2002年8月号(140号)  


  暑中お見舞い、申し上げます

 各地から夏祭りの便りが聞かれ、心躍ります。
 しばらくは暑い日が続きますが、くれぐれも健康管理に注意してお過ごし下さい。

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今月の話題
 ●社会貢献としての病児保育
 ●3歳以上にも医療費の補助を!
 ●夏の予防接種の受け方
 ●短 信
 ○今月の感染症情報
 ○今月の予定

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■社会貢献としての病児保育

 地元新聞(上越タイムス)で、当院のわたぼうし病児保育室が「社会貢献」として
取り上げられました。昨年から始めた仕事が少しずつ地域に定着してきているようで、
嬉しい限りです。
 このような「新しい仕事」「変わったこと」を始めるのは、さほど大変ではありま
せん。「よし、やろう!」という意識も皆の中に高まっていますし、勢いをつければ
何とか漕ぎ出すことができます。問題は、それを維持できるかどうか・・
 うまく行くと、つい力を抜きがちです。日々丁寧に仕事を進めていくことは、実は
容易なことではありません。さらに、進むべき大きな方向を見失わず、地域や利用者
のニーズに絶えず応えるようにするのは、ときに困難なこと。
 2年目に入った「わたぼうし」を、これからも大切に育てていきたいと思っていま
す。

■3歳以上にも医療費の補助を!

 先日、医療法が改定され、社会保険本人が3割に増えるなど、国民負担が大幅に増
大します。
 しかし、3歳未満の医療費負担は軽減されます。今年10月から3割が2割になるこ
とが決まりました。といっても、新潟県でも3歳未満の子どもに対してはすでに県と
市町村の助成があるため、今回の改正では窓口負担に変わりはありません。
 一方で、県と市町村は負担が軽減されます。単純に計算するとこれまでの3分の2
の予算ですみます。
 当院に受診している患者さんの年齢別割合を調べてみました。

  0歳  11.1%
  1歳  17.7%
  2歳  11.1%(0〜2歳計 39.9%)
  3歳  16.3%
  4歳   8.9%
  5歳  12.0%
  6歳〜 22.9%

 2歳以下は約4割で、それ以上の幼児も多数います。今回の改定により、同程度の
予算規模で3歳児も助成対象にできることが分かります。
 乳幼児医療費の助成に対して、これまで国は頑なに否定的でした。法律で決めたも
のを勝手に変えることは認められないというのが今までの「公式の見解」です。その
国が態度を 度変更し、法律そのものを改定しました。
 これが「自治体の負担軽減」だけで終わってよいとは思えません。親御さんの負担
を軽減しようという国のねらいが、対象年齢の引き上げによって、もっと多くの親御
さんに広がることを願っています。

■夏の予防接種の受け方

【質問】
 生後4か月でBCGが終わり、今は三種混合、秋にはポリオと続きます。夏場は予防接
種は避けた方がいいとも言われましたが、このまま受けていっていいでしょうか?
(Oさん)

【回答】
 夏場でも、本人の体調が良ければ、予防接種は問題なく受けることができます。
 確かに昔は「夏ばて」で体力を落としている子もいたかもしれませんが、今はそれ
ほどはいないでしょう。また、接種前に必ず診察がありますので、そういった具合の
悪い子は受けないようになっています。
 なお、経口ポリオワクチンは腸管内のウイルスや雑菌の繁殖のために効果が不充分
のことがあり、避けたほうが良いと言われています。(全てに子に効果がないという
意味ではないので、自治体のスケジュールの都合で夏場もポリオ予防接種をしている
ところがおおいようですが・・)
 ということで、一般論として、今は夏場を避けるようには指導していません。

    <HP:Q&A 7月30日より(一部改変)>

■短 信

◇今年秋のインフルエンザ予防接種は、10月19日(土)より開始の予定です。予約は
フリーダイヤル0120-447709にて9月11日(水)午後1時より受け付けます(窓口は翌
日より)。今年は方法が異なりますのでご注意下さい。

◇「肥満児のための栄養教室」を24日(土)に行います(無料)。おやつ作りと試食
もあります。参加ご希望の方は受付まで。

◇医院待合室に常設している「ゆめいろ人形」(小野裕子先生作)、今回はわたぼう
し病児保育室がテーマです。どうぞご覧になって下さい。【HPでもご覧になれます】

◇「女性セブン」でわたぼうし病児保育室が全国133か所の病後保育施設の1つに取り
上げられました(県内では1つだけ)。

◇道路向かい側に約20台分の駐車スペースを増やしました。混み合っているときには
どうぞご利用下さい。

■今月の感染症情報

 7月はあまり大きな感染症の流行はありませんでした。
 ヘルパンギーナ、手足口病などの夏かぜも今シーズンはほとんど流行がありません。
溶連菌感染症、嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)などの冬場に多い感染症がまだ少し
ずつ発生していました。
 水ぼうそう(水痘)が多くなってきていましたが、夏休みに入り、その勢いは弱まっ
たようです。おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)も少しだけでした。
 暑いために皮膚のトラブルが増えています。あせも(汗疹)、とびひ(伝染性膿痂
疹)などがそうで、皮膚が汗でベトベトになっているとひどくなりがちです。いつも
肌がスベスベになるよう、工夫をしていて下さい(エアコンもある程度は必要でしょ
う)。また、とびひはどんどん広がっていくことが多いので、早めに受診して治療を
受けて下さい。
 今月は食中毒、水の事故などにも十分にご注意を!

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL025-544-7722(無料、毎週末に更新)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信(無料、毎週金曜ころ)

■今月の予定

院長出務
  ・上越休日診療所勤務 15日
  ・上越市乳幼児健診 7、21、28日
  ・育児相談(ジャスコ上越店内) 18日
肥満児のための栄養教室 24日
  簡単なおやつも作りますよ。ご希望の方はどうぞ!(無料)
有線放送「健康ライフ」 15日朝6時〜
  「夏にはやる子どもの病気」
FM-J「Dr.ジローのこども健康相談」
 月曜午前9:15頃〜(76.1MHz)
  ・第1週=子育てアドバイス
  ・第2週=子どもの病気
  ・第3週=予防接種
  ・第4週=アレルギーの病気
  ・第5週=Q&A

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