院長ブログ
2021年6月 一覧
病児保育20年
☆新潟日報
先日取材が今日の紙面に掲載されました。
丁寧な取材で、とても良い記事にしていただきました。
今日は私の父の命日。
朝早く墓参りに行き、新聞記事を報告してきました。
でも、今は超がつくほど混んでいます。
昨日は42人。
明日は前日の予約段階ですでに36人・・
保育士はてんてこまいで頑張っています。
もしかして、「たまには断ってほしい」と思っているかも。
早く落ち着くといいのですが、どうなるでしょうか。
過去2番目
☆沈没
今日の病児保育室は40人超え。
(1人キャンセルがあり、42人のご利用)
過去最高が44人で、今日は2番目に多い日になりました。
RSが大きな流行になり、他にも夏風邪など色々。
外来も混雑し、片方では新型コロナワクチン。
さらに今日は高齢者施設への出張も。
月末の仕事も重なり、ほぼ沈没状態。
さて、一晩寝れば回復するかな?
明日もまた忙しいけど、私以上に職員は大変な中勤務してるし、困ってる親御さんは多いのだから。
頑張れるでしょう。
内緒の話ですが・・
明日の新潟日報にわたぼうしのことが出るみたい。
楽しみにしていてください(^^)
地産地消
☆枯れ木も役に立ちます
細かい枝は焚き付けに。
太い幹はそのまま薪に。
捨てればゴミになるだけ。
次の冬、薪ストーブで使わせてもらいますね。
64歳以下開始
☆成人の個別接種
始めたのですが、わずか2日で予約がいっぱいになりました。
7月下旬からは12歳から15歳の子どもたちへの接種に注力します。
ところで、私の注射スタイル、カッコよくないな。
片手でさっと注射すれば、写真受けするのに。
でも、小児科医はだいたいこうなるみたい。
片手で固定し、もう片手でシリンジを押すというスタイル。
こうしておけば、相手が動いても(暴れても)注射器が抜けなくてすむので。
停電対応
☆停電対応
午後、医院は停電になりました。
といっても、電気メーター取り替えのために計画されていたもの。
外来が終わり、業務に支障がない時間帯に行ってもらいました。
停電で一番困るのは、薬品保冷庫の電源喪失です。
写真のような専用の大型保冷庫が3台あります。
中には大量のワクチンなど。
金額はおそらく100万円を超えていることでしょう。
温度管理を厳密に行わなくてはいけません。
全国で、コロナワクチンをダメにする事故が多発しています。
家庭用の冷蔵庫にワクチンを入れるのは論外ですが、でもやっちゃってるみたいですね。
専用の保冷庫で、さらに電源や温度の管理をきちんとするのは必須ですが、どうでしょうか。
当院では、医院不在時でも、電源喪失と温度逸脱の両方とも、管理者に連絡が行くようなシステムを設けています。
停電時は直ちに非常発電機を稼働し、切り替えます(自動ではなく、手動です)。
今回はあらかじめ発電機からの電源を確保しておいたので、余裕を持って作業ができました。
突然の停電では、きっと大慌てしそう(^^;;
電子カルテも、電気がなければただの箱。
さらにデータの喪失や、システムの故障が起きる可能性もあります。
こちらは通常から無停電装置を介して電源を供給し、停電時は専用の発電機に切り替える仕組みにしてあります。
30分ほどでメーター交換の作業が終わり、電源が復旧。
一つずつ元の状態に戻して、作業が終了。
あらかじめ用意してあった電源バックアップのシステムは完璧に稼働しました。
作業手順も再確認することができました。
実り多い1時間になりました。
伸びしろあり?
☆伸びしろがまだあるかな?
今日の病児保育室利用は、昨日を上回り、ここ一年半で最高になりました。
RSが最多。
他にはアデノ。
発熱だけの夏風邪(何かのウイルス感染)も多いです。
明日の予約はすでに20人以上。
さて、何人になるかな?
まだ伸びしろが残ってるかな?
RS猛威
☆33人!
わたぼうし病児保育室の利用が、このところ増えています。
今日はなんと33人!
そのうちRS感染症は14人と、4割を超えて半数に迫る勢い。
RS、恐るべし‼️
今日から看護大学生の実習が始まりましたが、丁寧な実習とはいえないですね。
申し訳ないです。
でも、子どもたちは学生さんのことが大好きになり、ずっとくっついていました。
小児看護の基本は、子どものことを理解し、子どもたちの立場にたつこと。
つまり、子どもたちと仲良くなることです。
その点では、今日一日で合格点ですね(^^)
明日の予約はすでに26人です。
おそらく今日以上の賑わいになりそう。
子どもたちのために、そして親御さんのためにも頑張ります!
昨日の発言は何?
わずか1日で変わりました。昨日は、子どもは夏休み中に終わらせるようにと言っていたのに、今日は「誤解を与えた」と。
おいおい、違うよ。誤解なんてしてないよ。あなたがそうはっきり言ってるんだよ。
現場のことを知らずに、考えようともしないで、頭に浮かんだことを言葉にしているだけ。責任はなし。政治家の言葉は、かくも軽いものなんですね。よく分かりました。
自分の発言を訂正したり、謝罪するのは潔いことでしょう。それは評価すべきです。それすらしない政治家が多数いますから。でも、「誤解を与えた」って、おかしいですよ。
人の上に立ち、それなりの権限と権力を持ち、政治を動かしているわけだから、口から出てくる言葉の持つ意味合いをちゃんと考えなさい!
ワクチン担当大臣としてすべきことは、ワクチンをきちんと確保し、自治体にしっかり供給すること。それをしてこなかったために、現場の自治体や医療者はどれほど困り、実際にワクチン接種が進んでこなかったか、その事実を把握してほしい。それができていないから、相変わらず思いつきで発言しているのでしょう。
現場を振り回すのはもうやめてほしい。日本でワクチン接種がうまく進んでいないのは自治体の責任ではありません。きちんとしたワクチン供給をしてこなかった国の責任です。
ここに来て、さらに現場を混乱させることを平気で口走るような人は、政治家としても、いや人としても信用できなくなります。困ったものです。
2学期前に接種ができるかな?
記事を見て驚きました。12歳から15歳の接種ができるようになり、その体制もまだ十分にはできていないのに、「夏休み中に終わらせる」と。
気持ちは分かります。接種できるようになったわけですから、できるだけ早くやってあげたい。夏休み中に終われば、どんなにいいだろうかと思います。でも、現実はどうなんだろうか。
12歳といえば小学6年か中学1年。13歳から15歳はおおむね中学生。つまり、小中学生なので、接種は慎重にならざるをえません。
日本小児科学会と日本小児科医会は声明を発表し、この年代は個別接種で行うように求めています。当然ですが保護者の同意が必要ですし、接種の際は保護者同伴になります。
昔、ワクチン接種を学校で行っていた時代がありました。場所を学校に指定しているということではなく、学校管理下での集団接種です。保護者が同伴するわけではなく、保護者の同意は形だけ。学校で行うために、同調圧力が働き、みんなが受けているからみんなと一緒に受けることになるでしょう。
新型コロナワクチン接種においては、小児は個別接種を原則とするという方針は当然の結果です。
一方で、個別接種は医療機関で行うために、効率が良いとは言えません。予防接種を専門に行なっている医療機関はありません(海外渡航のためのワクチンだけをやっているトラベル・クリニックはありますが)。さらに、担うのは主に小児科になりますが、全国でどれくらい余裕があるでしょう。
小児科の診療所や病院は、病気の子どもの診療が仕事の主体。加えて、乳幼児の健診や通常の予防接種も行っています。診療所は通常は医師は1人。病院であれば複数の医師がいますが、入院医療を担当するのが主な仕事です。
日常の仕事で手一杯のところは少なくないでしょう。そこに新型コロナワクチンを接種する余裕は、どう考えても十分にあるとは言えません。
2学期前に接種してあげたいと思うのは、私たち小児科医の気持ちです。担当大臣は、ではどのような方策を取ればそれが実現できるかを考え、政策を作るのがあなたの仕事です!
「夏休み中に終わらせる」と言うだけで、後は自治体に丸投げ。それはないでしょう。
当市では高齢者の接種に目処がついたので、一般成人の接種を今月末から行います。16歳以上が対象ですから高校生も入っていますが、高校生は夏休み中に完了予定。安心して2学期を迎えられるようにしようということです。
小中学生の接種は7月上旬に開始し、個別接種で行うためにもう少し時間がかかりそう。それでも9月末までには行うという方針です(10月にはインフルエンザワクチンが始まるので、その前には済ませたい)。当院も最大限の協力をするつもりで、体制を準備しているところです。
でも、このところ、国から自治体へのワクチン供給量が絞られるという情報があります。自治体にはやれ、やれとハッパをかけているのに、ワクチン供給の見込みが十分に立たないようでは、自治体はどうすればいいの?
私もこの点が心配になり、市の担当者に問い合わせましたが、個別接種分のワクチンは確保するとのお話をいただきました。
幸いなことに、当院は近年、複数医師の体制になっているので、いわゆる打ち手の余裕があります。「隔離棟」(最近「ワクチンセンター」に改名しました)があるために、一般診療とは別に、同時進行で予防接種ができます。それでも、看護師などのスタッフに限りがあり、診療や通常の予防接種も暇だというわけではありません。
さてどうしましょう。当院に何ができるか、またしっかり考えてみます。
次は小児科の出番!
☆小児科の出番!
小中学生は個別接種で、夏休みを中心に。
市は7月2日に接種券を発送し、5日に接種開始の方針だとか。
大人の接種は他の医療機関での個別接種や、集団接種に任せることにしましょう。
小児科なので、子どもの接種に注力します!
今年は(今年も)夏休みは吹き飛びました(^^)
カラス対策
☆日曜大工
昨日の仕事です。
カラスよけのネットを張りました。
昨年の資材が残っていたので、簡単に作れました。
新たに買ったのは結束バンドと針金だけ。
(百均で買ったので200円ほど)
トマトやきゅうりはこれでカラスから守られることでしょう。
でも、実は大きくなったきゅうりが1本、やられてしまっていました。
おそらくカラスでしょう。
泥縄式はいつものこと。
お尻に火がついてから慌て始めるのは、私らしいです(^^)
記念日
☆開院記念日
一昨日のわたぼうし病児保育室開設20周年に引き続き、本日は医院が31周年になりました。
たくさんの方からお祝いの言葉をいただきました。
お花もたくさん!
ありがとうございました。
もう一つ記念日があります。
私が医師免許を取得して40年になりました。
24歳で医学部を卒業し、その年から医師として働き続けてきました。
決して、そろそろ・・などということはありません。
まだまだ頑張ります!
羨ましい話?
☆羨ましい(^^;)
接種が上手くいってないと、色々支援があるみたい。
上越市はスムーズに進んでるから、プラスはなしだね。
なんか、羨ましく感じるのは、卑しい根性なのかな(≧∀≦)
当市では高齢者はほぼ目処がたち、次は一般成人。
今月中に接種券を配布し、個別接種は今月下旬から開始です。
集団接種は、高齢者と同様に、市から日時と場所を指定し、7月スタートです。
12歳〜15歳は、夏休み中に接種ができるようにするみたい。
でも、こちらは個別接種が主になるので、体制を組むのができるかな?
当院も、子どもたちの接種が始まったら、そちらをメインに接種を進めます。
その時は、いよいよ本番です!
RSウイルスに注意を!
RSウイルス感染症が、今週に入り、急増しています。呼吸器の症状がでやすく、とくに生後まもない赤ちゃんは、肺炎などを起こしやすく、重症になりやすい感染症です。
毎年夏場に流行する感染症ですが、昨年から全く発生なし。この春になって、富山県や石川県などの北陸地方で流行が始まり、瞬く間に全国に拡がりました。
当院では、先週までは発生なし。ところが今週はすでに10人以上の発生を確認しています。ほとんどは、ある保育園での集団発生によるものです。
昨年発生がなかった分、一度流行り始めると大きな流行になる可能性があります。今後の動向が心配です。
感染は飛沫や接触でおきます。アルコールでの手指消毒、通常の手洗い、マスク着用も予防に有効です。
小さな赤ちゃんがいるご家庭では、より注意をしていてください。
(画像は、本日の上越ケーブルビジョンのニュースから)
二十歳です
☆はたち(^^)
わたぼうし病児保育室は、今日、開設から満20年になりました。
小さな子育て支援から始まりましたが、今では全国最大級の施設に。
これからも地域の子どもたちと親御さんのために、汗をかいていきます。
どうぞよろしく。
(写真は記念に外来でお配りしたプレゼントです)
間違い防止
☆接種済みシール
昼休みを使って、ある介護施設での新型コロナワクチン接種を行なってきました。
市から看護師が出務し、私は予診や、接種後の体調管理が仕事です。
最近、接種間違いもよく報道されています。
同じ方に2回打ってしまったこともありました。
そんな事故を防ぐために、注射が終わったあとに貼るシールを看護師さんが作って来られました。
胸の上の方に貼って、さらに別な場所で休んでいてもらいます。
これなら間違いなし!
他人の失敗事例からよく学んでいると思いました。
大会ロス
☆今日は高田城ロードレース・・
その予定でしたが、中止。
コロナ禍での開催は難しいとの判断でした。
昨年に続いて、今年も走れません。
仕方ないので(笑)山ごもり。
坂道で足を鍛えてきました。
ご褒美は露天風呂。
ゆっくり、まったり。
落ち着いた時間ができたので、コロナワクチンの体制について、じっくり考えました。
上越市では、高齢者の接種に目処がついたので、次は一般成人。
今月中に接種券を発送し、来月早々から個別接種が始まるようです。
12歳から15歳も加わりました。
子どもたちには夏休み中に終わらせてあげたい、という意見もあります。
さて、小児科医院として、どうすればいいか。
頭の中に色んなアイデアが膨らんできましたよ。
今週は市や医師会と会議もあります。
それも踏まえて、医院のスタッフと話し合い、具体化していこうと思います。
1年4か月ぶり
☆20人超え!
今日の病児保育室は22人のお子さんをお預かりしました。
このところ利用者が増加していますが、20人を超えたのは久しぶりになります。
手元の資料を見たら、最後に20人以上だったのは昨年1月31日が最後。
なんと1年4か月ぶりのことです。
昨年2月以降は激減し、一桁の日がずっと続いていました。
明らかにコロナの影響。
といっても、コロナ自体が他の感染症を駆逐したわけではありません。
私たちが手洗いやうがいなどの対策をきちんとした結果です。
もう一つ、大切なことがあります。
少しでも風邪気味など、体調が悪ければ園や学校を休ませていたことです。
子どもたちの感染症は、子どもたちの集団の中で流行します。
対策を徹底すれば、普通の風邪も激減させることができるんですね。
でも、いつまでもそれを続けるわけにはいかないでしょう。
軽微な症状だけでも休ませていると、次第に親御さんの負担が大きくなります。
社会生活が成り立たなくなるかも。
対策もほどほどにしておかないと。
普通の生活が戻ってくるということは、子どもたちは普通に風邪をひくということ。
いざという時には病児保育室をご利用ください。
色んな意味で無理なさらないように。
もう真夏日!
昨日の「夏日」に続いて、今日はなんと「真夏日」です!
一日中医院の中にいたので、温度感覚が鈍っていますが、たしかに暑かった。時々クーラーを使っていましたよ。
6月に入ったばかりなのに、困ったものです。このままでは、真夏にはさらに気温が高くなり、「猛暑日」や「酷暑日」(ちゃんとした定義はないようですが)が当たり前のようにやって来そう。
日本の夏、とっても過ごしにくい! いや、生きづらい(@_@)
でも、明日は一転して雨と風が強くなります。所によっては災害級の荒天だとか。
当地では明日、オリンピックの聖火リレーが行われます。多くの国民から中止を求められているオリンピックですが、「お上」が中止を決めない限り、現場は粛々とスクジュールをこなしていくしかありません。ご苦労なことです。徒労に終わってしまわないかな。
大荒れの中での聖火リレー。なんだか、東京オリンピックを象徴しているようにも見えてきます。
すでに夏日
6月に入ったばかりなのに、今日は25度ととても暑かったですね。もう夏日です。
今年は季節の進み方が速い。そして、激しい!
こんな調子だと、梅雨はどうなるんだろう。夏は大変だろうな。
オリンピックはコロナ禍での開催の是非が問われていますが、その前に、真夏の開催そのものが問題です。なんでこんな季節にやろうとしているのか、理解できません。
例年、6月の第一日曜日には、当地でハーフマラソンの大会が開かれます。「高田城ロードレース」です。
10年近く出場していますが(昨年と今年はコロナで中止)、だんだんと暑い中で走るようになったことに気づきました。
当初は清々しい中で走っていたように思います。でも、最近は汗だらだらで、暑さとの闘いが私にとっての重大な課題になってきていました。
冷たい水が欲しくて、応援に来てくれた職員に氷水を持ってきてもらったこともあります。お金を持参し、沿道の自販機で冷たいお茶を買ったこともあります(ビールがあったら買っていたかも)。
そんな涙ぐましい努力をしていても、完走できず、途中でリタイアしたこともあります(関門を制限時間内に通過できず)。暑さは運動にとって大敵なんですね。
私のような素人と違って、鍛え上げたプロのアスリートは少々のことではダウンしないでしょうが、でもパフォーマンスは下がるでしょう。
さらに、時には命にも関わることが生じかねません。
よく政治家が「安心、安全な大会」といっていますが、コロナに関係なく、真夏の大会そのものが「安心、安全」ではありえません。
みんな、目を覚まして欲しい。オリンピックは商業的な興行ですよ。コロナ禍でも開催して日本に犠牲を強いるものではありません。スポーツに適しない気象条件のもとで実施して、競技者の健康や命を犠牲にするものでもありません。
東京オリンピックは中止。今後のオリンピックも、競技者の健康状態が害されないよう、時季も根本的に変更を。それができないのなら、もう終了にしてもいいんじゃない?
わたぼうし20周年
☆わたぼうしは20周年
2001年開設のわたぼうし病児保育室は、今月20周年を迎えます。
「断らない」をポリシーにして毎日の保育を行ってきました。
この間、4万人以上のお子さんをお預かり。
年間で4000人ほどの利用は全国トップクラスです。
昨年はコロナの影響で利用が激減。
この春からは、次第に元に戻ってきたようです。
本日は19人のお預かり。
いつも賑やかさが戻り、わたぼうしらしくなっています。
子育て支援の灯火も絶やすことなく、守り続けていきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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