1999年6月号(102号)

そろそろ雨の多い季節になりました。先月は強風の日、真夏のような暑い日など、変化が激しく、体調も崩しがちだったのではないでしょうか。

さわやかに晴れたある日曜日、娘の小学校の運動会を見てきました。元気いっぱいに競技したり、応援する子どもたちの姿から、私も元気をもらったようでした。

私ごとになりますが、末の子が小学六年で、これが小学校最後の運動会になりました。上の子から始まって、あしかけ14年も通いつづけたわけで、ちょっとさみしい気持ちです。まだ若いと思っているのですが(そう思うのは私だけ?)、やはりもう・・・

毎日、日報で「100号」を取り上げていただきました

この4月で、この「こども通信」が100号を迎えています。時々の話題を中心に、子どもの育児や看護の中で大切なことなどを書いてきました。マンネリもおそれず、「継続は力なり」を信じて、毎号作成しています。

毎日新聞と新潟日報より取材を受け、とても好意的に記事にしていただきました。とくに日報では、編集者より「患者不在から脱却した医療の在り方のヒント」があると書いていただき、恐縮しています。おほめの言葉というより、期待をこめての「叱咤激励」だと思っています。みなさんをがっかりさせないようにしなくては。

今月は当院の開院の月。1990年から丸9年がたちました。診療面でも常にレベル・アップをめざし、また各種業務の改善を続けたいと考えています。みなさんの様々なご感想やご意見をお寄せ下さい。

早くインターネットへデビューを

毎日新聞の中でも紹介されていますが、いずれインターネットの中で当院のホームページを作りたいと考えています。今はその準備中。といっても、まだ初歩の勉強中なので、いったいいつになったら開設できるかわかりませんが。

この通信も、ご家庭のFAXで取り出せるようになっています。さらに、これまで作ってきた「ヘルス・レター」のシリーズもベースにして、インターネットにデビューする日も近い? (もしお詳しい人がおられたら、教えていただけませんか。)

アトピー性皮膚炎と食事制限

アトピー性皮膚炎は、比較的多い病気ですが、診断や治療などについて、誤解が多いのも確かです。

よく言われるように、食事のアレルギーによってアトピー性皮膚炎が起きていることも少なくありません。鶏卵、牛乳、大豆は3大アレルゲンといわれ、離乳食がすすむにつれ、アレルギーが次第に強くなりがちです。(0歳の前半は、いわゆる乳児湿疹のために顔を中心に肌がいたんでいることが多く、まだアトピーは少ないです。)

赤ちゃんで食事アレルギーがある場合(血液の検査でよく分かります)、食事制限をきちんと行います。それは、一つには離乳食の中の問題となる食材を使わなければいいので、手軽に、そして確実に実行できるからです。1、2歳以上になると、もう難しくなります。

また、数か月、きちんとした食事制限をして、体をアレルギーの刺激から遠ざけておくと、アレルギーの体質がおさまってきます。その後、少しずつ食事制限を緩めていきますが、一歳過ぎには、生のものを除けばけっこう食べられるようになっているのです。

逆に、食事アレルギーがあるにもかかわらず、離乳食をザツに進めると、より多くの種類の食材に、より強いアレルギーをおこすこともあります。米、小麦といった主食類、ピーマン、トマトのような野菜類、そば、ピーナッツなどの食品はもちろん、ダニ、カビといった環境アレルゲンにも強く反応してきてしまいます。

小児科医はよく食事制限をおこないますが、闇雲に誰にでもやっているわけではありません。栄養の偏りがおきないよう、栄養士さんとも相談をしながら、でも必要な子にはきちんと行い、あとあとアレルギーがひどくならないよう配慮しています。