2003年6月号(150号)   

 6月は祝日のない月。ついつい疲れがたまりがちかも。

 また、季節の暑くてジメジメしている日や、急に気温の下がる日もあります。お子さんの健康の管理にもご注意下さい。

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 今月の話題
  ●今月は当院の「お誕生月」
  ●ブックレットができました
  ●県内病(後)児保育施設の利用比較
  ●風疹の予防接種と検査は妊娠前に
  ○今月の感染症情報
  ○今月の予定

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■今月は当院の「お誕生月」

 今月は当院にとって記念の月です。医院を1990(平成2)年に開業してから満13周年。そしてわたぼうし病児保育室を開設して丸2年がたちます。

 「わたぼうし」は、当初は利用者がほとんどなく、「もしかしたら要らないのかも・・」と心配しました。しかし最近は定員(4名)をオーバーする日も多くなっています。それだけ「隠れたニーズ(必要性)」があることに、あらためて驚いているところです。

 当院の子育て支援としてスタートしましたが、どこからの補助もなく、医院単独でここまでできるとは思っていませんでした。「嬉しい誤算」です。

 「ヨチヨチ歩き」の段階は終わりました。これからはもっと確かな足どりになるよう、施設の拡充を初めとした体制の強化が必要だと考えています。そのためには公的な支援もお願いせざるをえないでしょう。

 次の1年に向かって、もっとしっかりと子育て支援ができるよう努力していきます。今後ともよろしくお願いします。

■ブックレットができました

わたぼうし病児保育室のこれまでの経過を「病児保育の花を咲かせたい」という小冊子にまとめました。これは神奈川県医療福祉財団・子育て事業部からの依頼を受け、「子育てブックレット・まいんど」の一冊として院長が書いたものです。

「わたぼうし」会員・賛助会員の方などへお配りしましたが、少しだけ残っています。お読みになりたい方は、医院受付までご連絡下さい。(本は無料ですが、「世界の子どもにワクチンを」へ100円程度の寄付をお願いします。)

HPに掲載しましたので、宜しかったらご覧下さい。

■県内病(後)児保育施設の利用比較

 県内には5か所の病(後)児保育施設があります。最近開設された長岡市の1か所を除く4つの施設の、14年度利用状況を調べてみました。

 

名 称

利用数

運営形態

対象児

上越市
わたぼうし

621

民間 急性期も含む
わかくさ

327

市が委託 病後児のみ
がんぎ通り

212

市の直営 病後児のみ

新潟市
よいこのもり

436

市が委託 病後児のみ
たけの子

315

市が委託 病後児のみ

 ご覧にいただいて通り、当院のわたぼうし病児保育室がだんとつに多く利用されています。その理由の一つには、急性期の病児を預かるかどうかの違いがあるように思います。

 子どもたちは急に熱を出したり具合が悪くなるもの。共働きなどのご家庭では、その度にどちらかが仕事を休まなければいけないなど、安心して育児と仕事を両立させることが難しくなります。

 病児保育には、そういった「緊急事態」にも的確に対応できることが求められているようです。

■風疹の予防接種と検査は妊娠前に

 風疹は、妊娠初期の女性がかかると高率に奇形が生じてしまう感染症です。その意味で、風疹ワクチンは「赤ちゃんを奇形から守る」大切な役割があります。 

 以前は中学生女子に風疹の予防接種をしていました。しかし、小さな子どもたちの間でおきる風疹の流行を少なくすることができず、ときにワクチンを受けていないか、効果の弱くなった女性から奇形児が生じてしまうことが問題になり、現在の「幼児期に男女とも」予防接種を受ける方式に変わりました。

 中学女子への予防接種は廃止されましたが、幼児期に受けてこなかった方への「経過処置」として、昭和54年4月2日〜62年10月1日生まれまでの方は公費による予防接種を受けることができます。この処置は今年9月末までですので、まだ受けていない方(とく女性)はぜひ利用して下さい。

 また、風疹抗体の検査を妊娠が分かってから受けることが多いようですが、実はそれでは遅いのです。ぜひ妊娠をする前に受けて下さい。その結果、抗体がなければワクチンを受ければ良いですし、免疫があることが分かれば、安心して妊娠することができます。抗体検査は当院でも行っています。

■今月の感染症情報

 5月上〜中旬は嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)がとても多かったですが、下旬からは少なくなりました。これからの季節は食中毒が同様の症状を起こしてきますので、ご注意下さい。

 水ぼうそう(水痘)の発生が次第に増えてきています。伝染力が強いので、園などで流行しがちです。ワクチンを受けておくとかからないか、かかっても軽くすみます(任意接種)。

 県内各地ではしか(麻疹)の流行がおきています。春休みに高校生の運動部の試合で始まったようです。その後県内各地の高校に広がり、下越地区でははしかによる学級閉鎖もおきたということです。家庭内で乳幼児に二次感染をおこし、そこから保育園などで流行したところもあります。

 はしかは皆さんが予防接種を受けていただくと、流行を防ぐことができます。1歳になったら必ず受けましょう。7歳半を過ぎると公費では接種できませんが、しかし免疫をもっていないということはとても危険ですので、ぜひ任意接種を受けて下さい。

 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の流行はまだ始まっていません。

■当院から [感染症情報] を毎週お伝えしています

 TEL025-544-7722(無料、毎週末に更新)
 FM−J(エフエム上越76.1MHz)=金曜13:30〜
 上越有線放送=月曜18時〜
 ホームページにアップロード
 i-Mode携帯へ送信(無料、毎週金曜ころ)

■今月の予定

院長出務
  新井市休日診療所 1日
  上越市乳幼児健診 4、18日
  有田保育園健診 11日
  聖母保育園健診 25日
有線放送「健康ライフ」 19日朝6時-
  「わたぼうし病児保育室2周年」
FM-J「Dr.ジローのこども健康相談室」
  木曜午後2:15頃〜(76.1MHz)
  ・第1週=子育てアドバイス
  ・第2週=子どもの病気
  ・第3週=予防接種
  ・第4週=子どもの薬
  (第5週=Q&A)

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