2002年10月号(142号)  


 つい先日までは暑いと言っていたのに、朝晩はめっきりと気温が下がり、肌寒い日もあります。

 運動会やマラソン大会などが行われる季節。元気良く頑張って!と声をかけたいのですが、風邪なども多くなっています。体調の管理には十分に気をつけていて下さい。

 また喘息発作が一番多いのも今頃です。具合の悪い時には無理をしないことも大切です。

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今月の話題
 ●3歳未満は3割になったけれど・・
 ●健診の中で【事故予防】のお話をしています
 ●事故予防のために投薬瓶を変更します
 ○短 信
 ○今月の感染症情報
 ○今月の予定

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■3歳未満は3割になったけれど・・

 このところ、医療費の仕組みがどんどん変わっています。今月からは高齢者の負担がぐんと増えましたが、一方で3歳未満の窓口支払は3割から2割に減りました。

 これまでの3分の2になるわけですが、どうも実感がありません。それはすでに自治体での助成制度があって、親御さんの負担が変わらないからです。

 今回の変更によって県や市町村の財政負担は軽減するのですから、その分を対象年齢の引き上げに回してほしいとお願いしていますが、やっぱり実現しませんでした。予算にしめる公共投資の割合が全国で最も高い新潟県が、乳幼児医療費では一番遅れているというのは、いったいどうしてなんでしょうか。

 「子どもに優しい政治」は、ただ待っていてはやってこないんですね。憂鬱な気持ちになるのは、秋のためだけではないようです。

■健診の中で【事故予防】のお話をしています

 私たちは子どもたちが病気にならないように生活上の注意をしたり、予防接種を受けさせたりしています。そして今では病気で亡くなる子どもの数はとても少なくなりましたが、事故で命を落とす子どもたちは必ずしも減っていません。かけがえのない子どもたちの命を守るためにも、事故を予防することがとても大切です。

 事故というものは偶然に起きているように見えます。しかし、実はそれには「要因」があり、環境を変えることでかなりは防げるものだということが分かってきました。
 子どもの事故は、年齢や発達によって変わってきます。ゼロ歳では圧倒的に窒息が多く、次第に溺水が増え、5歳以上では交通事故が過半数を占めるようになります。注意すべきものが、身の回りの物から家の中の物、そして外の物や自動車など、発達の段階によって違ってきます。

 お子さんごとに、とくに予防すべき事故は何か、どこにポイントをおいたらいいか----当院では月齢ごとに注意してほしいことを乳幼児健診の際にお知らせしています。簡単な「チェック・シート」を使ってご家庭での様子をお聞きし、それにそって注意点をお話しています。

 子どもの健康作りも小児科の大切な役割です。健診の機会を利用して、「事故予防」の視点から今一度、お子さんの置かれている環境を見直して下さい。

■事故予防のために投薬瓶を変更します

 小児科では子どもたちが少しでも薬を飲みやすいようにいろいろと工夫しています。水薬を使うのもその一つです。しかし「飲みやすい」ために子どもが勝手に飲んでしまうという事故も発生しかねません。

 「薬は子どもの手の届かないところに」とお願いしていますが、思いがけないこともおきるものです。しかし、子どもが開けることのできない構造になっていれば、事
故は絶対に予防できます。

 そのためにフタを工夫した新しい投薬瓶ができました(セーフティ・キャップ投薬瓶)。瓶の下に向かって押しながらでなければ開かない構造になっています。当院でも今月から順次この投薬瓶に変更します。

 これまでの瓶よりも、一回の分量が分かりづらいのでスポイトをお付けします。また、キャップを開けた時の口が以前のものよりも大きいので、こぼしてしまわないように注意して下さい。

■短 信

インフルエンザ予防接種のご案内
 10月19日より接種を開始します。ただいま、電話で予約を受け付けます。
 ・TEL 0120-447709(無料)
 ・9時〜17時30分(水、土は12時まで)
 ・予約の変更もこちらへどうぞ。

風疹ワクチンの接種率が低いということで問題になっています。現在15歳〜23歳の方へは公費による予防接種の制度があります(無料)。ワクチンを受けていない方はぜひ受けて下さい。詳しくは医院にお問い合わせ下さい。

■今月の感染症情報

 先月(9月)は、手足口病や嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)がやや目立つ程度で、感染症の大きな流行はありませんでした。

 手足口病は本来は夏の感染症ですが、昨年は夏の流行がなく、秋から始まって冬場に少しずつ発生していました。今年も同じ流行パターンをとるかもしれません。口が痛くて食事が食べられなくなることもありますが、本人の具合が良ければそのまま登園(校)していてかまいません。

 嘔吐下痢症は冬の感染症ですが、今年は夏場も少しずつ見かけていました。これからさらに増えていくものと思います。お腹を痛がって急に吐き出しますが、すぐには飲んだり食べたりせず、しばらくお腹を休ませることが大切です。もちろん脱水には気をつけていて下さい。

 9月中旬からは一般的な風邪が多くなってきています。これから寒い季節になっていきますので、どうぞご注意下さい。

 そして風邪の代表はインフルエンザ。毎年冬に必ず流行します。ぜひ年内に予防接種を済ませておいて下さい。

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL025-544-7722(無料、毎週末に更新)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信(無料、毎週金曜ころ)

■今月の予定

院長出務
  ・上越市乳幼児健診 9、16日
  ・聖母保育園健診 2日
  ・有田保育園健診 30日
  ・有間川保育園健診 30日
  ・長浜保育園健診 30日
有線放送「健康ライフ」 17日朝6時〜
  「インフルエンザ予防接種」
FM-J「Dr.ジローのこども健康相談」
 月曜午前9:15頃〜(76.1MHz)
  ・第1週=子育てアドバイス
  ・第2週=子どもの病気
  ・第3週=予防接種
  ・第4週=アレルギーの病気
  ・第5週=Q&A

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