塚田こども医院

日 誌 2004年4月  月別の索引

2004.4.28(水)

◇宗次郎さんとツーショット

   

当地(新潟県上越市)に、オカリナ奏者の宗次郎さんがお見えになりました。エムエム上越の番組に出演された時に、ちゃっかりスタジオでご一緒させていただきました。生で拝見し、オカリナも聴かせていただき、うっとりと一時(ひととき)をすごしました。

私もオカリナの音が好きで、以前趣味で吹いていたことがあります。宗次郎さんの曲もレパートリーに入っていました。もうすっかりご無沙汰していましたが、またもう一度取り出して吹いてみたいという気持ちになったところです。

2004.4.27(火)

◇風と風邪がすごいです

今日は全国でものすごい風が吹き荒れました。当地でも瞬間最大風速が30メートルほどになり、アパートのトタン屋根が飛んでいってしまったという出来事もあったようです。ニュースでも各地に様子が流されていましたが、皆さんのところがいかがでしたでしょうか。

お天気では【風】ですが、小児科では【風邪】の勢いがすごいです。先週くらいから流行の度合いはいっそう激しくなっているようです。とくに今週に入ってからは、正直に言って私たち職員の方がダウンしてしまいそうな様相になっています。明後日は祝日ですし、来週はGWの連休ということで、ある程度患者さんが増えるのは仕方ありませんが、実際の様子は予想以上です。

月ごとの来院患者数を調べてみましたが、今月の勢いはここ数年はなかったこと。7、8年ぶりくらいの多さです。過去最高とまではいきませんが、それでの2位か3位にはなりそうです。いろんな要素があるでしょうが、一番はやはり感染症の流行が最近になく大きくなっているということでしょう。

園や学校が始まると、少しずつ感染症が増えてきます。集団生活の開始からだいたい2週間程度からが多いようです。インフルエンザはもうすでになくなりましたが、嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)や溶連菌感染症というはっきりと名前をつけられる病気はまだまだ“警戒域。水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)も出ていますので、こちらの方も感染させないように注意をしていて下さい。

さあ、もうすぐGW。体調を整えてっていつも言っていますが、今日のところは私たち自身の方が心配ですね。ゆっくりと休むことにしましょう!

このHPへのアクセス数が15万件を超えました。これからもまたよろしくお願いします。

2004.4.26(月)

◇GWまで1週間

あと1週間でGW。ご家族で過す計画を立てていますか? 4月も下旬になり、ますます風邪などが多くなっています。どうぞ体調を整えて、楽しい連休をお迎え下さい。

外来は今日もずいぶんと混んでいました。嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)が保育園の子どもたちを中心に、溶連菌感染症が小学校低学年を中心にそれぞれ流行中。4月の半ばから一挙に増えてような感じです。やっぱり園や学校と言った集団生活が始まるとこういった感染症が流行するものなんですね。納得。

水ぼうそう(水痘)もそうとう多いですし、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)も少しずつ発生しています。ワクチン接種を受けたおけばかからずにすむのですが、任意接種でお金がかかるためか、あまり接種を受ける方がいないのは残念です。

GW前の1週間、月末にもあたり、何かと忙しいですね。さあ、老体にむち打って頑張りましょう!

【余談】サラリーマン川柳から。「『課長いる?』」返ったこたえは『いりません!』」・・面白いのを作る人がいるものです。「「『院長いる?』」返ったこたえは『いりません!』」とか「『父さんいる?』」返ったこたえは『いりません!』」などとならないように気をつけなくっちゃ!

2004.4.23(金)

◇雷→停電→診療ストップ?

昨日の夏のような暑さから一転して、今日は朝から雨が降り、気温は急降下。少し暖房をつかうこともありました。天気予報では北海道や本州の山間部では雪も降るようなことを言っていましたので、季節は夏から冬に逆戻り。

夕方からは雷も鳴り出しました。聴診器を付けていても外からゴロゴロと音がした瞬間、イヤな予感がしました。それから数分後、やはり停電。すぐに非常用発電機を運転し、ある程度の明るさは確保しましたが、いつもなら数分もかからずに復旧するのに、今日は5分ほどもかかったでしょうか。やれやれと思って自家発電機を止めたところ、またすぐに2回目の停電。しばらくは電力が安定しないように思ったので、発電機はそのまま運転を続けました。結局5回ほど停電を繰り返したでしょうか。

非常用発電機が大いに役にたちました。天井に設置した10個ほどの電灯は直結してあるので、発電を開始すればすぐに明るく照らしてくれます(発電機をスタートさせるのは人力ですので、数十秒程度の時間が必要ですが)。数カ所にコンセントがあり、最低限の電力は確保できます。無停電電源装置も5個ほど用意してあり、コンピューター類ではある程度の停電にも対応できるようにしてあります。

病児保育室にはさらに、停電時に自動で照明がつくようになっています(最近の建築物には必要になったようです)。保育室を増築してから初めての停電でしたが、この照明が威力を発揮し、子どもたちも保育士も全く不安がなく過ごせたようです(今日は6人の子どもたちを預かっていました)。

これまでも瞬間停電はありましたが、このような断続的に長く続く停電は初めて。そんな中でも診療には支障がなかったわけで、当院の「危機管理」は一応合格点をいただけそうです。ちょっと自信を持つこともできました。

保育室の停電用の自動照明はとても威力があったので、今後は本館にも設置して置くことも考えてみようと思いました。さらにバージョンアップして、非常時に対してもより強い医院にしていこうと思います。

2004.4.22(木)

◇TVドラマ「電池に切れるまで」

何というお天気なのでしょう。今日は太平洋の高気圧から温かい風が日本列島に吹き、各地で30度を超す暑さになりました。当地でも29.4度。朝はやや肌寒く、エアコンで「暖房」しましたが、午後からは蒸し暑くなり、「冷房」運転に切り替えて運転していました。でも明日はまた気温がぐんと下がるということで、また「暖房」することにありそうです。

TVドラマ「電池の切れるまで」を、先ほど見ました。長野こども病院の「院内学級」の生徒たちの様子を描いたもの。子どもたちの書いた詩や絵を集めた同名の本を基に作られたドラマです。重い病気で病院生活をせざるとえない子どもたちの、でも明るく前向きに生きている様子を見ると、涙が自然とあふれてきてしまいます。

タイトルに使われている詩を書いて女の子はまだ11歳。その子のけなげさには、とくに胸を打たれるものがあります。私自身も、短い間でしたが、小児がんなどの子どもたちの治療に関わっていた時期もあります。その時のことがいろいろと思い出され、感慨深く見ていました。

一般に子どもは大人から物事を教えられる存在ですが、どうもそうではないときもあるようです。この詩から、生きることとは何かを大人が教えられているような気がします。「もっと大切に生きなさい」「もっともっと自分を大切にしなさい」と。

原作になった本のことは、書店で見て知っていたのですが、手に取っただけでした。明日はもう一度本屋さんに行って、買ってくることにします。そして、ちゃんと読んでみようと思います。

2004.4.20(火)

☆ポラリス見つけたよ

昨日からの嵐のような雨と風は、今日の夕方にはようやくおさまりました。夜には星も見え、また春らしいお天気が戻ってくるでしょう。

この日曜、また日帰りで千葉まで往復してきました。91歳の義父と85歳の義母の「お花見」が終わり、送り届けてきたのです。2週間ほどの滞在でしたが、桜と春を満喫していただけたことでしょう。また来年の春、一緒にお花見をしようと約束をしてきました。

日も暮れての帰り道、長野から新潟に向かう高速道路の前に明るい星が輝いてました。まるで私たちの行く手を教えてくれるかのように。星座の知識はほとんどありませんが、でもあれはポラリス=北極星だね、という会話が自然と出てきました。

私の周りでは、今「冬のソナタ」がブームになっています。NHKで放映された韓国ドラマです。その中にポラリスのことが良く出てきます。そんなこともあってか、目の前のたまたま目立つ星を勝手にポラリスと思いこんでしまっているのかもしれませんが、天文学的に正しいかどうかは、この際は置いておきましょう。

きっとあの星はポラリスです。そしてその星を、「冬のソナタ」の主人公たちもながめていたのでしょう。そう思ったら、ちょっと嬉しくなりました。今日もまた、こころ優しい恋人たちを照らしているに違いありませんね☆

2004.4.19(月)

◇温かく見守って下さい

今日は強い風とときより混じる雨で大荒れのお天気でした。「春の嵐」というのはこのことを言うのでしょうか。これが1週間早ければ、桜の花を一日で落としてしまったでしょう。

このお天気のせいではありませんが、ここ数日、TVを見たくないという気持ちが強いです。私がよく見るといえばニュース番組ですが、拒否感がわき出てくるのです。原因は分かっています。イラクでの人質問題に関係してです。

すでに人質になっていた方々は解放され、事件は一応終結をみています。殺されずにすんだわけですし、ある意味では「ハッピー・エンド」であるはずです。でも、とくに若者たち3人に対する日本の“世論”の見方が、あまりに冷たいことに驚いています。

戦場に行ったわけですから、その行動に対して厳しい見方をするのは当然でしょう。責任を追求するのも、当たり前です。でも、その言動の端々に、彼らを傷つけ、日本の社会から切り捨ててしまおうという意図が見えてしまうのですが、考えすぎなのでしょうか。

「自己責任」を問う意見が強いと聞きます。でも、だから殺されてもいいんだとは言えません。みんなと違うことをするだけで排除してしまうという意味で、「村八分」の考えにも似ていませんか? 日本人の「集団主義」が見え隠れします。

みんなと同じ事をしていると安心なんです。少しでも違う奴がいるとつぶします(「出る釘は打たれる」)。そして、もし問題行動をするとしてもみんなと一緒から平気です(「赤信号、みんなで渡れば怖くない」)。

世渡りばかりが上手になってどうするんでしょう。自分の信念に基づいて一歩前に出ることが、とても大切だということを、彼らは教えてくれました。あるいは、信念を持つこと自体を私たちが忘れていることに気づかせてくれたのかもしれません。

しかし、そんな彼らをどうして潰そうとしてしまうのでしょう。どうしてその志を否定してしまうのでしょう。どうして彼らの存在までも抹殺してしまおうとしてしまうのでしょう。

どうか彼らを温かく迎えてあげて下さい。彼らが全てのことを率直に、包み隠すことなく、恥ずかしいことと思うことなく語ることができるような環境を用意してあげて下さい。彼らの心を知ることで、私たち日本人は進むべき道しるべの一つを手に入れることができるかもしれません。もっと心豊かに生きるすべを知ることができるかもしれません。

そして、そうなることで、彼らは心も体も生きていくことができるでしょう。このままでは生きていくことに絶望してしまうかもしれません。真摯に生きようとしてきた若者を失うことは、耐えられません。

2004.4.17(土)

◇海外では評価

先日イラクで人質になった3人について、私は「日本の誇り」だとこの日誌に書きました。しかし、国内には政府をはじめとして、迷惑なことをしでかした身勝手な若者という見方が広がっています。与党の中には、「事故責任」として救出に要した費用の請求も検討するという意見もできているとか。彼らの行ってきたこと、イラクの人々への深い愛情、責任感など、どれをとっても、私たちが学ばなければいけないことだと思います。彼らをもっと暖かく迎えてあげてほしいと思っています。

昨日からTVを見ながら、そんないらだつ気持ちでいましたが、先ほどネット上の新聞(asahi.com)で次のような記事を見かけました。海外ではむしろ評価してくれていることを嬉しく思うと同時に、日本人のものの見方の狭さを改めて感じてしまいました。以下にそのまま紹介しますので、お読みになって下さい。

「日本にも新世代育つ」 仏紙が3邦人の行動を弁護
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 17日付の仏紙ルモンドは評論欄の1ページを割き、イラクで3人の日本人が人質になった事件に関するフィリップ・ポンス東京支局長の論評を掲載した。「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」として、「無謀で無責任」と批判されている元人質を弁護している。

 「日本、人道主義の勢い」と題した長文記事は「軽率で無邪気すぎるかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」と、元人質の行動に理解を示す。

 また「親の世代のように企業社会に服従することを拒み、新たな感受性を見つけた若者たち」を束ねる「10万の非政府組織(NGO)」の活動にも注目。「阪神大震災以降、人道・奉仕活動に身を投じる子供たちが増えている。日本人の人質たちは一つの象徴だ」と結論づけている。 (04/17 11:09)

2004.4.16(金)

◇これは何でしょう?

この写真は、さてどこでしょう? 何を撮した物でしょうか? 一見、何かのショーケースのようですね。確かに「ある物」を陳列しています。

正解は、患者さん用玄関内に作った「忘れ物ケース」です。医院に来られた方がいろんな物を忘れていかれます。子どもを連れ、多くの荷物を持っているわけですし、子どもは具合が悪くてグズグズしていることもあるでしょう(時には親御さんも具合が悪いことも)。お子さんの洋服、ハンカチ、タオル、小物入れ・・ いろんな物が忘れ物として残されています。

お子さんの名前が書いてある物は、受診者の控えから探し当てることができますが、そうではないことが大半。忘れ物としてお預かりしてはいますが、問い合わせもなく、持ち主不明で処分せざるをえなかった物も少なくはありませんでした。

そこで作ったのが、この“陳列ケース”。それぞれにいつ忘れられた物かを書いた紙をつけ、丁寧に飾っています(?)。こうすることで、もしかして医院に忘れたのかもしれないと思ってもう一度訪ねて来られる方がおられればすぐに見つけだしてくれます。そんな意識がなくても、後日の受診の際に自分の物だと見つけてくれるかもしれません。実際にそんなふうにして持ち主に返っていった忘れ物もあります。

実はもう一つ、大切な効果も期待しています。それは、帰るときにこのケースを見て、忘れ物がないかどうか、もう一度確認してもらうことです。「忘れ物に気をつけて!」といった標語をいくら掲げても、すぐに慣れてしまい、効果はあまりありません。この「実物展示方式」では、その存在感が違います。アピール度が格段に優れています。そして、結果として新たな忘れ物が次第に少なくなり、ゆくゆくはこのケースの中がガラガラの状態になってくれるといいなと思っています。

それにしても、忘れ物はまだまだ多いですね。さすが、自分のお子さんを忘れてしまった方はおられないようですが。

2004.4.15(木)

◇解放、おめでとう!!

   

公園の桜はすっかり花を落とし、葉が少しずつ出てきました。これからは新緑のまぶしい季節です。

さきほど、イラクで人質になっていた3人の方々が無事解放されたという知らせがありました。TVの映像にも、元気な姿がしっかりと映っていました。本当に良かったですね!

武装した兵士たちの要求は日本の自衛隊の撤退でした。それが実現しなければ人質を殺すと脅していたわけですが、その要求が受け入れられなかったにもかかわらず人質を解放したわけですので、ある意味では日本のテロへの“勝利”とも言えます。でも、日本政府が勝ったというわけではないでしょう。それは、彼らがイラク人のために仕事をしていたことが、解放された理由だからです。

とくに高遠菜穂子さんは、多くのストリート・チルドレンの“お母さん”として、イラクの子どもたちのために働いてきました。その仕事は、自衛隊が“人道支援”という名目でイラクに行くよりももっと前からずっと続けてきたものです。今回の誘拐について、彼らの「自己責任」を声高に主張する向きもありますが、時間的な経過からすればそれは逆です。自衛隊がイラクに行ったことで彼らの身に危険なことが起きたのです。民間レベルでの人道支援をつぶしてしまったとも言えます。

ご家族の方にとっては、とてもつらい日々を過ごされたことだと思います。自分の肉親がテロリストに拘束され、命の期限を突きつけられたにも関わらず、自分からは助けに行くことができない。日本政府は、「自衛隊は撤退しない」と宣言しただけで、本当に救出のためにどれくらい動いてくれているのか、分からない(信頼できない)。そして、そんな家族たちを批判する声が、日本人の中から聞かれるようになる・・

もしも人を批判するのであれば、きちんと自分の名前を名乗るべきだと思っています。それができないのであれば、批判の言葉を口にすべきではありません。嫌がらせ、非難、中傷・・ 自分は安全なところに身をおき、相手が困るのを楽しんでいるとしたら、卑怯であり、卑劣です。家族の方々にとっての敵が、外国のテロリストだけでなく、日本人の中にもいるという事実に直面せざるをえなかったことは、実に不幸なことでした。

事件は一応の解決をみました。これまでの経過の中で、イラクの人々のことを深く愛し、考え、行動する日本人の存在を知ることができたのは、私にとって大きな収穫でした。彼らは日本人の誇りだと思います。これから日本に帰ってこられますが、形は変わっても、彼らの思いが再び大きく実ることを願っています。

2004.4.13(火)

◇“骨髄移植”で助けられる命(2)

 

このところお天気の良い日が続き、桜のいお花はどんどん散ってしまっています。今朝はもうすっかり葉桜になっていました。

昨日の続きです。骨髄移植というと、夏目雅子のことに触れておかなければいけないでしょうね。白血病のために亡くなった女優さん。「ひまわり」のような明るい性格の、とてもきれいな方で、私も大好きでした。幸せな結婚をしたその数年後、白血病にかかり、その治療を受けていましたが、その甲斐なく、残念ながら病魔に命を奪われたのでした。

もしも彼女が白血病の治療を受けている時代に、骨髄移植という方法があったら、そして治療が成功していたならば、今でも元気に活躍している夏目雅子を私たちは目にすることができたことでしょう。そんなキャッチフレーズが、ときどき新聞に載っています。先日のボランティアを通して、この“広告”がすごく身近に感じるようになりました。

実は私は夏目雅子のファン。映画も写真集も良く見ていました。大好きな人が、病気で急に姿を消していったので、びっくりしました。彼女はもともと甲状腺の病気もありましたが、それだけだったらこんなに早く命をなくしてしまうことはありませんでした。その当時、この骨髄移植が確率していたらと思うことしきりです。

2004.4.12(月)

◇“骨髄移植”で助けられる命

 

高田の桜は、昨日から散り始め、お堀の水面は桃色に色づきました。もうすぐ葉桜になってしまいまそうです。

昨日の日曜は、多少世の中のお役に立てることをしてきました。「骨髄バンク」のドナー登録に半日ほどボランティアでお手伝いしたのです。と言っても、私自身がドナー(提供)になるわけではなく、医者として当日の問診などをしていました(提供者になれるほど健康体ではありませんし、年齢ももう少しで引っかかってしまいそうです)。

“骨髄移植”というのは、白血病などの治療の補助的な手段。赤血球、白血球、血小板といった血液の中の大切な細胞成分を作れなくなったときに、他の方からそれらを作る“造血幹細胞”を移植していただき、それによって自分でまた血液成分を作ることが出来るようにするというものです。

例えば白血病では、骨髄の中で白血病細胞を作り出してしまうようになっているので、抗ガン剤などを使ってこれらの異常な細胞をできる限り減らすように治療します。白血病細胞だけと殺すことができれば良いのですが、同時に大切な幹細胞も殺してしまい、自分では血液を作れなくなります。そうすると貧血や出血、あるいは感染症によって命を落としてしまうことになりかねません。

以前は、そこまで徹底しての治療はできず、ある程度のところで治療を中止せざるをえませんでした。そうなると、いずれまた白血病細胞が増え始め、再発することも少なくなかったわけです。ガンの治療としては強い抗ガン剤を使いたいけれど、それができないわけで、ここに血液のガンと言われる白血病の治療の難しさがありました。

しかしこの“骨髄移植”という方法が確立してから、治療の風景が一変しました。抗ガン剤を徹底して使い、ガン細胞とともに幹細胞も死滅してしまうけれど、その後に“骨髄移植”によって新たな幹細胞が定着しれくれれば、あとは自分で血液細胞を作り出すことができます。完全な治癒も夢ではなくなったのです。

実際に白血病は「治る病気」に変わりつつあります。ここ10数年の医療の進歩はめざましいものです。でも、そのためのシステムがまだ十分ではありません。骨髄の提供者は誰でもいいわけではなく、HLAという白血球の遺伝子タイプが一致する必要があります。完全に一致する可能性は少ないので、多くのドナーの候補者がそろっていなければいけません。そのドナーになって下さる方が、日本ではまだまだ少ないのです。

実は今日、医院のスタッフ・ミーティングがあり、“骨髄移植”も取り上げました。私から説明をしたのですが、こみ上げてくるものがありました。それは、私が以前治療に携わった方々のことを思い起こしたからです。医学部を卒業し、研修医として初めて患者さんを受け持ちましたが、その中には白血病の方もおられました。幸運にも治療がうまくいった方、残念ながらうまく治療できなかった方。小児科に移ってからは、何人もの白血病の子どもたちと一緒にいました。その一人ひとりの顔が、おぼろげな記憶ではありますが、脳裏に浮かんできます。そして、その当時にこの“骨髄移植”があったら、その方々や子どもたちを救ってあげることができたのに・・

ドナーがいれば命が助かる方が、まだたくさんいます。多くの方にドナーの登録をお願いしたいと思います。

2004.4.10(土)

◇写真屋さんの生き残る道

  

きのうは“デジプリとの出会い”を語りましたが、写真屋に行ったのは別な理由でした。それは以前から使っているフィルム式のカメラの修理のためです。APSというやや小さめなフィルムを使うカメラなのですが、久しぶりに使おうとしたところ、フィルムを巻き入れることができません。どうも壊れているよう。

このカメラは、APSの出始めに買った物で、形も小さく、機能もしっかりしていて、けっこうお気に入り。そこで修理を頼んだのですが、お店の方の話では、おそらく1万円くらいはしそうだとか。もう少し出せば、新しいカメラは買えてしまいます。おそらく5年くらいは使っているので、修理をしてもその後にどれくらい使えるかは分からないということでした。ある意味で「天寿を全うした」と考えることもできそう。

でも、新しいカメラを買っても、これからはデジカメが主流になっていくことでしょう。実はコダック社は、すでにAPS用のカメラの製産は中止しています。お店においてあるカメラを見ましたが、それなりのお金を出して長く使い続けたいと思うようなカメラはありませんでした。

そんなこんなで悩んだ結論は、「続投」。修理費はそこそこにかかりそうですが、デジカメが壊れた時などのピンチヒッターと考えて、もう少し活躍してもらうことにしました。

そして昨日の“デジプリ”の話につながるのですが、実際に使ってみると、デジカメの完成度はすでにそうとう高いところに来ているように思いました。また、デジカメが全盛期になると「写真屋」というお店がもう要らなくなるのかな?などと思っていたのですが、そうではないことも良く分かりました。やっぱり「餅は餅屋」。プリントは、専門の写真屋さんの仕事として残りそうです。また、業界としても“生き残り”のためにその方向を目指しているように感じました。

当地の桜は、まだまだ見応えがあります。お天気も良く、夜桜見物にもとっても多くの方が来られています。この週末は最高のお花見になることでしょう。

2004.4.9(金)

◇私が最近はまっているもの・・

 

今日は遠方にいる娘が帰ってきました。子どもたちが大きくなると、だんだんと家の中が寂しくなりますが、桜には人を寄せ付ける力があるようです。我が家でもそれが実証されつつあります(*^_^*)

今週【初体験】したのが、デジカメからのプリントです。もう皆さんは利用されているかもしれませんね。私はけっこう写真好き。というより、カメラをいじるのが好きですし、自分で現像したりもしていました(白黒だけですが、ポスターサイズの引き延ばしもやっていました。医院を作るとき、それがしたくて暗室を大きく作り、用具も全部揃えたのですが、いつのまにか“物置”状態になっています)。

最近はデジカメをよく使うようになりました。直接の動機はこのHPへのアップです。いずれフィルムのカメラの代わりにデジカメを使うようになるだろうとは思っていましたが、数年前に買ったデジカメはまだ性能が悪く、パソコンを使って自分でプリント・アウトしても、思った通りにいきませんでした。今使っているデジカメは320万画素のもの。でも、やはりプリントするのがうまくできず、困っていました。

今週、近くの写真屋へ行った時、デジカメからのプリントができることを知り、さっそく挑戦。お店の人に使い方を習いながらやってみたら、それほど難しくはありませんでした。これでハードルを一つクリア!

肝心の画質ですが、これが思った以上にキレイ。普通の大きさはもちろん、多少大きめでも、今までのフィルムからのプリントと匹敵するくらいの粒子です。パソコンのプリンターを使うとなぜか赤くなって、思うとおりの色がでなかったのですが、発色も全く問題なく、むしろこちらの方が原色が鮮やかに出ているようです(スライド用のリバーサル・フィルムに近い感じです)。

プリントができるまでの時間も10分ほどでしたし、選ぶのも自分でできます(今までは、この選ぶ作業の時に、お店の方を待たせるのが嫌でした)。料金はプリント料金が1枚35円ほどでやや高いようですが、自分でするのとは違い、失敗することはありません。何より現像料金も、フィルム代もいりません。

ということで、私が最近はまっていることは、これの【デジプリ】でした。最近絶えていた写真屋さん通いが、また復活しそうです。

2004.4.8(木)

◇バーチャルお花見は楽しんでいただけていますか?

 

このHP内に「ゲスト・ブック」を用意していますが、ある方から書き込みをしていただきました。ご自分が処方された薬について検索したらこのHPにたどり着いたが、ご自身も以前高田市(現上越市)に住んでいたことがあり、HP内にアップしてある桜の写真に懐かしさを感じて下さったとのこと。こんな形で私のHPと出会い、そして心の中にしまってあった美しい風景と再会することができたのですから。

やはり私たち日本人にとっては、この桜の咲いている景色は、心に染み渡りますし、いつまでも特別な意味合いをもって残っているものなんですね。「日本人としての共通の原風景」と言ってしまってもいいのかも知れません。

昨夜はあいにくの雨模様でしたが、今朝からまた回復し、良いお天気になっています。お花もまだ元気ですし、もう数日はお花見を楽しめそうです。この週末もきっと大丈夫のようですね。

HP上で簡単な“桜中継”をしていますが、だいたいは朝の出勤時に、家の前でデジカメで数枚パチリと撮っています。メインの桜の木は、我が家の目の前にあり、朝、外をながめると真っ先に目に入ってきます。車庫のシャッターをあげると、やはり目の前にドンとその姿を構えています。一番なじみのある桜の木です。今年もまた多くの方に、インターネットを通して紹介させてもらいました。あとでどう感謝の気持ちを使えるか思案中です。(いつもはうちの犬がオシッコを引っかけていて、すみません。この場を借りてお詫びいたします。)

今ほど、日本にとって大きなニュースが報じられました。イラクで3人の民間日本人が武装兵士に拘束され、3日以内に日本の自衛隊がイラクから撤退しないと殺害するとの“脅迫”があったとのこと。事態が憂慮されます。こういったテロに屈することは良くないことは確かですが、でも彼ら(お一人は女性)を救い出す確実な方策がなかなかないのも確かです。また、やはり日本がイラクに対して、名目は復興支援だとはいえ、やはり自衛隊という名前の軍隊を派遣したことが本当に良かったのかどうか、もう一度きちんと検討する必要があると思います。与えられた期間はわずか3日。今後の推移が心配です。

2004.4.7(水)

◇夜桜は最高!

昨日はとてもお天気が良く、ふらふらと夜桜見物に出かけてしまいました(2回も)。何しろ、家が公園のすぐ近くなので、いつもソワソワ・・

今日は夕方から雨模様。夜桜見物はちょっとお預けでした。早くお天気が良くなるといいですね。

写真左は昨夜の夜桜風景(満月も一緒に夜桜見物に来ていました)。右の2枚は今朝の風景です。

2004.4.6(火)

◇お花見がにぎやかになってきました

昨日からお天気が良く、満開の桜が青空にきれいに栄えています。お花見に来られる方も増えているようです。

今夜は夜桜がきれいでしょう。お花も今が最高ですし、明日からは雨ということですので、きっと多くの方で賑わうでしょうね。

2004.4.5(月)

◇桜はもう満開!

  

当地の桜はあっという間に満開になりました。観桜会もちょうど始まり、いよいよお花見シーズンの到来です。観桜会は例年より1週間ほど早く始めたようですが、何とか間に合ったようです。今年の桜はせっかちですね。

でもこの週末はお天気が悪く、あまり人混みが多くありませんでした。今日から数日はお天気も良く、たくさんの人が訪れることでしょう。今週後半には花が散り始め、もしかしたら次の週末は葉桜になってしかうかも。もしそうなってしまうと、今年の桜の花は、いつもよりは見てもらう人が少なく終わるかも。せっかちだけではなく、恥ずかしがり屋なのかもしれません。

昨日は日帰りで千葉まで行って来ました。こちらは雨は降っていましたが、風景は【春】。でも、途中の信州(「長野県」よりも有名だから「信州」って読んでいいんですよね、田中知事さん!)は雪が混じり、周りの木々や畑は白くなっていて、【冬】に逆戻り。群馬から関東へ入っていくと、また春の装い。短時間で移り変わる日本の気候を体験することができました。

もっとも、自動車での往復なので、運転手は風景を楽しむどころではなく、目の前を見るのに精一杯。往復で660キロは、やっぱり疲れました(>0<)

2004.4.3(土)

◇桜はほぼ満開

 

昨日は風がとても強かったものの、気温は高かったので、桜は一挙に咲いてしまいました。もう満開といってもいいようです。

観桜会の準備もやっとというのに、今年はとても早いですね。週末はあいにくのお天気のようですが、それでもどうぞお花見にいらっしゃって下さい。

私は今日は休日診療所の出番です。夕方4時〜夜9時まで。この休日診療所は土曜と日祝日のみ開いています。今年度の仕事始めを勤めることになったわけで、何とも光栄です。ちなみに来年1月1日も当番が決まっています。2005年の本当の仕事始めも私が勤めます。ここしばらくは運が良さそうですよ(*^_^*)

2004.4.2(金)

◇桜がもう咲いていますよ

 

今日は低気圧の影響で強風の吹き荒れる一日でした。当地では最大瞬間風速が30メートル近くだったそうです。先日から咲き始めた桜ですが、今朝は三分咲きくらい。

でも、日中は気温が上昇し、一挙に五分咲き・・いや、木によっては満開になっているものもあります。陽当たりの良い南向きの木が、やはり早くいっぱいの花をつけています。

高田公園での観桜会はこの4日から始まりますが、それを前にしても、もう咲ききってしまいそう。この週末、そして来週いっぱいが見頃です。どうぞ、暖かいお支度をして、お花見にお出かけになって下さい。

2004.4.1(木)

◇もうお花見ができそうです

一昨日開花した当地の桜ですが、今日は日中とても暖かく、もう三分咲き。ところによっては五分咲きのようにも見れるところもあります。この週末には良いお花見ができそうですよ。楽しみしていて下さい。

「こども通信」4月号をアップしました。どうぞお読み下さい。

この「こども通信」はメルマガとして配信しているのですが、さきほどその配信を間違えてしまいました。他に「感染症情報」を毎週配信しているのですが、誤ってこちらの方に「こども通信」を配信してしまったものです。読者から「?」という問い合わせがあり、初めて間違いに気づき、慌ててお詫びのメールを送らせていただきました。また、本来のリストの方へも「こども通信」を配信いたしました。

「感染症情報」は毎週の子どもたちの感染症の流行状況などをお知らせしています。160件ほどのアドレスが登録されています。iModeなどの携帯端末が大部分ですので、文字量は少な目にしてあります。そこに「こども通信」を送ってしまったわけですので、表題部分と挨拶文くらいしか見れない状態。「いったい何?」と思われてもしかたありません。お詫び申し上げます。

メルマガとしての「こども通信」は、今日はちょうど1,000件のアドレスに送信しました。送信先が少しずつ増え、とうとう千の大台に乗りました。(でも、アドレスが変更になっていたりして、送信できずに戻ってくるメールもありますので、実際に送信できたのはそれより少ないのですが)

ある読者の方からは、「送信間違いとの事ですが・・拝見した途端、なぜか『にこにこ』顔になりました。子どもたちの元気な笑顔と笑い声・・桜の花。春って良いですね!」というメールをいただきました。こっちが間違えをしてしまったのに、こんなふうにおっしゃっていただくと、嬉しいです。春の陽射しのように、暖かく見守って下さっていただき、ありがとうございます。これからもどうぞよろしく!

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