塚田こども医院

日誌(更新記録)2002年3月  月別の索引

2002.3.29(木)

◇体重差30倍!/小児科医も老人を診る?

小児科っておかしなところです。内科、外科、耳鼻科、眼科・・いろんな科がありますが、「子ども」という年齢で区切っているのは小児科だけです(「老人科」とか「中年科」ってないですよね)。生まれたばかりの赤ちゃんから、だいたい中学卒業までを診ています(もっとも中学生くらいになると小児科を嫌がるようになりますね。とくに男の子。ピンク色の建物の中に入っていくのは抵抗があるようです)。

生まれてから15年間ほどおつき合いするのですが、その間でも子どもたちはどんどん変わっていきます。体も心もすっかりと大きくなり、赤ちゃんからほとんど大人になっていきます。

今日、予防接種で来院した中学3年生(もうすぐ高校生)は体重が約100キロ! となりには赤ちゃんも予防接種を受けるために並んでいて、大きな体を小さくしている様子にはほほえましいものがありました。ちなみに今日は体重が3キロほどの赤ちゃん(生後1か月)の来院もあり、その体重差はなんと30倍! 自分で計算してみてビックリ・・

話は変わりますが、今日、医師会からある文書が来てこちらにもビックリしたところです。老人の介護保険のための「審査会」のメンバーに、今後は小児科医もなるようにとの趣旨です。とりあえずは内科や外科の先生方が関わっているけれども、「医師会全体でするべき仕事だから、小児科もその例外ではない」という過激な発言も伝わってきています。でも、老人のことはよく分かりません。診療とは関係のない医師に担当できるのなら、「形だけ」の審査会になりかねません。

小児科医は子どもたちの健診や予防接種のために相当力を尽くしています。もし余力があるのなら、あるいは要望があるのなら、もっと子どもたちのために時間とエネルギーを使いたいと思っています。乳幼児健診などに他の先生方をかり出してくるなんてことはしていないのですから、小児科医には子どもたちに関係する仕事に集中させて欲しいです。

もし小児科医に介護保険の審査を強要するようなら、そんな医師会はもう辞めてしまおうかな・・なんて思ってしまいました。私は子どもたちのための臨床医! やっぱりそれが基本ですし、それを阻むことは誰にもできません!←カッコいい(^0^)

2002.3.28(木)

◇歯医者さんで「お口、あーん!」

久しぶりに歯医者さんに通いだしました。以前に処置を受けた奥歯がまた悪くなってきたためです。根っこが傷んでいて、その処置をしてもらったのですが、できるだけ歯を残したいとのことで、完全には治すことができずにいました(完全に治すには抜歯すれば終わりですが・・)。今回は、以前よりもガッツに治療しようということになり、とりあえず歯茎を切って、その中の部分も処置しました。

いつもそうなのですが、歯科の処置台に座ると眠ってしまいます。まるでリクライニング! クッションも良いので気持ちよくなります。私の場合は眼鏡をはずすので、周囲の風景がぼんやりしてくると、もうダメですね。寝ちゃいけないと思っていても、ついウトウト。先生や助手さんには「もう少し頑張って!」などと声をかけられるが恒例になっています。

昨日は麻酔を効かせながらのきっこう痛みを伴う処置だったはずですが、それでも・・(痛いのですが、それでも眠れてしまいます)。先生方も困ったのでしょう、開口器をつけて、口が閉じないようにされてしまいました。まるで駄々をこねて嫌がる小学生のよう・・(T_T)

しばらく、たちの悪い患者が通いますので、よろしくお願いします!

2002.3.27(水)

◇診察室で「ハイ、チーズ!」

3月は年度末で、転勤の時期。学校の先生方の異動が昨日に新聞に載っていました。私の年齢ぐらいになると教頭になる方も増えていますが、ずいぶんと遠くに「飛ばされる」んですね。共働きの家庭も多いでしょうし、お子さんがある程度大きくなっていると「単身赴任」せざるを得ないようです。家庭環境もしっかりしましょうと教えている学校の先生が、自分の家庭ではそれができないなんて、お気の毒です。

家族みんなでの引っ越しも多いようで、先週ぐらいから「紹介状」を書く枚数が増えています。当院での簡単な経過を書くだけなのですが、行った先の病医院で丁寧に診てもらえればいいなと思って書いています。

今日は「お別れに」といって、診察室でお子さんと一緒の記念撮影をしてもらいました。長年小児科医をしていますが、初めての経験でうれしかったです。このお子さんは他の県に行くのですが、数か月に一度は私のところに受診されるとのことです。遠くからわざわざご苦労様です。

春は「別れ」の季節なんですね。でも来月はまた「出会い」の時。どんな方と、どんな出会いができるか、楽しみですね。

2002.3.26(火)

◇改定まで秒読み

今、4月に向けての準備をしています--と言ってもどこかに入学するわけではありません。診療報酬の改定が目前に迫っているのです。

今日、医療事務コンピューターの業者からソフト変更のための資料(MO、フロッピー、本)が届きましたが、年度内にしなければいけないので、事務員は残業になります(診療中には不可能ですから)。メーカーで動作確認はしているはずですが、ソフトの更新時には「ちゃんと正しく働いてくれるか」と、いつもドキドキものです。(今日本中で「時間との闘い」が繰り広げられていますが、労働厚生省の皆さんはそれが分かっているのでしょうか。もっと早く、余裕を持って仕事ができるよう、改善してほしいと毎回要望していますが、今回も実現しませんでした。)

始まってみなければ分かりませんが、この改定によって当院の収入がどれほどの減になるか、不安です。そうとうの覚悟をしておかなければいけないと思っています。「儲かっているんじゃないの?」とおっしゃるかもしれませんが、けっこう大変なんですよ。当院の職員は常勤で10数名。その方の雇用を保障するだけでも、ずいぶんな努力が必要です。

「開業医の所得とサラリーマンの比較」がときに新聞にでます。単純に比較しても、大企業の部長クラスがせいぜいです。さらに、私たちには退職金もなく、仕事ができなくなったときの休業の保障もいっさいありません。むしろ「経営者」であり、多くの従業員をもつ「雇用主」としての役割をきちんと評価してほしいものです。

同じ医療を行っていてもこれまでより収入が減るわけですから、さあどうしましょう。減らされた収入に見合った医療内容にするのも一つの方策でしょう。でも・・自分の一生の仕事として取り組んでいる地域での小児医療を、そんなことで縮小するのは納得がいきませんし、悔しいです。むしろ、こんな「苦境」のときこそ、医療内容をより充実させ、患者さんや地域にきちんと貢献できる医院になっていきたいと思っています。それが簡単なことではないことも承知していますが、でも、悔しい思いを自分の生の中に残したくはありません。

2002.3.25(月)

◇診療報酬改訂へあと1週間

先週後半は臨時の休診をいただき、ありがとうございました。いろいろと得るものがあり、これからの診療にも反映させていきたいと思っています。

今日は当院にとっては4連休明けの診療。朝一番から夕方遅くまで混み合ってしまいました。数日の間で具合の悪くなったお子さんもおられ、申し訳ありませんでした。今週から通常通りに診療を行いますので、またよろしくお願いします。このHPの更新や、いただいた質問への回答もこれから順次行っていきます。しばらくお待ち下さい。

昨日は日曜でしたが、4月からの診療報酬改訂の学習会に私と医療事務職員が参加してきました。今回の改訂は「小手先」のもの。「抜本的改革」など一つもなく、全て「先に財政赤字ありき」のつじつま合わせ。点数の引き下げが大半であり、大きな変更ではないので、単に「事務量」だけから見ると楽なのですが・・

そうは言っても、その資料に目を通すだけでも大変です。日本医師会から届いた資料集は960ページ! 4センチもの分厚い本になっています。別の団体(全国保険医団体連合会)からのものでも574ページ。入院、老人医療、介護保険なども含んでいますので、その全てに目を通し理解する必要はありませんが(できるはずはありません)、それにしても「複雑怪奇」な診療報酬の体系がますます複雑になっています。

今週中には医事会計用のコンピューターのソフトを入れ替えることになります。3月31日までは現行の会計で、4月1日からは新点数での会計になります。しかし単純にソフトを変えればいいのではなく、同時に2つの会計処理ができなくてはいけません。つまり、4月1日になって初めて3月分の請求作業が始まるので、コンピューター両方の「頭」を持っていて日にちによって使い分けなければいけないという訳です。このコンピューターを購入し、ソフトを更新したりするのに必要は経費は決してバカになりません。当院でも年間100万円はつかっていることでしょう。

さらに、2年に一回の診療報酬改定に伴って、ソフトの開発に要する費用は業界全体で数百万円かかるといわれています。それが全て医療機関の負担によって行われています。とくに今回は医療費全体を引き下げる史上初めてのマイナス改訂です。それなのに膨大な費用をかけなければならない現在の仕組みに、憤りさえ覚えます。

春休み気分がもうすっかり吹き飛んでしまいました。

2002.3.20(水)

◇もう春ですね!

春らしい良いお天気になっています。皆さんの地方ではいかがですか? もう桜の便りも届くようになりました。当地では例年は4月中旬がお花見で、入園式や入学式を祝うようにさいてくれるます。年はメチャ早くて、もしかしたら卒園式や卒業式に咲いているのでは・・などとも思っていたのですが、いくらなんでもそんなに早く咲くことはないでしょうね。

南極では東京都の面積よりも大きな氷棚(こおおりだな)が海中に崩れ落ちているのが見つかったとか。氷河であれば、次第に押し出されて、いつかは海へ流れて行くわけですが、南極の氷はそうではないですよね。そうすると、「地球温暖化」がどんどん進行しているということになるのでしょうか。春の訪れがあまりに早いことといい、「異常気象」が私たちの周りに少しずつ、そして確実に押し寄せてきている!・・なんてことでなければいいのですが。

明日は春分の日でお休み。そのあとの22日(金)、23日(土)を職員研修のため休診にさせていただきます。医院を休診にいたしますので、患者さんにはご迷惑とおかけしますが、よろしくお願いします。また、このHPの更新やQ&Aのコーナーもお休みしますので、ご了承下さい。

2002.3.19(火)

◇オーダー・メード医療

インフルエンザがまた地域で流行中。今は卒園・卒業の季節なので、卒園児(卒業生)がインフルエンザにかかっているととても可哀想です。現在はインフルエンザの「特効薬」があるため、それを使えばわりと早く治すこともできるようになりましたが、問題が一つ。以前もお話ししたように、A型に効く薬は小さな子どもにも使える物がありますが、B型では大人用しかまだ「日本では」発売されていないということです。

いや正確な表現をすれば、「医薬品として発売する許可は下りているが、薬価がまだ決められていないため保険診療で使うことができない」ということです。私たちは通常は保険を使って診療していますが、いろんな規則があり、その中で使える薬は「保険薬」として認められているものだけに限られています。それ以外のものは、どんなに効く良い薬でも「保険では使えない」ということになります。

では、薬代は実費でいただけばいいのでは・・と思われるかもしれませんが、「保険と自由診療」を一緒に行ってはいけないという規則(「混合診療」の禁止)があり、それもまかりならぬというわけです。これは全部「お役人の発想」。インフルエンザから国民をいかに守るかという発想ではありません。困ったものです。(外務省改革が叫ばれていますが、厚生労働省の改革もゼッタイ必要です!!)

規則を破ることもできませんし、こんなことでケチをつけられるのもイヤです。どうしてもこの薬が必要なときは大人用のカプセルをはずし、子ども用に作り直し(子ども用の製剤が手に入らないので)、それを「無料」で使ってもらう子もいます。(なんと太っ腹!)

今週は卒園式・卒業式のオン・パレード。6歳や12歳の子が来られると「いつ卒園式(卒業式)なの?」と確かめ、その日程からさかのぼって治療計画を立てています。時には点滴をし、時には「闇の薬」(?)を使うなど・・ まるでオーダー・メードの医療。でも、本人も親御さんも真剣ですものね。こっちも頑張らなくっちゃ!

2002.3.18(月)

◇「松山千春立派」論

このところ「宗男バッシング」が続いています。次々とでてくる「疑惑」には本当に驚かされます。とうとう「女の武器」の涙まで見せてしまい、もう残すものは何もなくなってしまいましたね。だから捨て身で、何でも暴露してくれると、本当の意味での「政治浄化」になっていくのでしょうが、あまりに多すぎて本人も忘れてしまっているかもしれません。

それにしても、鈴木議員といっしょにやりたい放題のことをしていた与党自民党、政府、そして外務省などは、いまさら知らぬ顔をしているのはおかしいですよね。いや、外務省に至っては「被害者」「弱者」「正義」を演じているわけで、腹立たしい限りです。過去の秘密扱いの文書をこれほど簡単に出せるのなら、「機密費」などの文書もぜひ見たいものです。自分に不利になるものにはフタをしている姿勢には納得がいきません。

いみじくも田中真紀子さんが言ったように、「自民党や政府の中には鈴木的な人、予備軍」がまだいっぱいいます。今回こそ、それを洗いざらい表にだしてほしいですのが、そこまでやれる人は小泉総理を含めていないでしょう。ちなみに、真紀子さんも「鈴木的な人」なんだろうなと思っていますが・・(角栄さんの娘ですもの・・)

鈴木議員を応援していた人たちがさっと去っていきました。そんな中でも同じ町の出身で高校の先輩・後輩の中である松山千春が一人気を吐いているとか。「千春よ、いい加減に目を覚ましなさい!」って言いながら、禿げた頭をポカッと叩いて来ようかと思っていましたよ。そんな中、今週の週刊AERA(朝日新聞社)に、「千春が立派に見える」というコメントを見つけました。外務省や取り巻きはおかしいという話の延長なのですが、そうか、「さすがは我らが千春!」なんて思っちゃう私も、単純ですね(^0^)

2002.3.16(土)

◇今日は最後の土曜日・・

今日は子どもたちにとっては「最後の土曜通学」の日。そして、学校の先生方にとっては「最後の土曜出勤」でもありました。来月より学校5日制(完全週休2日制!)が実施されるためです。

まだ実感がわきません--我が子が毎週土曜、学校に行かずに家でのんびりしている様子を。先生方は、部活などで休日もお仕事をされることがあるのでしょうが、でも授業を持つわけではなく、基本的にオフになるんですね!(では夏休みなんかはなくなるんですか??)

日本で「週休2日制」が普及してきたのはここ10数年の間ですね。私はいつもその先(?)を行っていました。勤務医のころ、今とは違って病院も土曜でも外来をしていたものです。小児科医が私一人でしたから、朝からお昼まで外来を診て、そのあと病棟回診。冬場の忙しい時には午後2時くらいまで外来がかかることがありました。それは突発的なこととしても、正午までは子どもたちでいっぱいなのがいつものこと。早く帰りたい職員には、いつもイヤな目をされていました(県立病院なのでみんな地方公務員ですが、お役人は仕事をするのが嫌いなんだなと肌で覚えたものです)。

そのうちに「週休2日」が少しずつ導入され、複数の医者がいる診療科(内科、外科などの大きいところ)では交代でお休みできるようになりました。小さい科である小児科はそれができず、平日の午後の「休日」が指定されるのですが、もとより休めるはずがありません(休日の取得率を報告するときには私もしっかり休んだことになっていたようです。日曜すら休んだことがないのに!と「感心」していましたよ)。

現在のように「病院は土曜の外来はお休み」となったのは、私が退職してからです。開業してからしばらくして、学校が「4週5休」になったとき、思い切って当院も第2土曜をお休みにしてみました。以来このパターンを続けています。でも患者さんには迷惑な話ですよね。地域全体の診療体制を考える中で解決していかなくてはいけない問題なのだと思っています。

それにしても、学校教育はどうなるんでしょうか!? 「先に休みありき」・・学校の先生方の週休を確保するために「ゆとりの教育」などという言葉を作った!というのは、うがった見方(すねた見方)なんでしょうか? ひねくれ者の私には、これが子どもの教育を考えて出てきたものではないように思えてしまうのですが、いかがなものなんでしょうか・・

2002.3.15(金)

◇私は算術医?

来月から診療報酬が改定され、医療機関の収入がそうとうダウンするという話は以前に書きました。その内容がはっきりしてくるにつれ、次第に胃が痛くなってきています。小児科は子どもたちが相手で「子ども料金」と揶揄されていますが、その構造は根本的には変わりません。

当院でもっとも影響が大きいと思われるのは「薬剤費の引き下げ」です。保険から支払われる薬の値段を「薬価」と呼んでいますが、この薬価が平均で6.3%値下げされます。その分、納入価が下がれば良いのですが、近年は薬価は下がっても納入価が下がらない傾向が続いています。その分は医療機関や薬局の持ち出しになってしまいます。

このあたりのことをマスコミをあまりご存じないようですね。3月12日付け朝日新聞には「薬価平均6.3%引き下げ 業界全体で4000億円減収」と大きな表題がついていますが、これは明らかな間違い。薬価は医療機関(薬局を含む)に支払われるものですから、正確には「医療機関全体で4000億円減収」なのです。確定しているのはここまでで、薬のメーカーが納入価をもし下げないなら、この減収分は全額医療機関がかぶることになります。ある程度の価格引き下げはあるでしょうが、薬業界としてはその何分の一かの減収にとどまることでしょう。

かりに4月以降に購入する薬の納入価が下がったとしても、現在手元にある薬は、4月からは「安くなった薬価」で請求することになります。おそらく数百万円分はあるでしょうから、その「差損」も決してバカになりません。

では、院内処方をやめて薬は薬局にまかせればいいんじゃないか、という話がいつも出てきます。確かに医療機関としては「楽」で「確実」な選択ですが、患者さんにとっては不文を強いることになりますし、やはり小児科には医薬分業は合わないと思っています。それに、もし当院が医薬分業に変更すれば、当院と薬局で使う医療費は今よりも年間で数千万円増加します。それでもいいのでしょうか?

医者がこういった経営や経済のことを云々しているとすぐ「算術医」などと批判めいたことを言われそうですので、もう止めますが、今回の改訂を見ても日本の医療をいったいどうしたいのか分かりません。胃薬を飲みながら仕事をしています。

2002.3.14(木)

◇自分の声はイヤですね

昨日はメディアの収録が2つ重なりました。一つは「上越有線放送」での月1回のお話。もう何年になるのかな? きっと5、6年は続いていることでしょう。子どもの病気や健康づくりについて10分ほど話をしています。残念ながら私の家はこの有線放送に入っていないので、自分では聞いたことがありません。もっとも土曜の朝6時からの放送ですので、まだ夢の中にいますから、聞けるはずはないのですが。

もう一つはFM上越(FM-J)という地域のコミュニケーション放送局で毎週話しているもの。こちらはテーマを決めて話をするコーナーと、リスナーからの質問に答えるコーナーがあり、15分ほどおしゃべりしています。といっても、パーソナリティーの方から問われるままに話をしているだけで、気軽にやっちゃっていますが。こちらは毎週月曜の朝9:15ころからのオンエア。仕事中ですので自分では聞けません(というより、自分の声を聞く気はしません・・。祝日でお休みの時には聞けるはずなのですが、やはり聞いたことがありません)。

やっぱり自分の声はヘンですよね。普段聞いている声と違います。「え!? こんな声をみんなが聞いているの?」って感じです。自分の声は、声帯→頭蓋骨→耳という経路で伝わってきます(骨伝導)。それに対して、他の人はマイクで拾った声は空気を伝わってきますので、声の質が違うというわけです。

それと話し方もけっこうクセがあるものなんですね。私の話し方は、ときには4歳年上の兄にそっくり。電話口で聞く彼の声、そしてしゃべり方にあんまり似ているので、誰が話しているの?っておかしい感覚にとらわれたこともありました。

そして根っからの恥ずかしがり屋。勢いで放送に出たりしているものの、本当は逃げられるものなら逃げ出したい気持ちでいるのです!(え? 信じられないって!?) まあ、人生45年生きてきて、ずいぶん面の皮が厚くなってきたもの確かですが。

【訂正】3月7日付け本欄に「私の車が登録から10年を過ぎたので1年ごとの車検になった」という趣旨を書きましたが、昨日手元に届いた書類では2年間有効とありました。10年を過ぎたら1年おきの車検になるということはありません。お詫びして訂正いたします。

2002.3.12(火)

◇私は嫌われ者

今年のスギによる花粉症は早いですね。当地では例年は3月中旬から始まるのですが、今年は2月上旬には悲惨が始まり、下旬には相当増えて、「悲惨」な状態になっています。

以前は花粉の飛散量調査もしていて、毎日の数を調べていたのですが、最近はサボっていてちゃんとは見ていません。あれはなかなか大変な作業ですし、シーズン中は一日も休むことができないので、ものぐさ・気まぐれ・浮気性の私にはとても向いていません。でも、そんなことを自分でやってみると、気候の様子(単純に雨か晴れか、寒いか暖かいか)と、患者さんの症状を見ていれば花粉がどれくらい飛んでいるか、検討がつくようになりました。

患者さんの様子を見たり、話を聞くだけでもよく分かります。でも、それ以上に分かりやすいのが私の周囲にいる人たちです。職員にも何人か花粉症の人がいますし、何よりも私のつれあいがそうで、ほぼリアルタイムに症状の把握→花粉量の推測が出来てしまいます。私は花粉症ではないのですが、小児科医の中には自分がそうだという人もいて、わざわざ人に聞いたりしなくても、自分自身でちゃんと分かっちゃいます。まるで「人間観測器」(^0^)

あんまり「花粉症」が憎いので「花糞症」と呼んでいる方がおられるとか。私が帰宅するとくしゃみを始める人がいて、こっちに来ないで!という顔をされています。自分では何ともないので、平気でそのまま家の中に入ってしまうのですが、花粉症の人にとっては迷惑千番なのでしょうね。まるで嫌われ者(T_T)

それにしても国民の2割が花粉症というほど増加してしまいました。最近は幼児などでも決して珍しくなく、どんどん低年齢化しています。何とかならないものでしょうか。この2か月間、憂鬱な日々を過ごされる方々、同情いたします。

2002.3.11(月)

◇タミフル騒動と構造改革

今日は当地では県立高校の入試が行われました。受験生の皆さんに、良い成果が訪れることを祈念したしています。

夕方一人の女子中学生(3年生)が来院されました。その子は途中で熱が出てしまったようで、来院時は高熱でつらそうでした。でも心まで曇らせていたのは、熱のために全力を出し切れなかった無念さかもしれません。「頑張ったんだよね!」と声をかけましたが、少し涙目でした(彼女ではなく、院長が・・)。

今月に入り、またインフルエンザがぶり返しているようです。2月はA型がほとんど(そのまた大部分はAソ連型)でしたが、B型も次第に加わってきて、毎日の診療ではハラハラしています。A型にはシンメトレルという薬が使えるのですが、B型では子どもに使用できる薬が「今の日本には」まだありません。でも、海外ではすでに小児用の内服薬(タミフル)があり、また今シーズンからは体重37.5kg以上の大きな子には大人用のカプセルを使っても良いことになったので、どうも納得できません。

先日の朝日新聞にこの件でのレポートが載っていました(3月7日付)。小児用タミフルは労働厚生省から日本での販売の許可は出たのですが、保険で使うための価格(薬価)がまだ決まっていません。薬価を決める会は年に4回開かれるのっですが、昨年11月のその会には間に合わず(労働厚生省が間に合わせないようにしたという、もっぱらのウワサですが)、次の会で決まっても今シーズンには間に合いません。実質的に使えるのが次のシーズンになるというシナリオです。

高齢者に対するインフルエンザ予防接種が法律で決まるまでの経過も同じで、一昨年からの何度も国会に上程されながら、結局国会を通ったのが昨年の11月。もうすでにワクチン接種の時期は始まっていて、自治体の対応によってはほとんど実施されなかったようなところもあるぐらいです。

「インフルエンザはただの風邪じゃない!」「ワクチンでインフルエンザの予防を!」などとキャンペーンを張るのはいいのですが(それも必要ですが)、でも、本当に危機感をもって政策遂行をしているのか、はなはだ疑問です。真紀子さんからは「スカートを踏んでいるのは当の首相」という話がありました。この騒動は、「インフルエンザに立ち向かおうとしているのに、後ろから鎧(よろい)を引っ張っているのは当の労働厚生省と国会」ということなのでしょう。

「聖域なき構造改革」という言葉も次第に色あせてきています。問題はその内容ですが、「内容がないよう!」 お役所や国会での決め方、政策遂行の仕方、予算の決め方・使い方こそ、真っ先に変えて欲しいものです!

2002.3.8(金)

◇時には知らない方が・・

私もいくつかの経営者たちの集まりに入っていて、ときどき会合などの案内がくるのですが、ほとんどは平日の午後から夕方にかけて。なかなか参加できないでいます。新年会もその一つ。夕方5時頃から懇親会になるのが恒例。診療時間を夕方6時までとしているので、どんなに早くても6時を回らないと出かけられません(冬場の一番忙しい時期は7時を過ぎてもまだ患者さんがおられることもよくあります)。以前一度だけ出席したことがあるのですが、私が会場に入ったときにはもう「出来上がって」いる状態。ハイな方々と、まだ仕事気分から抜け出ていない私とでは話も合いませんね。もうこりごりでした。

以来こういった会には無理には参加しないことにしています。それにしても世の経営者の方々は、そんな時間から飲んでいられるんですね。ちょっとひがみ根性かな? でも、医院の診療は私がいなければストップしてしまいます。診療時間中に出かけることなどできませんし、休みをとってまでおつき合いでの旅行に行けるわけでもありません。まるで「日雇い生活者」。開業医には「有給休暇」は一日もありません(もっとも勤務医の時でも有休をとったのは夏休みの数日だけでしたが)。

形だけですが、まだその名簿の中に私の名前があるので、律儀に案内状をいただき、そのたびに欠席の返事を差し上げています。そしてその案内状をシュレッダーにかけることですっきりと忘れています。しかし、欠席ということでわざわざご挨拶に来られるときがあります。せっかく忘れていたのに・・ 仕事をしながら、「今頃は美味しいお酒を飲んで楽しんでいるんだろうな!」などと思うと、なんだか心が穏やかではありません。人間が出来ていないんですね。

診療が終わった後の「充実感」や「快い疲労感」もあるのですが、自分も経営者なのに・・という思いも少ししてきます。もっと大らかな気持ちでいられるようになれば良いのでしょうが、心の狭い私にはできそうにありません。その団体に頼んで、もう案内はよこさないように、挨拶にも来ないように伝えようかと思っています。(そこから抜けるという「勇気」がないのも情けない。私も「横並び」が好きな日本人なんですね・・)

2002.3.7(木)

◇愛車は11歳!

私の愛車は、今やプレミア物の初代エスティマ(というより、ただの年代物)。1990年秋に発売され(アメリカではそれより半年ほど先行して販売されていて、ミニバンとしと好評だったようです)、私は翌年の3月に購入。ということは、もう11年も乗っていることになります。

最初は、4、5年したら買い換えようなどと思っていたのですが、乗っているうちに愛着がわき、けっこう気に入っていることもあって、次の乗用車を選びきれませんでした。ずるずる「先延ばし」しているうち、当家の「バブルが崩壊」し、気づいたときには中古車としての価値もない「不良債権」になり、「塩漬け」状態が続いているようなものです! あとは「リストラ」対象になり、「解雇」されるのを待つだけの運命でしょうか!?(T_T)

昨年はエスティマの生産が中止され、今出ている「ニュー・エスティマ」は初代とは似て非なる物。「天才卵」と宣伝していたエンジンの配置(運転席と助手席の真ん中の床下にあります)をあっさりとやめ、ただのワンボックス・カーにしてしまいました。もっとも、自重が2トン近くあり(普通の乗用車は1トン弱)、燃費は町中では4〜5キロと驚異(脅威!?)の数字をマークする「地球に優しくない」車にはもう未来はないということだったのでしょうか。(その重さから、私は駐車場での除雪に使っていましたし、もしぶつかっても自分だけは助かるものと信じて疑わなかったのですが・・)

ここまで来ると車検も1年ずつ。もう早く廃車にしなさいと急かされているようなものですね。それとも、自動車整備工場の肩を持っているのでしょうか・・

整備もいろんなところをいじったようでした。そう言えば、最近は故障も多く、しょっちゅう修理に出しています(私の運転が荒っぽいのもあるのでしょうが)。その費用を考えても、さっさと新しい車にしたほうがいいのかもしれませんね。

でも、整備工場にしてみたら、こんな車の方がいいのかも。新車で何もすることがないよりも、いろいろと手を加え、いじることが多い方が技術者として腕が鳴るといったところでしょう! まだまだ走りますよ!

PS 車検が1年しか取れなかったのに、自賠責は2年分とられました。なぜなんだろう・・??

2002.3.6(水)

◇「良いHP」に選ばれました!

医者向けの「業界紙(誌)」に、当院のことをときどき取り上げてもらっていますが、今回はこのHPがその「栄誉」(?)をいただきました。「日経ヘルスケア21」というのがその雑誌で、今月号(2002年3月号)の「診療所成功マニュアル--自院のホームページづくり」の記事の中で写真つきで紹介されたものです。

タイトルが示すように、病医院が患者さんや地域の方々への情報伝達ツールとしてHPを積極的に使っていこう。そのためにはどんなHPを、どのようにして作っていけばよいか、4ページに渡って解説されています。当院のHPは、「良いHPの例」として取り上げられ、次のように書かれています。

<デザインのポイント>
・一目見て、全体の内容がすぐ分かる (←本当はジャングル状態なのですが・・)
・柔らかい色調を中心に、全体的に統一感がある (←どのページもワンパターン・・)
・豊富な内容だが、デザインはシンプル (←これは誉め言葉?)

これを書かれた方から事前に取り上げるとのお話があり、内心はらはらしていました。もしやして「悪い例」なのかと。今日は胸をなで下ろしているところです(^_-)

このHPを維持することが私のライフ・ワークになってきているようです。もちろん「本職」ではありません(あくまでも臨床医がメインの仕事ですし、ウエッブ・デザイナーのようなカッコいいHPが作れるわけではありません)。でも、このまま続けていくことができたらいいなと思っています。ときどきはサボるでしょうし、デザインはいつも同じで見栄えはしませんが、どうぞおつき合いを下さい。何かご意見などありましたら、私宛にどうぞ(と言っても、ご要望などにきちんと応えられないかもしれませんが)。

2002.3.5(火)

◇ウイルス・ゼロのネットを!

今年に入ってウイルスが蔓延・・といってもインフルエンザの話ではなく、ネット上でのこと。私が利用しているサーバーで、その駆除サービスを行っていると知り、1月に契約しました(当時は試験中で無料)。今ほど、その「成績」を見たのですが、最初の1か月間で30数個のウイルスを駆除していました。手元にリストがありますが、送信者欄に知っている人の名前もあり、大変だっただろうねと同情しています。今はもうちゃんと復旧できているでしょうか?

ウイルスは自分が被害者であるとともに、それを多数の方に送ってしまうこともある点で「加害者」にもなってしまいます。意図しているわけでも、悪意があるわけでもないのに「事件」に巻き込まれる可能性があり、これからのネット社会を健全に発展させていく上では、とても重要な課題といえるでしょう。

私が利用している無料の「お試し期間」がそろそろ終了するので、今ほど有料の本サービスを申し込みました。月に3,000円、年間で36,000円しますが、ウイルスの脅威から解放されることを思えば、まあリーズナブルな料金でしょうか。(受信とともに送信メールもチェックされるので、基本的に私からのメールは「優良マーク」のはずです。)

私が使っているパソコンはマックですから、ウイルスに感染することはないと言われています。市場占有率の少ないマック用のウイルスを作る人はいないだろうということなのですが、でも、もしかして世界に一人ぐらい、マックで感染するウイルスを作る希有な人間もいるかもしれませんね。それに、私の娘が自宅で使っているのはウインドーズなので、やはりウイルス除去をしておいて良かったなと思っています(娘宛のウイスルもいくつかありました。どうも友達で感染した人がいるようです。)

さあ、ここまでくると、ウイルス除去は個人や会社といった利用者ごとに行って足りるというレベルではないでしょう。ユーザーの対応には限界がありますし、全てのユーザーがきちんとウイルス除去をすることはとうてい期待できるものではありません。ネットそのものを運営している主体が無いわけですから、ネットとユーザーをつないでいるプロバイダーの責任で、全てのメールのウイルス除去をすべきでしょう。そこをきちんとしない限り、「自由さ」が売り物のネットも大きく足下をすくわれることになりかねません。

ただ、それをどう実現していくかは難しい課題ですね。一つの国の中で完結しているのであれば、その国の法律で決めてしまえばいいですが、ネットには国境がありません。また、ウイルス除去にもお金がかかるわけですから、サービスの提供で割高になってしまいます。その分のコストは当然必要なものと考えることが、それぞれのユーザーに求められます。そんな意識が変化していく中で、全世界的にウイルス封じ込め作戦が展開されていく・・なんてことは、夢物語でしょうか。

2002.3.4(月)

◇役員解任!?

今年度、医師会のある役員をしていました。ほとんど名前だけで、実質的な仕事はしていなかったのですが、役員改選があり、私は見事に「解任」されました(T_T)

役員選挙のとき、自分がその役職にいることも忘れていて、立候補することもなくそのままなっていたのですが、先日来た「議事録」には、別な方が新任されていて、自分がその役からおりたことを知りました。なんとも間抜けな話です。

どうもお堅い組織の役職や仕事は嫌いですね。医師会は自分たちの組織ではあるのですが、元来の「医者嫌い」が災いして、どうもなじめません。このHPにもときどき悪口(?)を書いていますし、どうも役に立たないと思われたのでしょうね。

会議も嫌いです。とくに平日の昼間は診療に差し支えれるのでお断りしています。そうすると平日の夜か、週末しかないわけで、お役所的なところとは話が合わないということになります。どうしても私に出席してほしい時は、当院が休診にしている水曜の午後に!とワガママを通しています。

やっぱり私は臨床医。病気の子どもを診るのが仕事です。子どもの病気のほとんどが急性にもので、勝負も早いです。患者さんにお約束している診療日や時間を、急にお休みにするわけにはいきませんよね。まだ体力が続く間は、子どもたちのために頑張ろうと思っています。(そのうちに体が言うことをきかなくなったら、その時はその時でまた考えましょう!)

2002.3.1(木)

◇3月になりました

今日から3月。例年はまだ雪がいっぱい残っているはずなのに、もうほとんど見かけません。駐車場の端に、除雪車が積み上げていった雪があるだけです。この雪もじきに消えていきそう。春の訪れは早いですね。

昨日から作っていた「こども通信3月号」ができました。メールマガジンのとしても配信していますが、HP内にもアップしてありますので、宜しかったらご覧下さい。月末からのこの仕事が終わると、ほっとします。開業の年から始めて足かけ12年。今回は135号になりました。毎回テーマを決めるのが一苦労で、いつも同じような内容で新鮮みが無く、申し訳ありません。いろんなご感想をお持ちと思いますので、お寄せいただければ幸いです。

この通信を作り始めたのは、当院(あるいは私)から患者さんや地域の方へいろんな情報提供をしたいからでした。毎月発行していますので、まず取り上げるのは季節の話題、感染症などの流行情報、病気についての知識などが中心になります。子どもの病気は季節で違ってきますが、一巡すると同じようなことがまたテーマになります。インフルエンザのように少しずつ内容も変わってくるので、そのときどきの最新のことを書いていますが、中には「定番物」もあります。たとえばはしか(麻疹)、風疹などの感染症、喘息、花粉症などの慢性の病気などがそうです。いくらマンネリを気にしない編集方針とはいえ、そうしょっちゅう同じ内容で作るのも気が引けるので、「ヘルス・レター」というシリーズが誕生したという次第です。

ここまで続けると、もうやめられませんね。何かしらのテーマを見つけ、細々とでも発行を継続していきますので、よろしくお願いします。もっとも、自分自身をせっぱ詰まった状態に追い込めないと、どうしてもサボってしまう性分ですので、いつも月末か月初めにギリギリで仕事をすることになるでしょうが、本人はそれも楽しんでいます。

先ほどメルマガとして送信したのですが、中には「宛先不明」で戻ってくるものもあります。メール・アドレスが変更になった際はぜひこちらにもご連絡下さい。また、月末から多くの仕事が輻輳していたため、いただいた質問に答えることが十分にできておらず、ご迷惑をおかけしています。今、一つひとつにお返事を書いていますので、もう少しお待ち下さい。

このページの
トップへ

日誌索引の
ページへ

先月の
ページへ

このホームページ
のトップへ