塚田こども医院

日 誌 2004年8月  月別の索引

2004.8.31(火)

◇アテネ・オリンピックの一番の思いは・・

今日で8月が終わり。夏休みも終わって、明日から2学期が始まるというお子さんも多いことでしょう。子どもたちにとっては、長いと思っていた休みも、振り返るとあっという間だったかもしれません。でも、これでやっと子どもたちから解放されると喜んでいるお母さん方の顔も目に浮かびます。

この夏は実にいろいろありました。記録的な猛暑が日本を襲いました。猛烈な台風や集中豪雨の被害も各地を襲いました。そして、オリンピックの感動も、日本人の心を深く襲いました。こんな“充実”した夏は、少なくとも私にとっては珍しいです。

オリンピックの中では、もちろん日本選手の活躍ぶりに心躍らせていましたが、それ以上に印象深かったことがあります。それは男子マラソンで銅メダルをとったデリマ選手(ブラジル)。1位で走りながら“暴漢”に襲われ、その後3位に順位を落としてのゴール。でも、メイン・スタジアムに入ってからは飛行機のように両手を広げておどけるなど、とても「不運」のために優勝を逃した選手には見えませんでした。本人のコメントも「気にしていない。メダルがとれて、とても幸せだ。練習をよくしていたし、メダルは取れると思っていた。その願いが果たせた」(朝日新聞)。

もし私たち日本人の身の上にこのようなことが起きたのであれば、まずは激しい怒りをしめすでしょう。そして、1位を逃した悔しさに心を砕かれ、意気消沈することでしょう。もしかしたら、もうこれで選手生命は終わりと考え、自暴自棄に走るかもしれません(年齢も35歳ですから)。

でも彼は違っていました。表だってこの男に対する非難の言葉を口にすることはありません。3位でも、故国にメダルを持って帰れることを、決して繕っているのではなく、心の底からこの上なく嬉しく思っているようでした。

「1位になれるはずなのに3位に終わった」と考えるのは、それ自体は間違えではありませんが、でもそれは後ろ向き。それに対して「世界の3位になれたんだ」と素直に考えることができれば、それを出発点にし、人生を歩いていけます。「マイナス思考」ではなく、「プラス思考」がやっぱりいいですね。

思考方式をベクトルの方向で考えると分かりやすいです。「1位→3位」と、「多くのマラソン・ランナーの中の一人→世界3位」では、その方向は180度違います。正反対。これからの未来に背を向けるのではなく、文字通り前向きに進んで行きたいですね。

国民性もあることでしょう。日常の中で、人生を否定的にではなく肯定的にとらえることができているんですね。日本人の一人として、とてもうらやましく思いました。

素晴らしいアテネ・オリンピックの最後にイヤな思いをしました。でも、私にとってはこのデリマ選手の言動が、救いでした。そして、むしろ温かな気持ちをもってこのオリンピックを記憶に残すことができることでしょう。

2004.8.30(月)

◇「人を思いやる心」を忘れていませんか?

一昨日の「屋外イベント」については、今日、直接青年会議所に電話をし、私の考えを伝えました。また、この「日誌」を青年会議所の関係者に伝えて下さった方もおられるので、きっとこれから議論になるでしょう。

電話の中で、しばらくはこういったイベントはないが、次の時に役立てるという趣旨の話がありました。でも10年先のことを約束してくれと言っているのではありません。直接的には、街中での屋外イベントは騒音対策などもしっかりとしておいてほしいという意味合いがあります。イベントの内容や予想される影響を周囲にあらかじめきちんと伝えておくことも、また重要です。今後の活動にいかすためにも、ぜひきちんとした総括をしてほしいものです。

しかし、実はもっと大切なことがあります。それは、こういったトラブルをしっかりと検証することが、これからの組織運営や活動にとって、そして組織の存在そのものにとっても、とても重要になるからです。

行け行けムードの中では、つい周囲の状況が見えなくなるもの。その勢いもまた大切ですが、でも周囲にいる人たちへの配慮に欠けるとしたら、それは問題です。一般的には、不満があってもそれを表面に出さない方が多いです。「大人」としての振る舞いが身に付いているのでしょう。私のようにブツブツ文句を言うのは、きっと珍しいでしょうね。でも、苦情などが表面に出ないからといって、それで良しとするわけにはいきません。子どもたちや高齢者のように、自分の意見を伝える方法がない「生活弱者」の人たちもいるのですから。

周囲へもちゃんと配慮することは、「人を思いやる心」そのものです。それをすっかり忘れて活動しているわけではないでしょうが、でも足りなかったのは確かなようです。今回のことは、組織と活動のバックボーンをもう一度見直し、再構築される良い機会になるのではないかと信じています。どうぞ、前向きに活かしていって下さい。

今日は巨大な台風16号が西日本を襲いました。すでに大きな被害が出ているようです。ここ新潟には直撃はないようですが、でも明日未明から午前中は強風が予想されています。皆さんの地域はいかがでしょうか。これ以上の被害の起きないことを祈っています。

2004.8.28(土)

◇誰のためのイベントですか?

私の自宅は公園の近く。公園には陸上競技場がありますが、昨夜はここを中心に大きなイベントがありました。午前中はカラオケ大会、午後はヨサコイ踊りの大会、夕方からはコンサート・・ 大音響で音楽や太鼓の音が、延々10時間以上続き、夜9時15分からは数十発の花火が、市の中心部というのに打ち上げられました。そして静寂が戻ってきたのは、病院の就寝時間も過ぎた9時半・・

私の町内はお年寄りの方が多く、体の不自由な方もおられます。病院もあり、多くの方が入院しています。受験生もいます。赤ちゃんもいます。夜の勤務のために昼間に睡眠をとっている方もいます。そんな生活をしている人たちも、当然イベントの影響を受けてしまうことに、どれくらい思いを寄せていたでしょうか。

イベントについて、少なくとも私たち家族は何も知らされていませんでした。会場にいる人たちは、その雰囲気に乗っているので苦にはならないでしょう。でも、離れて聞こえてくる音楽は、単調で不快な「騒音」にしか過ぎません。夕方には終わるかな? 暗くなったからもう終わるかな? 8時を回っても太鼓の音が鳴りやまないころには、もう限界に近かったです。主催者側に連絡をとることもできず、仕方なく警察署に電話をしましたが、9時半ころには終わるでしょうとのこと。警察としてもどうすることもできないということで、後日、市民から苦情の電話が入ったことを伝えていただくようにお願いをしました。

イベント会場は屋根のないオープンな施設。陸上競技場の名の通り、音楽イベントを開催するために設計されているわけではありません。当然、大音響でのイベントは「目的外使用」であり、周囲の環境を破壊します。

公園内には静かな環境が十分に保障されなければいけない図書館もあります。夏休みではありますが、小中学校や高校も近隣にあります。そもそもここは公園です。静かに散策を楽しむのが当然のことです。

主宰したのは上越青年会議所で、設立40周年の記念行事なのだそうです。そんなおめでたい行事なのに水を差すようで悪いのですが、でも“常識”が欠如しているのではないかと、深刻に考えてしまいました。

お祝いの行事ですから、多くの市民の皆さんからお祝いをしてもらいたかったはずです。そのために多大な労力と時間をさいたことでしょう。その組織力や会員の努力は並はずれたものであることは、今回にイベントで証明されました。でも、本当に市民のための行事だったといえるのでしょうか。

市民にお祝いをしてもらいたいと願っていても、このような形で不満・反感が出てくるとしたら、とても残念なことです。結局、自分たちだけの自己満足のイベントだったのでしょうか。次の50周年の時には、ここで生活をしている市民のことにも思いを寄せていただきたいと切に願う次第です。

ここまで書いて、やっと気持ちが静まりました。外は台風の影響か、強い風が吹いていますが、やっとゆっくりと休めそうです。

2004.8.27(金)

◇知事候補選びはこれでいいの?

新潟県知事の候補選びは、政党が中心になってやっと進んできました。民主などが多賀さんを推し、自民党は中央官僚の泉田さんを推すことを決めました。これでいよいよ選挙戦への体制はできてきました。

これまで何人もの名前が表面に出ていましたが、その中から二人の方が残った形になります。そして多賀さんと泉田さんのどちらかが県知事になることが実質的に決まったことになります。

ここまで来て、ふと疑問になったことがあります。県民の一人として、最終的な意思表示は投票によって示すことになるのは当然ですが、候補が絞られてくる段階で、「民意」がどれくらい反映しているのかとうこと。

確かに政党や団体が推す候補選びですから、そこの構成員が決めること。民主党や自民党に属していない私がものをもうす立場にないことは、ものの道理です。でも、私たち県民が求める県政のあり方を見つめる努力をどれくらいしているのか、疑問です。

「どの候補なら勝てるか」「どの政党と組むと勝てるか」・・ そこには政策を真摯に議論する姿勢は見えてきません。私たちには表面的なことしか見えてきませんが、本当にそうであれば、はなはだ不見識であり、不愉快です。

いまもって公共事業に大量の県費を投じ、破産寸前で漂流している新潟県政は、いったいどうなるのでしょうか。公示まであと1か月。早く県政の方向を議論しましょう!!

2004.8.26(木)

◇県知事候補の多賀さんはこのHPに・・

新潟県では来月に県知事選挙があります。3期勤めた与野党相乗りの現職が出馬しないので、新人どうしの闘いになります。それなのにまだ正式な候補が共産党以外に決まらず、いったいどうしたものかとヤキモキされている方も多かったことでしょう。

今日は大きな動きがありました。民主、社民、連合新潟の3者が、早大教授の多賀秀敏氏(54)を候補者として支援することで合意したのです。自民党はまだ候補を決めることができていませんが、多賀さんを推すことはなく、独自候補を擁立するでしょうから、これで「与野党対決」の選挙になることが決まりました。

この多賀さんは千葉県の出身ですが、数年前までは新潟大学で助教授・教授をされていました。社会的な活動にも熱心で、以前には大学の学生を東南アジアに連れていってボランティア活動をされていたこともあるとのことです。この話は、私が多賀さんから直接お聞きしたことです。

何回かお会いしたことがあります。多賀さんが以前テレビ番組のコメンテーターをおられたのですが、その番組に呼ばれて、スタジオでインフルエンザの話などをしました。その時に、多賀さんはとてもしっかり物事を考えてる方で、学者さんではあるけれど、ただ講釈を並べるだけの批評家ではなく、自分の体を動かし汗をたらしながら社会を変えていこうとしているんだな、ととても感心したものです。

TV出演の時の写真がこのHP内に以前からアップしてありますので、よろしかったらご覧下さい(スタジオで杵撮影をしてくる出演者も珍しい?)。多賀さんが県知事選挙の候補になられたということで、少し舞い上がっている院長です(^0^)

彼はきちんと仕事をすることでしょう。「未曾有(みぞう)の危機にある新潟県政」(多賀さんの記者会見より)を、力強く切り開いていってくれるのではないかと、期待しています。この方であれば、勝手連的に応援したいですね。

実は今回の候補者選びの中で名前の挙がっている方々は、私の知っている方が少なくありません。多賀さんと並んで民主党などの3者から出たいと名乗りを上げていた黒岩衆議院議員は、かれのお父さんが県内の医師で、私が学生時代に泊まり込みで勉強させてもらった方です。自民党が候補として検討している中央の官僚・丸山氏は、私の高校の1年か2年後輩(直接は知りませんが)。政党とは別に立候補の意志を示している宮越県議は、上越市長時代には小児福祉の面で意見を交わさせていただいていました。そんなこんなで、誰が立候補することになるのか、ずっと見守ってきていたところです。これで腰を落ち着けて県政のことを考えていくことができそうです。

2004.8.24(火)

◇どう思いますか?

この夏休み、ある温泉のホテルに泊まったときのこと。有名な温泉街の中でも値段の高いホテルの予約をとったので、楽しみにしていったのですが、のっけから私をびっくりさせたのが部屋の“標札”です。名前が出ているのも自分たちの仕事のためにしていているだけで、お客さんのプライバシーに配慮が足りないような感じがしました(自分の部屋が分からないお客さんもきっとでるのでしょうから、この点はまだ許容範囲)。それより驚いたのがsの書き方。一目見て、自分が名指しされているような不快感を覚えました。接客の方にその点をお話したところ、「何かヘンですか?」といった答え。

確かに名前の左側に「ご一考様」と書いてありますので、敬称を忘れているわけではなさそうです。でも、「様」の字が小さいですし、写真では分からないかもしれませんが、淡い藍色で印刷されているので、薄暗い廊下ではよく見えません。

こんなことぐらいでクレームをつけるのもどうかな、という気持ちも少しします。だまっていればいいものを、“文句”を口に出すことで、場の空気も悪くなってしまいます。「大人げない」と言われればそうかもしれません。でも・・ 誰かが言ってあげなければいけないとも思いました。

そして、若い職員にそのことを伝えたのですが、それ以上の進展はなし。もう少し上のマネージャーか女将さんに話が伝えられるだろうとも期待したのですが、そんな様子はありませんでした。サービス業にとっては、客からのクレームにどう対応するかが“命”でしょう。現場でおきていることが経営者などのトップに伝わらないような構造は、まずいでしょう(あるいは、トップが現場のことを知ろうとしないとしたら、もっといけないです)。

このホテルは「由緒正しい」ということを売りにしています。歴史も古いし、天皇陛下らもお泊まりになったそうです。その写真が飾られていました。でも、色あせ、古くなった写真が、お風呂へ行く通路の壁に下げられている様子は、何だか申し訳ないような気がしました。ホテルの歴史にとって栄誉あることと考えているわけですから、もっときれいで新しい写真を、ロビーの一角など、それなりの場所に飾ってはいかがでしょう。そんなにお金がかかることでもありません。大切なのは、心です。

おもてなしの心を忘れてしかったかに見えるのは、残念なことです。後味の悪い思いをしながら、ホテルをあとにしました。

PS(1)
あとで気づいたのですが、この“標札”は企業や団体のためのものですよね。例えば「塚田こども医院 御一行様」であればこれでいいでしょう。でも、個人や家族のためには「塚田様」としてほしいですよね。それに、毛筆で書かれているのですが、あまり達筆とは言えません。今はワープロの時代。多少味気なく感じるかもしれませんが、その方が丁寧に感じられることもあります。こんなところにもぜひ気遣いをしてほしいですね。

PS(2)
やっぱりそのままにしていては、ホテルのためというよりも、他のお客さんに失礼だと思い、このホテルを紹介してくれた旅行社にその旨を伝えました。真意が伝わり、良いサービスの提供できるホテルに生まれ変わるきっかけになってくれればと願っています。

2004.8.23(月)

◇「根性論」の終焉

アテネ・オリンピックでの日本選手の活躍はまだまだ続いています。昨夜は女子マラソンで野口みずき選手が驚異の走りを見せ、金メダルに輝きました。テレビに釘付けになった方もきっと多いことでしょう。私も感動しました。

4年に1回だけの世界の檜舞台で、自分の持てる力の全てを出し切り、そして勝者に輝いていく若者たちが、日本にもこんなに多くなったのは、とても嬉しいこと。日本人というと、自己否定の気持ちが強く、自身を持つことが出来ず、自分を主張することも下手。大きな大会では萎縮してしまうことが多いというイメージがありましたが、今はそうではない、頼もしい人たちが次々に育ってきているのですね。

よく「努力すれば報われる」といいますが、でもどんな努力をするかは大いに問題です。日本ではかつて精神論が幅を利かせ、すぐに「スポ根」(スポーツ根性)が出てきました。精神的にタフになる必要はありますが、それだけでスポーツができるわけではありません。体力をつけ、技能・技術を磨き、最高の作戦をたてることこそ、根本に必要なもの。それを無視するかのような「根性論」は、もう終わりです。

日本の選手の活躍ぶりがそれを示していますが、でも一部の競技(一部の選手)ではその「根性云々」が目につきます。コーチをしている父親が絶叫する場面は、もう見たくありません。闘っているのは選手であり、その選手自身が考え、試合を進めていかなければ、本当の勝利にはたどり着かないでしょう。もっと「大人」になってほしいし、早く親離れしてほしいと切に思います(必要なのは「子離れ」かも)。

体格的にはどうしても劣ると日本人ですが、それだけで負けるわけではないようです。むしろそれを活かすことができれば、そこに勝利への道が開けてくるようです。そんなアスリートたちの活躍ぶりを見るのが、楽しくなっています。

2004.8.20(金)

◇寝不足の日々

昨日の夜は台風の影響で風がとても強く、なかなか寝付かれませんでした。この台風15号は、西日本などで大雨を降らせて、またまた大きな被害を出しました。新潟県内には一部に暴風警報も出ていましたし、先月の集中豪雨のこともあって心配でしたが、大きな影響はなかったようです。やれやれ。

オリンピックの放送があって、それでなくても寝不足気味なのに、台風までがそんなに頑張らなくてもいいじゃないと思ってしまいます。一番良いのは、毎日が穏やかで、ゆったりと流れていくことなのでしょう。そして、時々は感動したり、興奮したりと、良い刺激を受ける時があるといいですね。その刺激があまりに強かったり、不快に感じるようではいやです。もうそんなことに付き合っている余裕も体力もなくなってきました。

今回のアテネ・オリンピックは、そんな意味では適度で快適な刺激を与えてくれています。若い人たちが、これほどしっかりとしているんだと認識を新たにしたことも、とても意味あることでした。しっかりと自分の意見をもち、世界が注目している中でも、そして恐ろしいほどのプレッシャーがかかっていても、それに押しつぶされることなく、自分のパフォーマンスを最後まで演じきることができる・・本当にうらやましくなります。

そんな新しい世代の人たちが日本にも育ってきていることを、嬉しいと思うと同時に、少しだけ誇らしげに思えています。

2004.8.19(木)

◇オリンピックに感動!

先日から始まっているアテネ・オリンピックでは、日本選手がとても活躍しています。すでに金メダルも柔道、水泳などでこれまでの大会以上に獲得しているようで、これからも大いに期待できそうです。

とくに体操の男子団体がすごかったですね!! 火曜の朝(というより未明)はテレビに釘付け。最後の鉄棒で、ルーマニアに逆転優勝するまで見てしまいました。あんまりスポーツやイベントが好きではない私にとっては尋常ではない出来事でした。

それにしても日本の体操界のレベルがこんなに高いとは知りませんでした。オリンピックが始まるまで、テレビではいろんな選手や競技が紹介されていましたが、体操のことは話題にはなっていなかったのでは? 誰もが注目していなかったとしたら、ずいぶんと間抜けな話です。

そして何よりも、体操がこれほど華麗で、目を引きつける競技だとは知りませんでした。バレー、サッカー、野球などが花形だと思っていたのが、実は体操こそが最高のスポーツの一つなんだと、実感しました。鍛えられた肉体、基本にあくまでも忠実、そしてここぞというところで最高の技を披露する精神力。日本には、これほどまでの体操選手がいたのだとは、驚きでした。

以前は学校の部活動が主体でしたが、近年の教育現場の混乱や変革から、その活動が衰退し、世界の中でメダルを取れる選手がいなくなりました。一見、それでもうなくなってしまったかに見えましたが、この間にスポーツ・クラブがしっかりと育っていたんですね。そこから今日の実力ある選手が育ってきました。冬の時代をやっと脱し、春になり、そして花が咲き誇っているかのようです。

今回の選手はまだまだ若い人たちばかりです。そして、これだけの選手が輩出されるということは、そうとう裾野が広いのでしょう。これからも、もっともっと素敵な技を見せてくれることが期待できそうです。楽しみです。

2004.8.10(火)

◇ここは田舎!?

自動車で町(「街」ではありません)を走っていると、県外ナンバーを多く見かけます。帰省の方、旅行や観光の方など、今はとても多いですね。

新潟というと、関東や関西の方からはずいぶんと“田舎”に見えるのでしょう。外来で「田舎に来ました」という言い方をされる方がおられます。

でも、ときどきは「これから田舎に行くので・・」と言う方もいます。新潟よりもっと田舎というと、どんなとこなのでしょうね。

「中央」に対して「地方」であることは事実ですし、新潟もその一つ。農山村は第一次産業そのものですし、人材の供給としての意味合いでは第二次・第三次産業の担い手としても、その役割は決して小さい物ではありません(もっとも、昨今の「少子高齢化」で若い人が少なくなっていますが)。そして、豊かな緑、美しい風景、きれいな空気、澄んだ水・・自然の宝庫として、物質的にも、精神的にも社会を底辺からしっかり支えていることに、ときには気づいてほしいです。

そんな「地方」の一角をになっているところとして、懐の大きいとこを見せてあげたいとも思います。盆と正月には帰省をして、ゆっくりしていって下さいね。でも・・「田舎に来た」と言われると、少し思うところもあります。あまり使わない方がいい単語なのかもしれませんよ。

2004.8.9(月)

◇旅行途中の病気

先週くらいから帰省でこちらに帰ってこられている方が多くなりました。外来にもそんな子どもたちを時々見かけます。長旅、環境の変化などで、どうしても風邪など引きやすいのでしょうね。

時には旅行中の子もいます。途中で熱や嘔吐があり、ちょうど小児科医院があったということで飛び込んで来られたのでしょう。「具合が悪ければ中止します」と言われるのですが、でもその裏には「それほどでなければ旅行を続けたい」という気持ちがあります。軽い風邪などでは問題がないでしょうが、症状がまだはっきりしなかったり、経過を少し見てみないと分からないこともあります。そんな時には判断に困ります。

親御さんや本人の意思を尊重して、つい“甘く”見てしまうこともよくあります。でも、その後にもっと症状が強くなったら・・と思うと、旅行途中であるだけに責任重大です。もちろん、ドクター・ストップをかけて帰宅するようにすればいいのですが、なかなか思い切ってそこまで支持することもできません。

子どもたちを連れての旅行は、いろんなトラブルが生じがち。少しのことでも丁寧に対応していくことが大切ですね。そして、いざということも予想しながら、余裕をもって旅をしていて下さい。

2004.8.6(金)

◇受難の日々

一昨日、医院に大物の××が遊びに来られたことは昨日の日誌に書きました。その後もトラブルが続いています。

昨日は朝からCSディズニーチャンネルがうまく映りません。院内の各所で、液晶モニターで終日ディズニーがご覧いただけるのは、当院の自慢なのですが、それがダウン。業者の方に来てもらい、機器の点検をしてもらいましたが、異常なし。しばらくして分かったことは、ケーブルTV局が設定を変えていたということでした。ケーブルTVの空いているチャンネルに、院内で独自に(勝手に?)ディズニーチャンネルを加えて、それを院内で利用しています。TVの映るところはどこででもディズニーが楽しめるのですが、今回はその空きチャンネルに業務用の信号を流し始めたということでした。それが分かったので、他の空きチャンネルに流すよう設定を変えて、無事復旧しました。

今日は液晶TVの一つが映らなくなりました。隔離室に設置してあるもので、韓国のサムスン製。もう数年前から使っています。今日も昨日と同じ業者の方に来ていただき、みてもらったのですが、TV内部の故障とのこと。日本製ではないので、修理等の対応はできないと言われてしまいました。早急に新しい液晶TVを購入し、一緒に配線等の設備をやり直してもらうようお願いしましたが、それまでは院内にある旧式のテレビでガマンしてもらうことになります。

二日続きでTV系統の故障。これは偶然なのでしょうが、“大捕物”から数えれば3日連続。困ったことです。一度お払いでもしてもらった方がいいのでしょうか・・

2004.8.5(木)

◇大捕物

昨日午後のこと、私がエフエム放送の収録で出かけていると、残っていた職員から突然の電話!! 何かと思ったら「ヘビが出た」というのです。医院の周りにはまだ畑があったりするので、私も以前お目にかかったことがあります。でも、突然目の前に現れたらショックでしょう。きっと悲鳴を上げたに違いありません。

さてどうすればいいか?? 有害動物というとことで、まず保健所に電話(この時、電話番号が分からず、電話帳でたまたま見つけた番号にかけたら「エイズ相談」窓口で、恥ずかしい思いをしました)。自分のところでは取り扱っていないというので、業者を紹介してもらいました。そこに電話をすると、ヘビは扱っていないとのこと。ネズミやゴキブリが主だというのですが、ここで断られると他に頼れるところがないので、路頭に迷ってしまいます。そんなせっぱ詰まった状況が伝わったのかもしれません・・「やったことはないけれど、何とかしましょう!」という心強い返事をいただきました。

私も急きょ医院に戻り、待つこと1時間。若い男性がやってきました。自動車の荷台からある道具を持ち出し、ヘビの隠れているところに行くと、それでヒョイっと捕まえました。その間5分のほど。シマヘビで、毒はないそうです。これでもう安心。やっぱりそのスジのプロに頼むときちんと仕事をしてくれるんですね。

道具というのは、竹筒の中に1本のひもを通し、先端をループにしてあるもの。そこにヘビの首か胴(どこまでが首か分かりませんが)を入れ、手元のひもを引くと締め付けられ、逃げられなくなります。そのあとヘビを紙袋にいれ、ひもをゆるめ、さらにそのひもで袋の口を締めます。ひもも最大限に利用しているのが、この方法の特徴(?)。なるほどと関心しながら見ていました。道具というのも、ちゃんと考えて作られていると、とても役立つ物なんですね。なるほどと関心!

見つかった時間もラッキーだったかもしれません。水曜の午後は休診ですので、患者さんはいません。5時前だったので、保健所もまだ職員の方がおられましたし、業者もすぐに対応してくれました。これがもう少し遅ければ、私がパニクっていたでしょう。あるいは診療時間中に見つかったのなら、診療を中断しなくてはいけなかったかもしれませんし、患者さんにご迷惑をおかけしていたかもしれません。ともあれ、これで安心してまた診療ができます。

塚田こども医院は、とうとうヘビにまで好まれるようになったのでしょうか。今朝から職員とそんな冗談を言い合っています。

2004.8.3(火)

◇水撒きも重労働です

夏の日課と言えば【水撒き】。毎日、自宅の庭の草木に水をあげるのが、私の仕事になっています。朝と夕にあげてはいるのですが、平日はバタバタと忙しかったり、疲れていたりと、どうしても手を抜きがち。私にとっては、水撒きもけっこう重労働です。

この日曜は時間があったので、いつもより丁寧に水やりをしました。いつもは“放水”のように水をもらうのに、様子が違うのでビックリしかもしれませんね。花や草の名前もよく分からず、ただ義務的にしているのとは違って、多少は植物のことが見えてきます。きっと喜んでいたでしょうね。

その時に蜘蛛(くも)の巣がずいぶんと目立ちました。ときどきとっているつもりでも、けっこういるものです。水撒きが終わった後、箒(ほうき)を持って蜘蛛の巣取りに庭を一周しました。でも、蜘蛛にとっては“営業妨害”かも。あるいは“生存権の侵害”?? 

ほうきに対抗して“武装蜂起”してくるかもしれないと思ったけれど、あっさり巣を“放棄”していきました。←つまらないオヤジギャグで失礼。

今年は猛暑ですが、水はたっぷりあるようで、水撒きには支障がありません。以前「猛暑+渇水」の年がありましたが、地下水を使ったりしながら苦労したのを思い出しました。その地下水を使うのも、ご近所の手前、夜こっそりと水撒きしたこともあります(周りは水をあげられないので、ウチだけたっぷりあげるのも申し訳なくて)。そんな心配や気苦労をしなくてすむだけ、今年はまだマシな方かもしれません。

2004.8.2(月)

◇暑い夏はこれからが本番

暑いよ〜〜と文句を言いながら、8月を迎えました。先週の後半から本当に暑いです。もう夏はいいよ、早く秋になってほしいよ、とは思うのですが、まだ8月になったばかり。あと1か月半ほどは、こんな熱帯のような気候が続くと思うと、気が重くなります。

と言っても私はずっとエアコンの中。仕事中はもちろん、自宅でもずっとエアコンをかけっぱなし。自然の中でたくましく育った方がいいよ、などと子どもたちに対して言える身分ではありません。むしろ、エアコンも上手に使いながら、夏を乗り切って下さいと話しています。

外来患者さんに「熱中症」はいませんが、でも、園で熱があるといって早退し、医院で休んでいるうちに平熱に戻り、元気になって帰っていく子もいます。私の診察や薬が効くのではなく、冷房のかかっているところでクーリングされるのが効果的なのでしょうね。その意味では院内のエアコンをしっかりとかけておくのは、私やためだけではなく、ちゃんと役に立っているんですね。

あせも(汗疹)、とびひ(膿痂疹)、虫さされといった皮膚のトラブルが大発生。蛾(チャドクガ)にやられた子どもたちもけっこういます。外来はさながら皮膚科のようです。

夏かぜはわりと落ち着いているよう。ヘルパンギーナが多いと思っていたのですが、先週はあまり見かけませんでしたし、今日はゼロ。他では多いというプール熱(咽頭結膜熱)も、私はほとんど診ていませんし、手足口病は皆無。この当たりは、例年とずいぶん違うようです。

今月は家族旅行などで出かけることも多いと思いますが、疲れやすい季節でし、いろんなトラブルも起きがち。お子さんの健康管理や事故の予防に気をつけながら、楽しく夏休みをお過ごし下さい。

「こども通信」8月号をHP内にアップしてあります。お読みいただければ幸いです。

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