1997年5月号(77号)

桜の季節がすぎ、いきなり暑くなってきました。急に真夏日のような気候になると、体が慣れてくれません。

子どもたちの着ているものをみると、涼しげな洋服の子もいれば、まだ冬のような格好をしている子もいます。もうすでに、汗疹やとびひも見かけます。その日によってもずいぶん違うでしょうが、その時々の気温や湿度をみながら、過ごしやすいように着せてあげて下さい。

子どもは暑がり屋で汗っかき。体を大いに動かす分、大人より薄着でいいと思います。病気のときでも、寒がっていないようなら、たくさん着せる必要はありません。

病原性大腸菌O-157が心配な季節

暑い季節になると心配なのが、病原性大腸菌O-157の発生。

昨年の五月は、すでに岡山県邑久町での集団発生があり、その後、全国各地に飛び火。そして七月、大阪府堺市で、世界で最も多くの患者を出す事件へと発展していきました。わずか一年前のできごとですが、記憶に新しいでしょうか。何度も繰り返していますが、秋から冬にあまり患者さんがでなかったの足元をすくわれかねません。

4月末までの発生状況は、33の都道府県で約300名の感染者が報告されています。新潟県でも、5名の感染者がでています。(報告されていない感染者は、もっと大勢いるはずです。)

O-157という大腸菌は、すでに日本でも、家畜(特に牛)に当り前にいる細菌になりました。今後、昨年と同じ様な大きな事件が起きない保障は、どこにもありません。

それぞれの家庭で守っていただきたいことは、一般的な食中毒の予防と同じです。つまり、こまめに手洗いをし、調理器具を清潔にし、材料をよく洗い、加熱すること。そして、新鮮なものを、早めに食べること。

O-157の特徴は、出血を伴う激しい下痢ですが、周囲で患者さんがでた場合には、軽い下痢でも、早めの対処が必要になります。

O-157に対して根本的な対策がとられていない現状では、それぞれの家庭、園、学校などで、十分に気をつけていくことが最も大切な予防策です。

低身長の方はご相談を

年度の始まりということで、学校や園で身長などをはかる機会が多いと思います。そのせいか、身長が小さいのではという相談をときどき受けます。

「低身長」のなかには、病気として治療の必要なものや、ある種の治療により十分に身長を伸ばすことのできるものもあります。逆に、ただ「小さめ」というだけで、そのままでいいものもあります。

そして、身長が小さいと思われるときは、どうぞ相談にいらしてください。(1年に1、2回程度の身長などの記録もお持ち下さい。)

「世界の子どもにワクチンを」への募金、100万円達成!

一昨年春より、「世界の子どもにワクチンを」日本委員会へ募金の協力をしていますが、先月末での募金総額は、100万6,902円相当となり、約2年で100万円に達しました。

同委員会では、特にアジアの子どもたちをポリオから救うための事業を推進し、これまでにも大きな貢献をしてきました。

当院でも、引き続き、この活動を支援して行きます。

受付に募金箱がおいてございますが、切手(未使用)、葉書(書き損じ)、テレカ(未使用、使用済みとも)も集めておりますので、ご協力いただきますよう、お願いいたします。