塚田こども医院

日誌(更新記録)2001年1月

2001.1.30(火)

◇お金の話は尽きません

昨日の話の続き。例の看板(モニュメント)は、今日業者さんにお願いして、とりあえず撤去してもらいました。「塚田こども医院」と書いてある看板が傾いていては、みっともないですから(「塚田こども医院が傾いている」なんて、想像しただけでもぞっとしますしね)。

「えー、100万円もするの?」という反応がいくつか寄せられました。ちゃんとした見積もりが来ていないので、もう少し安くなるのではないかと期待しているのですが。アルミ製で、特注品。表面がつやつやしていて、これが「鏡面加工」という特殊工程が必要なのだそうです。修理は無理で、新品を作ることになるという話もあります。それでも高いよ! と言ったら、古いものを撤去して処分するお金が加わるからなのだそうです。今日もまた、ため息をついています。

皆さんの目につくもので、けっこうお値段のするものがあるんですよ、とある方に紹介しました。玄関入り口に、雨よけのポーチを作り、玄関も広くする工事に1,500万円かかりました。院内でお薬を作っていますが、そこで使っている「自動分包器」(粉薬を袋に小分けする機械)が設備では金メダル。定価で750万円! (そこそこに値引きをしてもらいましたが。)院内では「ベンツ君」と呼んでいます・・

開業して10年半がたちましたが、実は当時より借金は増えています。困ったものです。まだもう20〜30年はがんばらなくっちゃ。

2001.1.29(月)

◇豪雪1回100万円!

この週末は、東京などの太平洋側で大雪の被害が出ていました。こちらの日本海側は穏やかなお天気で、いつもと逆でしたね。

2週間ほど前、1月としてはまれにみる豪雪がありましたが、除雪も進み、春らしい(?)街の風景になってきました。でも、豪雪がもたらした被害は、当院にとってはあまりに大きなものでした。医院入り口の看板がこわれた話は以前書きましたが、その修理費用の見積もり額が、なんと100万円!! ちょっと冗談じゃないよ。どうして、新しく作って取り付けたときよりも高くなるの!?

夕方その連絡が入って、ショック! 力が抜けてしまいました。ということで、今日はここまで。(まあ、一晩寝れば、元気も出てくるでしょう・・)

2001.1.27(土)

◇子どもたち飲むワクチンはにっこりと

今日はポリオ・ワクチン接種の「集中日」。18人の方に投与しました。大部分は大人の方。昭和50年〜53年生まれの方が十分な免疫をもっていないので、ポリオの予防接種を受けることを厚生省(今は厚生労働省って言うんでしたっけ?)がお勧めしています。その一方で、法律でカバーしていないので、各自が医療機関で受ける「任意接種」で行っています。

ポリオ・ワクチンは、日本では「日本ポリオ研究所」だけが作っている経口生ワクチン(飲むワクチン)だけです。これは20人分の包装しかないため、細かい要望にお応えにくく、一回にまとまって受けていただくことになってしまいます。そんな事情で、今日のワクチン接種になりました。

いつも予防接種=注射のイメージがありますが、これは飲んでもらうだけです。専用のスポイトで0.05mlを口の中にいれて、それで終わり。お子さま用の甘い味(蔗糖)がついているので、変な顔をいていました。それに、薄いワインレッド色をした液体なので、何やらいかがわしい宗教団体ぽかった・・?

午後は、雑誌社の取材。当院で行ってい各種の情報提供について、教えてほしいということでした。大阪からわざわざ来られ、ご苦労さんでした。例によって、しゃべり過ぎたかもしれません。消化不良で帰られたようで、ちょっと心配です。

2001.1.26(金)

◇ジコチューはこの親にしてこの子あり

いったいどうなっているんだ! ってニュースを見ていて怒り出すことが最近多いです。仙台での筋弛緩剤准看護士事件。その内容にも驚いたけれど、証拠がハッキリしないことをいいことに「自分はやっていない」と言い出すとは。乳幼児に対する親の虐待もそうですし、外務省の役人による税金泥棒もそうです。干拓事業のために死にかけている有明湾も、悲惨。

「ジコ(自己)チュー」・・自己中心的な考えがこうも蔓延しているのかと、考えさせられます。ある心理学者が、経済成長とともにジコチューが増えてきたことについて、こんなふうに言っていました。「親からたっぷり愛してもらっていないと、心が不安定になる。経済成長の中で、大人は忙しくなったし、仕事中心、余暇も自分のしたいことをしているだけで、子どもに正面から向かっていなかった。その中で育った若者は、余裕がないからちょっとしたころでもキレてしまうし、絶えず他人から注目されていないと不安になってくる。他人を愛することができない・・」

そうですね、やっぱり育ちの中で親からしっかり愛され、安定した心の基礎を作っておかないといけないのですね。さあ、私もそろそろ帰らなくっちゃ。

2001.1.25(木)

◇記憶から掘り出したもの懐かしき

今日、ある方から「43年前、病室でいっしょになった塚田さんですよね」と尋ねられました。私が腸重積で入院しているとき、その方は中学生で、盲腸(虫垂炎)のため同じ病室にいたのだそうです。

「その時は泣かずに頑張っていました」なんて言われましたが、生後8か月では憶えているはずはありません。別にその時の体験から、「将来医者になろう」なんて考えたわけでもありませんし、照れてしまいました。

今日はお孫さんの健診に来られたのですが、ご自身のお子さんも、なんと同じ腸重積になったことがあるそうです。なんだか「事実は小説より奇なり」を地で行っているような話でした。

でも、私の腸重積は相当ひどかったようですよ。血便と嘔吐が3日ほど続いていても、内科の先生はそのまま診ていたのだそうです。ぞっとしますね。外科に相談したら、すぐに連れてくるようにとのこと。そして、(今でも私の母親が良く言うのですが)玄関で外科の先生が待っていてくれて、そのまま手術室に入り、すぐに手術が始まったそうです。昭和32年(1957年)10月のこと。当時の医療水準を考えると、生還できたのは奇跡かもしれない、なんて思っています(執刀していただいた先生には失礼ですね)。

もう忘れられた過去が、急に「掘り出された」一日でした。

2001.1.24(水)

◇雪の中掘り出した物埋め戻す

大雪が一段落し、市内のあちこちで除雪作業が続いています。「排雪」といったほうがいいのでしょうか。トラックに雪を積み、川などに捨てます。大きな通りはここ数日で終わりました。道路や歩道がすっきりし、まるで、春が来たよう・・ まだ1月の下旬ですから、そんなことはないのですが・・

医院の前も、業者さんが除雪をしてくれています。すっきりして、気持ちよくなってきました。ところが・・ブルで山になった雪のなかから、無惨に壊れた看板が出てきました。ただの看板ではなく、ちょっとしゃれたステンレス製のモニュメント。特注で、ん十万円のしろもの・・ またこれで出費です。ため息がでてきました。

今日の午後は、市の乳児健診。そして、医師会主催の講演会。こちらには、私の恩師の先生が東京からお見えになるので、懇親会などにもおじゃましてきます。では、行ってきま〜す。

2001.1.23(火)

◇はしかには予防接種が特効薬

昨日は、急な用ができ、日誌を書くことができませんでした。失礼しました。(あまり気にしている方もいないとは思いますが)

先日、はしか(麻疹)の患者さんを診察しました。その後、院内での二次感染を起こしてこないか、心配していたのですが、どうやら無事だったようです。感染から発症までの潜伏期は10〜11日。昨日でその「期限」が過ぎたので、「終息宣言」を出せそうです(あと数日間、様子を見てみますが)。

はしかがこわいのは、まず症状がとても強いこと。栄養状態の良い日本でも、亡くなってしまう子も出てきます。そして、伝染力が強いこともまた問題です。唾液などの中にウイルスがいますが、直接つばがかからなくても、それが空気中にただよっていて、時間差があってもかかることがあります。

その時に免疫があれば、まったく問題ありません。鼻やのどの粘膜にウイルスがついても、たちどころに殺してくれます。以前にはしかにかかったことがあるか、あるいは予防接種を受けているかが、その分かれ目です。(子どもの場合は、予防接種によるものがほとんどです。)

今回も、感染を受けたおそれのある「接触者」を探しだし、「ワクチン接種歴」を聞き取り調査。その中で予防接種を受けていない子には、できるだけ早くワクチンの注射を受けてもらいました。2〜3日以内なら、ワクチンによる免疫の方が早くできるため、本物のはしかにならなくてすむ、というものです。

これまでは「ガンマ−グロブリン」という薬による予防が主でした。これは血液から作られ、はしかウイルスを中和するたんぱく質(抗体)が含まれています。それによって、体の中に入り込んだウイルスを殺して、はしかにならないようにするものです。ですが、やはり人の血液から作られているので、未知のウイルスなどの微生物が混入している可能性を完全には否定できませんし、できれば使いたくない薬です。

今回行った「緊急ワクチン接種による二次感染予防」は、そういった欠点ありません。そして、これがうまくいけば、そこで作られる免疫は一生続きます。(ガンマ-グロブリンによる予防では、自分で免疫を作るわけではないので、一時しのぎ。あとでまた予防接種を受けてもらいます。)ということで、今回、うまくいっているようなので、この方法を大いに広めていきたいと考えています。

でも、本当はこんな時にあわてて行うのは、あまりいいことではありませんね。「1歳を過ぎたら早めにはしかワクチンを」とお願いしているとおり、体調の良いときに、早めに受けておくといいのです。「備えあれば憂いなし」。

ちなみにアメリカでは、学校に入学するとき、きちんと予防接種を受けていないと拒否されます。「契約社会」ですから、自分がちゃんとしているということを、自分で証明しなければいけません。そのアメリカでも、はしかが根絶できずに困っているそうです。外国からくる人が持ち込むケースがあるからです。そしてその大部分は、日本からの留学生ということも分かっています。「日本ははしか輸出国」「危険国家」の烙印が押されています。不名誉なことです。

2001.1.20(土)

◇鉛筆がさいころ代わり受験生

今日からセンター試験。ここ1週間続いていた豪雪も、やっと峠を越えたようです。良かったですね。

国立大学が一緒に試験を行うようになったのは、私より2年ほど下の学年からでした。最初は「共通一次試験」。マークシート方式での回答を求めるやり方は、この時から広がりました。その結果、「考えて答えを出す」のではなく、「用意されている中から答えを選ぶ」ことが一般化しました。深く物事を考えるというより、浅くても広くて多くの知識を持っていることが求められるようにもなりました。学生時代、数年下の学生には、「質が変わった」と実感したものです。

異常なまでの受験競争を緩和しようということが目的の一つでした。20年ほどたって、どうなったでしょうか? 基本的なところは何も変わっていないように思います。センター試験だけで合否が決まることはなく、各大学独自に二次試験を行っています。受験生は、二重の負担を強いられています。数年後には、この傾向がさらに強まりそうです。

建前ばかりを大切にし、小手先の手直しだけでお茶を濁すという、これまでの日本の手法を早く変えない限り、21世紀も同じことを繰り返しているように思えます。

2001.1.19(金)

◇ネットでは本音で話ができるかも

昨日の話。とくに小さい赤ちゃんをもっているお母さん方が、HPを通して、子育てにどう役立てているか、その実例を教えてほしい、ということで、新潟日報の記者の方が来られました。県内の小児科のHPを見てたら、わりと面白そうだと言うことで、白羽の矢がたったようです。

私へのインタビューのほか、お母さん方からもお話を直接お聞きしたいというので、お二人の方に来ていただきました。私はその場にはいなかったのですが、どうもくしゃみがいっぱい出ました。なにやら院長の悪口を言っているのではないかと、心配しきりです・・

もうお一方、新潟市におられるあるお母さんにも取材協力をお願いしています。この方は診察に来られたこともありませんし、面識はありません。完全にネット上だけのおつき合いです。お声もお顔を分からないのですが、インターネットが発達したからこそのことですね。

2月下旬からのシリーズの中で取り上げるとのお話でした。今からその中身がこわいような、楽しみのような、複雑な気持ちです。

2001.1.18(木)

◇裁判所気軽に行くのはまだ早い

今日はやっと雪がやんだようです。久しぶりに青空もかいま見ました。このまま寒波が終わってくれるといいのですが・・

昨日は簡易裁判所に行ってきました。裁判所に入るのは初めての経験。敷居は高いようで、気軽に入れるところではありません。もっとも、仕事以外で何度も行っているなんて人は、そうはいないと思いますが。(私の場合、離婚調停でもお願いすれば別ですが・・?)

「子どもの心をどうとらえるか?」というテーマでお話をしてきました。お仕事として子どもたちに対することの多い方々に、ピッタリするような内容にならなかったのではないかと思って、赤面しています。普段、保育園などのお母さん方に伝えていることを知ってもらおうという趣旨で、お話ししてきました。

裁判所調査官というと、以前に人気の漫画がありましたね。名前は忘れてしまいましたが、けっこう面白かったです。私にとっては、魅力あるお仕事です。

私は小さい頃にあこがれていた仕事が3つありました。第1は学校の先生でしたが、中学の時、周りにおられた先生に失望し、学校と体制に対して反感を持ったため、候補からはずれました(もちろん素晴らしい先生もおられたのですが、当時の私には人を見る目がありませんでした)

第2候補は、弁護士でした。司法関係はあこがれでしたし、今でも興味を持っています。法律の条文を読む・・なんてのも、割と好きでやっています。変な趣味ですね。J・グリシャムなどのリーガル・サスペンスは、心躍らせて読みあさっています。でも、記憶力が極端に悪い私にとって、あの法律や判例を逐一憶えることなんてできるはずがない、とあきらめました。

ちなみに、3番目に考えていたのが医者。「他になるものがなくて医者になった」ので、もしかしたら私は「でもしか医者」かな?って思っています。(でも、医学部に行ってみて、医者こそ記憶力が求められる仕事はほかにない!と思うほど、苦労しました。)

子どものころの夢を追っていたら、裁判所の中で働いていたかもしれません。あるいは「弁護士=塚田次郎」なんて、いいな。同級生にそんな名刺をもっている奴がいたけど、かっこ良かったな。

今日は新潟日報の記者の方が、悪天候の中、新潟市から取材に来られました。その話は、まだ後日。

2001.1.17(水)

◇大雪に立ち往生するは歩行者か

今日も雪に埋もれています。いつもなら20分ほどの通勤時間が、今朝は50分。道の両脇は、人の背丈より高く積み上げられた雪壁。それでも車道はなんとか走れますが、歩道除雪はできていません。朝、学校へ急ぐ子どもたちが、自動車の脇をすり抜けるように通っていました。事故がおきなければいいのですが・・

私が中学のころですから、ずいぶん前の話です。国道脇の雪壁の上を歩いていた中学生が、足下が崩れたために車道側に滑り落ち、運悪く通りかかった自動車に轢かれて亡くなってしまいました。その後も、同じような事故が繰り返されています。

どんなに大雪になっても、交通が完全に遮断されることはほとんどなくなりました。朝早く、ときには夜を徹して道路の除雪をしているからです。でも、人が歩ける道は、なかなか確保されません。「自動車優先」ではあっても、「人に優しい」とは言えないわけです。

道の脇にできた高い雪壁を見るたびに、さきの事件のことが思い起こされます。

今日の午後は、高田簡易裁判所の調査官の方たちの研修会に行って来ます。「子どもの心をどうとらえるか・・」自分でもよく分からないことを話してくることになるので、困っています。どうなるやら。(最初に担当の方からお電話があったときは、ちょっとビックリ。「裁判所からの電話」は、まだ縁がないと思っていたもので・・)

2001.1.16(火)

◇雪の壁見上げてみても鉛色

まだ大雪が続いています。院内の人手ではとても対処できないので、業者さんに依頼し、除雪体制を組んでいます。一日に何回も出動して、駐車スペースを確保。その脇には、家の高さほどの雪山ができています。まだ寒波は続くとのこと。困ったものです。

雪国で生活する者にとっては、除雪のための出費はバカにはできません。車はスノー・タイヤを買いそろえ、家ではスコップ・除雪機などを買い、暖房のため灯油・ガス・電気を大量に使います。通勤時間は倍以上になり、交通事故は多発します。生活は極端に制限されます。交通が遮断され、物資の輸送に支障も起きることがあります。雪かき・雪下ろしに、労力とお金を費やします。商売をしていると、お客さんが来れなくなるために、収入の大幅減も起きてきます。個人・会社・地域経済に与える負の影響は、あまりに多きものです。

雪は災害でもありますが、今の日本は、「災害による個人の財産の損害には国はかかわらない」という頑なな方針を持ています。直接に給付されることもなく、税制上の優遇処置もありません。雪と必死で闘っている人たちに、暖かい対応だとはとても言えません。

今日は愚痴っぽくなってきました。除雪でちょっと疲れ気味だからでしょうか? 明日もまた、雪との戦いが続きます。(ニュースで東京の中継をしていました。青空が、うらやましいです。)

2001.1.15(月)

◇寒波来て街が凍って雪の音

一昨日から凄い大雪。1月としては、久しぶりに経験しました。ちょうど週末にあたっていたため、助かったという重いです。すっかり「雪かきウイークエンド」になっていました。

医院は直江津という海岸線に近いところなので、いつもはあまり雪は積もらないのですが、今回は違いました。昨日の夕方、医院に来てみてビックリ! 深さが50センチはあったでしょうか。医院がすっぽりと雪で埋まっているという感じ。道路から玄関までたどり着けず、ゆっくりラッセルをしながら進むこと10分ほど。

今朝、業者のブルがやっと「掘り出して」くれました。とても人力では無理ですね、この雪の量は。私も早めに来てはいたのですが、消雪パイプのバルブをいじっていただけで、手は出しませんでした。(朝から重労働をすると、診療に差し支えるから・・ヤワなんです。)

お昼間は雪はやんでいましたが、夜はまた降るとのこと。冷え込みは強くなるようで、夕方、もう車が凍りだしています。鍵穴が凍って、鍵が開かず、フロント・ガラスもバリバリ状態。こんな時は、早く帰るに限ります。

2001.1.12(金)

◇若い衆よこれもiModeの使い方

やりたくなったら後先見ない・・院長の悪い性格がすっかり露呈しました。先日からの「iMode情報提供」、今日は週間の感染症情報をお伝えしました。また、明日が月1回の土曜休診の日なので、「お知らせ」も夕方に流してみました。

まだ始めたばかりですが、さっそく日経BP社がトピックスとして取り上げていただきました。

トピックス 情報◆1.12 塚田こども医院、i-モードの携帯電話向けに感染症情報を配信

「院長はおもちゃで遊んでいる」との評が一部にありますが、若いモンに負けてはおられません。成人式のじゃまをするばかりでは、せっかくの「日本が世界に誇る」iModeが泣いています(?)。中年パワーで、新しいiMode活用法を作っていこう・・などと意気込んでいますが、どうなることやら。

2001.1.11(木)

◇院長は後先を見ず走り出す

昨日から、新しい「押し掛け型情報提供」を始めたところ、今日、さっそくはしか(麻疹)の患者さんがでたため、「緊急情報」をお送りしました。何だか、このサービスを待っていたかのようなタイミングの良さ(悪さ?)。

今月の後半からはインフルエンザの流行が始まるおそれがあり、その前に立ち上げるつもりでした。それまでは助走・・と甘いことを考えていたのがいけないのですね。いきなり全速力。まあ、走りながら考えるのは、私の常ですので、あまり気にしていませんが。

今苦労しているのは、iModeでの表示です。字数制限があり、だらだらと書いていると(ちょうどこの日誌のように)、すぐオーバーしてしまいます。また、機種による表示の違いも、まだよく分からず、「お師匠さん」から手ほどきを受けています。何回かするうちに、きれいな形になるでしょう。とりあえずは、外見より中身だ! と居直っています。

2001.1.10(水)

◇情報のすき間探して発信す

ここ数日、暗くて嫌なニュースが続いています。鳥取での赤ちゃんの行方不明もそう。まだ生後数時間の赤ちゃん、お母さんからまだオッパイを飲ませてもらったことのない赤ちゃん・・病院から連れ去ってしまうなんて、あまりにひどい。残酷と言ってもいいでしょう。赤ちゃんが無事にお母さんのもとに戻ることを祈るばかりです。

新しい情報提供サービスを始めました。iMode携帯へ直接、毎週の感染症情報をお送りします。これまで、いくつかの方法で、週単位での情報提供をしてきました。このHPもそうですし、ローカルなFM放送、有線放送でも毎週お話ししてきました。また、電話サービスも行っていました。でも、いつも思っていたのですが、情報を得ようとしないと手に入りません。忙しいお母さん方が、HPを開いたり、放送の時間をチェックしたりすることは、なかなかできませんね。情報の内容も、どうしても週単位ではもう古いものも出てきてしまいます。

そこで考えたのが「押し掛け型」情報提供です。こちらからバンバン伝えちゃおう! という方法です。今や携帯電話は、持っていないお母さん方のほうが少ないくらいに普及してきました(わずか数年でここまで、とビックリです)。そして、iMode携帯もかなりの方が使い始めています。これを使わない手はない! ということです。

実は私自身がそうとうiModeにはまっていて、この連休中、これを使って面白いことができないかと、考えていたところ、ひらめいたアイディアです。すでにお伝えする情報は、週単位のものをレギュラーに作っていますので、それをiMode用に手を加えれば出来上がり。

さらに、インフルエンザが流行ってきたときなどは、毎日でも情報を伝えることができるという、すごいメリットがあります。

「情報洪水」の中にあって、このサービスが「おぼれずに」生き残っていけるか、ちょっと心配・・。でも、私にしてはすっごく大きなヒットになるだろうと思ってます。さあ、どうなることでしょうか。

2001.1.9(火)

◇ニュース見て大きなため息外は夜

今日から3学期。朝、通勤のときに、子どもたちの元気な様子を見ることができ、うれしかったです。今朝方の冷え込みで道路が凍っていましたが、子どもたちにはそんなことは関係なし。滑りそうになりながら、でもそれを楽しんでいました。(車の運転に、また気をつけなくちゃ)

昨日の「成人の日」には、違和感を憶えました。三が日がすんだばかり。以前より1週間も早い祝日。「小正月」の行事をしていたところも多いと思いますが、そんな「伝統を重んずる風情」はないようですね。休みをどうするかで、消費が上向くかどうか・・経済も大切ですが、皮相な判断基準だと思います。

皮相といえば、TVで伝えられた各地での成人式の騒ぎ。別に「大人しく」最初から最後まで静かにしていろとは言いませんが、他人の迷惑になることを平気でする輩(やから)には、閉口します。皮相というより「軽薄」。そんな人間に育ててきた私たちのあり方が、また問われています。

皮相・軽薄の最たるものが、中央官庁の再編。何百億円ものお金を使いながら、ただ引っ越し騒ぎをしているだけにしか見えません。これが「行政改革」と思うと、情けない気がします。大切なのは中身でしょ! いったい日本の行政・政治がどう変わるのですか? 全く見えてきません。(中身がないのだから、見えてこなくて当然・・)

仙台では、准看護士による殺人事件がおきました。犯罪史上まれにみる極悪・非道な犯罪です。病気やけがを治すためにきた診療所で、医療行為の形をとりつくろって殺される。同じ医療に携わるものとして、憤りを感じます。看護士が殺人をしたのではなく、殺人鬼が看護士の姿をしていたとでもいうべきでしょうか。

この連休、ため息をつきながら過ごしていました。こころ暖まる良い話が、なかなかありませんね。「世紀末」はもうすぎたのに、日本はまだ荒れ果てた状態です。

2001.1.6(土)

◇三が日過ぎてやっとリラックス

4日から始まった今週の外来は、今日の午前でいったん終わり。明日とその次は連休です。やっと体と頭が動くようになったかと思ったら、またお休みが入り、なかなか元のペースに戻れません。

でも、気分的にはやっとお正月が来るような気持ちです。年末の雑用事が年始に食い込み、三が日は何だか慌ただしく過ごしてしまったので、この連休はゆっくり休めそうです。(年前の仕事が終わらないのは、毎年のことですが)

私には三人の子どもがいますが、このお正月、初めてみんなが集まりませんでした。大学生に長男が、東京から戻ってくるのが面倒といって帰ってきませんでした。もうしっかり「親離れ」をしているようです。(逆に、親が「子離れ」できず、寂しい思いをしていましたが・・)

来週の火曜(9日)からはいよいよ学校も始まります。「やれやれ」と思っているお母さん方も多いことでしょう。「亭主は元気で留守がいい」という格言(?)がありますが、お母さん方にとっては「子どもは元気で学校に行くのがいい」ですね。ご苦労様でした。

2001.1.5(金)

◇帰省客ウイルスまいて帰ってく

新年早々、大変な目にあっている方もおられることでしょう。きのうから、日本中荒れ模様・・といっても、日本海側だけですが。山形では新幹線も止まって、大変でした。新潟は、平野部では雪はあまり降らなかったですが、でも強風が続いています。昨夜は路面が凍って、スリップしそうでした。(正直に言うと、少しスリップしながら走っていました。事故にならないようには気をつけていますが、スルッと滑るのも、また楽しいものですよね。長靴で氷の上を滑るような感覚。子どものころ、よく遊びました。)

昨日から診療を始めていますが、なぜか水ぼうそう(水痘)が目立ちます。この2日間で30人以上を診察しました。潜伏期はちょうど2週間なので、感染を受けたのは先月20日すぎということになります。ちょっと早いクリスマス・プレゼントだった? そして、20世紀最後のプレゼントをもらって、それが21世紀になって「花開いた」ということでしょうか。(具合が悪いのに、こんな冗談を言っていては失礼ですね。すみません。)

水ぼうそうにはウイルスを殺す「特効薬」があり、それを飲めば早く治り、軽くすみます。以前にっくらべると、夢のような話です。

インフルエンザの流行がおきないか、ハラハラしているところですが、今のところは大丈夫です。でも、年末年始の「民族大移動」で、きっと太平洋側の「生きのいい」ウイルスがこちらにも巻き散らかされたところでしょう。来週からは学校も始まりますので、そのあと、再来週ぐらいから流行が始まりそうな予感がしています。あまりあたってほしくないですが・・ さあ、どうなるでしょうか?

2001.1.4(木)

◇新年明けましておめでとうございます

今年の「日誌始め」・・何を書こうかな、などと考えていたのですが、今年に入ってもう2回も、近くで大きめな地震がありました。1回目は一昨日、2回目は今日。いずれも新潟県の中越地区で、震度5弱程度。上越は震度2と3だったので、さほど強くはなかったのですが、それでもドキッとしました。

お屠蘇(とそ)気分でたるんだ気持ちが吹き飛びました。大きな被害はなかったようですので、時々は、こんな「ガス抜き」をしてくれるといいですね。地震のエネルギーが、最大に蓄えられてから一挙に放出されたのでは「激震」になってしまうので、少しずつ小出しにされるといいということ。そして、「忘れた頃のやってくる」地震がちょこちょこおきると、「忘れる間もない」ために、「備えあれば憂いなし」になってくれように思うからです。

新年、そして新世紀の仕事始めを無事終えることができました。職員には、「今年はもう一回り大きく成長して、安定した仕事ができるようになると良いですね」とお話ししました。簡単に言えば、「大人になろうね」ということ(一番大人になっていないのは院長だという話ですが)。

では、今年もまたネット上でもよろしくお願いします。

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