2001年6月号(126号) 


今月は「わたぼうし病児保育室」開設の月なので、それについての話題が多いです。
どうぞお読み下さい。

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今月の話題
 ●開院記念の月、そして・・
 ●読売新聞「気流賞」受賞
 ●短信
 ●いよいよ「わたぼうし病児保育室」のスタート
 ●「わたぼうし」のいわれは・・
 ○事故予防のヒント(10)
 ○6月の感染症情報
 ○6の予定

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■開院記念の月、そして・・

6月は当院にとって記念の月。11年前の平成2年(1990年)に開業したのが6月でした。毎年、それまでの「足取り」を振り返りながら、でも「明日があるさ」の歌のように次の一年、どんなことを目標に仕事をしていこうかと思いめぐらすのが習わしになっています。

今年は「病児保育」を始めるということで、その意味合いがさらに深くなりました。子どもたちが病気になったとき、もし家庭保育が難しいのならお役にたてると思います。

すでに専任保母2名とともに、準備を急いでいます。実際に始めてみないと分からないことも多いでしょうが、皆さんのご意見・ご要望をお聞きしながら、使い勝手のよいものにしていきます。塚田こども医院の新しいサービスを、暖かく見守ってください。

■読売新聞「気流賞」受賞

読売新聞への投書(「不安なお母さん励ますのも大切」)が掲載されたことは先月号でご紹介しましたが、このたび「月間気流賞」をいただきました。とても光栄なことです。

今の医療や福祉の中で「思いやりをもって接する」という当り前のことがどうも欠けています。そのことが受賞のバックグラウンドにあると考えると、手放しで喜んでいるわけにはいきません。

そしてそこに書いたことを日々の仕事の中でしっかり実行しているか、自分自身に問いかけていきたいと思います。

■短 信

今月のポリオ予防接種(任意)は16日(土)です。

■いよいよ「わたぼうし病児保育室」のスタート

今月12日(火)より、病児保育室を開設します。お子さんが病気などのときに、家庭保育をお手伝いできるのではないかと思います。

対象となる病気は、とくに制限をしないつもりです(はしかは、強い伝染力と本人の症状が強いため、対象外とします)。もちろん、とても具合の悪いときは外来受診(ときには入院)が必要ですし、親御さんができるだけお休みをとり、お子さんと一緒にいてあげてほしいと思います。

しかし、職場やご家庭の事情などで、なかなか思うとおりにならないことはありますね。そんなときに、子どもに無理をさせないで、「病児保育室」でお預かりしようという趣旨です。

私の子どもはもう大きくなりましたが、小さいときの子育ての中での「大変な思い」を今でも忘れることができません。診察室で思案にくれている親御さんの姿をみると、自分の昔にだぶってきます。

「子どもが病気の時こそ親は休みをとるべきだ」というのはもっともです。そのための社会整備をぜひ急いで下さい。社会を変える運動をして下さい。でも、そうなるまで、今困っている子どもたちと親御さんたちをそのままにしておいていいわけではありません。

そして、いわゆる専業主婦であっても、病気で具合の悪いお子さんを家庭保育(家庭看護)するのは、とても大変です。そんなときは、当院のスタッフといっしょにお子さんの面倒をみてあげたらいいですね。「登園できない子」に限っているわけではないのは、そんな思いもあるからです。

まだ見えていないこともいろいろありますが、でも大きな海に向かって帆を揚げようと思います。どうぞよろしくお願いします。

■「わたぼうし」のいわれは・・

「わたぼうし」はそのふわっとした優しい感触が好きです。そして、タンポポの種を遠くまで運び、広げてくれる役割も果たしています。

当院の病児保育室が、具合の悪い子どもたちや、困っているご家庭を暖かく包んであげたいという思いと、これからもっと多くの施設が誕生するといいなという願いをこめて、「わたぼうし」と名付けました。

実は以前にも同じ名前を使ったことがあります。私が長男の子育て当時(もう20年ほど前)、産休明けから預けられる保育園がなかったため、数家族がいっしょになって作った共同保育園が「わたぼうし」。2年ほどで大学がそれを引き継いでくれたので、短い関わりでしたが、でも思い出深く、また貴重な経験をたくさんしました。私にとって、その後の父としての、あるいは小児科医としての「原点」となっています。

「わたぼうし」がまた戻ってくるのでとてもうれしい気持ちですし、大切に育てていきたいと思っています。

■事故予防のヒント(10)

夏場、自動車の中は強烈な暑さになります。熱中症にさせないためにも、車内に子どもを一人で置いていかないで下さい。(犯罪です)

■6月の感染症情報

先月(5月)は、また風邪などが多くなったようです。やはり子どもたちは集団生活をしていると、どうしても感染症をもらってしまいます。なかでも4月に初めて入園した3歳前後の子どもたちの外来受診が多かったように思います。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)がとても多くなりました。県内では上越地方での流行が突出しています。耳下腺の腫れが1週間ほど続き、その間はお休みしなければいけません。時には髄膜炎などの合併症もありますし、大人がかかると重い症状になりやすいです。ワクチンによる予防接種をお薦めしています。

このほか、水ぼうそう(水痘)はやや下火、嘔吐下痢症も少なくなりました。溶連菌感染症は少ないのですが、まだ注意が必要。

先月下旬からあらたにヘルパンギーナの流行が徐々に始まったようです。これは子どもたちの間で夏場に流行しやすいウイルスによる感染症です。高熱とのどの痛みが特徴ですが、数日で自然とよくなっていきます。これを見かけるようになると、もうすぐ夏なんだなと実感します。

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL0255-44-7722(無料、毎週末に更新)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信(無料、毎週金曜ころ)

■6月の予定

院長出務
  ・聖母保育園健診 6日
  ・有田保育園健診 13日
  ・上越市乳幼児健診 20、27日
有線放送「健康ライフ」 19日朝6時〜
  「病児保育/夏にはやる病気」
能生町保育士会講義 16日14時-
  「子どもの病気と健康」
FM-J「Dr.ジローのこども健康相談」
 月曜午前9:15頃〜(76.1MHz)
  ・第1週=子育てアドバイス
  ・第2週=子どもの病気
  ・第3週=予防接種
  ・第4週=事故予防
  (第5週=Q&A特集)

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