塚田こども医院

日誌(更新記録)2001年11月  月別の索引

2001.11.30(金)

◇いつも一夜漬け

今日で11月も終わり。明日から12月と思うと、それだけで気ぜわしくなってきます。年末年始の用意も、冬の用意もこれから。小児科はどうしても冬場に忙しいので、時間のあるうちにいろいろと・・と気持ちだけはあるのですが、結局積み残しがいっぱい。必要に迫られて瞬間湯沸かし器のようにその場で「条件反射」のように仕事をこなしていくのが、私の習癖のようです。

今日は外来が終わってから、ある勉強会に出席してきました。長岡市で行われたインフルエンザについての講演会。子どものウイルスによる病気と、熱性けいれんや脳炎・脳症といった中枢神経の合併症に関して、分かりやすく教えていただきました。これまでモヤモヤしていたところが、わりとよく整理されました(今のところ・・明日になると、またごちゃごちゃかも・・)。

片道1時間半弱、正味1時間強、合計4時間ほどもかけて行って来たのですが、これには多少訳があります。来週、テレビの取材があり。インフルエンザについてちょっと話さなければいけないのです。月曜(3日)に、新潟テレビ21(NT21)の報道部の方がカメラクルーと一緒に来られ、私や予防接種を受けてこられた親御さんへのインタビューをしたいのだそうです。

そこで・・もうお分かりですね。話のネタを拝借しようという「邪(よこしま)な企み」をもったというわけです。もっとも、付け刃ではむりでしょうね。なにやら学生時代の「一夜漬け」を思い出します。勉強しなくちゃ!という気持ちだけで、実際はあまり役に立っていなかったのかもしれません。月曜は、やっぱり「地」でいくことにしましょう。

今回の取材は、12月6日(木)「小野沢裕子のいきいきワイド」(夕方4:50〜7:00)の中の報道特集で使われるそうです(6時すぎ)。新潟県内の方だけですが、よろしかったらご覧下さい。

2001.11.29(木)

◇今日は医院から生中継

今日はラジオの取材がありました。地域のコミュニケーション放送局FM-J(エフエム上越)のパーソナリティー=あすかさんがお越しになり、私と保育士さんにインタビュー。同局と、BSN(新潟放送)ラジオで生中継されました。

テーマは「わたぼうし病児保育室」。開設から半年ほどたちましたので、これまでの経過などをお話ししました。

私は毎週月曜、FM-Jで「ドクター=ジローのこども健康相談室」を担当しています。あすかさんとはそこでもお話ししていますので、いつものように砕けた話ぶりになっていたようです。どうせ医者らしからぬ医者なので、それもいいでしょう・・と開き直っています。私らしさでしょう。

でも、いつもはスタジオで録音するので、もし間違えてもやり直したり、適当に編集してもらえるので気楽ですが、今日のように言い換えがきかないと思うと、やっぱり緊張しますね。終わって、ぐったりと疲れました。

もっとも、素人相手にインタビューを進めるあすかさんはもっと疲れたことでしょう。ご苦労様でした。(彼女は、今日は朝7時から3時間の生放送を担当し、それが終わって当院に直行。11時からまた中継をしているので、よく声が続くものと感心しました。)

2001.11.28(水)

◇私の「社長業」

私のところも、法人会、銀行のお得意さま会、商工会など、経営者の団体に入っています。それぞれ、総会、新年会、納涼会、忘年会、講演会、研修旅行などをしているので、いろんなお誘いが来ています。ですが、私はそのほとんどに出ていません。会費ばかり払って「見返り」のない状態がいつもです。

案内が来ると、いつもガッカリします。講演会などの真面目な催し(?)の多くは平日の午後。私が自由に使える時間は、せいぜい水曜の午後ですが、うまくあたるときは、まずないですね。飲み会などは夕方からのセッティングになっていますが、4時とか5時くらいのスタート。私はまだ診療中ですね。診療が終わり次第に出かけていって、途中からの参加という手もあるのですが、気が乗りません(以前に経験があるのですが、もう酔っぱらって「できあがっている」人たちの中に入っていくのは、私にはツライ体験でしたよ)。研修旅行なども平日を使って行って来るのが多いようです。それも無理。

でも、そんな日程で参加できる「社長さん」って、どんな人たちなんだろうと思うときもあります。私も「院長兼理事長」で、立派な「経営者」ですが、私がいなければ医院は機能停止です。普通の仕事では、上になるに従って現場から遠ざかり、「社長業」に専念できるようになるのでしょうが、私たちはそうはいきません。診療というベースの仕事はそのままに(あるいはそれも増えてきて)、さらに「経営者としての仕事」も加わっていくのですから。

一度でいいから、左うちわの社長業を経験してみたいものです。・・でも私には似合わないでしょうね。やっぱり子どもたちと一緒に居る方が幸せ。本当は、世のオヤジたちと一緒にいたくないというのが、いろんな会に「出不精」になっているのかもしれません。(このまま「引きこもり」になるかも・・)

2001.11.27(火)

◇ネット上はウイルスだらけ

昨日から私の所属するあるML(メーリング・リスト)では、ウイルスが飛び交って、次々と感染しています。今回問題になっているのは、「W32.Alizワーム」というもので、Windowsのアドレス帳にあるメールアドレスに自分自身を「whatever.exe」として添付したメールを送信するものです。パソコンの中に入ってデータなどを壊すものではないので、悪質度がやや軽いかもしれません。でも、自己増殖をし続ける迷惑メールによって、ネットの機能やサーバーのシステム・ダウンを狙っていると考えると、より悪質と言えるでしょう。本当に困ったことです。

幸い今回のウイルスはマックには感染しないので、私には被害は及んでいません(マックで良かったと思うことも・・ときどきあります)。ちょっと高見の見物。それにもう一つ強い武器・・メール・サーバーに「ウイルス除去」のサービスがあり、それを利用することにしました。完璧ではないかもしれませんが、自分でウイルス退治のソフトを使うのは実際上は無理なので、大いに役に立つものと期待しています。(今回の騒動のあとから使うことにしたので、やっぱり「泥縄式」ですが)

季節は秋から冬に向かい、子どもたちの間では風邪などがはやってきています。そんな本物のウイルスの他に、ネットの中でもウイスルが蔓延しだしているようで、どうぞご注意下さい。インフルエンザ予防にはワクチン接種・・ネットのウイルス感染の予防にもワクチン・ソフトの活用、そしてマックの使用をどうぞご検討下さい!

2001.11.26(月)

◇もうすぐ冬です

24日(土)はやはり大変な一日でしたよ。でも患者さんや予防接種を受けに来られている方たちはもっと大変だったんでしょうね。ご苦労さま。

昨日は、私にしては珍しく一歩も家から出ないお休みでした。こんな休日の過ごし方は、もう何年ぶり(ちょっとオーバーかな?)。家の二階から見える公園からは、小さい子どもたちの歓声が聞こえてきました。過ぎ去ろうとしている秋を惜しむように・・

近くで子どもたちの遊び声が聞こえるっていいですね。元気を分けてもらえます。幸せな気持ちにもなります。我が家はもうみんな大きいので、そんな気分はもう忘れていました。次は孫が来て遊ぶことになるのでしょうね。(孫の子守をしながらゆっくりと一日を過ごすのが夢・・好々爺にあこがれているのですが、一日ももたないかも・・)

昨日は夕方から急に雨になり、夜半には嵐のような荒天になってしまいました(同じ発音である「好天」とは雲泥の違い)。ここ数日は寒気が日本列島に降りてくるということで、北海道や東北では大雪の予報も出ているとか。北陸ももしかして初雪がちらつくかも。「粉雪が舞う」ような降り方なら風情がありますが、ドカンと降られると迷惑もの。

冬の準備はまだ進んでいません。タイヤの交換、雪囲い、消雪装置の点検・・ いつも雪の姿を見かけてからです。「問題先送り」はいけないと私はよく話していますが、自分のこととなると無頓着です。「他人に厳しく自分に甘い」・・イヤなヤツですね。

2001.11.22(木)

◇恐怖の土曜?

明日は祝日。最近は固定していない祝日も増えたせいか、はて、何の日だったか記憶にないことがあります。果たして明日もそうで・・今カレンダーを見てやっと分かりました。「勤労感謝の日」。それって、どんないわれがあるんでしょうか? 勤労に感謝をするんですから、仕事をしちゃあ、いけないんでしょうか?

その次の土曜日(24日)が今から恐怖です。当院は第2土曜は休診ですが、それ以外の土曜は午前診療をしています。つまり、24日は「飛び石連休の中日」で、それだけでも混みあいそう! それに第4土曜は、学校などがお休みですから、普段外来を受診しづらい小学生などが多く来そうな予感もあります(子どもたちも忙しくて、具合が悪くてもなかなか学校を休めない・・)。また、第4土曜は近隣の病院がすべて休診だというのも、プレッシャーになります(病状の重い子を紹介したくても、うまく病院の小児科医に連絡がとれないこと・・)。患者さんが多いというだけではなく、「バックアップ体制」がうまく働かない可能性があるということは、診療中に大きなストレスになるものです。

おまけがもう一つ。午後にインフルエンザ予防接種の特設外来をするからです。1:30から始めますが、それまでに午前の外来が終わってくるかな?? 明後日は出勤拒否症になりそう・・

それは冗談ですが、明日はゆっくりとお休みさせていただきましょう。でも、冬支度もちゃんとしなくっちゃ。そのうちに年末年始が来そうだし。あ! お歳暮ももうすぐですね。頭が痛くなってきましたよ・・

2001.11.21(水)

◇最後のバイバイで・・

今日の午後は恒例の乳幼児健診。対象が1歳半でしたが、ちょっと苦手・・ 半分くらいは泣いちゃいますね。うちの子もそうでしたが、じっとしているのがイヤですし、「意に反して」ベッドに寝かせられるなんて反乱をおこしそうな気配の子もいます。それに聴診器! それを見ると、予防接種をすぐ思い出すようで、それだけで大泣きされてしまいます。

せっかく診察しようとしているのに泣き叫ぶなんて失礼な! なんて、若い頃は思うこともありました(少しだけですが)。今では、泣こうがわめこうが、どうぞご自由に。こっちも仕事ですのから、することはさせてもらいますよ、なんて感じです。曰く「子どもは泣くのが仕事、小児科医は泣かせるのが仕事」。

といってもいじめているわけではないので、あくまでもニッコリと(これが若いころはできませんでした。今は年の功)。そして、最後は「バイバイしてごらん」とお話をします。多くの子はちゃんと応えてくれて、泣きながらバイバイをしてくれます。ありがとね!と言って、私の診察は終わりです。

じつは、バイバイをしてもらうのは、それ自体が診察なのです。できるだけ「声だけで」お願いをします。身振り手振りをしないで、耳で聞いただけででれれば、「聴覚OK」「理解力OK」。そして物まねができて大人と意志疎通ができれば、1歳半としては十分に「知能OK」ですし、自閉症などの問題もないことになります。ということで、遊んでいるように見えても、ちゃんと仕事をしているんですよ。

でも、やっぱりバイバイしてくれると嬉しいですね。泣かせちゃったままお別れするんじゃ、悲しいです。「泣かせてゴメンね」「いいよ、大丈夫だよ。今度遊ぼうね!」なんて感じのコミュニケーションが、私と子どもとの間にできたんだと信じたいですね。

さあ、小児科医の習性が分かりましたね。診察の終わりは、子どもにバイバイをさせましょう! (お母さんがしてくれるものいいですよ)

2001.11.20(火)

◇インフルエンザよ、どんと来い!

外来が終わって急いで医師会の講演会へ。いつも6:30からの会合に間に合ったことがないのですが(自慢することではないですね)、今日はガンバってぎりぎりすべりこみセーフ。最初から最後まで全部聞いたなんて、久しぶりです。

テーマが「インフルエンザ」だからです。歴史的なこと、新しいことなど、実に多くのことを教えてもらいました。おかげで頭の中がすっきり! (もっとも明日になるとまたぐちゃぐちゃになっているかも・・)

今日の講演にはおまけがありました。それは「炭疽菌」の話。いかにそれば怖いものであるか、よく分かりました。日本で、あるいは身近でそんなことがおこらないことをひたすら祈るのみです。

ということで、今日の日誌はおしまい。(娘の塾の迎えに行かなくちゃいけないので、失礼します。たまにはお父さんをしておかないと!)

2001.11.19(月)

◇私の文章作法

この週末は、ちょっと内職・・来月に出版される本のあとがきを書いていました。当地の地方紙=新潟日報(地方紙としては日本で最大の発行部数だそうです)に今年の新春から連載されていた「赤ちゃん新世紀」シリーズを一冊の本にまとめるのだそうです。その中に私のインターネットを介してのQ&Aが取り上げられたことがあり、この日誌でもご紹介しました。

「あとがき」などという大それたことを頼まれてしまいましたので、シリーズ全部を読み直すべく、ファックスで送ってもらいました。そして先週から読み始め、週末にはあとがきにまとめたというわけです。昨夜に脱稿し、やっと一息つきました(「脱稿」などという言葉を使うほどのものでもないのですが)。

今回は600字という字数制限があり、それがかえってきつかったですね。以前に頼まれた新聞の仕事も、少ない字数でまとめるのは、けっこう大変。私の文章の書き方は、思いつくままに書いていくという「行き当たりばったり」式。少ない字数では、全体の構想をきちんとしておかないとうまく書けないので、難しいんです。

でも、その構想を練るのがけっこうしんどくて、いたずらに時間を使っていました。シリーズを読み直していると、こんな言葉や表現を使うといいな、というぼんやりしたものが浮かんでくるのですが、それが文にならず、言葉の空回りになっています。「構想がしっかりすれば良い文章が書ける」と言いますが、私にはどうもそれができません。結局、書きながら考え、それをまた修正するという方法が、一番文章を作り易いんです。

そう言えば、講演を頼まれても、いつもそんなふうですね。あらすじ的なものはいちおう考えるのですが、細かい文までは考えません。まして「台本」はありません。その場で考えながら、聞いている皆さんの様子を見ながら、詳しく話したり、次の話に移ったり・・

ということで、私の文法作法は「無手勝流」ということになりそうです。お粗末様でした。

PS 「赤ちゃん新世紀」が出版されたら、あとがきも含めてまたご紹介します。

2001.11.16(金)

◇医療保険で予防接種ができない訳

今、インフルエンザ予防接種で大忙し。多くの子どもたちがインフルエンザにかからないように、かかっても軽くすむようにと願ってワクチンの注射を受けてもらっています。年内いっぱいは、希望があれば全ての方に応じるつもりで頑張っています。

インフルエンザが流行すると、多くの「損失」が生まれます。その最たるものは「命」ですね。インフルエンザ流行期には数十万人の「超過死亡」がでることが分かっています(そのため、インフルエンザは老人の命の最後のともしびを吹き消す病気と言われています)。社会を支える成人は、死亡することは少なくても、数日は仕事ができず、そのための社会的損失は相当になるでしょう。子どもたちは年間数百人が、インフルエンザ関連脳症になり、死亡や重い後遺症があります。さらに、インフルエンザにかかったために支出される医療費は膨大になります。

インフルエンザの流行を阻止する唯一の手段が、ワクチン接種です。近年はインフルエンザ・ワクチンを殺す「特効薬」ができていますが、かかったときの治療のためにはとても有効ですが、でも予防はできません(冬の間ずっと薬を使うことなどできませんね)。予防接種を積極的に行うことが、社会的な損失を減少させ、医療費の支出を抑えてくれます。ワクチン接種は個人を守るだけのものではなく、結果をして社会を守ることにも繋がります。

予防接種については、今年から65歳以上の方へは公費での補助ができました(新潟県は窓口負担をワクチン実費相当分の1,050円とし、それ以外を公費で支出しています)。でも、子どもや大人はいままでと同じで、自腹を切って受けています。家族みんなで受けに来ると、軽く「万札」が飛んでいきます。収入が少ないと言われる若い世代にとっては、とても大きな出費です。

では、それを保険でまかなうことはできないのでしょうか? 予防接種を受ければ、その病気にかかりにくくなるのですから、治療を受ける必要が少なくなります。つまり、保険からの医療費の支出は減るわけです。単純に考えても、割の合わない話ではありません。事実、欧米のインフルエンザ予防接種は保険財政からの支出で行われているところがほとんどです。(予防接種のための支出)<(それによって減る医療費)の関係になれば、結果として保険財政が潤うことになります。

日本ではいま保険財政が赤字で、来年度には、保険料や窓口負担を増やしたり、病医院に支払うお金を減らそうとしています(そうなっている原因は、国が保険に支払うお金を減らしているからですが)。でも、予防接種を保険で行い、普及させることで、支出はかなり抑えられます。そういった、国民の健康と幸せのためにすべき本当の政策をぜひ実行してほしいのですが・・

日本ではどうしてこうなのでしょう。火事がおきてから消火活動をするのも大切ですが、火事がおきないように、もしおきても大きな災害にならないようにあらかじめ手を打っておくことが大切だということは、誰でもわかるでしょう。でも、日本の医療制度はそういった構造になっているのです。つまり、病気の治療のためには支出するが、予防のためにはお金は使わない。いまだにそんな考えに固執しているのは、日本だけです。その「建前」を変えることが、本当の意味での「構造改革」だと思うのですが・・ 

2001.11.15(木)

◇はしか(麻疹)にご注意を!

日本でははしか(麻疹)患者さんがまだとても多く発生しています。年間に数万人と言われています。予防接種を徹底しているアメリカでは年間100人程度といいますので、桁が2桁違います。日本はとんでもない「後進国」。実際にアメリカで発生するはしか患者の半数は、日本から持ち込まれたはしかウイルスであることが、詳しいDNA検査で分かっています。そのため、日本は「はしかの輸出国」の汚名をいただいています。(どこかの国々が「テロの輸出国」とされているのと同じかも・・)

原因は明らか。日本での予防接種率が次第に低くなっているからです。全国的には7割台、都会では5割を切ってるところもあるそうです。先日、新潟県内での接種率とはしか患者数の比較が発表されましたが、接種率が7割前後の地域は発生数も明らかに多いというデータが紹介されていました(11/10新潟県小児感染症研究会)。当院のある上越市とその周辺は接種率が9割を超えているためか、患者発生は非常に少なく、ちょっと嬉しかったです。

対策もはっきりしています。1歳を過ぎたら早めに予防接種を受けていただくこと。そして、いずれ法を変えて2回の接種を義務づけることです。日本では特に罰則などのない「努力義務」ですが、アメリカははっきりしています。学校の入学条件にはしか予防接種を入れてあります(School Immunization Lowという法律があるのだそうです)。それの州によっては2回というところもあります。規定の予防接種を受けていなければ入学させてもらえないのですから、ほとんどの子どもたちがきちんと受けることになります。

日本人的には「そこまでしなくても・・」ということになりそうですが、アメリカは契約社会だからそうなのでしょう。そして、はしか患者が「被害者」であると同時に、他へも感染させ、流行を巻き起こす可能性があるという意味で「加害者」でもあることを重視しているのだと思います。つまり、「予防接種をきちんと受けているので、はしかウイルスをまき散らすことはありません」と誓約しているというわけです。(日本人がアメリカに留学するときに、要求される予防接種がとても多く、短期間ではけっこう大変な思いをしています。その書類も英文で書かなくてはいけないので、私にとっても大変ですが・・)

とくに最近は大人のはしか(成人麻疹)が問題になっています。幼児期に必ずしもちゃんと予防接種を受けていない方が相当いるように思います。また、たとえ受けてあっても、ワクチンによる免疫は弱いので、次第に減弱し、いつのまにか感染を予防できなくなっていることもあります。そして、ひとたび大人のはしか患者が発生すると、行動範囲が広いため、とても大きな二次感染を起こしてしまいます。

そんな意味合いで、日本でのはしか対策はとても遅れています。これだけの患者発生がありながら、手をこまねいている政治は三流以下です。「危機管理」が全然できない日本では、当然でしょうが・・ 

先日のテレビでこの問題が取り上げられていたようです。私は見ていないのですが、きっとこのような内容だったのではないかと思います。そのために、今、大人の方ではしか予防接種を予約される方が増えてきましたし、メールでの問い合わせも何件かありました。ぜひ、多くの方に受けていただきたいと思います。

2001.11.14(水)

◇子どもたちのパワーに・・

今日の午後は近くの保育園で健診。100人を超す子どもたちを一度に診察するのはなかなか疲れます。子どもたちの元気をもらって帰ってくることが多い健診も、今日はそのパワーに圧倒されていました。でも・・いいですね、元気で明るい子どもたちは。

いろんな子がいます。年長になるとちゃんと自分の名前を言ってくれます。最初に「お願いします」と言う子もいます。終わったあとモジモジしているからどうしたのかな?と思いながら、次の子を診ていると、もう一度振り返って、小さな声で「ありがとうございました」と。短い時間で手際良くこなしていかないと・・なんて、大人の都合で考えていることを、少し反省。ちゃんと聞いて、「いいえ」「しっかりしているね」などと応えてあげなっくちゃいけないのに、できなくてゴメンね。

医院に戻ると、ここにも小さな子どもさんが一人待っていてくれました。当院のわたぼうし病児保育室で先日からお預かりしてるお子さんです。今日はもうすっかり元気になって、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」のバイバイもしてくれました。とっても嬉しいですね。少し時間があったので、車や電車のおもちゃで遊んでいました(私が遊んでもらったのかな!?)。仕事のことを忘れて、時間を過ごしていましたよ。私ももうすぐお爺ちゃんかな・・??

◇「薬の情報箱」を整理しました

当院で採用しているお薬について、患者さんにお知らせしている薬剤情報をそのままHPにも載せています。そのままになっていたので、整理しました。ここ半年ほどで新しいお薬も10個ほど増えています。中には、これなくしてもうその病気の治療はできないというものもあります。薬の進歩は早いですね。

でも新薬ばかりではなく、漢方薬が増えていることにお気づきだと思います。これなどは、私にとっては「古くて新しい薬」。まだまだ勉強不足ですが、けっこういい薬があるものです。少しずつレパートリーを増やしているところです。一度のぞいて見て下さい。

2001.11.13(火)

◇メルマで紹介されました!

このHPがあるメールマガジンで紹介されました。グッピー求人情報【薬剤師】ウィークル・メール(株式会社グッピー)2001/10/30 第74号がそれです。その中の<今週のお気に入りホームページ >に次のように書いていただきました。

★『塚田こども医院』
医院の先生が作ったホームページ。こどもが罹る病気の説明や、処方される薬の説明がお母さんがみてもよくわかります。こんな医院が近くにあったらお母さんも安心、と感じさせてくれるホームページです。

ある薬剤師さんから教えてもらいました。けっこう辛口の批評もあるとのこと。その中で選者のお目に叶ったのでしょうか、嬉しい限りです。

◇「疳の虫」続きの話

先日(11月9日)の日誌に「疳の虫」の話を書いたところ、ある方から「目からウロコ」という感想をいただきました。その方へのお返事の中に、もう少し詳しく書いたので、紹介します。

「疳の虫」ですが、本来の意味がなんであるかは、私は知りません。あれは全く勝手な解釈です。でも、面白いでしょう!? 夜泣きに困ったあげく、赤ちゃんそのものを否定しては困ります。赤ちゃんという「存在」と、夜泣きという「行為」を分けて考えて欲しいのですが、その手法の一つが「問題の外在化」ですし、「疳の虫」という考え方がちょうどそれにあうように思った次第です。

他のせいにするのはヒドイかもしれませんが、「問題の内在化」がすすむと、「存在」の否定→傷害、殺人(自分自身に向かえば自傷、自殺)になっていきます。不登校で悩む息子を金属バットで殴り殺した父親の話を思い出します。

子育ての中で、子どものとる問題行動に「明るく対処」する方法は、この手法がとっても役にたつように思いました。どうにもならないことは「第三者行為」。自分でも分かるようになってきたら、「私の中でイケナイ悪者がいるから、それを退治しなくちゃいけないんだね」などと、自分を客観視できるようにもっていけるといいですね。

よく「お医者さんに怒られるからやめなさい」という言い方もしますね。他人のせいにして子どもに小言を言ったり「指導」するのも、便宜的にはいいですよ。私も、喫煙しているパパに困っているママには、「先生にすごく怒られたよ」と言いなさいと話しています。そうすることで、ママとパパの関係が悪くならないで良いでしょうね。お姑さんとの関係ではもっとかもしれませんね。でもこれは、「問題の外在化」とはちょっと違うかな・・権威に弱い日本人の性質を利用しているんでしょうね。(もちろん、私のあるようでない「権威」でも利用価値があるなら、どうぞご利用下さい。)

2001.11.12(月)

◇もうすぐ冬・・/日本で一番安い電話回線を見つけたよ

今日は午前の途中から急にお天気が崩れ、大雨(みぞれやあられまじり?)になり、西の山からは雷がとどろいていました。たしか、「雪起こしの雷」と呼んでいたと思うのですが、これが鳴ると、ここ上越にも本格的な冬がもうすぐです。

夕方、NTT-MEの方と話をする機会がありました。機械好きの私ですので、いろんなことを教えてもらいました。最近の通信回線の様子など、疑問に思っていることを片っ端から聞いていましたので、仕事にならなかったですね。すみません。でも面白い(?)のを一つ教えてもらいました。それは、NTTが日本で一番安い通信回線を売っているということです。距離に関係なく90秒で16円!(関東甲信越エリアの例 国内はもとより、海外でもこの値段!! それって、すごいですよね。マイ・ライン獲得競争の中でも、そんな格安のサービスがあるなんて、教えてくれなかったです。

マイ・ラインで最も安いのは、インターネットを利用したフュージョンだと思っていました。これが1分20円。3分間使うとフュージョンの60円に対してNTTは32円(国内は消費税の5%がかかりますが、海外通話はそれもなし)。加入料、月額使用料なし(月の使用料が500円未満だと500円請求されます。ただし、使用料が0円のときは請求はなし)。他の会社はいろんなサービスをつけても、これほどにはならなかったように思います。

この「WAK WAKコール」に、家庭でも医院でもさっそく入ろうと思います。一度NTTのアクセス・ポイント(フリー・ダイアル)に接続し、そのあとに相手の電話番号を入れなければいけないので、ちょっと手間ですが。それに回線はインターネットを使用しているので(これはフュージョンと同じ)、音声の質はちょっと落ちるかもしれませんね。そんなところは、実際に使ってみて、またレポートすることにしましょう。

2001.11.9(金)

◇「疳の虫」に感謝しています

「夜泣き」の相談を受けることも少なくありません。夜泣きが単一の病気というのなら対処は簡単ですが、そうではないので、親御さんも悩んで、ときには疲れ切っていますし、私も対応に苦慮しています。先日、メールでいただいた相談に、次のようにお答えしました。


小さいお子さんの子育て、大変ですね。何をしてほしいのか、言ってくれないので、まわりでオロオロしてしまうこともよくあります。親も少しずつ学習していくなかで、「まあこんなところかな」といった「勘所(かんどころ)」が分かるようになっていくものです。

赤ちゃんの大泣き・・親のほうが泣きたくなりますね。好きなだけ泣ける赤ちゃんがうらやましくなります。いろんなことをされているようですが、何かはっきりした要求があって泣いているわけではないときは、まあ様子眺めをしていていいのではないでしょうか。疲れてくれば寝るでしょうし、お腹が空いてくればオッパイを飲むでしょう。親が神経をすり減らす必要はありませんね。

生まれ持った性格はいろいろです。私も3人の子を育ててみて、三者三様、みんな違います。転んで血が出ていても泣かない子もいれば、道の上に大の字になって大泣きする子もいます。面白くないことがあっても、さっと気分を変えて平気でいられる子もいれば、要求が通るまで大泣きしている子もいます。環境や育ち方も違うのでしょうが、性格の違いも大きいものがあるんだな、といつも思っています。

昔、「疳(かん)の虫」という言葉を使っていました。神経質で、少しのことで大泣きをしたり、大騒ぎをしたりします。扱いにくい(親の立場からは)子のことをそんなふうに言っていました。なかなかいい表現かもしれません。というのは、その子の性格を「悪い」とするのではなく、他からその子に悪さをしているものがあるというように考えるわけですから。(これを問題の「外在化」と言います)そうすることで、その子をゆとりを持って見守ってあげることができるのではないかと思っています。(転んだときに、「痛い痛いのパパのところに飛んでけ〜!」ってすると、その「痛み」が子どもの体の中から抜け出ていくことって、ありますよね。あれです)

「疳の虫」というと、宇須救命丸(こんな名前でしたっけ)が有名ですね。精神の安定化作用があるようですので、試してみてもいいかもしれません。私がときどき使う漢方薬に「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」があります。これも夜泣きなどによく効く子がいて、処方することがあります。夜泣きのために親が心身をすり減らしているときなど、親のために使います。

まとまった話にはなりませんが、子育てを楽しみながら、余裕をもってお子さんの成長を見守ってあげられるといいなと願っています。またご心配なことがあれば、ご連絡下さい。


この中でお話しした「問題の外在化」は、私が昨年参加した「こどもの心相談医」研修会がお聞きしたことです。このカウンセリングの方法(講師は「明るいカウンセリング」と呼んでいました)を使うと、問題を自分で客観視できますし、冷静に判断することができます。面白い考え方だなと思って、ときどき紹介しています。

「夜泣き」という(親御さんにとっての)問題行動にこの考え方を応用すると、昔から言われている「疳の虫」というのがピッタリなんだと気づきました。けっして夜泣きをしている赤ちゃんが悪いのでもなく、親御さんもそんなふうに育ててしまった(そんな子を産んでしまった!?)と罪悪感にとらわれる必要もなく、「第三者行為」なんだから仕方ないんだと捉えることができるのではないでしょうか。

昔の人の知恵も、なかなかなんだなと感心した次第です。以前は「疳の虫」なんていないよと行っていました。ところが今では、「疳の虫なんだから仕方ないんだよ」とお話ししています。「疳の虫」さん、都合良く使って、ごめんなさい!

雑件

明日は第2土曜につき、休診です。
日曜は腹部超音波の研修会に一日参加しています(新潟市)。
今日、当院の最大の野立て看板がリニューアルしました。国道8号線から医院に入る角地に立っていましたが、県条例に従って移動。それに合わせて多少の模様替えをしました。その費用ン百万円! たった数メートルの移動ですが、すごい出費です。

2001.11.8(木)

◇びっくりした数字

iModeの利用数が1日当たり9億5,000万通だそうです。日本国内のみのサービスですので、赤ちゃんから老人まで国民1人あたり毎日8通ほどのiModeメールを使っていることになります。これはスゴイ! 

と思ったら、そのうちの8億通が宛名不明の迷惑メールなんだそうです。これもスゴイ!! 多くは「出会いサイト系」なんでしょうが、意味のないメールを一度に何万通も送るやつらがいるのも、スゴイ。(日本人は、どうしてそんなに節操がないんでしょう。タダなら何でもやっていいんですか?)

ドコモはこの大量の宛名不明を含むメールを全て拒否するようにするのだそうです。この数字を見ると、当然ですね。それにしても、こんなになるまで手をこまねていたドコモさんもまたスゴイ! 自らの仕事が「社会的に重要な通信基盤」という認識があれば、それを大混乱に陥れている迷惑メールをそのままにしておくことは、大いに問題ですね。何もしないことは、時に「社会悪」になります。

ところで私のところに最近多いのは、中国系(?)メール。意味不明の漢字が並んでいて、気味悪いですよ。一応着信拒否にしましたが・・ パソコンのメールには、英語系(?)が良く入ります(アダルトも)。こちらのほうは着信拒否できないので、ちょっと困っています。

2001.11.7(水)

◇ピカピカの小学生

今日の午後は、私が校医をしている小学校の「就学前健診」。小さな学校で、来春は15名の子どもを受け入れます。その「ピカピカの新入生」たちに会ってきました。

といっても、私が普段よくみている子どもたちです。近くの保育園に通っている子がほとんどで、そこも私が嘱託医。それに風邪などのときに来てくれる子どもたちが大半なので、子どもたちの顔もお母さん方の顔もだいたい分かります。この子はこんな子だよ、なんて、小学校の先生に教えたりもしてきました。

私の内科健診のほかに耳鼻科、眼科、歯科の健診もありました。そこでの会話・・ 歯医者さん「この子、虫歯がけっこうあるね。歯医者に行っている?」 お母さん「ええ、先生のところに通ってますよ!」 周りにいたみんなに大受け。私も思わず笑ってしまいました。緊張していた雰囲気がこれで和んだので、歯医者さんに感謝(^o^)

でも人の事は言ってられません。私もよくやりますので。人の名前を覚えるのがヘタで、スーパーなどで会っても、名前までは思い出せません。向こうは子どももお母さんも「こんにちは!」ってアイサツしてくれるんだけど、「・・」(さあ、何ちゃんだっけ?)こんにちは、って返すだけで、つまらない出会いになっていますね。ごめんなさい。

「ああ、○○ちゃん、この間の風邪よくなってるみたいだね!」なんて言えれば、人気も急上昇するんでしょうが・・ 小さい頃から記憶力の悪さでは定評があります(笑)。小学3年で九九を覚えられなくて、放課後に残された話は以前にも紹介しましたので、もう有名でしょう(どこで・・?)。

そう、一つ嬉しかったこと。小学校についたとき、きっと6年生だと思うけど、玄関で「小児科 塚田先生」と書かれた紙をもって待っていてくれ、会場まで案内してくれました。きっと先生からの指示でそうしたんでしょうが、6年もたつとこんなにしっかりしてくるんですね。(その紙は用がなくなったら捨てちゃうんでしょうね。もったいないからもらってこようかな、と思ったけど、恥ずかしいからやめときました)

◇予防接種法の改正、今日から

先月末日に成立した予防接種法の改正が、今日公布され、今日から高齢者に対するインフルエンザ予防接種が法律の中できちんと位置づけられました。現在行っている子どもたちへの予防接種は「1類」とし、新たに「2類」を作って、その中にインフルエンザを入れています。2類では予防接種の必要性は1類よりも下げ、できるだけ受けて欲しいというものになっています(1類では「受けるよう努力する」とされています)。

あまり知られていないようなのですが、法律の中には「65歳以上」などという年齢は書かれていません。これは法律と受けて労働厚生省の省令に明記されています。数年前からの検討で、高齢者に対するインフルエンザ予防接種の必要性と安全性がきちんと分かっているので、その部分から手始めに始まったというわけです。私たちはぜひ子どもたちにもワクチンをと訴えていますが、小児に対する効果が成人よりも劣るということで、数年をかけて再検討することになっています。

インフルエンザという病気を予防する手段は、実際にはワクチン以外にはないわけですし、日本では乳幼児の脳炎・脳症が大きな問題になっています。私の見通しとしては、数年後には高齢者と同じく、子どもたちにも法律に基づいて、公的な補助を受けながらワクチン接種のできる日がやってくると思っています。けっしてそれは「夢」で終わることはないはずです。期待していますよ。

2001.11.6(火)

◇注射のあとはもむべきか?

インフルエンザ予防接種のあとをもむべきかどうかという質問をいただきました。実はこれは微妙な問題です。

不活化ワクチン(インフルエンザ、三種混合、日本脳炎など)は、効果を増強するための物質を含んでいますので、局所の腫れがおきやすいです。接種後によくもむことで局所の反応が弱くなるようです。その一方で、もむことでワクチン成分が局所にとどまらず、散らばってしまって、ワクチンとしての効果が十分にでなくなることも心配されています。もちろん、強くもみすぎると、皮下組織の損傷がおきてしまいますので、乱暴に強くもんではいけません。最近の論文では、もまないほうが局所の腫れはすくないというものも散見されています。

このように、「もむ・もまない」でも論争があり、小児科医の間で決着はついていません。

私自身は「優しくもんでください」とお話ししています。子どもがガマンして注射を受けたわけですから、そのいたい場所を優しくなでてあげることは大切だと思います。「がんばったね!」などとお話をしながら、その子に向き合ってあげるのは必要です。そんなふうに考えていますのが、いかがでしょうか。

2001.11.5(月)

◇本の紹介「小児科のお医者さんからママたちへ」

先日、私のもとへ一冊の本が届きました。「小児科のお医者さんからママたちへ」と題するその本は、いわば育児書の病気編。子どもたちがかかりやすい病気や、使うお薬、健診や予防接種まで、実に盛りだくさんに書かれています。私が読んでもけっこうためになりますよ(本当・・)。

書かれている視点が「小児科医→お母さん方」。といっても上から下へではなく、いっしょに寄り添うような感じです。(もっとも自分のことを「お医者さん」というのは、照れますが・・)夜間などに子どもの病気で慌てなくなくてすむように、というのがコンセプトになっていて、急いで受診が必要な時とそうではない時を、分かりやすい表現で書いています。なかなかいいですね。痒いところに手が届くような感じです。

この本は3人の小児科医が書いていますのが、そのうちの一人が私の大学の先輩(2年上)。偉くなったものですね。こんな本を世に出すのですから。(ちょっとジェラシー・・)もっとも私の手元の本は彼が贈ってくれたので、あんまり悪口は書けません(^o^)

中野康伸、他著「小児科のお医者さんからママたちへ」主婦と生活社刊、1,300円(+税)。宜しかったら、書店で求めて見て下さい。

2001.11.2(金)

◇明日は文化の日

このところ、忙しい日が続きました。前の週末は東京に行っていましたし、今週は「月末月初」という開業医にとって一番忙しいときでした。土日の二日間、何も予定がない(一応公的な予定)連休というのも、久しぶり。す

る事がなくて困っちゃうかも・・ということはゼッタイにないでしょう。日常の診療がないため、ゆっくりじっくりと他の仕事ができそうです。そう、レセプトの点検もしなくっちゃ。

明日は「文化の日」なんだから、少しは文化的なことをしてみようかな・・ といっても本を読むぐらいでしょう。でも本好きの私なのに、このところとんとご無沙汰。必要に迫られて読む本はあるけれど、じっくりと思索をしながら、楽しみながらというのは、しばらくありません。いけませんね。一応「インテリ」で「文化人」という看板をしょっているのに、これでは「野蛮人」みたい。(先日の飯島 愛「プラトニック・セックス」も、性教育の話をするために「やむなく」読んだ本ですよ。けっしてあの「帯」を見て買ったわけではないのですよ・・ 一応弁解しておきますが・・ しどろもどろ・・)

さあ、今日はゆっくりとビールを飲みながら・・「アリー・マイ・ラブ4」を見ることにしましょうか。

2001.11.1(木)

◇2年越しの法律改正/こども通信11月号

昨日(10月31日)、予防接種法改正がやっと成立しました。高齢者のインフルエンザ予防接種を法律で裏付け、これまでは任意接種(つまり自費)でしかできなかったものを公的な補助で行えるようにするものです。

昨年春から国会に上程されていて、「重要法案」であったにもかかわらず、1年半ものあいだ「たなざらし」状態。高齢者をインフルエンザの被害からまもるという、とても大切な課題がこんなに粗末に扱われるんだということを、まじまじと見せつけました。昨シーズンはお流れ。今シーズンもすでに接種が相当すすんでいるわけで、これからメーカー側が対応できるわけでもなく、私たち医療機関側も、すでにいただいた予約をこなすので精一杯な状況です。ここにもし、例年より早くインフルエンザの流行が始まってしまったらどうするのでしょう。

インフルエンザ対策は国家的な危機管理といわれながら、「先送り」ばかりし、「責任をとらない」政治では、高齢者のみならず、国民の健康や命は軽く扱われるだけです。いつまでこんなことが続くのでしょうか。

新しい月になり、やっと「こども通信」11月号ができました。どうぞ、ご覧になって下さい。

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