塚田こども医院

日誌(更新記録)2001年7月

2001.7.30(月)

◇祭りのあとにくるもの 

昨日の参議院選挙、おおかたの予想通り、小泉首相率いる自民党の勝利で終わりました。これで彼の「聖域なき構造改革」は推進されることになるのでしょう。盛んに言われている「痛み」が、果たして何なのか、あるいは「対抗勢力」はどうなるのか、気になるところですが・・(まさか、恐怖政治がやってくるわけでもないでしょうね・・)

昨日で上越祭りも終わり、今日はふっと気の抜けたような一日でした。とくに何をいていたわけでもないのですが、気持ちだけは「ダブルまつりごと」の中で高ぶっていたようです。こんなときは、ちょっとけだるい感じがあるものですね。

明日で今月も最後。月末は「こども通信」を作る日になっています。さあ、8月号には何を書こうかな・・ 少し思案中です。(そう言いながら、きっとマンネリ化した紙面ができあがりそうですが・・)

2001.7.28(土)

◇熱中症が心配・・ 

心配症なんでしょうか、このところいろんなことが「心配」だと書いています。その代表が熱中症。24日に紹介した事例から、保育園での熱中症の予防や健康管理をしっかりしてほしいという投書をし、今日の新潟日報に掲載されました(「保育園の暑さ対策十分に」)。よろしかったらお読み下さい。

明日は当地の祭りのクライマックス。そして、参議委員選挙の投票日であり、クライマックスです。暑いて長い一日を送ることになりそうです。

2001.7.27(金)

◇さあ、お祭りです! 

上越祭りは、前半の高田から後半の直江津に移りました(ローカルな話で分からない方が大半でしょう・・)。昨夜は直江津の港で花火大会があり、多くの見物客で賑わいました。私もその一人・・と言いたいところですが・・ 以前は子どもたちと一緒に行ったのですが、もう相手にしてくれません(笑)。私の役割は運転手。友達と行くので、その送り迎えです。その間・・一人で見ていてもつまんないので、医院で仕事をしていました(それもつまんない話ですね)。

今日は昼間から御輿が街を繰り出しています。直江津の20ほどある町内が、それぞれの御輿屋台を引き回します。以前、直江津に住んでいるときは、暑いさなか、それに参加したものです。子どもたちも太鼓や笛を習って、いっしょに歩きます。3日間続き、その最後に神社に奉納する「お餞米(おせんまい)」があり、クライマックスに達します。そして、それが終わってやっと夏休みが始まるという感じでした。

今日は夜も御神輿がでているようです。少しのぞいてくることにしましょう。(お昼間、いっぱいご祝儀を渡したので、その分楽しませてもらわなくっちゃ・・)

さて、国の「おまつり事」である参議院選挙は、あさって投票日。暑い戦いがさらにヒートアップしています。日本のことを真剣に考えながら、投票したいと思っています。・・本当に日本はどうなるのかな?? 心配です。

(写真は、医院の前を通っていった屋台御輿です。しっかりと「お賽銭」を集めていましたよ。)

2001.7.26(木)

◇たそがれ時は小児科医が恋しくなる(?)時間 

今、午後の5:40。当院の診療が6時まで、受付が5:45までとしているので、電話がいっぱいかかる時間帯になってきました。(今日も6時前後に4、5人来るようですよ。)夕方お母さん方が仕事から帰って、お子さんの様子を見てあわてて受診される方もおられます。あるいは、夜に向かってだんだん心配になってきているのかもしれません。まあ、小児科の外来はなかなかすっぱりと終わらないのが常なので、それほど気にはしていませんが・・

今、全国的に小児科医や小児科が不足しているとして問題になっています。「少子化社会」ですから、以前より子どもの数が少なくなっています。今後もこの傾向はいっそう強くなることでしょう。そうすると、小児科はそれほどいらないでのではないか・・という話になりかねないのですが、そうではありません。小児科専門医に診察を求める傾向は、最近とみに強くなっています。以前では、内科や産婦人科の先生が、「本業」と一緒に診て下さっていたのですが、現在は、「子どもの病気は小児科へ」という流れがはっきりしています。

病気の時だけはなく、健診、予防接種、育児相談などの「健康増進」のための活動も、その必要性が高まっています。もっと多くの小児科や小児科医がいていいぐらいです。

でも、医学部をでたばかりの研修医の中では、小児科医の希望が少ないのだそうです。全国のどこの大学の小児科講座も「新しい小児科医」のなり手があまりいないのだそうな。

そんな愚痴をこぼしていたら、6:30。やっと最後の患者さんの診療が終わりました。今日はこの街の花火大会。私はもう関心はなくなってきていますが、うちの子どもが行きたがっているので、これで帰ることにしましょう。

2001.7.25(水)

◇もう一つのアツイ話 

今、日本で「アツイ話」といえば参議院選挙。次の日曜が投票日で、選挙も加熱の一方ですね。暑い日本列島をますます熱くしています。

驚異的ば小泉人気に支えられ、自民党は過半数をおさめて勝利しそうだと、ニュースでは伝えています。80%とか90%もの人が指示するんですから、小泉さんはもう神様。そして、たたかれて信頼と支持が地に落ちていた自民党にとっては、まさに「神風」が吹いているようなものでしょう。

でも気になること・・株価は下がり続けています。この先の日本の経済に期待を持っていないからなのでしょうか。首相が声高(こわだか)に「聖域なき構造改革を断行する」と言い続けていても、その姿がまだ見えてきません。かけ声だけで終わるのかも?(あの自民党が本当に変わったなんて、信じられますか?) あるいは、「構造改革」が行われ、その結果倒産・リストラ・失業が大規模でおこり、一挙に不況が進むというイヤな予感がしているのかもしれません。

声は大きく、一見大衆に受けるようなことを言うけれど、その中身はどうも心配。そんな醒めた目で見始めている人が、次第に多くなってきているようです。少なくとも、経済界では期待感で株を買う動きは、もうありません。

本当に日本はどうなるのでしょうか。参議院選挙を通じて、日本の進む道が正しく決められていくのでしょうか。・・・そんなふうに考えると、ぐっと寒気がしてきました。

◇ヘルス・レターのシリーズに、新たに「尿路感染症」を加えました。どうぞお読み下さい。

2001.7.24(火)

◇今日も暑い! 

夕方のニュースでは、静岡で40.2度を記録したと言っています。猛暑・・というより酷暑! もう人間の生きていける限界を超えていますよね。熱中症で倒れたり亡くなったりする人も出ています。十分にお気をつけ下さい。

夕方、園で熱があるということでお子さんが来院されました。37.4度あったとのこと。でも診察時は36度台で、何も症状がなく、いたって元気。どうやら医院に来て涼しくしているうちに平熱にもどったようです。もともと園で「発熱」していたのかも分かりません。

当院の予防接種の外来は1時から2時という一番暑い中をやってこられるので、体温が高めの子が少なくありません。38度近くの子もいます。とくに病気らしくないときは、そのまま10分か20分ほど休んでいると、だいたい37度前後がそれ以下の平熱になっていることがよくあります。つまり、子どもたちは体外の環境に左右されやすいのです。(「人間は恒温動物だけど、子どもたちは変温動物なんだよ」などと軽口をたたいていますが)

37.4度の体温ですぐ親を呼ぶのもどうかなと思いましたが、それ以上に驚いたのは、1歳児というのにクーラーはおろか、扇風機もないということ! そのお母さんがお願いして、麦茶を飲めるようにしてもらったと言っていましたが、これでは具合の悪くなる子どもたちが出てきて当然でしょう!

ひどいとびひの子も増えてきました。一日中汗だらけで、「高温多湿」の環境の中にいれば、良くなるはずがありませんね。こんなところにも貧しい日本の姿が見えてしまいました。

何はともあれ、早く涼しくなることを願うのみです。といっても今はまだまだ7月の下旬。あとたっぷり1か月半はこんなお天気が続くのでしょう・・ 住み易いところに引っ越したくなりますね。みんなで集団移住なんてのはどうでしょう。

2001.7.23(月)

◇汗をかいた日曜日 

昨日は珍しく汗をたっぷりかいた日でした(いつもはクーラーのきいた中にいますので、かくのは「冷や汗」ぐらいです)。家の周りによしずやすだれを何枚かかけました。ちょっとした雨風でもしのげるように、丈夫に作ったつもりですが、どうでしょう。

久々に電気ドリルも登場。(朝のうちは草刈りもしていて、芝刈り機、食栽用のバリカンなども使いました。)工具をいじっているのが大好きなので、気分もリフレッシュ。暑くて疲れもしたけれど、いつにない休日を過ごしました。・・なかなかの出来映え! と自画自賛。ちょっと早い「パパの夏休みの宿題」を仕上げた気分で、ビールがうまかったですね!

でも、夜は暑くて何回もクーラーのスイッチを入れたり切ったりして熟睡できず、今朝は5時からお仕事(休み中にしなかったので、たまっていました)。お陰で今日はもう眠いです・・ (夜行性の私にとって、これは大変なこと!?)

今日から「上越祭り」が始まります。初日は近くの花火大会。一昨日は明石市で大変な惨事がありましたが、こちらはのんびりしています。家からもよく見えるので、早めに帰ってビールでも飲もうかと思っていますよ。(ということで、毎日のんでいるのですが・・)

2001.7.21(土)

◇本当に梅雨明け!! 

昨日は、本当に梅雨が明けたようなお天気にやっとなりました。(気象庁は訂正しないようですが・・)無事コロッケのコンサートも野外でできた(のでしょう。私は行かなかったのでわかりませんが)。

今日は飛び石連休の真ん中の日で、やっぱり外来は込み合いました。おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)がまたぶり返し、一方でヘルパンギーナはぐっと減りました。当地では手足口病もはやらず、プール熱もあまり見かけないので、「夏かぜ御三家」は休眠状態です。このまま秋までいけるといいのですが。

でも、とびひ(伝染性膿痂疹)が確実に増え、そして程度がひどくなっています。少し抗生物質を飲んだり、軟膏を塗ったりして良くなる子はだんだんと少なくなり、消毒薬をたっぷりと使い、時には点滴もしなくてはいけない子も出てきました。もういった「難治性のとびひ」も、秋の訪れとともにさっといなくなるのですが・・ 暑い時、皮膚の清潔には気をつけていて下さいね。

2001.7.19(木)

◇本当に梅雨明け?? 

15日(日)に梅雨明け宣言がでたというのに、毎日雨が降っています。今日も夕方から土砂降り・・ 30分ほどで医院の前の道路が歩道部分まで冠水(おそらく水深30-40cm)。近くで雷が鳴っていたので、やばいかなと思ったら、突然の停電(まあ、停電は突然に決まっていますが)。例の自家発電に切り替えて、とりあえず診療は継続。6:30ころで、時間外の患者さんや点滴中の方だけなので、さほど多くの患者さんがおられなかったのが不幸中の幸いでした。

しばらくして雨足が弱くなってきたので、外の様子を見に出ると、何と、周りは電気がついています。近くの八百屋のオヤジさんが怪訝な顔をしているので、「最近電気代を滞納しているから止められたんだ・・」と照れ隠し。医院に戻って分電盤を見ると、漏電遮断機が作動していました。それを復旧させて、無事電気が再開。お粗末様でした。

「停電が町内みんなと限らない」「発電機たまにはあなたも役に立つ」

まあ、非常時対応の訓練にはなりましたね。あわてず冷静に行動し、患者さんの誘導もきちんとできたので、今回は90点です。(マイナス10点は、停電の原因を調べなかったこと)

上越市では明日、「渚の夕日コンサート」が行われます。今年は「コロッケ・オンステージ」。(どうしてコンサートなんだろう・・??)こんなお天気で野外ライブができるかな? 梅雨明けのはずが、こんなお天気ではちょっと心配ですね。(コロッケが野外でするのは、初めてらしい)

2001.7.17(火)

◇暑いよ〜〜 

夏になったばかりというのに、もう音をあげています。昨夜は寝付かれず、夜中に何度か目が覚めました。朝も私にしては早く起きて、庭の芝刈りをしていました。(もっとも夜遅くまでおきていたのは、ERがあったからでもありますが・・ 嗚呼、ルーシー!!)

お昼は保健所での健診にでかけてきました。車に乗ったとたん、その暑さに閉口!(こんな中に子どもが置き去りにされれば、熱中症で命の危険が出ること、間違いなしと実感しました。)自販機で缶コーヒーを買って飲みながらいったのですが、アイスで置いていった残りが、1時間ほどして帰るときにはホットになっていました。これ、マジな話。

汗疹(あせも)の子を多く見かけるようになりました。昨年から「異変」がおきているのですが、赤ちゃんや幼児の背中に多発しています。昨年見たときはどうしてかな?と疑問に思ったのですが、途中で分かりました! チャイルド・シートです。しっかりと座っていると、背中が簡単に汗でべっとりになるんですね。ドライブするときには、背中の「換気」と「クーリング」を忘れずに!

大きい子たちの汗疹も目立ちます。これは学校が原因です。クーラーのない教室にいれば、汗疹ができて当然。かわいそうですね。早く「全館冷暖房完備」の学校ができてくれないものでしょうか・・(教育に力をすすぐんであれば、そこまでしてあげてもいいと思うのですが)

こんな愚痴を聞いていると、ますますアツクなりますね。こんどはもっと爽やかな話にしましょうね。

2001.7.16(月)

◇大阪からお客さま 

今日のお昼、大阪からわざわざ取材でお客さんが来られました。ある薬メーカーの依頼で、市民向けに「低身長と成長ホルモン療法」について知識の普及をはかろうという企画です。

たまたま私のところで治療している低身長の子が多いので、それで目をつけたよう。私はけっして専門家(小児内分泌という学問があります)ではなく、何でも屋の「一般小児科医」なのですが、求められると何でもしちゃうので、だんだんと患者さんが多くなってきたようです。

この話があったのが先週で、専門的なことはよく分からないよ、と言ったのですが、企画がどんどん進んでいき、この週末はにわか勉強(試験前の一夜漬けのような・・?)。どうせなら、外来で使えるパンフレットも作ってしまえと、勢いに任せてパンフレットも作りました(このHP内のヘルスレターというページがありますが、そこにもアップしました。ヘルスレター低身長)。久々の新作です。(こんなことがないと、なかなか重い腰を上げない院長です・・)

新潟の地方紙である「新潟日報」の、それも上越版に掲載予定。お近くの方はもし目に触れましたら、どうぞお読み下さい。(早ければ今月29日の予定ですが、まだ確定ではありません。)

昨日、この新潟県も梅雨明けしました。例年より1週間早いのだそうです。23日から「上越祭り」が始まりますし、24日ごろから学校は夏休みに入ることが多いですが、いつもはちょうどそのころに梅雨明けしていますので、こんなに早いのは久々ですね。梅雨な間はジメジメしていましたが、心なしかカラっとしているよう・・ でも今年はすごい猛暑とのこと。もうすでにアツアツになっていますが、これが続くと思うとぞっとします。もう今から秋が恋しくなっていますよ。

2001.7.13(金)

◇参議院選挙とディベート 

昨日、参議院選挙が公示され、選挙戦がスタートしました。ニュースでは、各党の党首が威勢のいいことを話しています。それぞれはなるほど・・なのですが、でも話していることと、実際にしてきたこと、これから実行することがずいぶんかけ離れているような気がしてなりません。

異常と言って良いほどの「小泉ブーム」の中で、この選挙がどうなるか、注目しています。(ちょっと覚めた目で・・)投票用紙に「小泉」と書くと、首相でない「小泉候補」に自動的に票が流れるとか。あるいは「真紀子」と書くと、1票もらる「真紀子候補」がいるんだとか。名前だけで当選するかもしれない、などという、バカげた話もあるそうです。

民主主義の基本は、それぞれがきちんと考え、意思表示をすること。日本人は、「右見て左見て」が得意で、なかなか自分の意志をはっきりと伝えるのが苦手ですね。他人へ配慮するということはいいけれど、自分を失ってはいけません。まして、「みんながそうだから」などという理由にならないような理由で、自分の意志をしっかりと持つ人をやっつけるなんてことがあったら、最低ですよね。

日本人は議論することが下手です。これは私自身の反省でもあるのですが、話し合う中で、相手の意見が自分の意見と違っていることが分かると、「意見と意見を交わす」のではなく、「人格と人格を闘わす」ことに陥りやすいです。お互いの意見の違うところ、同じところを整理し、よりよい考えを作り出していく作業に慣れていません。すぐにカッカしてしまうんですね。

「ディベート」を子どもたちの授業に取り入れようという動きがあるそうです。一つの議題で、違う立場に立って議論を進めてみる。その中から冷静に議論することを学ばせようというものです。そんなことを日本人がしっかり経験すると、もっと自分の意見を自由に言えるような社会になるんはないかな、などと思っています。(でも、その前にしっかりとした自分の考えがないと、むなしい言葉の飛び交いだけに終わるのかもしれませんが)

しかし、政治の世界はただの言葉遊びのディベートでは困ります。選挙公約の何と軽いこと。自分の話すことに責任をきちんととる政治家を選びたいと思っていますが、その難しいこと・・ 投票日の29日(日)まで、本物の政治家かどうかをじっくりと見極めたいと思っています。

2001.7.11(水)

◇満員御礼 

今日のわたぼうし病児保育室は、定員いっぱいの4名をお子さんをお預かりました。それだけ集まると、なんだかミニ保育園ができたみたい。普段から保育園に通っているせいもあるでしょうが、なにか一定の「秩序」ができてきて、「集団生活」ができちゃう・・

そんなこんなで、てんてこ舞いしながらも、楽しく一日を過ごすことができましたよ。みんな明日には元気になっているといいね。

でも、わりと風邪のはやらないこの季節でこれだけの利用があると、冬場はどうなることやら、心配にもなってきました。(最初は利用が少なくて心配していたのに・・)なかなかうまくいかないのが、この病児保育の宿命のようですね。開設1か月にして、早くも実感しています。

2001.7.10(火)

◇今日の朝日新聞に・・ 

新潟市で新たに「病後児保育室」が開設されるとの記事が載りました(新潟県版)。それによれば、「県内4番目の施設」「医療機関併設型は2番目」とのこと・・ 

ちょっと待った! ウチが忘れられているよ!!(というより、ウチが知られていないのでしょうが) 新潟県内には、上越市に市営の保育室が2つ、新潟市に市の委託を受けて開設されているのが1つあり、そこに当院が4番目の施設として加わっています。つまり、今日開設のところは「県内5番目」「医療機関の併設は3番目」なのです。

ウチの特徴がほかにあります。「わたぼうし病児保育室」は市町村などと関係なく(公的な補助もなく)開設されているものでは県内唯一です。そして、他は病気の回復期のお子さんをあずかる「病後児保育」の施設ですが、当院では急性期もお預かりしていますので、これも県内でただ1カ所ということになります!

内容が伴わなければ偉そうなことは言えないと思って、マスコミへの宣伝(売り込み?)をしていなかったのが、今回の「誤報」の原因のようですね。取り急ぎ、朝日新聞の新潟支局にはその旨をFAXしておきました(夕方までには何も連絡がないので、無視されたかな?)。

まあ、零細小児科医が細々と始めたことですから、マスコミ受けしなくても仕方ないでしょうね。それとも、大きな新聞社は自治体などが関係している「公的」なものには関心をいだくけれど、草の根運動的にちょこちょことやっているところには目が向かない・・ということなのかな?

でも大切なのは、形じゃないよ! 中身で勝負だよ! (なんて言っても、中身で負けたりして・・。大きな事を言ってないで、がんばらなくっちゃ!)

2001.7.9(月)

◇東京での暑い一日 

昨日は東京のセミナーで、小児科診療の勉強をしてきました。6回シリーズの5回目。毎月東京に通うのも、来月のあと1回を残すだけになりました。(毎回日帰りなので、ちょっと疲れ気味)

とても勉強になっています。「最新の知識」と「基本の知識」の両方が、しっかりと身に付いている(ような気がしているのですが)。学生のころは、「系統的な学習」をしますね。体系だった知識を少しずつ積み上げていきます。でも、この歳になると、もう無理。頭に入ってきません。「耳学問」という言葉がありますが、それなりの先生から、ここが大切なんだというところをしっかり聞くのが一番良い勉強法のようです(というより、それしかできない・・)。といっても「右の耳から入って、左の耳に抜けていく」状態かもしれませんが、まあ、多少は頭の中に残る知識もあるでしょう。

冗談はさておき、やはりこういった学習が有効だというのは、すでに臨床で仕事をしているからです。自分の診療の中で困っていることはぜひ聞きたいという「動機」があります。そんなときの講義は眠くなりません。身を乗り出して聞いています。

本で勉強すればいいのかもしれませんが、同じ「知識」でも、やはり講師から直接お聞きするものは「生きた知識」です。字面に書くと、どうしても平面的になります。いろんな人が読むことを考えると、一通りのことを書かなくてはいけないので、どうしてもポイントを絞った書き方ができません。講義では、参加者の顔ぶれを見ることで、どんなレベルのどんな話をすればいいのかが分かります(だいたいは大学教授ですので、きっと分かることでしょう)。話の流れの中で、強調すべきこと、さらっと流せばいいことなどのメリハリも、自然とでてきます。つまり、講義にはいわば「双方向性」があります。

1回に受講料(×万円)+交通費(2万円強)がかかっていますが、まあ、その元はとれそうですよ。

2001.7.7(土)

◇今日は七夕 

彦星と織姫が年に一度出会える日・・ お天気はどうでしょうか? 梅雨空の中での出会いは、なかなかうまくいかないかもしれませんね。

待合室で葉竹を飾り、子どもたちに願いを短冊に書いてもらっています。いろんなお願いがありますね。医院ですので、「早く病気がなおるといいな」というのが多いですね。「××がほしい」もよく見かけますが、残念ながら、その中身がよく分かりません。昔(自分の子どもが小さかった頃)は何がはやっているか、テレビでどんなアニメが流れているか、知っていましたので、「理解可能」でしたが、今や「宇宙人」のような存在(?)。

ときには、「優しい看護婦さんになりたい」なんてのがあると、それを職員が見つけて微笑んでいるようですよ。残念ながら「すてきなお医者さんになりたい」はなかったな・・

さあ、私は何をお願いしましょうか? 子ども編:「みんなの病気が早く治りますように!」 社会編:「みんなが心地よく、ゆったりと生活できるように」 政治編:「本当に日本をよくする政治をしてほしい」 経済編:「不況脱出!」 医療・福祉編:「お金で左右されない制度に」 家族編:「子どもたちがみんな無事で、元気でいられるように(上の二人が親元を離れているので)」 自分編:「たまにはゆっくり休みなさい!(みんなに言われているので・・)」

◇アクセスが20,000件を突破   

今日、このHPへのアクセスが20,000件を超えました。開設が1999年8月ですので、ほぼ2年間での実績です。10,000件になったのが2000年11月26日、15,000件が2001年3月26日・・次第に早くカウンターが回っているようです。(15,000件以降では、1日48.5人に方にアクセスしていてだいている計算になります。)多くの方にご声援をいただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

2001.7.6(金)

◇みんなで一緒に子育てを 

「わたぼうし病児保育室」が始まって3週間ほどがたちます。今週は連日利用していただき、いよいよ「動き出した」という実感をもっています。

実際に利用していただいた方から、次のようなメールをいただきました。

先日はわたぼうし病児育児室を利用させていただき、ありがとうございました。安心して仕事をすることができました。(中略)

仕事をしていて、保育園から電話が職場にかかってくることが一番つらいことでした。「熱があります。」と言われてもすぐに迎えに行けないことがありました……(中略)

病児育児を開設されると聞いて、心待ちにしておりました。病気の子を見てくれるプロがいてくださるのです。力強いサポーターが現れてくれました。

母として病気の時くらいそばにいてやりたい気持ちもありますが、仕事ではプロでありたいと思います。そのために、わたぼうし病児保育室の力をこれからも貸していただきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

お子さんが病気になることを期待しているわけではありませんが、「いざ」という時に頼りにしていただけるということは、やはり嬉しいことです。その期待に、しっかりと応えていけるようにしていかなければならないと考えています。

この「わたぼうし病児保育室」を通して、地域の子どもたちの子育てを、親御さんといっしょにしている・・そんなふうに実感し始めています。小児科医として、とても嬉しい毎日を過ごさせていただいているようです。何だか、自分がとても幸せ者のように思えてきました。

2001.7.5(木)

◇小児科冥利につきる話 

今日の健診でのこと。赤ちゃんをつれてきたお母さんが、「私のこと、分かりますか?」・・名前を聞き、しばらくすると思い出しました! 私が小児科医になりたてのときに、よく診察に来ていた子です。

ここで開業する前は、同じ新潟県の北、荒川町というところで勤務医をしていました。昭和58年〜平成2年(1983〜1990年)ですので、十数年前になります。本人いわく「よく熱を出して、先生を困らせていました。」いえいえ、新米小児科医がいろいろとしくじっていたんじゃないかと思って、少し冷や汗をかきましたよ。

それにしても、私がよく診ていた子どもさんが、こうしてお母さんになって、赤ちゃんをまた連れてきてくれる・・親子2代を診ることになるわけですね。私も歳をとるはずです。もう「孫」をみるような感覚ですよ。

小児科は「発達・発育」という時間軸を中心においています。こんなに大きくなったんだね、と思い、そしてその次の世代もまた見つめ続けることができるなんて、小児科冥利(みょうり)につきる話です。とてもうれしい気持ちでいた一日でした。

2001.7.4(水)

◇小さい子どもといると・・ 

今週は毎日「わたぼうし病児保育室」の利用者がいます。みんなとてもお利口で、お熱などがあっても元気にしています。だんだんと慣れてきますし、症状も落ち着いてくるので、こちらも対応が楽になります。

保母さんは仕事ですから、具合が悪くてもうまくやっていますが、私は子どもの調子の良いときに登場。少しの間、いっしょに遊んだり、本を読んであげたり。ああ、こんなことをするのは、もう何年(十何年?)ぶり。小さい子の保育は大変だけど、心と心が直接に通じ合うようです。「響きあっている」って感じです。

私にとっては「孫」ができたような気もしています。もうそろそろ現役から引退し、好々爺(こうこうや)になろうかな・・なんて夢を見ていますが、誰も許してくれないでしょうね。(まだ借金がいっぱいあるから・・??)

「わたぼうし病児保育室」が子育てのお役にたてるというのも喜ばしいことですが、どうも私にとっては、小さい子どもと一緒にいられることで私の「癒し」になりそうな気がしています。とっても嬉しいことですよ。

2001.7.3(火)

◇ご声援、アリがとうございました・・ 

昨日の日誌で、当院からの「アリさん=超小規模メルマガ」のことを書いたら、さっそくご声援をいただきました。アリがたいことです!

どうも私はヘソ曲がり。みんなと同じ方を向くのがきらい。自然と反対の方を向いてしまいます。子どものころ、体育の整列や行進が嫌いで、うまくできず、よくしかられました。自分では意識しているわけではないのですが、教師からは「わざと乱している」というように見られるんでしょうね。いつも嫌われていたように思います。(そう思うと、余計に距離をおき、ときには「拒絶反応」をおこすので、「悪循環」なのですが)

小泉人気も、「支持率80%台」などというと、それって大丈夫なの?と心配になってしまいます。まだ具体的な政策はないですよね。これまでは言葉だけですよね(その言葉すら、あまりに軽い政治家が多かったわけですが)。実際にどんな舵取りをしてくれるか、これからが勝負。じっくりと見守りたいと思っています。

昔、「物言えば唇寒し」という時代があったそうです。今は「自由」と「民主主義」の花開く時代。それぞれの個人が、責任をもって自分の考えるところを伝え、議論しあうことが保障された社会・・のはずですよね。でも本当にそうか、とても心配になっています。小泉氏や、田中真紀子氏のことを批判するだけで、大量の電話・FAXなどが押し寄せてくるそうです。どうしてなんだろう?

個人を大切にするということがどうも苦手ですね。日本の社会が成熟するには、まだまだ時間がかかりそうな気がしています。

・・こんなことを書くと、私も批判・非難の的になるのかな?? まあ、「アリさんのHP」だからそんなに多くの人の目に触れないでしょうね。「不幸中の幸い」です。

2001.7.2(月)

◇アリさんのメルマガ 

首相官邸発の「あのメルマガ」は、200万部を越えるのだとか。すごいものですね。それに比べると、私の発行しているメルマガは・・比べるすべもありません。

でもね、ちょっと待ってね! もうすぐ参議院選挙でしょ。これまで選挙でのインターネットの使用は制限されましたよね。声はかまわないが、画面があると「不特定多数へ文書配布」と見なされ、「声だけがでる真っ白いページ」のHPを作った候補者もいました。これから「IT革命だ!」とうなっている政府のお役人が、こんな低レベルのことを考えているのは、情けないことです。

そうはいっても、現実の選挙活動がそれに縛られているのは事実。それなのに、首相官邸から大量の宣伝メールが日本中に流されるのは、いかがなものでしょう(この表現、お役人が好きですよね)。アンフェアなのではないでしょうか・・ 

まあ、小泉氏個人に人気があるのだから・・という意見もあるかもしれません。でも、それなら彼が個人が(あるいは自民党が)自分のお金でしていればいいこと。税金をつぎ込んですることではないように思いますが、いかがでしょう。

実はあの超有名な巨大メルマガはまだ見たことがありません。とてもとてもこわくて・・

像に踏みつぶされないように、地面の割れ目からそっと顔をのぞかせている小さなメルマガを今日お届けしました。同じ内容をこのHPにもアップしてありますので、よろしかったらご覧になって下さい。(デジタルこども通信2001年7月号

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