氏が「代理」に指名された経過が、まずおかしいのです。そして、その青木氏を中心に数人の「談合」で森氏が総理大臣に決められたいきさつもまた、おかしいと思っています(形式的には国会の承認をえていますが、自民党の中で決まったことを追認しているだけです)。そして現在に至るまで、国民が直接参加したことは、一度もありませんでした。

今回の加藤氏がおこした騒動で、いろいろのことが取りざたされていますが、どの党に有利になるか不利になるかなどは関係なく、ぜひ国民が直接意思表示のできる場所を設定していただきたい。つまり、衆議院の解散・総選挙以外にはないということです。加藤氏は、そいうなると自民党は負けるからすべきではない、といっていますが、それもまた変ですね。彼は自民党の中で首相交代を主張しています。森氏が退陣して、新しい総理大臣が決まっても(加藤氏であると否とに関係なく)、やはり国民の審判を受けることなくして国政のトップに座るわけで、形の上では現在と全く変わりありません(森氏よりはましな首相になるでしょうが)。

日本が「議院内閣制」という間接的な形をとっているための不具合が、一挙に現れているようです。直接に大統領を選べる制度になると、また変わってくるように違いありません。(でも、アメリカのように、国のごく一部の数百の票が大統領の当落をさゆうする、なんて事態もおきるかもしれませんが。)

20日に野党は内閣不信任案を提出するということですので、ここ数日の動きを注目してます。(自分たちのことばっかり考えている政治家があまりに多いのに、今更ながらがっかりします。もっと大きな視野で、物事を考え、実行することのできる人材はいないのですか?)

2000.11.17(金)

◇危機管理足下を見て語ろうね

昨日の日誌がなかったので、ご心配された方もおられたようです。あんまり疲れて、書き込むことができずに帰ってしまったのです。

前日も夜遅くまで(11時!)工事に立ち会い、寝不足気味。そこに、昨日の夜は他の業者との面談で、今度は精神的に疲れ切ってしまいました。実はある代金の未払いが、ここ1年ほど続いていたのです。(もちろんその業者から医院へ、です。)そのことを1か月ほど前に指摘し、きちんとした解決を求めていたのですが、先方から何の連絡もないため、再度来ていただいて、説明をうけようと面談の席を設けたのです。

専務なるかたがお出でいただいたのですが、この間の経過について、具体的な資料ももってこず、なぜそのような事態になったかの、理解できる説明がされませんでした。さらに、その方は途中から支払の遅延は自分の指示で行っていたと認めたのですが、その時点でも、私どもに対して説明と同意を求めるということはしていませんでした。全く意図的、組織的な「不正常な経理」がされていたわけです。

今回も、約1ヶ月間にわたって、当方への説明はなく、こちらから求めることがなければ、出向いてくることもなかったということです。これでは、組織のトップ、あるいはリーダーとしての資質は大いに問題だと言わざるを得ません。

私も医療や業務の上でトラブルを抱えることがありますが、やはり医院の一番の責任者としてどうすべきか、いつも考えています。以前も紹介しましたが、「情報公開、説明責任、モラル」の3原則をいかに徹底するか。そして、「スピード」もまた大切です。拙速ではいけませんが、しかし、いかに早く事態を把握し、必要であれば謝罪し、そして有効な対応策がとれるか。それらがきちんとできる組織とリーダーは、きっと平素からしっかりした仕事をしているのだと思います。逆に、普段の業務がないがしろにされている結果、いざというときに、何もできないか、ときには逆の行動に走ってしまうこともおきてしまうのではないでしょうか。

では、塚田よ、お前はどうなんだ、と言われると、こんな大きなことを言っていることが恥ずかしくなってきます。せいぜい自分への反省と自戒をこめて、今回の問題の対処にあたりたいと思っています。

2000.11.15(水)

◇医者稼業肉体労働と見つけたり

きのうは変な日誌を書いて、失礼しました。今日はすっかり復調。午後は保育園での講義もちゃんとこなし、夕方からは医院の工事にも立ち会っています(酸素の配管)。

医者の仕事というのは、体力が基本・・というのは、研修医のころに知ったことです。アメリカのインターンやレジデントのような36時間連続勤務は、日本ではありませんが、でも普通の8時間勤務で終わることはありません。週休完全2日制も、別の世界の話。前近代的な労働慣習の中で、ミスを犯さないことを祈りながら仕事をしている様は、今でも続いています。

私も今の開業医生活が10年余になりますが、もちろん一人で診療をしています。自分の都合では、なかなか休めません(実際、病気などで休診にしたことはありません)。その前の病院勤務時代も、やはり一人で仕事をしていたので、同じ事情でした(7年間)。この間で、一度だけ扁桃炎がひどくて、4日間お休みしたことがありましたが、それだけです。あとは熱をだしたり、具合が悪くても仕事を続けています(ときに二日酔いのひどいときも・・もっともこれは自業自得ですが)。

私は小さいときは「虚弱児」でした。医者の仕事が実は「肉体労働」だと分かっていれば、他の道に進んだのに・・ 半分は冗談の話ですので、聞き逃して下さい(逆に言うと、半分は本気です・・)。

2000.11.14(火)

◇医者にして自分の治療不得意で

今日は体調不良・・でした。昨日から胃が痛み、今朝からそこに蕁麻疹。けっこうしんどかったです。全部で10種類ぐらいの薬を、とっかえひっかえ使って、お昼ぐらいにやっと脱出できました。(そんな薬の使い方をしていいのかと、医者には言われそうですが・・)

とくに蕁麻疹は初めての経験。よく患者さんには「体調が悪いとできやすよね。風邪をひいたときとか、精神的なストレスのあるときとか」と説明しているのですが、その通りだと、身をもって体験しました。

いろいろとゴタゴタして、ちょっと疲れ気味。肉体的というより、やはり精神的な疲労が強かったのでしょう。自分では何とかなっていると思っていたのですが、体は正直なんですね。他人を診察するときは、冷静に「こうだから・・」と説明するのですが、自分のことになると、からきしダメですね。「医者の不養生」、あるいは「紺屋の白袴」でしょうか。

ということで、今日はこれでおしまい。明日は、近くの保育園の保護者会で講義をしてきます。その資料作りをこれからします。

2000.11.13(月)

◇古代史がロマンと夢をねつ造し

1週間ほど前から、「石器ねつ造事件」が話題(問題?)になっています。民間の研究者が、自分で自分のコレクションの石器を埋めて、自分で見つけていたというものです。自作自演。これをすっぱ抜いたのは、毎日新聞(10月29日)です。出張で出かけるとき、駅で何気なく買った新聞に、大見出しで取り上げられていました。以前から怪しいという情報があり、公開されている発掘現場でテレビカメラを備え付けておいたところ、その目の前でやらかしてくれました。その一部始終を、カメラはとらえていました。

古代史というロマンあふれる舞台を、自ら泥を塗り、つぶしてしまいました。いつから彼がでっち上げをしていたのか分かりませんが、彼の関わった調査の全てが、科学的に反証されなければなりません。それなくして、日本の古代史が正しく語られることはないでしょう。関わってきた全ての科学者の責任において、どんなに時間がかかっても行われるべきです。

いろいろな社会的事件のさいに、いつも職員に言っていることがあります。世の中で大切なものは3つ:情報公開、説明責、そしてモラル。今回は、その全てにおいて、最低・最悪の事態となりました。

発掘というと、じつは私も少しばかり興味があって、関わったことがあります。ここ上越市から60kmほど山に向かったところに野尻湖という場所があります。その湖底からナウマン象と大角鹿の化石が出てくるのです。今から30年近くも前の話です。宿舎がとれなかったので、1週間ほど、毎日通ったのです。肉体労働には不向きにできている私ですから、大変ではありましたが、でもそこで発掘されたものを見て、大きな感激を憶え、疲れも吹き飛ぶような感動を覚えました。

一番の「目玉」は、マンモス像の牙(長さ2mほど)と、大角鹿の角(手の広げたような形をしているので、掌状角=しょうじょうかく=とよばれ、これも長さ2mほど)が並んで出てきたときです。その感動を、今でもよく覚えています。古代の人間の骨などは、日本の土は酸性なので出てこないんだそうですが、この発見と同じ地層から石器も見つかり、古代の人がこの牙と角を並べて埋めたのでは、いや、埋めたに違いない・・などと、想像していたものです。

もし、それが誰かの人為的に作り上げられたものであったら、ぞっとします。今、彼の調査に協力していた多くの学生や市民は、愕然とした思いで過ごしていることでしょう。自分たちのやってきたことは、いったい何だったのか。あまりに空しいことです。彼らの気持ちをずたずたにしたことを、本当に考えてあげてほしいと思います。

2000.11.10(金)

◇先生と言われるほどに反り返り

医療事故の話を続けます。長崎大学でも、糖尿病の患者さんに8ヶ月間にわたって抗ガン剤を投与し続けるという事故がありました。主治医が、胃薬とこの抗ガン剤を入力し間違えたというのです。病院でもコンピューターによるネットワークが導入されてきていますが、画面を見ながら、処方内容を医師が入力していくシステムです(オーダリング・システム)。あいうえお順に並べられた薬の一覧から、一つずつクリックしていき、そこに用量や日数を加えて処方箋代わりにするのですが、これらは似たような名前で、一行ずれて入力してしまったというわけです。

私もタイピングのミスはしょっちゅうで、このHPをご覧になっている方も、きっと「また間違えている」などと思いながら読まれていることと思います。人間は間違えるものです。とくに、メチャクチャ忙しい医師に入力させようとしているわけですから、間違えることを前提に、システムを作っておかなくてはいけません。

この医師は毎回入力間違いをしていたわけではありません。前回と同じ処方で良い場合には、「前回と同じ」というキーがあるので、それを押せば仕事がすぐに終わります。その内容を点検することなしに、同じ操作を繰り返していたのでしょう。一度間違えたら、半永久にその間違えが続くというのは、システムとしてまずいでしょう。

薬を作ったり、患者さんに渡したりするのは、薬局の役割です。オーダリング・システムの中では、医師の入力したものがプリント・アウトされ、それに従って作業をしていきます。「医師の指示」にしたがっているつもりが、まったく誤った仕事をしているわけですから、そこにチェック機構が働かないのは、やはりシステム上の問題です。医師は病名なども入力しているはずですから、抗ガン剤の投与が必要な患者さんなのか、そこでも分かるはずです(分からなくてはいけません)。

また、薬剤師が患者さんに渡すとき、どういった説明をしていたのでしょうか? 日本の場合、ガンという病名を患者さんに伝えないこともあるので、薬剤師が患者さんに確認するのは難しいかもしれませんが、もしそうであれば、当然、カルテ、医師などに確認しながら、患者さんにお薬を渡すべきです。近年、「薬剤情報の提供」については、厚生省も大いに推進し、それを行えば一定の報酬がつくことになっています。大学病院が、この情報提供を行っていなかったとは、想像できないのですが・・(何しろ、私のような小さな医院でも行っているのですから)。

会計はどうでしょう。その場は、医師の入力でそのまま会計計算されますが(まるで、医師はキーパンチャーのよう・・)、月に1回は、その内容を点検することになっています。月ごとに診療内容をプリント・アウトして(レセプトといいます)、医療事務員と医師が見ているはずです。そこには、患者さんや保険という基本的な項目のほかに、病名、行った処置、検査、そして処方内容などが記載されています。安い薬は記載を省略できる決まりにはなっていますが、今回の抗ガン剤はそれにはあたりません。そうすると、「糖尿病」の患者さんに「抗ガン剤」の処方をしていることは、一見しておかしいと気づくはずです。(気づかずにそのまま提出すれば、まず必ず戻ってきます。)もしも筋妻のあうレスプトがそこにあるとしたら、「抗ガン剤」を使っているからきっと何かのガン患者なのだろうと、推測で病名を加えていた・・などと推測せざるをえません。そんなデタラメなことが、大学病院で行われている--それが日本の医療の実態なのでしょうか。

この患者さんは、副作用により容態が悪化して初めて投薬の間違いに気づかれたそうです。やっぱりおかしいですね。そうなる前に、間違えがチェックされなければいけないし、できる時がいっぱいあったはずです。

「人間は間違えるものだ」ということを前提に(とくに医療のように間違えがそのまま患者さんの健康被害に結びついているものは一層)、システムを作らなくてはいけません。また、これはおかしいな、という気づくことが、プロとしての医療従事者に必要な資質です。

日本の医療は、いろんな意味で遅れています。こういった間違えが表面的になっても、根本的な問題を変えることができないでいる状況は、嘆かわしいと思っています。では、塚田はどうだ、と問われると、その中で安住している自分が見えてきて恥ずかしいのですが、自戒の念をこめて、この項を認めました。ご意見などございましたら、お寄せ下さい。

2000.11.9(木)

◇医療事故また始まったかばい合い

先日から、医療事故についての報道やTV番組を多く見かけます。皆さんの関心が非常に高いものである一方、医療の世界が旧態依然としたままで、一向に改善されず、多くの問題を抱えたままでいることも、確かな事実です。

先日は、ここ新潟県でも、乳ガン患者の左右の乳房を間違えるという事故(というより事件)が明らかになりました。その内容は、あまりにお粗末なもので、論評にも値しないようなものです。伝票の書き方などを改善したとしていますが、根本的には、患者さん本人をきちんと見ていない医者が手術をおこなうことでしょう。「執刀医」は主治医と別な「幹部級のベテラン医師」だったようですが、彼(彼女?)は、どれだけ患者さん本人にかかわったのでしょうか? 麻酔をかけるまでは意識があります。手術室に入る前から麻酔をかけることはないわけで、患者さんと病気について、お話をすることがなかったということでしょう。また、執刀医は、手術の前に行われたいくつかの検査について、その場で見直すというようなことをしたのでしょうか。レントゲン、CTなどの「画像診断」は、左右などの位置関係が「命」です。それをその場で検討すれば、容易に間違えに気づくはずです(いや、気づかなければなりません)。

この事故(事件)は1998年におき、その後示談が成立していたにも関わらず、外部にいっさい公表されなかったこともまた、重大な問題です。県立病院ですので、示談金等は県民の税金で支払われていますが、県民には知る権利はないのでしょうか? いや、病院管理者である県知事すら、報告を受けていなかったというのですから、あいた口が塞がりません。おきてしまった事故(事件)に対して、きちんとした情報公開をすることが、それ以降に同様の問題を起こさせないですむことであり、本当の意味での教訓にできることです。

今回の一件は、刑事責任を問われるべき問題でもあります。実際に立件され、その責任を問われるかどうかは別として、警察に速やかに通報されるべき内容でもあると思います。それを意図的に行っていないとすれば、管理者の責任もまた重大です。(新潟県警は不祥事続きで、こういった問題にきちんと対処する能力を持ち合わせていない・・などと言われることのないよう、きちんと捜査してほしいものです。)

医療事故は、私にとっては、いわば身内の問題。でも、日本の医者たちがかばい会ってきたから、今もって古い体質のままでいるのだと思います。声高に叫ぶつもりもありませんし、できるほどの力もありませんが、でも、やはりおかしいと声にだす医者が少しは増えてきてほしいです。自分自身を問い直し、自分の医療の中身を点検することもまた求められるわけで、なかなか大変なことではあるのですが。

2000.11.8(水)

◇日本から一票入れたい大統領選

「アメリカ合衆国大統領にブッシュ氏!」でも、また票を数え直すので、確定ではないとTVニュースが伝えています。「スーパー・チューズデイ」は、まだ続くようです。

でも、自分の手で自身の国の大統領を選べるなんて、うらやましいですね。支持率10%台しかない不人気総理大臣を変えることのできない私たちは、不幸だと感じます。(これが、大所高所から、長期展望に基づいた政策に取り組んでいて、たまたまその時に「人気」がないならまだしも、そんなかけらも感じさせません。第一に、あの方が総理大臣に決まったことに、納得できないこだわりを持っている私です。前総理大臣が、昏睡状態の病床で、すでに気管挿管されている状態で、「(青木氏に)万事をまかせる」と言ったとか。それを証言しているのが、当の青木氏だけ--今更そんな経過を持ち出してどうするの、といった声も聞こえそうですが、でも、いまもってすっきりしていない私は、しつこいのかな?)

参議院の選挙を「非拘束名簿式」なるものを導入し、ますます分かりづらいものにしている日本の政治は、罪作り。国民みんなの意志を直接伝えることができる制度こそ、今必要と考えています。21世紀の日本はどこにいくのか、本当に心配です。

2000.11.7(火)

◇立冬にTシャツに着替えて仕事をし

今日はまた、昨日以上の暖かさ。ここ上越市では24.3℃まで上がったとこと。院内も昼過ぎには暑くて、窓を開けていました。9月下旬の暖かさだったとのこと。立冬とは暦ばかりで、ほとんど初夏のようでした。でも、明日は最高でも11℃。なんと13℃も下がるとのこと。やっぱり風邪がはやるはずです。

きのうのFMの放送、私の母も聞いていました。今日その感想をきいたら、「風邪ひいているんだって」。話のネタに少し話したことが気になったようです。本論の「子どもの熱」の話が良かったよ、とか、分かりやすかったよ、とかいってくれるかと思ったのですが。この歳になっても、まだ母親にとっては、私は子どもなんですね。まあ、それがまたありがたいんですが・・

2000.11.6(月)

◇過ぎたるは及ばざるがごとしの話好き

今日は暖かい日でした。10月中旬ぐらいの陽気だったと、ニュースでは言っていました。明日は立冬。でも、冬の訪れはもう少し遅いようです。

今日は飛び石連休あけで、また忙しくしていました(最近、同じことばかり言っているようで、すみません)。そこに飛び込みの仕事が入ったので、また大変。上越のローカルFM局の「FM-J」から、電話での生インタビューの申し込み。「こんにちは赤ちゃん」という番組があるのですが、今日出演予定の5か月の赤ちゃんが、熱をだして病院に受診したので、出れなくなったからなのだそうです。まさか、私に赤ちゃんの替わりをつとめてほしい・・などということはなくて、「赤ちゃんの熱」について、5分ぐらい話してほしい、ということでした。

めちゃくちゃ忙しい午前の外来の途中で依頼があったので、「分かったよ。オン・エアの5分ぐらい前に電話をいれてね」とだけ話して、あとはぶっつけ本番。何を話そうかな、などと多少は考えたのですが、アナウンサーに聞かれるままに答えればいいと「開き直って」いました。結果は、5分では足りず、10分ほど話しまくっていたようですが、それでもまだ不消化・・もっとも、あれ以上話していたら、リスナーの方が「不消化」になるのは目に見えて明らか。止めておいてよかったんでしょう。

ということで、今日もまた、出しゃばりをしてしまった一日でした。

2000.11.4(土)

◇秋の日に合唱の声天高く

飛び石連休の真ん中の診療日。混まないはずがありません。おまけに午後はインフルエンザ予防接種の特別外来。ふー。お疲れさまでした。

昨日は、娘の中学の合唱コンクールを聴きに行ってきました。雨にもならず、ベスト・コンディションの会場でした。とりわけ3年生の合唱が聴き応えのあるもので、「うー、さすが」とうなっていました。3年のある組は、残念ながら金賞がとれず、何人かの子が泣いていました。閉式の言葉を述べた3年生の女子も、「これで3年生は最後」と声を詰まらせていました。(そんな様子を見て、ついもらい泣きをしている私です。最近とみに涙腺が弱くなっています・・もともと泣き虫ではありますが)

良く晴れた秋の日、子どもたちの歌声を聴きながら、幸せな休日を過ごすことができました。

2000.11.2(木)

◇合唱を雨が降っても見に行こう

飛び石連休前の外来・・やっぱりにぎやかでした。こんな時は私も心配で、検査や点滴、さらに大きな病院への紹介など、普段以上にしてしまいがち。その結果、ますます仕事が増えてしまいます。できるだけ待ち時間を少なく、とも思うのですが、つい押せ押せになりがち。受診していただいた方にご迷惑をおかけしていなければいいのですが。

明日は文化の日で休日。私は、おおむね3週間ぶりの休みになります。子ども(中学生)の合唱コンクールに出かけるのが、今から楽しみです。この学校の合唱はピカイチ。中学生というと、とくに男の子は歌いたがらず、合唱も女の子の声しか聞こえないことがしばしばです。でも、この学校は違っています。男の子もみんな、すごくハッスルして歌ってくれます。

初めて合唱を聴いたのが、上の子の入学式の時。もう8年も前のことです。でもその時の「感動」をまだ憶えています。そして、この学校を選んで良かったと実感したことも。そのずっと前からの伝統なのでしょう。恥ずかしがり屋で、いつも斜に構えている息子も、合唱に対して本当に熱心でした。(お風呂でもよく歌っていましたね。)

秋の合唱コンクールは、毎年CDを作って残しておくほど。期待しています。(親ばかでしょうね。)・・ひとつだけ心配なことは、当日の天気。体育館で、屋根が薄い鉄板なので、雨が降ると、その音が響いてきます。とても合唱を楽しめる雰囲気ではなくなってしまいます。遠足や運動会といった運動系の行事ではないけれど、「あした天気にな〜れ」なのです。

2000.11.1(水)

◇子育ては家族をこえて地域でも

今日から11月です。今年もあと2か月と思うためか、今日の雨はいっそう寒く感じました。もうすぐそこまで冬が来ています。

恒例の「こども通信」11月号を作りました。どうぞお読み下さい。

その中でも取り上げたのですが、上越市に「ファミリーヘルプ保育園」が誕生しました。緊急の時や、夜間なども子どもたちの面倒を見てくれるということです。行政が積極的に「子育て支援」に動いているわけで、うれしい限りです。本当はこういった施設のお世話にならずに、夫婦、家族の中できちんとできればいいのでしょうが、建前だけではどうにも埒があかないこともあります。まずは一歩進んでみることに、大きな意味があるんだと思います。

でも、ちょっと一言(いつも一言多いと言われています)。この名前はどうなんでしょうか? まるで、「危機に瀕した家族を助ける」といったイメージが伝わってくるのですが・・ もっとかわいい、すてきなネーミングはできなかったんでしょうか?

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