塚田こども医院

日誌(更新記録)2001年8月  索引

2001.8.31(金)

◇過ぎ去りし夏を惜しむ・・?? 

この夏の猛暑ぶりは、半端なものではありませんでしたね。なんだか年々、暑い地球になっているように感じますが、どうなんでしょうか? でもそんな8月も今日で終わり。過ぎてしまえば、夏を悪く言うのも忍びないような気がします・・

今日は「こども通信」を作っているのですが、テーマはとてもローカルになってしまいました。明日9月から、新潟県の乳幼児医療費の助成が、害らではこれまでゼロ歳だけだったものが、やっと2歳以下に拡大されます。とっても所得制限あり、「高額」な窓口負担(1回530円×月4回まで)ありで、とても誇れる内容ではありません。全国最下位から、やっと「中の下」ぐらいになった程度。小学校入学まで、窓口負担もなく実施しているところも少なくありませんよね。本当に恥ずかしいくらいです。

それでも地域の方に新しい制度についてよく知ってもらおうと思い、「通信」を作ったのですが、この話題ばかりになりました。HPの中で紹介したり、加工してメールマガジンをして配信するにはどうかな? と自分でも思っています。とりあえず保留にし、明日また考えてみます。(結局、他に考えつかなくて、「地域ネタ」を全国にお伝えすることになったときは、ご容赦下さい。)

多くの学校や幼稚園などは明日から2学期ですね。街に子どもたちのにぎわいが戻ってくると思うと、うれしいです。(お母さん方も、子どもたちがやっと学校などに行ってくれるかと思うと嬉しいですよね・・違う理由で!?)

2001.8.30(木)

◇私も昔は役人・・ 

このところ、お役人さんの悪口を書いてしまっています。もちろんお役人の全部に問題があるわけではないけれど・・でも、「組織」の中にいると、染まってしまうものですね。

私も医学部を卒業して9年間は「地方公務員」をしていました(決して「痴呆」公務員ではありません・・つまらないことを言っていますね)。公立病院に勤務していましたが、建前が大好きで、つまらないことでもめごとになり、本当に必要だと(私が思う)ことができなくて、辞めてしまいました。

例えば、患者さんのための指導用の印刷物。このHPを見ていただいて分かるとおり、病気や健康についての知識は基本的には親御さんに十分に分かってもらいたいと思っています。そのためのいろんな指導用のパンフレットなどを作りたかったのですが、「前例がない」「ほかの科ではやっていない」などとして却下。え〜〜、そんなことがあるの!?ってガッカリしました。

でも、そこでへこたれる私ではありません。正面突破ができないのなら、次はゲリラ作戦。コピー機は診療に関するものはOK。それでも一度断られたものを目立つ形ではやりにくいので、みんながいなくなった夜に、いっぱい使わせてもらいました。コピーは自由、でも印刷は予算がないから不可・・でも、コピーのほうがずっと高くついていたんじゃないのかな?

そんなことをやっているうちに、自分のやりたいことが、公務員のままではできないことに気づいてきました。そして、そこを飛び出して「転職」したのが、今の開業です。やりたいことを好きなようにやっています。自分で全ての責任をもつのは大変ですが、でも自分の思うようにできるということは、私にとってはストレスが少なくていいですね。(経営を考えると、胃が痛くなりますが・・)

さあ、そんなトラバーユは成功しているのでしょうか? まあ、一応はうまくいっているということにしておいて下さい。(もう後戻りできませんし・・)

2001.8.29(水)

◇ハローワークとの深いおつき合い 

最近、ハローワークに時々行きます。私も失業を心配して・・なんてことではなく、職員の募集や、職員の採用・退職に伴う事務手続きのためです。いつも多くの方でにぎやかですね。昨日からのニュースで、完全失業率が過去最悪の5%になったとありました。頷ける数字です。(この「完全失業者」の定義は、1週間で1時間でも働いた人は入らないなど、問題が多いようです。本当の失業者はその倍の10%はいるとのこと。今、日本は大変な時代にいるんですね!)

多くの方が利用するのは「求職」の窓口で、芋の子を洗うような混雑ぶり。私は「求人」の窓口にいくのですが、こちらは閑散。職員の方の対応もとても優しいです(お役人は嫌いですが、こんなふうにしてもらうときは、考え直さなくちゃ、と思いますよ)。あまりに丁寧にしてくれるので、1名の募集のところを思い切って2名にしちゃおう!・・なんてことはありませんが、そんな気にもなりそうです。「有効求人倍率0.6」なんて数字が、本当に実感されます。

でも、人を雇う立場から一言。今は「就職難」の時代ですが、私たちにとっては実は「求人難」なんです。「職を求めている人」は多くいるのですが、「私たちが欲しい人材」はなかなかいないということ。ちょっと厳しい言い方でしょうか。でも、私たちが厳しい社会で生き残っていくためには、しっかりした人材を確保し、良い仕事をしていかなくてはいけません。資格をもっていれば誰でもいい、なんて甘いことはないんです。(私の医院にいる職員はみんな、そんな厳しい目で見て「合格」した人ばかり・・これはゴマすりではなく、本当ですよ!)

2001.8.28(火)

◇釈然としないこと 

2か月ほど前、某市から急なお話がありました。ある海水浴場近くに立ててある野立て看板を、そこの案内板として使いたいので、譲って欲しいとのことでした。海開きも控えているので、今日返事を聞きたいし、その週のうちに書き換えたいというものでした。もちろん無償、つまりタダで。

実はその看板は近々移転させる予定でいました。でも移転にかかる費用も馬鹿にならないので、市の幹部からたってのお願いとあれば、気持ちよく、有効に使ってもらおうと「即決」。そこまではいいのですが、その後の処理がちょっと・・

実務的な手続きのためにもってきた書類には「寄付採納承認申請書」とあります。寄付してもいいよとは言ったけれど、市にそれを承認してもらうためにこちらから申請をしなければいけないというのは、どうなんでしょうか。先に「寄付して欲しい」と言ってきたのは市ですからね。どうも気持ちがスッキリしていません。

形式的なことだけかもしれませんが、こちらからお願いをして「寄付させてもらう」のではなく、「寄付していただけないでしょうか」と市から文書があって、それをこちらが「承認」するのが、スジのように思うのですが、いかがですか?

でも、お役所がそんなことはするはずない、って言われそうですね。そう、やっぱり「お役人」。いつも上から下を見下ろしているんでしょうね、きっと。

2001.8.27(月)

◇検索してみると・・ 

先日、ヤフーで「りんご病」を検索したところ、このHPがヒット! それも1,190件中トップで!! なんか、感激しましたね。「家内手工業」的にシコシコ手作りしてきたHPを、認めてもらったような気がしました。(トップになったのは、単なる偶然でしょうが。)と同時に、あんまりいい加減なこともできないな・・ 「社会的責任」という重い課題が両肩に乗っかかってきたような気もしてきました。(さあ、大変だぞ!)

こんな形で、記事や単語の検索からこのHPに来て下さる方も多いかもしれません。そんなときには、画面右のファイルに直接アクセスしてくるでしょうから、そこから左の索引用のフレームも含めたHP全体にたどりつくのは、難しそう・・ そう思ったので、フレームも含めたHPのトップにジャンプするリンクをつけました。

このリンクは、ヘルスレター、Q&Aなど、ほとんど全てのファイルにつけました。200ぐらいはあったので、けっこう大変な作業。昨日、休日診療所での空き時間にしていたお仕事です。とてもポータブルとはいえない、でっかいiMacを持ち込んで、せっせとやっていましたよ。

休日診療所の勤務では、いつもは本や雑誌をもっていきます。最初のうちは「まじめな本」(医学書とか)、疲れてくると普通の週刊誌や小説(ときに×××な本?←ウソです)。でも、休日の7時間をそこで過ごしていなければいけないのは、すごいストレス。できれば逃げ出したい気持ちになります。

忙しいと、そんなことを考える余裕がなくていいのかもしれません。今日も頑張って仕事をしたぞ!というような「達成感」もあって、ストレスが軽減するということもあるのでしょう。逆にヒマだと、「みんなは遊んでいるのに・・」とか「これで13日間、休みなしだな・・」などと考えてしまいがち。「充実感」も味わうことなく、「閉じこめられている」みたいな気持ちになってきてしまいます。

そんな「拘禁反応」をおこさないようにと考えたのが、「仕事」を持ち込むこと。これだけのことをしたという、目に見える「実績」を残すことにしました。今回はHPの手直し。先に書いたジャンプのリンクをつけることにした次第です。単純な作業で、普段の外来で忙しいときはやる気にならないことなので、ちょうどお手頃。

でも・・その作業が原因で疲れてもいたのも確か。精神状態がもとに戻るには、まだ時間がかかりそう・・??

2001.8.25(土)

◇「指令」第3弾!・・掲示板 

心待ちにしていた最新の「指令」・・掲示板の設置! これは以前に考えていたのですが、参考書をみたとたん、とても無理そうで投げ出していました。でも、勇気を出して(?)挑戦しました! あれ、意外に簡単・・ 「できた〜〜!!」

先日、検索ツールを植え込んだときの知識が多いに役に立ちました。もちろん今回も一からソフトを作ったわけではなく、出来合の無料ソフトをくっつけただけですが、それでも呪文のような命令文が以前から障害でした。一気呵成にここまでやれたのは、ただの勢いかもしれませんね。

このHPが誕生したのが1999年8月。つまり今月で満2歳になりました! (おめでとう! パチパチ!!)これまでおつき合いいただいた方には、読みづらく、勝手なことばかり書いているのにガマンして訪れていただき、ありがとうございました(何だか、これで終わりのようなアイサツになっていますが・・)。これからも、末永くご愛顧いただきますよう、宜しくお願いします。

ということで、夏休み最後の週末になりました。どうぞゆっくりお過ごし下さい。・・私は明日は休日診療所の勤務です。最近現役を退いているiMacを持って出かけていくことにします。このHPも、ちょっと改良しようかな、などと思っているところです。

2001.8.24(金)

◇新たな「指令」を完遂! 

先日より、「HP改善委員会」を名乗る人物より各種の指令が届いています(笑)。最初は「Q&A」を使いやすく、というものでした。いろいろと考えたのですが、その結果、「検索」機能をつけることで、ある程度解決しました。

先ほど「第2の指令」が! 今度は「日誌」の整理を、とのこと。過去の日誌を読もうしているけれど、整理されていないためにたどり着けないというものでした。そう、ここも「密林」状態。(まあ、昔の日誌をわざわざ読もうという人もいないだろうと、勝手も考えて、ほおってあったのがいけないのですが)そこで急きょ、大整理をしました。全ての日誌を月単位にし、索引のページもつけてみました。

今日のお仕事のまとめです。
「Q&A」の中の全ての項目を検索がしやすいように整理しました。
「日誌」を大幅整理。過去のものも見やすくしました。

ということで、次の指令の来るのは心待ちにしています!

2001.8.23(木)

◇使いたいけど使えない 

台風の被害はどうだったでしょうか? 今回は太平洋側が大変だったようですね。

「備えあれば憂いなし」・・当院では、災害時でもある程度診療所機能がダウンしないように準備を進めてきています。これまでは、電気(2機の自家発電機と、直結の電灯やコンセント、そのための燃料)、飲料水は十分に確保してありました。もちろん、院内処方をしていますでの、たっぷりと医薬品もあります。でも問題があったのは、トイレ用の水でした。これまでは約400リットルほどは常備していたのですが、もしトイレに使うとなると、一回に10リットルつかうとしても40回分。これでは、職員が使用するだけでもう無くなってしまいます。

今回は、無尽蔵にトイレの水を使えるようは設備を作りました。まず500リットルのタンクを購入し、そこに、地下水を汲み上げて入れられるようにしました。冬場、駐車場の消雪のためにほった井戸を「流用」したものです。そこに非常電源装置から電力を供給できるようにしたので、いくらでも使えます。

今回の台風の準備の中で用意したのですが、残念ながら(?)デビューはありませんでした。(こんなものは使わないに越したことはないのすが、せっかくお金をかけて作ったので、出番があるといいな・・などと、セコイことを考えている経営者でした。)

2001.8.22(水)

◇台風一過・・ 

台風が日本列島を縦断していきました。太平洋側では大変だったようですが、新潟は少し雨と風があった程度。せっかく外回りを片づけたのに・・などと不謹慎なことを言っています。被害の出た地域もあり、お見舞い申し上げます。

今日は所用がいろいろとあり、「検索」のための仕事があまり進みませんでした。今日の「宿題」達成度:
「薬の情報箱」は注射薬を整理
これで当院で使用している全ての薬(救急用の薬をのぞく)を検索できるようになりました。あとは、主にQ&Aの昨年以前の整理です。もう少しお待ち下さい。

今日は娘の部活動について、学校の先生と「重要な話」があり、出かけてきました。こんなときでないと、中学へ行く用はあまりありませんね。たまに「父親」してきました。(ちょっと疲れたよ・・)

2001.8.21(火)

◇続・宿題のめどがたちました 

今日もデータの整理を続けています。(台風が近づいているというのに!?)

新たに検索の対象になったもの:
「薬の情報箱」は内服薬のほかに外用薬も(残るは注射薬)
「Q&A」は2001年の全て(!)

また、「薬の情報箱」と「Q&A」を検索したとき、その項目名に病名や薬名がでるように改善しました。(昨日は記号だけのファイル名だったので、分かりずらかったですね)

これでけっこういろいろヒットするようになってきましたよ。自分でやっていても、ともて面白いです。(以前に書いていたものを、本人が忘れていて、「新発見」もだいぶありました)

2001.8.20(月)

◇宿題のめどがたちました 

私のお師匠さんにいろいろとお聞きし、なんとか「検索」できるようにしました。まだ完全ではありませんが、トップページにおいてありますので、試してみて下さい。

HPの中で、「ヘルスレター」、「薬の情報箱」、「Q&A」が主に検索できるようにセッティング中です。単語でうまく検索できるようにするために、一つのファイルに一つの項目だけを載せておいたほうがいいようです。そのための作業を進めていますので、少しお待ち下さい。(今週中にはグランド・オープンになるはずです!)

ちなみに今検索の対象になっているのは:
「ヘルスレター」は全て
「薬の情報箱」は内服薬のみ
「Q&A」は2001年6月以降
です。

今回は(今回も?)いろいろと勉強しました。CGIとかPerlなどという、まるで別世界のものを、見よう見まねでいじりました。そんなふうに書くと、まるで自分でソフトを作ったかのようですが、そうではなく、出来合のものをお師匠さんに見つけてもらい、それを多少いじって、このHPに合うようにしただけです。それでも、なかなかうまくいかず、ずいぶん時間をとってしまいました。もう少しで完成しますので、お待ち下さいね。

2001.8.17(金)

◇宿題が難しいよ!! 

ある方から、このHPに検索機能をつけてほしいと要望がありました。とくにQ&Aのコーナーは、作っている私自身が整理しきれない状態ですから、読者の皆さんにとっては、ただの文字の羅列にすぎないでしょう。

現在は時系列・・つまり、日付順にただ並べてあるだけです。これを項目別にならべる(たとえば「予防接種」「感染症」・・などと)だけでも使い易くなるだとうな、とは思いますが、でもその労力は今の私にはありません。(時系列に並べるだけでも遅れ気味で、1か月分をどかんとアップしたりしているぐらいですから。)

一番簡単そうなのは検索機能・・ということで、私のお師匠さんのK氏に相談したところ、「一見簡単そうな」検索ツールを紹介していただきました。よし!と思ってやり始めたのですが、ちんぷんかんぷん。テキストがたまたまあったので、それにそってやろうとおもったら、Windows用。「解読」しながら、アップしたつもりが、うまく動いてくれません。フー。ため息をもらしています。

こんなことなら、私のお得意の「おんぶにだっこ」で丸投げしてしまえば楽だったのに、などをまた甘いことを考えています。また頭の中を整理したら、もう一度やり直してみることにしましょう。どうもこれが私の「夏の宿題」になりそうです。

(ということで、HPのトップページの最下段にあるそれらしき検索ツールは、まだ使用できず、ただの飾りです。そんならアップするなと言われそうですが、私が今日一日やっていたことを、ちょっと形だけ残しておきたいので、載せておきました。いずれちゃんと昨日するときがくるはずですので、こうご期待!)

2001.8.16(木)

◇夏休みをありがとうございました 

1週間の夏休みをいただき、ありがとうございました。お陰でゆっくりとすることができましたし、リフレッシュしてきました。もっとも今日はまだ休みボケで頭と体がうまく動いていませんが・・

医院から離れていたので、このHPの更新もしていませんでした。またお寄せいただいたご質問などにもお答えができず、失礼しました。さきほど、全てのメールのお返事などを書きましたが、まだ届いていない方などがおられましたら、ご連絡下さい。

1週間続けてとるのは、患者さんには迷惑な話でしょうね。とくに小児科は急性の病気が多いから。でも、幸い(?)夏は子どもたちがあまり風邪をひかない季節なので、助かっています。・・でも、実際は他の小児科にかかったりして大変な思いをされている方も少なくないんでしょうね。それがこちらに見えていないだけで・・

休み中は仕事から離れていましたが、ときどき、「あ! あそこはこうするといいんだな・・」などと思いついたりしたものがあります。あまり大きなことではないですが、いつもの診療や仕事の中で、つかえていたもののいくつかが解決できそうです。このHPの中でも、また新しいコンセプトやアイデアを活かして行けたらいいなと思っています。・・まあ、そんなことを言っているのは、夏休みをとっていた言い訳ですね。

2001.8.8(水)

◇夏休みをいただきます 

明日から1週間、恒例の夏休みをいただきます。いろいろとご不便やご迷惑をおかけするかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。(メールの送受信もいたしませんので、ご質問等に対する返事も遅くなりますが、ご了承下さい。)

夏休みをとれるからいいな、うらやましい・・という話を聞きます。そうですね、開業医にしては、割と長めですね。小児科は冬が忙しく、夏は患者さんが少なくなるので、この時期にお休みをいただいています。自分の子どもや家族のことを考えると、たまには一緒にいてあげたほうがいいな(自分の老後のためにも・・?)という気持ちです。

でも、本当の気持ちは休むことがストレスでもあります。患者さんのことがそうです。ご迷惑をかけていないかな・・? そして、周りの医療機関や小児科医に対しても、私が休んでいる分、大変な思いをすることになるんではないか、という気持ちもあります。まあ、お互い様ではあるのですが、そんなことも気にしています。

言い訳めいたことを言うのは好きではありませんので、これぐらいにしておきますが・・ リフレッシュしてきます。休み明けにはまた宜しくお願いします。(このHPもリフレッシュをというご意見もあるのですが、こちらの方はなかなか・・)

では、出かけてきますね。

2001.8.7(火)

◇飲酒診療 

先日、「飲酒医師、点滴に失敗」などという記事が新聞に載りました。仕事が終わって、自宅で食事とお酒をとったあと、受け持ちの患者さんのことで呼ばれて、再度病院へ。「中心静脈栄養」をするため、鎖骨の下から長い針を入れたのですが、うまくいかなかったようです。その後患者さんが亡くなっていますが、この「失敗」とは関係がないと病院側はコメントしていますし、飲酒と「失敗」との関係についても不明です。(新聞の見出しを見たときには、勤務中に飲酒していたのかと思ってドキッとしましたが、そうではありませんでした。)

「飲酒して診療するとは何事だ!」とおしかりと受けそうですが、「同業者」として少し感想を。(身内に甘いと言われそうですが、まあお聞き下さい。)以前私が病院に勤務していたときは、小児科医は私一人なので、入院中の患者さんに何かトラブルがあると、夜間・休日に関わらず連絡が入ります。また、急患の患者さんは当直医が診ますが、対応できないときには私が呼ばれます。ということで、いつもではありませんが、ときには「飲酒診療」ということがあったのは事実です。(もちろん酩酊状態ではありませんが・・)

そんなとき、いつも思うのは、「断れるなら楽だな」ということ。一年365日オンコール状態で、実際に休日も、入院患者がいる限り必ず回診するという「勤務医生活」をしていました(ある年、丸一に休みを取ったのは夏休みの4日だけ、なんてこともありました)。ときどきお酒を飲むときぐらい、完全にフリーになりたいな、なんて思ったりもしたものです。(もっともそういう状態が慢性になると、しだいに欲求が麻痺してきますし、家族は呆れて相手にしなくなってきますが。)

ということで、今回のことも単に医者を非難して終わりにはならないと思います。もちろん、いい解決策があるわけではないのですが・・

今日はこの地域の商工会の勉強会。市長さんがお見えになるということで、出かけてきます。その後は納涼会。さあ、飲酒診療にならないよう、携帯に電話がかかってこないことを祈っています。(お酒を飲んでいる途中で電話にでて、患者さんとお話しするのもまずいのかな??)

2001.8.6(月)

◇暑いと思った東京・・ 

昨日の東京は、あまり暑くはありませんでした。めちゃ暑くてもしかたないと覚悟をしていったのですが、むしろ拍子抜け? 夕方には少しポツンときたぐらい。でも汗疹ができないで良かったですよ。(水不足は深刻になりそうですね)

半年のセミナーが昨日で終了。どれくらい身に付いたものか、定かではありませんが、とりあえず自分の今の技術や知識を再確認してきました(その結果は別として)。こんなことを考えたのも、ちょっと理由があるのです。一番は、最近の勉強不足。新しいことを学ぶ機会がなかなかないということですね。いろんな学会があり、所属していますが、医院を休診にして出かけるというのもなかなかできません。医学書や医学雑誌は毎月山のように手元に集まりますが(本当に文字通り「山になって」います・・これは私の整理がわるいためですが)、それをしっかり読みこなすこともできないでいます。いきおい、何かに頼りたくなるというわけです。丸一日の時間と、そうとうなエネルギーと、かなりのお金をかけるのですから、それだけもものを「自習」にかければ、そこそこのことができるはずなのに・・。「決まり事」を自分で作ったり、「ある種の強制力」によって「追い込まれる」ことがないと動かないものですね。そんな自分の弱さが一番です。

もう一つは、ちょっとしたジェラシーです。私が医学をきちんと学んだのは、もう20年ほど前になります。今の医学生は、おそらくもっと新しいことを、体系だてて習っているだろうな・・ そう思うと、いつもの「耳学問」や「つまみ食い式学習」ではなく、ちゃんとした講義を受けてみたいな、などと考えた次第です。

そんなこんなで苦労して通い詰めましたが・・ まあ結果は十分にあったとしておきましょう。(めったに帰省しない息子にもときどき会うことができましたし・・)

2001.8.4(土)

◇異常気象? 

今日は午前中、珍しく雨。「瞬間的」には、雷を伴う豪雨でした。久しぶりの「恵みの雨」でしたが、でもカラカラに乾いた大地には「焼け石に水」状態だったかも。(でもこんな日は庭の水撒きをしないでいいので、ラッキー!)

全国的には空梅雨に猛暑・・まだに「異常気象」ですが、でも、なんだかしょっちゅう「異常気象」だと騒いでいるような気もします。異常ではない「普通」とか「通常」、あるいは「標準」という年はあるんでしょうか? お天気予報では「平年並み」という表現をよくしていますが、「平年」って何? きっと、数十年のデータを平均したものなんでしょうが、変化がいっぱいあるものを単純にならしただけで、「平年」という年があるわけではないですよね。ちょうど、「平均株価」という名前の株がないように。

さて、明日は東京でのセミナー。6回シリーズの最後になりました。しっかり勉強してくるつもりです。(毎回日帰りというのも、だんだんつらくなってきましたね。歳でしょうか・・「平均的な年齢像」からすれば、週末に休みをとらず、何週間も続けて仕事しているのは「異常」なんでしょうね。

2001.8.3(金)

◇ぎっくり腰治しの名人 

夏は小児科にとっては「閑散期」。風邪などもあまりはやりませんので、ゆったりと外来をしていますし、夏休みも多めにとらせていただいています(来週後半から1週間お休みします。すみません)。そんな中、いつもなら忙しくてできないことや気のつかないことをやっています。

今日は人助けをしました・・(医者をやっているんですから、当然ですが)。お子さんが熱で受診したお母さん、診察室に腰をかがめながら入ってこられました。「ぎっくり腰」だなと直感。子どもの点滴が終わった後、しっかりお母さんを治してあげました。実は私はぎっくり腰を治す名人! 腰のマッサージを10分ほどしてあげると、立てないほどの痛みがとれ、普通に歩けるようになるのですよ。(マッサージといっても、「ファッション・マッサージ」ではありませんよ・・当たり前ですね。失礼)

以前からときどきやっていて、「実績」があります。こんなこともありました。私の知っているお父さん、整形外科の先生は「検査でも異常がないし、痛み止めを使っていればいい」と言われたけれど、ひどい痛みのためにトイレに行くこともできずに「寝たっきり」状態。その話を聞いて、助っ人マンの出番。その場で歩けるようになり、数日のうちには仕事に復帰できました。専門医も治せなかった(?)腰痛を、素人の私が薬も道具も使わないで治すのですから、すごいものでしょう!(自分で言ってどうする・・)

私もときどき腰を痛めるので、息子にやり方を「伝授」しておいて、助かったこともありました。こんなに「効く」ことが、どうして普及したり、医療として認知されないのか、不思議なほどです。いずれ、小児科医をリタイアしたら、「ぎっくり腰治します」の看板をだして、「腰痛専門のマッサージ師」になろうか、などと思っているんですよ。

7月分のQ&Aをアップしました。その時々でしておけばいいものを、ためてしまうからいけませんね。たっぷりとありますが、よろしかったら、ご覧になって下さい。

2001.8.2(木)

◇小児科医不足 

昨日のこと、仕事をしながら(医院で)見ていたテレビ・ニュースで「小児科医不足」が取り上げられていました(テレビ朝日「ニュース・ステーション」)。マスコミで医療を取り上げるときは、「医者=悪者」になることが多いのですが、これはちゃんとしたレポートでしたね。

夜間に診療してくれる小児科がなかなかみつからず、結果としてインフルエンザ脳炎で命をおこした1歳の女の子のお母さんの話や、順天堂大学の6年生で、小児科医を目指している医学生の話。ベースには、小児科医が極端に不足している日本の現状があります。

その中できちんと紹介されていましたが、小児科は処置や検査などにも大人の数倍の手間がかかる一方で、収入は使った薬や検査の種類で決まるので少なくなります。当直も、できれば小児科医が毎日したほうがいいのでしょうが、少ない小児科医がそれを行うことで、過重な労働になってしまいます。

私も病院勤務時代は、当直あけも普通の勤務をしていました。前の日の朝から次の日の夕方まで。仮眠が多少とれるにしても、連続36時間勤務なんて時もありました。若くなければやっていられない・・ 昨年、千葉で私と同じ年代の女医さんが過労死するという痛ましい事件がありました。中堅なので、研修医の指導・病棟のマネージメント・当直とフルに働いていたようです。

その一方で、「不採算部門」として病院の中では嫌われます。検査は子どもの負担を考えて、必要最小限のものしかできません。でも大人なら、一応これもやっておこうかぐらいの考えで何でもできますね。例えば項目数で大人なら20でも30でもオーダーできるけど、子どもは2つ、3つしかできないこともあります。そうすると、子どもは大人の何分の一の収入にしかなりません。お薬も同じ。年齢・体重から、やはり大人の何分の一ですし、急性の病気が多いから日数も少ないですね。(そのくせ病状によって処方をしょっちゅう変えるから、薬局の手間が増えるばかり。病院職員の嫌われ者・・?)

小児科は「こども料金」だねと、よく言っています。かかる手間は大人以上なのに。・・だんだん愚痴になってきちゃいました。

昨日のTVで伝えていましたが、とにかく小児科医のなり手がいないのです。全国どこの医学部の小児科教室も大変のようです。その理由は・・一番は経済的な理由でしょう(昨日ははっきりとはいっていませんでしたが)。将来のことを考えると、もっと「羽振りのいい科」に行こうと思うのも仕方ありません。あるいは、少ない医者で大変な仕事をしているところに自分から飛び込んで行こうという気持ちにはなかなかならないでしょう。また、これから一層「少子化」が進むと、小児科が今以上に経営的に成り立たなくなりそうです。(今でももうそうなっているわけで、「構造不況業種」の代表かも。政府が押し進めようとしている「聖域なき構造改革」では、採算性がないのだから真っ先に「痛み」として淘汰されかねませんね。困ったものです。)

そんな中でも、先の医学生は小児科への道を選んでくれたわけですが、どうして?と聞かれて、「子どもの笑顔に救われるから」といったことを答えていました。優しい人だね。これだけで小児科医の素質あり! 国家試験を早く合格させてあげたくなりましたよ、オジサン小児科医は! ちょっと嬉しくなりました。

2001.8.1(水)

◇8月になりました 

暑い日が続いています。どうしたんでしょう、このお天気・・ ニュースでは水不足が心配だと伝えています。まだ8月に入ったばかり。夏が無事乗り切れるでしょうか?

月末月初の忙しい数日をやっと通り向けました。レセプトの作製(点検作業はこれから)、「通信」などの作成、それに今日はFM-Jでの収録(8月は夏休みがあったりするので、15分ものを4本、まとめて録音してきました。ちょっハードでしたね)・・ あと1週間ほどで夏休みですので、頑張って仕事を終わらせましょう!

「デジタルこども通信」8月号ができました。よろしかったらどうぞお読み下さい。

ふー、今日はこの辺で。(暑さもあるのか、このごろテンションが低いようですね。暑さと日誌の字数は反比例する・・という法則があるようですね??)

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