2005年9月号(177号)   

 夏休みはいかがおすごしでしたでしょう。長いようで短い休みだったかもしれませんね。

 秋口は一番天候の安定した季節。運動、読書などじっくりと取り組むのもいいですね。

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 今月の話題

  ●国政選挙と子育て支援
  ●【子どもの救急(9)】救急車の呼び方
  ●【HPから】蓮祭り異変!?
  ●お知らせ
  ○感染症情報
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■国政選挙と子育て支援

 今月は急に衆議院選挙が行われることになりました。「郵政民営化法案」が否決されたことから、国民の意見を問うために衆議院を解散したというものです。

 もちろんそれも大切ですが、今の日本には大きな問題が山積しています。日本の将来をどうすればいいか、もっといろいろな面で議論が必要です。

 中でも少子化と高齢化は、世界でもっとも速いスピードで迫ってきています。ことし前半、出生数より死亡数が上回り、日本の人口は初めて減少しました。今冬のインフルエンザ流行による高齢者の死亡がとても多かったという理由もありますが、これからの日本を考える上で、少子高齢化の問題はもうまったなしの状況です。

 高齢者がいきいきと暮らしやすくするとともに、子育てのしやすい環境を手厚く整備していくことは、緊急の課題です。

 そして、こんな子育て支援などに本当に温かく配慮し、実行していってくれる国会議員が一人でも多く選ばれることを期待しています。

■【子どもの救急(9)】救急車の呼び方

 急病や事故でいざという時には救急車を頼むこともあることでしょう。急なことですし、ほとんどの方は初めて連絡するので、必要なことがうまく伝わらないこともあるかもしれません。

 とっさのときにはあわててしまいがち。あらかじめシュミレーションをして、何を話せばいいかを考えておくと役にたちます。心の準備は大切です。
救急車の呼び方は・・局番なしの119をダイヤルします。消防署に通じるので、まっさきに「火事ですか、救急ですか?」と聞いてきますので、「救急です(救急車をお願いします)」と答えて下さい。

 次は自分の名前と、救急車にきてもらいたい住所(分かれば町名、地番まで)、道路名や目標になる建物名を伝えます。(とくに携帯電話は自動的に所在地が伝わらないので、注意して下さい。)

 そのごは急病人やけが人の様子を詳しく告げ、応急手当の指示があればそれにしたがって下さい。近くに人がいれば救急車の誘導や、持参する物の準備を依頼して下さい。

 持って行く物は、健康保険証、母子手帳などのほか、とりあえずの入院で必要なタオル、下着、衣類など。乳児であればミルクやほ乳瓶も。それらを一つのカバンにまとめておくと便利です。

 救急車を呼ばなければいけない事態は緊急のときですが、でも緊急の程度はその時々で違います。

 熱性けいれんは発熱した小児によく起きるものですが、初めてけいれんを見た親御さんはとても驚くのが普通です。でもほとんどのけいれんは1〜2分で自然に消失しますので、何度か起こしているとすぐに救急車を呼ばなくても対処できるようになります。けがの場合でも、対処の仕方にそれなりの心得があれば、あわてずにすむでしょう。

 しかし、救急車を呼ぶことをためらう必要はありません。いざという時にはどうぞ出動を頼んで下さい。これくらい大丈夫と思っていたら実は重症(重傷)だったということもあります。基本的には医療についての知識のない一般の方が判断するのですから、間違って当然。

 救急隊が到着した時に軽症(軽傷)だと分かっても、しかられることはありません。むしろ、「具合が良くなって良かったですね」といった声かけをしてくださるでしょう。

 むしろ救急車を呼ばずに手遅れになってしまっては大変です。(学校や園では、これくらいで大騒ぎをして・・といって責任をとらされるといった心配をしたために子どもの容態が悪くなったという例も報告されています。子どもの立場にたつ大人としては、大事に至らないように対処することこそ必要で、責任の取り方が違っています。)

 もちろん、救急車をタクシー代わりに使うといったことがあれば論外ですが、心配なときには遠慮する必要はありません。

 9月9日は「救急の日」。誰にいつおこるか分からない急病やけが・・もしものことを考えながら、対処の仕方を知っておいて下さい。

■蓮祭り異変!?

 当地(新潟県上越市)の蓮祭りが今開催中です。高田城跡公園には大きなお堀がいくつかあり、そこに東洋一といわれるほどの規模で蓮が花を咲かせます。公園内ではいろんな催し物も行われます。

 そんな蓮祭りが開かれているはずなのですが、今夜はあれ?? まだ開かれていないのかと思って、会期を確かめたほどです。でも、確かに今月1日から始まっています・・

 それは、夜になってから、あまりに暗いからです。公園ですので、多少の明かりはいつもついています。蓮祭りが始まっているというのに、普段以上の明かりが何もないのです。ところによっては真っ暗の歩道もあります。なんともさびしいものです。昨年まではこんなこともなかったのに。

 その原因は灯籠です。市内の小学生の作った、数多くの灯籠が歩道にそって頭上に飾られます。毎年のことなのですが、小学6年生の宿題(?)になっているようで、なかなか楽しい図柄のものや、すばらしいものがあります。

 それを眺めながら、蓮の咲くお堀の周りを散策するのも、なかなかいいものです。そして、親御さんやご家族の方が、お子さんの作品を見に来られている様子も、見ていて心がなごみます。

 真夏日の続くことの多い当地では、夜になって夕涼みがてら散歩をする方もおおぜいおられます。暗くなってからは、灯籠の中に電灯がつけられるので、子どもたちの力作の絵が中から光り、いっそうすてきに見えるものです。それに、頭の上の灯籠が足ものを照らしてくれるので、夜の散歩も安心してできるというものです。
 
 でも、今年は違っています。朝や夕方に散歩しているときには気づきませんでしたが、今夜はそれが分かりました。灯籠に明かりがともらないのです。

 もしや蓮祭りはまだ始まっていないのかと勘違いしてしまったのは、そのためです。でも実際は違いました。灯籠の中をのぞき込むと、電球はなし。灯籠の上も、それをつるしているワイヤーだけで、電線は最初からつけてありません。今年は、夜の灯籠見物は中止ということのようです。そして、暗がりの中を散策してくれと言っているかのようです。

 どうしてそうなってしまったのでしょう。毎年市民が楽しみにしているのに。蓮祭りと名うっているのですから、夜の犯罪予防の点からいっても、大いに問題です。予算不足? 市? 観光協会?
どんな理由で、誰が、どこの団体がそんな決定をしてのか、ぜひ知りたいものです。

 そこに、灯籠に絵を描いてくれた子どもたちへのねぎらいの気持ち、ご家族へのあたたかい配慮、市民の安全を願う気持ちがあったのかどうか、あったとすれば、どう反映させようとしたのか・・ぜひ教えてほしいです。

 そして、寂しい気持ちで蓮祭りを見ている市民がいるということを、知ってほしいと思います。

    (8月3日HP「日誌」より)

※後日談:新潟日報の記者の方にこのことを伝えたところ、市役所に問い合わせてくれました。「蓮は朝咲くので日中に楽しんでもらえばいい」「公園の中は整備されて明かりがつけられている」といった返事だったそうです。お役所的答弁で終わっていました。新聞社を通して「一市民の声」が伝えられましたので、来年の蓮祭りでそれがどのように活かされるか、注視していたいと思います。

■お知らせ

《予防接種の方法が変更されます》
◆来年度より「麻疹・風疹混合ワクチン」による予防接種が導入され、さらに1歳と就学前1年間の2回法になります。(ただし来年3月までにすでに麻疹、風疹の予防接種を受けている方は2回法の対象外です。)おおむね今年1月以降に生まれたお子さんが適応になります。
◆日本脳炎予防接種の3期(14歳)は、2期まで終了していればほぼ十分な免疫が得られるとのことで、廃止になりました。(なお、ワクチンの副作用の問題で、日本脳炎の予防接種は1期、2期とも現在は中断しています。)
◆詳しくは市町村から案内がありますので、ご覧になって下さい。 

《インフルエンザ予防接種のお知らせ》
◆今年も10月14日よりインフルエンザ予防接種を行います。任意接種で1回3,500円です(13歳未満は2回、13歳以上は1回)。予約は今月6日(火)午後1時より電話にてお受けいたします。0120-447709(無料)へどうぞ。

《おまけ》
◆『ひよこクラブ』(ベネッセコーポレーション発行)10月号に、特集「秋から始めるうす着スタイル」が掲載されます。全体を塚田が監修し、子どもの服装について高舘助産師(育児相談を担当)がアドバイスしました。どうぞご覧になって下さい。

■感染症情報

 先月(8月)は季節柄「夏かぜ」が流行していました。当地では手足口病が流行し、過去数年間でもっとも多かったようです。症状が軽く、そのまま登園していてかまわないというお子さんもおられました。ヘルパンギーナは高熱と喉の痛みの強い感染症ですが、数日で自然と治ってきます。プール熱(咽頭結膜熱)は症状が強く、隔離が必要にもなります。全国的には流行があるということですので、引き続き注意をお願いします。

 水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は大きな流行はありませんが、散発的な発生があります。ワクチン接種を受けて積極的に予防するようにお願いします。

 溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症(気管支炎)は少しずつの発生。麻疹、風疹の患者発生はありませんでした。

 新学期が始まって半月ほどするとまた風邪などが多くなってきます。気候の変わり目になりますので、体調の管理にも気をつけていて下さい。

■当院から毎週【感染症情報】をお伝えしています

 □TEL025-544-7722(無料、毎週末に更新)
 □ホームページにアップロード
 □i-Mode携帯へ送信(無料、毎週末)

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