2002年3月号(135号) 

 当地は雪国ですが、雪もほとんど消えています。今年の春の訪れは早そうですね。
 3月は年度末。卒業・卒園、あるいは進級に向けてとても忙しいですね。インフルエンザの流行が今年は小規模ですんでいますが、でもまだ注意が必要。健康管理にも気をつけながら過ごしていて下さい。

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今月の話題
 ●どんな厳しくても子どもたちには・・
 ●短信
 ●新入園の準備はワクチンで!
 ○3月の感染症情報
 ○3月の予定

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■どんな厳しくても子どもたちには・・

 日本の政治・経済・生活などの「健康管理」がとても心配ですね。不況、デフレ、倒産、リストラ・・聞きたくない言葉が毎日ニュースで流れてきます。
 医療の世界も「痛みを分かち合う」とのことで、患者さんの負担が増え、保険料も増額され、医療機関の収入は減ることになりました。来月からいろいろと変わります。
 しかし、「日本の医療はどうあるべきか」という最も大切なことは少しも議論されていません。国の負担を少なくすることだけが先に決められていました。
 「少子化対策」として、子どもたちを育てるご家庭の負担を少なくすることも大切なのですが、上越市の新年度予算には、医療費助成の拡大は盛り込まれていません。「保育園出身の新市長さん」と期待していただけに、残念です。
 現実がどんなに厳しくても、子どもたちに明るい未来を約束してあげたいです。何とかならないものでしょうか。

■短 信

大人の方についても、お子さんと同様の感染症やアレルギーの病気については診療を行っています。どうぞ受付まで。
病気で登園できないお子さんをお預かりする「わたぼうし病児保育室」を併設しています。ご希望の方はどうぞ。
窓口の支払にクレジット・カードと銀行のキャッシュカードが使えます。

■新入園の準備はワクチンで!

 来月は、初めて保育園や幼稚園に入るお子さんも多いことでしょう。
 「子どもたちが集まるところ、風邪あり」。いろんな感染症が絶えずはやっています。そのため、入園した直後はよく熱を出したりして園を休みがちです。半年ほどすると、次第に免疫ができ、丈夫になっていきますが。
 そこで「事前の対策」を! ワクチンを受けておけば、かからないか、かかっても軽くすみます。重い病気はもちろん、軽いものでも園を休んで欲しくないご家庭では、積極的にワクチンを受けるといいですね。

はしか(麻疹)
 とても重い感染症で、日本では年間数万人の患者さんが発生し、子どもたちを中心に数十人が亡くなっています。欧米でワクチン接種が徹底し、はしかの発生がほとんどなくなっているのとは大違いです(アメリカでの患者発生は年に100人ほど)。
 1歳を過ぎたら早めに受けることになっていますが、忘れていませんか? ぜひ母子手帳を開いてみて下さい。
 また、生後半年ほどでお母さんからもらった移行免疫も切れてくるので、入園する赤ちゃんは一歳未満でもワクチンをお勧めしています(任意接種)。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
 昨年からずっと流行していますね。耳下腺が腫れ、熱や痛みがある病気で、1週間ほどはお休みになります。中には髄膜炎という合併症をおこすことも決して少なくありません。
 この病気もワクチンでほぼ確実に予防できます(任意接種)。副作用も心配されるほどはなく、「髄膜炎を予防するワクチン」としてお勧めしています。

水ぼうそう(水痘)
 とても伝染力が強く、自然にまかせると一週間ほど治るまでかかります。近年はお薬で軽くすませられるようになりましたが、やはりかからないに越したことはないでしょう。
 ワクチンがありますので、かからせたくないお子さんは受けておいた方がいいですね(任意接種)。効果がやや弱いのですが、かかっても軽くすませてくれます。

この他では、三種混合BCGポリオ日本脳炎(33歳から)はどうですか。毎年秋にはインフルエンザもぜひ受けて下さい(任意接種)。
 大人の方もお子さんの感染症をもらうことはよくあります。免疫がないようでしたら、きちんと調べたり、ワクチン接種を受けておくことが大切です(小児科で行っています)。


■3月の感染症情報

 今年もやはりインフルエンザが流行しています。1月下旬より少しずつ始まり、2月中旬がピークだったようです。規模は例年よりは小さく、A型とB型がいっしょにはやっていました。このまま終息に向かっていくものと思いますが、引き続き注意していて下さい。
 このほかでは嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)、溶連菌感染症も冬場のために目だちました。水ぼうそう(水痘)はやや増加傾向、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)、手足口病もまだ見かけています。りんご病(伝染性紅斑)は少数ですが、患者さんが出ています。

 感染症ではありませんが、スギ花粉症が例年よりも早く2月中旬から発生しています。今年は春の訪れが早いためでしょう。4月いっぱいはご注意下さい。
 また春先は喘息発作をおこしやすい季節です。発作をおこしやすいお子さんは、薬を用意するなど準備しておいて下さい。

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL0255-44-7722(無料、毎週末に更新)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信(無料、毎週金曜ころ)

■3月の予定

院長出務
  ・上越市乳幼児健診 13、27日
  ・聖母保育園就園前健診 6日
  ・上越保健所未熟児相談 19日
有線放送「健康ライフ」 16日朝6時〜
  「春の病気/花粉症など」
FM-J「Dr.ジローのこども健康相談」
 月曜午前9:15頃〜(76.1MHz)
  ・第1週=子育てアドバイス
  ・第2週=子どもの病気
  ・第3週=予防接種
  ・第4週=事故予防

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