2001年3月号(123号) 

あっという間にもう3月。卒園や卒業、受験など忙しい月ですね。

当地の雪もずいぶんととけました。降り始めは、煩わしい物もみんな真っ白に覆い隠
してくれるのに、今時の雪は「現実」をまた見せつけられるようで、あまり好きでは
ありません。ちょうど政治の世界のように・・

避けてばかりはいられません。さあ、箒とゴミ入れをもって出かけ、街をすっきりと
させましょう。(国会もそうなるといいですね!)

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今月の話題
 ●新潟県もやっと他県並みに・・
 ●子育て支援と病児保育
 ●短信
 ●花粉症の予防は早めに始めて下さい
 ●新潟県の乳幼児医療費拡充へ
 ○事故予防のヒント(7)
 ○3月の感染症情報
 ○3月の予定

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■新潟県もやっと他県並みに・・

新潟県の乳幼児医療費助成が、やっと拡大されることになりました(後段参照)。9
月から、外来は2歳児まで対象になります。といっても、全国を見渡すと、やっと
「並」になっただけですが・・ とりあえずは市町村の上乗せによって、全国的にも
「上」に入ることを期待したいところです。

この制度は全国の全ての市町村にある一方で、制度としてはまちまちです。住むとこ
ろによって、子育て支援の内容が大きく異なります。これからは、国の政策としてき
ちんと整えるべきでしょう。

■子育て支援と病児保育

医療費助成以外にも、安心して子育てに取り組めるような「子育て支援」はいろいろ
と必要です。病気になったときの保育をどうするかも、大きな問題。県内には現在3
カ所の「病児(病後児)保育施設」があります(うち2カ所は上越市)。早急な整備
が望まれます。

私自身、小児科医として何かお手伝いできないものかと常々考えています。開院し
て10年余が過ぎ、そろそろ病児保育にも関わっていくべきとの思いもあります。その
ための構想を練り始めたところですので、ご意見などお聞かせいただければ幸いです。

■短 信

今月のポリオ予防接種(任意)は17日(土)です。

この「通信」をご家庭でご覧になりたい方には、FAXでお送りします(無料、毎
月も可)。ご希望の方は医院までご連絡下さい。

■花粉症の予防は早めに始めて下さい

春になると花粉症が心配。スギはその代表で、新潟では3月中旬から始まり、5月上旬
まで続きます。今年は例年の2倍ほどの量といわれています。

目と鼻の症状

ひとたび花粉に対するアレルギーができると、花粉が目や鼻の粘膜に「過敏で過剰な
反応」がおきてしまいます。

目の症状は、涙目、かゆみ、充血など。鼻の症状は、水鼻、くしゃみ、鼻づまりなど
です。さらにひどくなると、微熱、だるさなども伴います。

花粉に触れない工夫

アレルギーの元になる花粉がつかなければ全く症状がありませんし、少なくすめば症
状が軽くなります。

外出時は、暖かい日中などの飛散量の多い時間を避ける、マスク・メガネなどをする、
帰ったら衣服を払ってから家に入る、すぐにうがい・洗眼・シャワーなどをしてくだ
さい。

家の中では、お布団や洗濯物を外には干さない、毎日こまめに掃除をする、空気清浄
機を使う、他の家族に協力してもらう、なども必要です。

治 療

アレルギーを抑えるお薬はいろいろと開発されています。飲み薬の他に、目薬、点鼻
液もあります。それぞれ、症状の程度ななどを考えながら、最適な物を選んでいきま
す。(眠気の出る薬が多いので、注意して下さい。)

そして症状が出る前から始め、長めに使うのがコツです。

さあ、今春の花粉症を上手に乗り切って下さい。

■新潟県の乳幼児医療費拡充へ

9月より新潟県の乳幼児医療費助成制度が拡充され、対象年齢が外来はゼロ歳から2
歳までに、入院は3歳までから4歳までに広がることになりました。

今の日本では子どもを産み、育てることは大変。社会全体で「子育て」を支援し、そ
の環境を整備することは、少子化に歯止めをかけるためにも重要な課題です。中でも
医療費負担の軽減は、大きな意味を持っています。子育てを担っているのは20〜30代
の収入の少ない世代で、お金の心配をせずに病医院を受診できることは、何よりの子
育て支援策といえます。

本県の水準は「全国最低ランク」であり、「子どもに優しくない県政」などと酷評さ
れてきましたが、これで他の県並みになります。といっても、現時点で30県が2歳ま
でを対象とし、3歳以上も補助しているのは8県あります(外来)。本県では1歳以
上は所得制限があり、利用できない人がいますが、27県がこの制限を設けていません。
さらに、22の県では自己負担はなく、完全無料化されています(本県では、外来
は530円を月4回まで)。

東京都は今の4歳までを未就学児に拡大する(10月実施、自己負担なし)など、さら
に充実させる動きも各地で活発です。

本県は大きな一歩を踏み出しました。それでもまだ「普通の水準」。すでにいくつか
の市町村が上乗せを検討していると聞き、心強く思っていますが、一層の充実に取り
組んでいただきたいと願っています。

■事故予防のヒント(7)

乳幼児の歩行中の事故は、自宅から100メートル以内が4割。家のまわりに危険な場
所がないかチェックし、お子さんに教えて下さい。

■3月の感染症情報

先月(2月)の末になって、市内の中学で学年閉鎖もおきるなど、インフルエンザの
流行がはじまりました。今年は真冬に患者発生がほとんどなく、異例の年です。この
あと本格的に流行が始まるのか、気になるところです。

嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)は、年齢を問わず引き続きはやっています。溶連菌
感染症は小学生を中心に、水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は
保育園・幼稚園の子どもたちを中心にそれぞれ発生しています。

子どもの感染症は、こういった集団の中で流行しがちです。どんな病気が多く発生し
ているかという情報をえることはは、とても大切ですね。

当院では、毎週の感染症情報をお伝えしています。とくにi-Mode携帯を使った方法は、
医療雑誌などでも紹介され、注目されています。ご希望の方は、メールなどでお知ら
せ下さい。

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL0255-44-7722(無料)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信

■3月の予定

院長出務
 ・聖母保育園新入園児健診 7日
 ・上越市乳幼児健診 14、28日
 ・上越保健所未熟児健診 13日

有線放送「健康ライフ」 17日朝6時〜
 「春の病気/花粉症など」

FM-J「あつまれ元気っ子」(当院提供)
 毎週水曜午後4:35〜(76.1MHz)
  ・ 7日高田幼稚園
  ・14、21日ひがし幼稚園
  ・28日高士保育園

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