塚田こども医院

日誌(更新記録)2000年12月

2000.12.31(日)

◇明日は21世紀!

スロー・スターターの私は、やっと年賀状にとりかかりました。

困っているのが住所です。ここ1年(あるいはもっと前から?)住所変更の通知をいただいているのに、そのままにしてあることが多く、ここまでせっぱ詰まってくると、お手上げ。その場でちゃんと処理しておけばいいのに、いつも同じことを悔やんでいます。

もしやして、以前の住所で届いたり、全然届かなかったりするかもしれませんが、どうかご容赦を。ああ、こんなことは20世紀限りにして、21世紀はすぱっと仕事のできる小児科医になりたいと思っているのですが・・生まれ直してこないと無理でしょうね。(患者さんのいないことをいいことに、診察室の中は整理できずにめちゃくちゃ状態です。)

さあ、今晩は大晦日。恒例の「紅白歌合戦」でも見ましょうか(ただし、年賀状を作りながら)。でも、近くでカウント・ダウンのイベントがあるらしく、その誘惑にもかられています(松崎しげると森山良子がくるらしい)。

では、一年間いろいろとお世話になりました。明日からの新しい年・世紀が皆様方にとって、素晴らしいものでありますことをお祈りしております。来年もまたよろしくお願いします。(きっと変わり映えのしないHPでしょうが)

2000.12.30(土)

◇読みたいが読んではいけないコーンウエル

今の一番の悩みがこれ。パトリシア・コーンウエルの最新刊を手に入れたのです。それも一番お気に入りの「検屍官」シリーズ! いつもだったら、徹夜してでもその日のうちに読んでしまうのですが・・

今日に及んで年賀状も手つかず。自分でもあきれます。月末恒例「こども通信」の紙面づくりも、構想すらまだ頭にありません。それより、バージニア州検屍局長ケイ・スカーペッタが頭の中をしっかりと占めています。ああ、早くケイに会いたい・・ え、ケイに殺人疑惑!? そりゃもう、いても立ってもいられない気分。

でも・・ やっぱり21世紀までお預けですね。ここは大人になりましょう。さあ、年賀状作りに取りかかるとします。

2000.12.29(金)

◇職員にまた会うときは新世紀

今日のお昼で今年の診療は終了。「仕事納め」です。午後はみんなで大掃除・・でも、院長はあっちこっちと用を作って逃げていたいう「ウワサ」もありますが。

今年があと2日ほどで終わろうとしています。そろそろこの一年を振り返ってみてもいいのですが、どうもまだ落ち着きません。明日から休診になるので、少しリラックスできれば、そんな余裕もできるかもしれません。

でも、年賀状を始め、お年始の準備はいよいよこれからです。こんなことでお正月がやってくるのかと思いますが、でも毎年同じことを繰り返していますね。懲りない性格、ということでしょう。

2000.12.28(木)

◇水ぼうそう世紀をまたいで活躍す

昨日からは「里雪」。風のない夜、空からゆっくり雪が降りてくる様は、なかなかロマンティックです。これが横なぐりの雪では、厳しさだけが身にしみてきます。これから雪国にとっては、つらい季節の始まりです。

今日は水ぼうそう(水痘)にかかっている子を多く見かけました。「ゾビラックス」という薬を飲むと3〜4日で治ります。患者さんには「今世紀中に治るよ。でも下の子は21世紀にかかるね」などと話をしていました。あと3日と数時間で新しい世紀が始まりますが、こんな話をしていて、少し実感がわいてきたところです。

当院の診療は明日の午前で終わります。午後は職員総出で大掃除。そして仕事納めです。(私は、そのあとにやっと自分の仕事ができそうです。)

2000.12.27(水)

◇お正月たこあげするのはどこの国

昨日からの雪で、街は白くお化粧を始めました。当院があるのは平野部で、海岸近くなので、ほんの数センチ積もっただけですが、少し山間に行くともう50センチほどの積雪とか。朝、行き交う自動車も、山の方から来る車は屋根に雪を載せたまま走っていました。

このまま雪に囲まれたお正月になるのかもしれません。私が子どものころ(もう40年ほど前)、「お正月にはたこあげて、こまをまわして遊びましょう」という歌の歌詞が信じられませんでした。それはよその国の話ではないかと。

お正月といえば雪が高く積もっていたものです。新年が来る前に、1回は雪下ろしをしていました。大晦日は、夕方までに雪のけをし、早めに銭湯に行ったことも憶えています。私にとっての「お正月の原風景」とは、雪におおわれて暗くなった家の中で、お餅を食べたり、きょうだいで双六(すごろく)やカルタをしていたことでしょうか。晴れたお空のもとで元気よく遊ぶ・・などということは経験がありません。

元旦に初めて自転車乗りをしたことを、今でもはっきり記憶していまう。中学2年、13歳のときです。おそらく昭和45年。友だちの家まで遊びに行きました。そのころから、ずーと「少雪・暖冬」が続いているような気がします。

今の子どもたちは、テレビなどで行ったことのない場所の情報がリアルタイムでどんどん入ってきますので、まさか、私のように思っている子どもはいないでしょうね。

新年まであと4日と数時間です。

2000.12.26(火)

◇クリスマス終われば次はお正月

昨日のクリスマスは、連休あけで忙しく、日誌を書くのもさぼってしまいました。(ナイショですが、イブのワインがまだ残っていたという説もあります。)

みなさんはクリスマスをどう過ごされましたか? 私はどうも、クリスマス気分があまりありませんでした。3人の子どものうち、今いっしょにいるのは下の一人だけ。勢い、クリスマスに向かっての気構えも弱くなるというものです。

昨日から天候が下り坂。今日は一日中大荒れでした。そのため、昨日と打って変わって、ゆったりした外来になりました。これはあくまでも冗談ですが(誤解のないよう先に断っておきます)、こんなお天気の時に受診できるのは具合のいい子か、本当に具合の悪い子だけですね。

連休後は小児科は込み合うものです。でも、不思議なもので、2日や3日の連休あけはそうですが、ゴールデン・ウイークなどの長期の休みのあとは、それほどでもありません。園や学校がお休みで、子どもたちが集団で過ごさなくなると、感染症の流行がストップします。そのうえ、数日自宅でゆっくり休むと、かなりの病気は治ってしまうのではないかな、とも思っています。

これから年末までの数日、忙しい外来が続くでしょう。新年、そして新しい21世紀をちゃんと迎えられるよう、頑張りたいと思っています。(実は年賀状すらまだ準備していません。山ほど仕事がたまっています。トホ)

2000.12.22(金)

◇メリー・クリスマス!

今日で2学期が終わり、明日からは冬休み。「天皇誕生日」の祝日もあって、2連休前の慌ただしい外来がやっと終わりました。

あちこちでインフルエンザの発生が伝えられています。例年はA香港型が先に分離され、そのあとAソ連、B型と続くのですが、今年は新潟県ではAソ連、B型の患者さんがでているということです。まだ流行にはなっていませんが、「戦々恐々」とした気分です。

今日も発熱で来られる子どもたちが多かったのですが、寒気や頭痛が強くて具合の悪そうな子は「もしやインフルエンザでは?」と心配になり、検査をさせてもらいました。(その場でA型インフルエンザ・ウイルスの検査ができるので、大変重宝しています。)幸い、1例もインフルエンザの子はいなかったので、胸をなで下ろしているところです。

冬休みに入って集団生活が解消すると、感染症の流行はいったん下火になります。その後、3学期が始まって1〜2週間ほどでインフルエンザの「大ブレーク」がおきるのが、例年繰り返されているパターンです。お正月休みの「民族大移動」によって、一足早く流行りだす太平洋側からウイルスが日本海側になだれ込むという説があるのですが、真実のほどは分かりません。

明後日は、クリスマス・イブ。ここしばらく忙しくしていましたので、落ち着いた「聖なる夜」を過ごしたいと思っています。(毎年そう思いながら、そうなっていないのが常なのですが・・)

2000.12.21(木)

◇お給料本当はもっと重いんだよ

ここ数日、職員のお給料の計算に追われています。給与所得者は所得税について「年末調整」をすることになっていますが、時間外勤務の締めから給与支給までの間に税理士さんに所得税の計算をしてもらっています。いつもこの時期になるとバタバタとしているので「年末恒例行事」にはなっていますが・・

日本は納税については「自主申告」の建前がありますが、しかしほとんどの給与所得者(サラリーマン)は会社で年末調整を受けることですまされています。自分で経費などを計算して申告することは、通常はありません。そのため、自分がいくら税金を納めているか、よく分かっていないのではないか、とはよく指摘されることです。

大蔵省(来月からは「財務省」になるのだそうですが)や国税庁(よく「酷税庁」いわれますが)にとっては、サラリーマンのように確実に取りやすい所からは容赦なく取り上げることができるシステムになっています。

一方で私たちのようは事業者は、本来自分で申告して納税すべき職員の納税業務を代行しているとも言えるわけで、その労力やコストは相当負担になっています。お給料から税金分を天引きしていることから、「手取り」が少なくなることがあたかも雇用主側の責任のように誤解されかねません。そんな仕事をしていながら、税務当局からは、お礼もなければ謝礼も来たことがありません。(あるとき、源泉税の納付が1日遅れたところ、結構な額の「延滞税」なるペナルティーを支払う羽目になりました。こんな仕事、ごめん被りたいと思ったものです。)

この仕事が終わると、やっと年末気分になってくるといのも、なんだか情けないですね。

明日で2学期が終了になるところが多いと思います。「20世紀最後の学校・園」というのは、オーバーでしょうか。次に通うときは21世紀になっています。だから何が違うと言われると、返す言葉がありませんが・・

2000.12.19(火)

◇おさな子に人となりを教えられ

この日曜日、自宅にかわいいお客さんが来られました。Sちゃん、1歳10か月の女の子。いっぱい相手をしてくれました。お話も上手だし、何よりも大人たちとちゃんとコミュニケーションがとれることに感心しました。「話し相手」ができ、いっしょに楽しい時間を過ごせることは、人間関係の基本。それがしっかりとできるのですから、大したものです。

もっと小さな、あるいは生まれたばかりの赤ちゃんも、微笑みかければ微笑み返してくれます。こっちがコワイ顔をすると、イヤな顔をして泣きだします。いくら小さくても、相手の表情を読みとる力があるわけです。(どんな高いコンピューターも、こういったパターン認識は得意ではありません。その点では、赤ちゃんの能力はコンピューター以上なのです。)

そして、双方向の感情交流ができますね。大人が笑えば、赤ちゃんも笑ってくれる。そうすると、私たちはますますうれしくなって、また楽しい表情をします。立派に意志疎通ができているわけで、コミュニケーションの成立です。

今、「17歳」の嫌な事件が続いています。精神障害があるのかどうか、私には分かりませんが、でも共通しているのは、彼らが周囲の友だちや大人たちとちゃんとしたコミュニケーションがとれていないことです。自分の気持ちをきちんと伝え、周りの人たちの考えをしっかりと受け止めようとしていません。そんな彼らのコミュニケーション能力は、幼児以下・・いや、赤ちゃん以下ということにはなりませんか?

このSちゃん、帰るときに大人みんなと握手をしてくれました。それも、右手どおし、左手どおしの2回。ますますうれしくなって、その日一日、幸せな時を過ごすことができました。こんなことも、「17歳」の彼らには、きっとできないだろうな、と考えていました。

Sちゃん、ありがとうね。また遊びに来てね。(すっかり好々爺になってしまいました。それもまた良し、です。)

2000.12.18(月)

◇お正月働き過ぎで寿命減

今世紀もあと2週間で終わると思うと、感慨深いものがあります。・・というより、新年(新世紀!)を迎える準備を、何もしていないことに、焦りを憶えてしまいます。

日常の仕事をやっとこなしているのに、そこに月末月初の仕事(開業医は忙しい!)もくわわり、とっても新年の準備はしていられません。年賀状も、きっとぎりぎりでしょう(もしかしたら、新年を迎えてからかもしれません)。お歳暮もやっと手配をはじめたばかり。大掃除の準備も、何も手を付けていません。もれるはため息ばかり。フー。

来月から、老人保険の仕組みが変わります。うちは小児科ですからあまり関係はないですが、それでも、コンピューターのソフトを入れ替えなければいけません。先日業者からの連絡で、それがいるできるか分からないとありました。おそらく、今必死に作業していることでしょう。全く困りものです。

保険制度をいろいろといじると、それに伴って膨大な量の業務が新たに発生します。それを、極めて短時間にこなさなくてならず、いつも、厚生省の役人を恨んでいます(ホントです)。今回は、「2001年1月1日開始」。この日にうまくいかなければどうするのでしょう。お役人たちは、お正月もきちんと詰めて、問い合わせに対応してくれるのでしょうか? 結局、大変な思いをしながら、末端の開業医や医療機関が仕事をもくもくとこなしていきます。

ああ、愚痴になってきました。気が滅入るばかりなので、この話は終わりにします。

2000.12.16(土)

◇子どもたちいっぱい注射してごめんね

今ほど、土曜午後の「特設=インフルエンザ予防接種外来」が無事終了しました。10月21日に始まって、今日まで7回行いました。

当院では以前よりインフルエンザ予防接種に力を入れてきましたが、とくに昨年はとても多くの方の希望があり、通常の診療時間内では対応できなくなっていました。(昨年はワクチン不足もあり、ずんぶん混乱して、ご迷惑をおかけしてしまいました。)今年はそういったことをなくそうと、いろいろと改善しました。7月から予約を取り始め、そして土曜の午後に特設外来を設けたのです。

いつもはお休みの時間帯に仕事をしてもらうわけですし、世の中「週休2日制」が普及してきているところに、土曜午後を勤務してもらっていました。職員の皆さんにも理解と協力をいただいて、やっと実現できました。感謝しています。

と同時に、必要とあれば「慣習」などにとらわれず、フレキシブルに診療体制を作ることができるというのは、当院がそれだけ成熟してきたんだと、うぬぼれかもしれませんが、そう思いました。うれしい限りです。これに慢心してはいけませんが、「子どもたちのため」「地域のため」役立つ小児科医院に成長してきたことを、誇らしくも思います。

昨年の今頃は、朝日新聞紙上で、インフルエンザ不要論(有害論)を唱える毛利子来(もうりたねき)氏と論争していました(向こうは相手にしてなかったでしょうが・・)。それから1年立って、実践を通じて、私なりの結論を出すことができたと思っています。そんなこともあり、少し感慨深くなっていました。

20世紀がもうすぐ終わろうとしています。その最後に、そして、当院の開業10周年の年に、しっかりした体制でしっかりした仕事ができました。この「心」を、新しい21世紀に引き継いでいけたらいいなと思っています。

2000.12.15(金)

◇大統領四年後をもう奪い合い

アメリカ合衆国の次期大統領にジョージ・ブッシュ氏が決まりました。お父さんに継いでの二世大統領の登場です。個人的には、あまり好きではありまえん。一つはタカ派のイメージがあること(お父さんがそうでしたね)。もう一つは、どうも賢くなさそうだから・・(こんな言い方をすると、私が賢くなさそうですね。「知性を感じない」と言い換えますね。)

個人的にはゴア氏を押してたのですが、日本から声援していても、無駄でしたね。まあ、これから4年間「世界のリーダー」として頑張って下さい。でも・・もうその先の大統領選びが始まっているそうですね。もしかして、史上初めての女性大統領の誕生か? ゴアさんはきっと、この4年間はその次の大統領選のための選挙期間だと思っていることでしょう。

でも、よその国の大統領が知性がないとけなしていてはいけませんね。日本も、勝るとも劣らない(いや、絶対に「勝っている」)ほどの知性のない総理大臣をかかえているのですから。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がそうとう多くなってきています。お気をつけて下さい。

あすの土曜午後は、インフルエンザ予防接種特別外来の最後の日になりました。ちょっと疲れ気味ですが、頑張りますね。

2000.12.14(木)

◇赤信号渡るか待つか自己責任

手元にいろいろな雑誌がとどきますが、そろそろ「2001年1月号」と題したものが目立つようになりました。そうか、もうすぐ新年だな。それも新しい21世紀になるんだな、などと、少し現実味を感じました。

だいたいの月刊誌は、発行日の翌月を名目上の発行月にしていますね。これは日本ではよくあるパターンですが、どうも日本人は気が早いのかもしれません。あるいは少しでも早めに発行して、多く売りたいという商売根性でそうなっているのかもしれませんね。

以前、「Newton」という科学雑誌が、実際の発売月で発行していました。例えば、今月売り出すものは「2000年12月号」というように。発刊以来の習わしだったそうですが、ある時、それを1か月早めました。理由は、ほかの雑誌と並んで売られていると、このNewtonが「売れ残り」に思われるのだそうです。売れ行きにも関係するので、「商習慣」に従うようにしたそうです。けっこうユニークで良い雑誌と思っていたのですが、なんだか購読意欲を失ってしまいました。

月刊誌はまだ「最新号」がどれか分かりやすいですが、週刊誌となると、「×月×日号」というタイトルだけでは、いつのものなのか分からないですね。ほかが早くなるから、自分も早くし、そうするとまた周りが早くなる・・悪循環。自分のクビを自分で締めているような気もします。

日本人は、やはり「右習え」が身についているんですね。みんなと違ってもいいじゃないの。「出る釘は打たれる」・・であれば、みんなでとんがって、みんなで打たれようよ。・・これも「みんなでしよう」と言っているうちは、私も日本人的発想なのかもしれませんね。

「赤信号みんなで渡ればこわくない」・・これもイヤな標語(?)でした。責任はそれぞれの個人がしっかりと取るべきで、「赤信号でも渡って構わない」状況なら、自分の責任で渡ってちょうだい。でも、交通事故には遭わないでね。

2000.12.13(水)

◇ストップをしたくないけど医者一人

小児科では感染症が多いので、その「重症度」を調べる検査が大変役に立っています。「こども通信」12月号でも紹介したのですが、CRPという血液中のたんぱく質がそれです。しかも早く反応してくれる性質があり、急性感染症の治療の頼りにしています。

小児科医は「わがまま」で、病院の中では「子どもだからね!」と許してもらっていることがずいぶんありました。血液を使った検査では、採血が思うようにできないので、少ない量でも技師さんにガマンしてもらっていました。このCRPも、通常は翌日に判定なのですが、無理をいってその場で検査してもらうこともたびたびでした。(だいぶ嫌がられていただろうね・・)

開業してからは、その場で分かるように、いくつかの器械を院内で使っていました。そして、最近は2台同時に使っています。これは、1台では検査が多くなったときに「待ち時間」が増えてしまうためと、何か器械にトラブルがあったときに検査そのものがストップすることがないようにするためです。

先月機種を入れ替えたのですが、今度は全く同じ器械を2台使っています。別な機種を考えたのですが、忙しい中での検査をしていていると、手順の違う器械を同じに使うことで間違いがおきる可能性も心配なためです。また、検査に必要な消耗品も同じですし、メンテナンスをしてくれる業者も同じなので、対応がスムーズにいくのではないかとの期待もありました。

最近のコンピューターは、「ノン・ストップ型」もあるとか。2台の同じコンピューターに、全く同じ処理をさせ、仮に1台が故障しても、もう1台がそのまま動き続けているので、中断することがないというものです。医院でも会計用に使っているコンピューターは、固定ディスクが2つあり、保存などは必ず二重に行っています。完全なノン・ストップではないのですが、データの安定性については十分に配慮しているようです。(なにしろ、診療のデータが消えてしまうと。保険請求ができなくなり、医院の収入がなくなってしまうのですから、大変なことです。)

院内の検査は、2台による「重装備」の体制を作っています。これで当院の検査は安心! 今度ノン・ストップにしたいのは、医者です。一人でやっていると、何かあったときに完全ストップ。二人医師体制になれば、ノン・ストップで診療を続けられる・・ でも、零細の開業医にとっては、「夢」のような話ですね。

今日は医院の忘年会。職員とゆっくり懇親してきます。では、失礼。

2000.12.12(火)

◇泥棒があきれて帰る医院かも

昨夜から平野部でも雪になり、今朝起きたときは白いものが数センチ積もっていました。雪国とはいえ、3シーズンぶりの雪にとまどいがち。

自動車の運転も慎重になり、出勤はいつもより倍近くかかりました。まだノーマル・タイヤで走っている“アブノーマルな車”もいました。(実は、家で使っている自動車のタイヤ交換を、急遽、今朝になってお願いしたので、あまり大きなことは言えないのですが)

職場に来てみると、2台ある消雪用のポンプの1台がうまく動かない。あわてて業者さんにきてもらうと、地下に水が流れてないと言う。地下水の流れが変わることはあるのだそうで、もしかしたら井戸を掘り直さなくていけないとのこと。もっと早く試験運転しておけば、余裕をもって対処できたのに・・

「泥縄」という言葉があります。「泥棒がきてから縄をなう」ということで、物事が切迫してこないと動かないことを言います。私はもっとひどい「泥藁(わら)」かも・・(泥棒がきてから、稲藁を刈りにいくような)

2000年問題(Y2K)のときにあれだけ危機管理をうるさく言っていたのに(そして何もおきませんでしたが)、もう忘れています。自分が、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という国民性をしっかり身につけた「立派な日本人」であることを、しみじみと感じた次第です。

2000.12.11(月)

◇新聞がやけに読みたい休刊日

今朝は、何だか頭がすっきりしません。もやもやした感じ・・ お天気のせいかな、などと考えていたのですが、どうも新聞を読んでいないためのようです。新聞休刊日・・朝一番に活字を見ないと、どうも「禁断症状」が出るようです。夕刊は来ているはずですので、じっくりと読むことにしましょう。

ところで、夕刊を読み出すと、その日の朝刊を読もうという気持ちが失せていきます。日曜日のように夕刊が無ければ、夜でも朝刊を読んでいるのですが・・ 

それ以上の新しいものがあると分かると、興味が移ってしまうという困った性格です。携帯電話も、半年ほどで新機種が発売されると、以前のモデルはただ同然になっていきます。決して機能が落ちたわけではないのに。日本人はもっと物を大切にしなきゃ! などと小言を言っていましたが、自分も同じことをしているようですね。ちゃっと反省しなくちゃ。

2000.12.8(金)

◇人となり歌を通して共感す

<昨日の続きです> きのうの松之山での崔 岩光(サイ・イエングアン)さんのミニ・リサイタルは、最後の曲をやっと聴けただけでしたが、そのあと、地元の方との懇親会では、感激の連続でした。彼女の歌に、心の底から感動した方が、次々と話をされていきます。それぞれの人生の中に彼女の歌が投影され、つらかった出来事、素晴らしかった想い出などが鮮やかに浮き出されたようです。そんな方々のお話を聞き、こちらもまた涙していました。

松之山の方々には驚かされます。地元の方は大変芸術に熱心ですし、東京などから一流の芸術家がやってきています。中には、松之山を第二の古里にしたり、そこに家を買って定住したりする方も珍しくありません。やはり、松之山の雄大な自然と、その中で大きな心に育っている大らかな人々に、心惹かれるものがあるのでしょう。そんな人々の心に、また崔 岩光さんの大らかで、豊かな歌がぴったりとはまりこんだように思います。

崔 岩光さんのリサイタルをいろいろな所で行っていますが、いっしょに行って、一番うれしいのは、その土地の方々が、本当に感動してくださることです。崔さんのお人柄と、多くの方々の素直な気持ちが見事にマッチしていくのを見ると、うれしい限りです。

崔 岩光さんは、今や世界に飛び立つ売れっ子! 来年1月3日のNHKニューイヤーコンサートに出演ののち、アメリカ・サンディエゴでの21世紀初頭を飾る連続公演が待っています。そんな方の後援会を立ち上げようと、私もいっしょになって準備しています。来春までには形を作る予定です。また案内をいたしますが、その時はまたよろしくお願いします。

明日は第2土曜の休診日です。このところ、インフルエンザ予防接種も続きましたし、個人的に出かける用が多くて「お疲れモード」ですので、ゆっくり休ませていただきます。また11日から元気に復活しますね。では・・

2000.12.7(木)

◇感動が涙になって時が過ぎ

きのうの夜は、新潟市に出かけていました。崔 岩光(サイ・イエングアン)ソプラノ・リサイタル。彼女の美しい声に、うっとりとしてきました。

崔さんのことは以前にも書いたことがありますが、1994年、上越でのリサイタル以来、「おっかけ」をしています。文字通り、鳥肌だつ感動が忘れられず、年に何度かは聴いています。上越でも毎年のようにリサイタルをお願いしています。もちろん日本中でも有名になっていますし、来年1月にはアメリカでのデビューも決まっています。今や、世界に羽ばたいているソプラノ歌手です。

きのうのリサイタルで、私にとって一番気持ちの良かったのは、日本の歌でした。「からたちの花」「初恋」「赤とんぼ」・・今、日本の歌手で、彼女ほどきれいな日本語で歌いこなせる人は、いないように思います。そして、アンコールで歌った「川の流れのように」では、思わず涙していました。困ったものです。クラシックのコンサートで泣くなんて、初めてでした。

実は、今日も近くで彼女のミニ・リサイタルがあります。車で1時間ほどの山の中なのですが、仕事が終わったら行ってきますね。また贅沢な時間を過ごしてきます。

2000.12.6(水)

◇行政の得意分野は綱渡り

新潟県の乳幼児医療費助成制度についての速報です。(新潟県以外の方にはすみません)

来年1月から老人保険の窓口負担が変更になります。新潟県の乳幼児医療費助成制度が、この老人の仕組みに準拠しているために、「自動的に」変わってしまうという不都合があります。(この点は、私も含めて県内の小児科医などが声を大にして改正を求めてきました。)

県は、今年度いっぱいは、現在の負担(1回530円、月4回まで)をそのまま続ける方針にしたとのことです。来年度以降については、未定です。

この制度は、各市町村の事業であり、費用の半額を県が補助する形で行われています。市町村は条例で定めているため、今月中に条例改正をしなければなりません。あと3週間ほど・・ 自治体の事情に詳しくはありませんが、その間に議会を開き、上程して、可決するというのは「離れ業」では?

こういった事態になることは、すでに何ヶ月も前に指摘されていたことです。(私が地元新聞への投書し、掲載されたのも9月26日で、もう2か月以上まえです。)今になってバタバタするなんて、行政能力を疑ってしまいます。(このために余分な経費・労力がかかるわけで、それは目に見えない「税金の無駄使い」だと、しっかり認識してほしいものです。)

さらに、先の知事選でこの制度の充実を約束していた現職が、当選後に明確な改善をまだ決めていないのは、いかがなものでしょう。選挙戦突入直前に、関係団体に対して説明し、指示を求めたのは「空約束」だったのでしょうか? そういえば、知事は元日銀のエリート行員。まさか「空手形」は発行しないでしょうね!

2000.12.5(火)

◇永田町は「でもしか大臣」あふれてる

ニュースでは、第二次森内閣誕生を伝えています。でも、申し訳ないけれど、この方たちに日本をお任せできるとは思えない。大臣としての仕事をちゃんとできるのかしらと疑問に思う方ばかり・・

今朝辞任したという大臣も、半年ほどで「クビ」になっているわけだけど、「元大臣」「大臣経験者」という肩書きをもらって、さぞうれしいことなんでしょうね。でも、どんなことをされてたんでしょうか? その職務についてもともと良く知らず、そして勉強する間もなく変わっていくのでは、結局「官僚の言うまま」「役人まかせ」になってしまいます。高邁な理想に燃え、日本の来るべき姿を構築する・・なんて、スケールの大きな政治家は、いなくなるはずです。

戦後、「でもしか先生」が多かったそうです。ベビー・ブームで教員が大量に必要になっていくなかで、「先生でもなるか」「先生しかなれない」。レベルの高くない教員が増えてしまったのです。

今の日本では、「大臣でもなるか」「大臣しかなれない」ような、肩書き大好き政治家ばかりが増えているのでしょう。こんな人たちに、21世紀の初めを任せたくない! と、地団駄を踏みながら、ニュースを見ていました。

でも、一番任せたくないのは、総理大臣です。なんであなたが総理をしていられるの? そのうち「でもしか総理」などと呼ばれることになるのでは?

2000.12.4(月)

◇プレゼントは時間がいいねサンタさん

先週の話で恐縮です。「地球温暖化」会議で、CO2取引が問題になりましたね。以前、日本で行われたいわゆる「京都会議」で、各国がそれぞれCO2排出量の削減目標を達成するために努力することが決まりました。今回は、「排出権」の取引が問題になったということです。先進国は、発展途上国の「排出権」を買い、自国の排出量を削減しなくてもよいようししようというものです。無制限に認めよというアメリカや日本に対して、ヨーロッパ諸国が反対し、斡旋案もまとまりませんでした

まるで、「お金で環境が買える」ということでしょうか。自分の国で努力しなくても、金の力でどうにでもなるという、「経済大国のおごり」を感じます。

もしそいういったことができるなら・・私だったら、「自分の時間とりひき」を認めてほしい。どなたか、私に1日のうちの何時間か、売ってくれませんか? 24時間ではとても足りないのです。困っている私に、愛の手を! 多少のお金は弾みますから・・ 自分で書いていても、嫌らしいですね。

そんな汚れた考えはさっさと捨てて、限られた時間を有効に使うことを考えましょう。無駄にしている時間も、まだまだありそうですから。

そういえば、昔読んだ「時間泥棒」を思い出しました(ミュージカルも見ましたね)。あの中の泥棒と同じことを考えてしまった私は、いけない人です。反省しましょう。

2000.12.1(金)

◇もういくつ寝るとくるのか新世紀

今日から12月。年内最後の月、そして今世紀の最後の月でもあります。あと1か月たつと21世紀! 子どものころに夢見ていた時代が、確か「21世紀」でした。もうすぐ、そんな「歴史的瞬間」に遭遇するわけですが、まだ実感がありませんね。

今日は、ここ上越では少し特別な日。昔、上杉謙信公が出陣し、いざ川を渡ろうとする前に、兵士に餡(あん)でくるんだお餅を配ったことにちなんで、「川渡り餅(かわたりもち)」を食べる習慣があります。市内の和菓子屋さんがみんな同じように作り、同じ値段で売ることになっています。それを食べて、これからの厳しい冬を乗り切ろうということなのでしょう。(子どものころ、これを食べるときは、もう外は冬模様だったように記憶しています。今日はポカポカ・・「温暖化」が進んでいるのでしょうか?)

実は、今朝このお餅を買ってきて、職員に食べてもらったのですが・・さあ、私たちは何を目指して、どこへ「出陣」しましょうか? さしずめ、今やっているインフルエンザの予防接種が無事終わり、これから厳しい冬の繁忙期を乗り切ろう! ということでしょうね。

昨日「医療法」の改定が決まり、来年1月より老人の医療費負担がおおむね増えてきます。そんな「厳しい医療の環境」を乗り切ろう! ということでもあるかもしれませんが・・

「デジタルこども通信」12月号をアップしました。よろしければお読み下さい。(これも今世紀最後です!・・しつこいですね。スミマセン)

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