塚田次郎著

救急車の板バネ改良できぬか

(2001年10月)


新潟日報「窓」欄2001年10月8日掲載

救急車の板バネ改良できぬか

 先日より救急車の「乗り心地」が話題になっています。私も時々は患者さんの搬送のために同乗しますが、病気ではない私自身が気分を悪くすることもあります。
 日本で一番多い救急車には、緩衝装置として板バネが使われているようです。板バネは安価ですが、路面の小さな凹凸を拾って大きくバウンドする欠点があり、それが「車酔い」をおこす原因になっているのではないでしょうか。
 これらの救急車は、市販されている商用車を改造して作られています。それは「物」を運ぶ車であって、スプリングの変更や改良をしない限り、人を運ぶには適していません。まして病気や怪我の方を乗せるわけですから、より優しい配慮が必要です。
 また、このタイプの救急車は車内が狭いため、医師が同乗したときに処置が十分にできないことも問題です。
 最近見かけるようになった「高規格救急車」は、乗り心地やスタッフにとっての使いやすさも格段に改善されています。しかし価格の高さが普及のネックだと聞いています。
 そうするとしばらくは、119番するときに救急車のタイプを指定できるといいのですが、いかがでしょうか。

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