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院長ブログ

2022年8月 一覧

今からワクチン!?

新潟県はコロナ対策のために、子どもたちにワクチン接種を呼びかけるのだそうです。それってどれくらいの効果があると思っているのだろうか。

2回の接種を終わるのに3週間。効果が出るのにそこから2週間くらいかな。その前、予約してから接種するまでにも時間がかかるから、早くて2か月後くらいかな。

感染予防の効果も十分とは言えず、重症化予防に主眼を置いていますよ。さらに今流行中のBA.5に対する新しいワクチンは、すぐには始まりそうにないですよね。

なので、今ここに及んでワクチンの話をするのは、ピントはずれ。「泥棒が来てから縄をなう」くらいの話。そう思う。

もう一つ大切なこと。今、現場にそんな余裕はありません!!

コロナそのものの対応で大変な毎日。第7の大波にもまれて、もう溺れそうになっているのを、ご存じないのか。

さらに10月からはインフルエンザワクチンも始まります。もちろん通常の診療、通常の予防接種、通常の乳幼児健診もおこなっています(当院はさらに病児保育も)。

1センチも、1ミリも余裕がないんです。それでやれって言うのは、現場を知らない人の話なんでしょうね。

「県民割」は延長するのだそうです。旅行に行っていいよ、税金で応援するよ、って。何なの、それ👊


疑惑

⭐︎ピースロード2022上越

上越市も後援して実施された「ピースロード2022 上越」。
単なる文化イベントではないことは明らかです。

講演者を見れば分かります。
「YSP-Japan副会長」(文中には事務総長との記載もあります)の講演がメイン。
(他にもう1人、ウクライナ支援の後援を担当された方がいますが、「順不同」と言いながら、一番先に掲載)

このYSPって何なのだろう。
調べるとすぐに出て来ます。
「世界平和青年学生連合」と出てきます。
統一教会の関連団体。

どう見ても、統一教会そのものの事業であり、自治体が後援できる性質のものとは言えません。
上越市は後援したのは特に問題はなかったとしているようですが・・
それでいいのですか?
考え直した方がいいのではないですか?

間違いを認めるのなら、早い方がいいですよ。
きちんと清算しないと、統一教会と何らか関係があるのではないかと、疑われますよ。


新しいスタジオ

FM-J(エフエム上越)では、毎週木曜日に「Dr.ジローのこども健康相談室
を放送しています。
今回、スタジオが移転し、新しくなりました。

親会社になったJCV(上越ケーブルビジョン)の本社内に作られたスタジオ。
機材も一新。
慣れない私はオロオロ。
何度かやっていると落ち着いてくると思います。

もっとも・・
内容は変わり映えしないでしょうね。
マンネリ化していてすみません。
そこにはスタジオ・リニューアルの効果が及んでいませんね。
何とかしなきゃ😂


死亡率は全国で最低!

⭐︎はい、頑張ってますよ!!

陽性者数は多いけれど、死亡率は全国で一番少ないとのこと。
一番多い大阪の10分の1。
(大阪が異常)
現場は頑張っているんですよ!!

でもね、この先はまだ分からないよ。
これだけ患者数が多くなれば、高齢者の死亡数はきっとさらに増加することでしょう。

行動制限を求めず、積極的に感染を抑えることをしない政策って何なのだろう。
今後高齢者の感染と、その結果の死亡がさらに増えることを、分かってやっているのでしょう。
その説明をせず、政策転換をしていくことって、誠実な政府とは言えないです。


日本の保険医療制度は既に崩壊?

日本で保険医療を行うためには、医師は「保険医」に指定され、医療機関(病医院)は「保険医療機関」に指定される必要があります。
定期的に資格の更新があり(医療機関は6年ごと)、その度に「集団指導」を受けることになっています。

私の塚田こども医院は今年が更新の年。
書類上は既に更新の手続きが済んでいますが、厚労省の主催する「集団指導」を受けなくてはいけません。

例年ですと、場所と時間を指定され、2時間ほどの「講義」をうけます。
平日の日中にしか行わないので、その時間帯は休診にして院長が出かけて行くという不都合があります。

これはおかしなことなんです。
医師は求めがあれば診療に応じなければいけないという義務が課されています。
「医師法」に定める「応召義務」です。
また厚労省の「保険医療機関及び保険医療養担当規則」にも同様のことが書かれています。
それなのに、休診を強いるとは。
役人は、現場の医療機関が一定の診療体制を維持することに、どれくらい苦労しているのか、分かっていないんでしょうね。
平日なら夜間に、または週末などの通常休診日になる日に開催すれば、地域の方々に不自由をかけることは無くなります。
誰のための保険医療なのか、役人も考えてほしいものです。

でも今はコロナ禍なので、それをオンラインでの受講に変更されています。
ラッキーです。
1時間半ほどになりましたが、厚労省が用意した講義を拝聴いたしました。
新しいことはなく、この中で新たな知識も、バージョンアップもありませんでした。
「講義を受けた」という事実が必要なので、それでいいんでしょう。
時間の無駄だったようにも思います・・。
(コロナが終息した後でも、ぜひオンライン受講の仕組みを残してほしい)

そんな中で、つくづく考えさせられたこともあります。
建前としての「保健医療制度」は、既に崩壊しているかもしれない、と感じた点です。
日本の保険制度は世界にも稀な「皆保険制度」。
誰にでも保険が用意されています。
(入らないという選択はありません)
そして「誰でも、いつでも、どこでも」医療を受けられるのが制度の根幹です。

でも、今のコロナ禍ではそれが十分に機能しているとは言えない状況です。
発熱しても、病医院にすぐに受診することは、なかなかできなくなっています。
コロナ発生の当初(2年前)は、発熱後4日間は自宅待機し、その後に軽快しなければ受診するようにとの「おふれ」が国から出されました。
(それは国民の誤解だと言い放った、当時の厚労大臣が、また今復活していることは、結局日本の医療行政は根本的な見直しをしていなかったことの証です)

今また、軽症なら受診しないようにと、盛んに言われています。
現場の医師としては、発熱患者が多数受診することで、外来診療が立ち行かなくなることもあり、そう言われることで助かる面も確かにあります。
でも、それは「受診する権利」を侵害していることだということを、重く受け止めなければいけません。

患者さんにとって大切なのは、必要な時に病医院に受診できること。
厚労省が偉そうに(失礼)保険医に講義している「フリーアクセス」です。
それが今、大幅に制限されていることを、どうして問題にしないのでしょう。

受診できない(しにくい)今の状況をどのように解決していくのか。
国(厚労省)からも、いわゆる専門家からもはっきりした方向が伝えられてきません。
それって、おかしいことなんだよ、って、政治家や行政に携わる人たちは気づいてほしいのですが。

なかなか良くなりませんね。
このままでは、本当に医療崩壊から、国民(特に高齢者)の生命と健康が奪われていきますよ。
困ったことです。


水のトラブル100円

自宅の水栓(洗濯機用)に水漏れがありました。以前から何とかしなくちゃと思っていたのですが、今日やっと重い腰を上げました。

水栓の中にコマと呼ばれるパッキングがあります。これは量販店で1個98円(税込)で売っていたので、購入。

作業は簡単。水栓を分解し、このコマを交換し、元に戻して完了。この間、10分ほど。

中の留め具を外すためのプライヤーと言われるペンチが必要なのですが、もちろん私は持っていますよ。

今日の作業の費用は100円弱。(私の工賃は考えないでおきます。もしそれを算出したら、恐ろしく高くなるかも)

水のトラブルでは、このコマの劣化による水漏れが多いですよね。やり方がわかっていれば、自分でできますよ。

そして格安! CMに流れているような「水のトラブル〇〇」より、はるかに安いこと、間違いなし、です。

中学の技術家庭科くらいのレベルです。もちろん、この作業には資格は必要ありません。自宅のものをするのは、ご自身の責任で気軽に行ってください。


1週間のまとめ

備忘録です。当院がここ1週間行っていたことを、数字にしてみました。

これをまとめるきっかけは、UX テレビの取材です。1か月前にも取材に来ておられますが、この時は夏休み前。長期休みに入るタイミングで、子どもたちの生活について注意喚起をしてほしいということでした。

今回はお盆明け。お盆の期間での診療の様子や、2学期に向かっての話を聞きたいということでした。

そこでまとめたデータがこれ(そのさらに追加して今日の表になっています)。

一言で言えば、「お盆の間も、頑張ってたよ!」です。数も多かったし、コロナ陽性者も多かったし。

15日は他の医療機関が休みになっていることもあったのでしょう。新患者数が平時の数倍になっています(今年1月〜7月は1日あたり4人前後)。他県の方も多かったです(帰省中の方でしょうか)。市内の住所でも、おそらくは普段は他の病医院をかかりつけにしている子どもたちも少なくなかったです。

新患者の診療は、診察前に多くの準備が必要。患者さんの数の上では同じでも、新患者となると事務さんの手間が多くかかっています。

この日は保健所への届出数も最高でした。朝から夕方まで、保健所に電話連絡をし、届出を書いてすぐにファックス(原本は郵送)。保健所の方も人手が足りないようなので、連絡がスムーズにいくように数人分をまとめてみたり。それでも時々話中だったりして、うまくつながらず。保健所との間でホットラインがほしいな、なんて思いました。

16日以降もそれなりの多くの患者さんが来られて、陽性者も続出していました。多少はその数は減少傾向ですが、とても落ち着いた状態にはなっていません。

8月上旬でピークアウトするかな、と思っていましたが、そうではなかったです。やはり、行動制限なき夏休み・盆休みは影響は甚大でした。9月に入って、すこし楽になるかな。

それにしても、国はコロナをどうしたいのか、分かりません。収束に向かうような積極的な政策はないようです。

社会経済を回すために、コロナ対策に目をつむり、知らん顔をしているように見えるのです。さらに問題なのは、政策転換をするのであればしっかりとした説明が必要なのですが、それもありません。なし崩し的に、いつの間にか進んでいく・・いかにも日本的な手法です。

困ったことです。

とりあえず、今週の当院の活動を数字にまとめてみました。それなりにコロナと闘った記録として残しておきたいと思います。

みなさん、ご苦労様でした!


全例報告をやめれば解決する?

⭐︎新型コロナ発生届の実際

患者数の爆発的増大により医療が逼迫状態に。
その原因の一つが、2類相当なので「全数把握」、つまり全例報告をする仕組みだと言われています。
本当にそうかな?

当院は毎日数十人分の発生届を保健所に提出しています。
最多は、今月15日の43人分。
この報告に、実はさほど時間を使っていません。
保健所へ電話連絡をし、発生届をFAXで送ります(原本は郵送)。
この間数分以内。
患者さんの診療の中で一緒に行っているので、残業することもありません。
(患者数が多いことによる影響はありますが)

問題になっているのは厚労省が使ったHER-SYSという電子システムに入力する作業。
80項目ほどを、その日のうちに入力する必要があります。
テレビの報道番組では、この作業を医師自身が診療が終わった後の夜に、数時間かかって実施しているという話がありました。
睡眠時間を削り、医師の健康問題も生じかねないと。
その解決のために「全数把握」をやめてほしいという意見が出ています。
国もその方向で動く方針だということです。

でも問題がごちゃ混ぜになっています。
HER-SYSへの入力が大変であれば、基本的な入力を事務員などに補助して貰えばいい。
それだけで医師の負担は相当減ります。

当地では新型コロナ発生の当初から、HER-SYSへの入力は医師(医療機関)に代って保健所が行っています。
医師会と保健所との打ち合わせの中で、医師(医療機関)の負担軽減を図る目的でそう決まったのだと聞いています。
もしかしたら、開業医はパソコン作業ができないと思われていたのかも?
(嬉しい誤算です)

発生届は医師が作成する必要がありますが、その内容もワクチン接種歴は不要とするなど、簡略化されています。
氏名、住所などの基本項目は事務的に補助者が先に記入しておきます(青で囲んだ部分)。
医師が書くのはその下の部分(赤で囲んだ部分)。
6か所ありますが、その多くは丸で囲む程度。
これならさほど時間を使わずに記入できます。
(これでも結構煩わしいのですが)

こう言った作業を、電子カルテの情報を使って自動で行うAIのシステムがあるというニュースを見たこともあります。
いろんな手立てをすれば、現場の負担は軽減されます。
そんな意味で、当地の保健所が「入力代行」の方針をとってくれたことに感謝しています。

保健所に届け出ることで新型コロナの療養が開始されます。
全例報告する必要がなくなれば、その指示はどこがすることになるのでしょう?
もしその指示を診療した医師が行うことになったならば、新たな現場の負担が生じます。
入院や療養施設入所に調整もすることになれば、発生届を書いて提出する手間よりもはるかに大変なことになりそうです。

「全数把握」というと、単に患者数(陽性者数)のみと思われがちですが、そうではありません。
新型コロナに関する医療、公衆衛生の全てが関係しています。
変えるべきは早急に行うべきですが、拙速では後でまた大変なことになるでしょう。

こんな議論を、新型コロナ流行が始まって2年半も経っているのに、まだ始まったばかりというのも、いかにも日本的です。
お役所仕事というのは、このことを言っているのでしょうね。
しかも大流行の真っ只中で、身動きできなくなってから始めようとしている。
流行規模が大きくなる前に、医療現場も行政も皆落ち着いている時に、先を見越してシステム作りをしておくべきでした。

以上、現場から苦言を呈しておきます。


新潟のジャーナリストはどうした!?

統一教会関連のイベントへの関わりが「全国的」に問題になっています。
お隣の富山県でも、自治体が関係を持っていたことを積極的に取り上げているメディアがあります。

でも、新潟はどうなんだろう?
私の知る限り、後援をした上越市のことを取材し、記事にしたメディアはいないように思う。
県内でも他の自治体で後援をしているようだけれど、どうなっているのだろう。

新潟県は、どうも温度差があるように思います。
眠っている??

反社会団体である(私はそう思っている)統一教会と自治体がどのような関係を持っていたかを、白日の元に明らかにしてほしい。
その先に政治家とのつながりはなかったのかも気になります。
それを追求するのがジャーナリストの役割であり、メディアのすべきことだと思います。

報道に携わる人たち、起きなさい!
今、統一教会の問題をきちんと解決しないと、この先、日本は恐ろしい方向に進んでいってしまいますよ!!

(写真はTBSのネットから。チューリップテレビの取材による記事)


統一教会問題は身近にも

7月に実行された「ピースロード2022上越」です。
これが統一教会系のイベントだと言うことは、もはや隠しようのない事実。
開催趣旨文には「UPFの・・プロジェクト」とあります。
UPFは「天宙平和連合Universal Peace Federation」のこと。
先日韓国で大集会を開催し、安倍元首相の追悼を大々的に行ったことで、一躍有名になりました。

この大会に上越市が後援しています。
驚くことに上越タイムスというメディアも同じく後援。
どうしたんでしょう。

それぞれから、後援に至った経緯についても説明はありません。
どう総括しているのでしょうか。
(私が知らないだけでしたら、すみません)

統一教会問題は、実はこの地域でももう相当進行しているのではないか、という疑念があります。
被害が出ているのではないか。
政治がそれに影響されているのではないのか。

上越市はきちんと説明すべきですし、今後どうするのか、表明するべきでしょう。
上越タイムスも同様です。
さらに、メディアであることを自認するのであれば、統一教会問題について、きちんと取材すべきです。

私たちの知らないところで、恐ろしいことが起きているようにも思えてきました。
さて、どうなんでしょうか?


過去最高

覚悟はしていましたが、これほどまでとは。

今朝は一日中コロナ陽性者の対応をしていました。保健所に陽性者として届け出たのは43人分。過去最高になりました。

コロナになっても子どもたちは軽く済んでいるようです。まずは対象療法の薬を処方し、休んでいてもらいます。

でも、今日はちょっと事情が違いました。幼い乳児の陽性者が複数いました。生後4ヶ月前後。

発熱、咳などの感冒症状があるものの、哺乳はできているようですし、活発なので今日のところは大丈夫なのですが。でも心配です。

使える薬も限られています。生後半年くらいまでは解熱剤を使うことはありません。咳止めと言われている中枢性鎮咳剤も、鼻水の薬である抗ヒスタミン剤もまだ使える月齢ではありません。適応のある薬は限られています。

親御さんには、クーリングのことも含めて乳児の家庭看護について詳しく話しました。コロナ患者である赤ちゃんの診察が十分にできないこともあり、その分、親御さんにはケアをしっかり知っておいていただく必要があります。

このところ、大人のコロナ患者の対応をすることも多くなっていましたが、赤ちゃんのケアについて話をしている時にふと、私は小児科医なんだと実感したものです。

お盆休みで医療機関にお休みが多く、さらに「民族大移動」が加わり、医院はこんな混沌とした状況でした。職員にもずいぶん苦労をかけました。

来院される方々も、長い待ち時間になりましたが、心穏やかに過ごしていただいたものと思います。ご協力いただき、ありがとうございました。

医療の逼迫した状態はしばらく続くものと思います。もしかして、さらにひどくなるのかも。

まだしばらくは気をつけてお過ごしください。


終戦(敗戦)記念日に、焼け跡で盆踊り大会!?

そうではありません。
これは今日の地元のニュース番組の一コマ。
先日行われたお祭りの「大民謡流し」の様子です。

ある小学校の前の道で、一応メインストリートなのでしょうか。
でも、なぜこの場所を撮影場所に選んだの??

後ろに写ったビルがひどい。
外壁のトタンが錆だらけ。
窓ガラスは壊れている?
まさかここに人が住んでいるようにも、お店があるようにも見えません。
街中に存在している廃墟です。
少なくとも、そう見えます。

せっかくの映像なのだから、もっと見栄えの良いスポットがあるでしょう。
ちゃんとありますよ。
そんなに混み入った街ではないのだから、撮影場所は自由に選べますよ。

よっぽどこの場所が気に入った??
オカルト好きのカメラマン??

謎は深まります。
誰か、教えて。
今夜、変な夢を見るかも(笑)


夏休み終了

昨日(13日)は休診とし、私は夏休みをいただきました。今日は日曜なので、2連休。

明日からはまた診療が続きます。休診にしている医療機関も少なくないので、しばらくは大変ですが、頑張ろうと思っています。

夏休み前日の12日(金)は、普通の外来とは違っていました。帰省中のお子さんも少なくなかったです。市内のお子さんでも、普段は他の医院をかかりつけにしている子も。

来るもの拒まずの精神で仕事をしていますので、それは構わないこと。困っている子どもたちと親御さんに、私どもが役に立つのであれば、地域医療の現場で働く臨床医としては本望です。

でも「新患」となると、作業量が倍増します。まずカルテを作るために基本的な情報を収集し、電子カルテに入力します。氏名、生年月日、住所など。保険証情報も保険証から新規に入力。子どもは自治体の医療費助成制度があるので、その情報も必要。

次に受診の目的。症状とその経過など。初めての子なので、全て新しい情報です。さらにこれまでの既往症、今かかっている医療機関があればその内容の聞き取り。

当院をかかりつけにしている子どもの診療に比べて、作業量が増大することは分かっていただけると思います。

そこにコロナの大流行。小児科受診のきっかけは発熱や感冒症状のことが多いですが、コロナを疑い、迅速検査を行う必要があります。「新患」の子は、急な受診が多いので、大半はコロナの検査が必要になります。

くどくどと説明しましたが、12日の診療は受診人数の多さ以上に大変でした。その後の夏休みだったので、わずか1日の休診ですが、私も、そして職員も肩の荷が降り、リフレッシュできたはずです。

なお、職員にはこの他に数日の夏休みをとってもらっています(年次有給休暇とは別)。各部署で仕事の支障にならないように計画を立てています。

ところで、昨日からの2日間の夏休みと言っていますが、それってどうなの?って思われる向きもあることでしょう。大きな企業などで週休2日が制度化されていれば、ただの週末の休み。

そう考えると、夏休みを2日とれたと言ってこんなブログを書いている私は何なのでしょう。小さい話ですね(^^;;

実は当院が長めの夏休みが取れない理由があるのです。そのことはいずれまたお話しできると思います。

明日からまた通常の診療と病児保育。明日はまた「新患」が多くて大変になるかも。頑張ります!


練習は裏切らない

次の大会まで2か月を切っています。
夏の暑さと、コロナ関係の忙しさにかまけて圧倒的な練習不足!
何とかしなきゃって、気持ちだけは持っています。
でも体が動かない・・

少しだけ坂道で練習。
短い距離だけど、気持ちよく走れました。

これなら何とかなるかな。
いや、何とかしなくちゃ。

10月にウルトラ(60キロ)(地元)。
11月にはフル(富山)。
そして来年3月は東京でフル。

気持ちだけでも前向きにしておこうと思っています。
スタートに立った時に、「これだけ頑張ったんだから」という気持ちでいられるように。
そのためには、多少は練習で汗しておかないと。

練習は裏切らない(はず)。


にわか電気屋

 

自宅リビングのエアコンから水漏れ!
排水ドレーンが機能せず、溜まった水がポタポタと落ちてきました。

天井埋め込み式のエアコンなので、ポンプで排水を汲み上げてからドレーンに流す仕組みです。
昨年も同様のトラブルがありました。
この時は、電気屋さんに修理を依頼。
ポンプが故障していたことが分かり、部品交換して直してもらいました。

ポンプはまだ壊れてはいないはずなので、きっとホコリ(ゴミ)が詰まって、水を吸い上げないのだろうと予測。
それだけなら自分で直すことができそうです。

ところが中々うまくいかない。
エアコンのパネルを取り外さないといけないのだけれど、それが上手くいかない。
見えるところのネジは外したけれど、どこか引っ掛かっている。
やはり自分には無理と判断し、業者さんにレスキュー依頼。
後日来てもらうことになりました。

でも、やっぱり何とかできないかな。
分かりづらいところにネジが隠れているのでしょう。
そう思って、ライトを使いながら良く見たら、1か所それらしいところを見つけました。
小さな化粧板があり、その下にネジがあるようです。

再度トライ。
今度は何とかパネルを全部外し、排水ポンプにたどり着きました。
予測していた通り!
やはりポンプの吸水口が詰まっていました。
細い棒で取り除くと、見事に復活。
またグングン水を吸い上げてくれるようになりました。

詰まっていたのは白くて軟らかい、綿状のもの。
室内のホコリが溜まって、固まったものです。
原因は・・フィルター掃除をサボっていたために、フィルターで取り除けなかったホコリがだんだん排水の中に溜まってきたのでしょう。
一緒にフィルター掃除も済ませました。

まるでプラモデルのようだなと思いながら、パネルを順に固定して、修理完成。
業者さんには出張してもらわなくて良くなったと連絡を入れました。
この時、出張の1時間前!
振り回してしまって申し訳なかったです。

と言うことで、素人ながらエアコン修理ができたという話です。
子どもの頃から、電気屋さんになりたいなと思うこともあり、それがちょっと叶ったかな。
業者さんが作業しているのを見るのが大好きなので、前回の修理の様子を見ていてパネルの外し方がある程度分かっていました。
それに、エアコンの排水の構造もその時に教えてもらっていたのも役立ったようです。

私の休日は、これで終わりかな。
明日からまたお仕事(本職!)頑張ります。


驚きの人事

⭐︎驚愕

あの加藤氏が復活。
あの発言、しっかり覚えていますよ。

「発熱が4日間続いたら受診を」という政府の方針。
おかしいんじゃない、って指摘されたら、「そんなことは言っていない、国民の誤解だ」と。
てっきりその責任をとって厚労大臣から去って行ったのだと思っていたけれど、違うんですね。

今は第7波の真っ只中。
医療供給ができず、ある学会筋からはまた「4日は待て」って言われている。
彼はどう言うんだろう。
やっぱりあれは正しかったと??

とても国民のことを思って政治をするとは思えません。
コロナ政策がますます混迷を極めることは、間違いありません。


今日で終了

ここ数か月にわたって取り組んできたことが、今日終了しました。それは子ども用のコロナワクチン接種(5〜11歳)。

昨年から大人用のコロナワクチン(12歳以上)があり、当院なりに積極的に対応してきました。小児科ではありますが、大人の接種も大いに受けてほしいと考え、専用外来を設けて接種していました(今でも少しずつ接種しています)。医院外にも飛び出し(出張し)、高齢者施設での接種も行いましたが、少しではありますが集団接種の接種医としても働きました(この時、一部ではありますが非接種者の態度が悪く、子ども以外に関わるのはもうコリゴリ)。

今春からは子どもの接種が始まりましたが、これこそ小児科の出番。さらに個別接種で行うべきですので、小児科医院としてしっかり取り組む必要ありと考えました。

平日は通常の診療、予防接種などに加えて大人用コロナワクチンを実施しているので、そこに追加するのは無理。目をつけたのが「水曜午後」。この時間帯では数時間(3〜4時間程度)まとまった接種時間を確保することができそう。

通常の外来診療はできなくなります。私の外回りの仕事(学校や保育園の健診、市の乳幼児健診、ラジオ番組の収録など)にも影響を与えますので、調整が必要ですが、そこは何とかなるでしょう(隙間を見つけて何とかしました)。

さらに職員の配置が必要ですが、それもローテーションをうまくやれば何とかなるかな。最終的には人員増加(職員採用)が必要になれば、ハローワークに行く用意はあります(実際に通っています)。

もう一つ、私や他の医師の休息の時間がつぶれます。平日は朝から夕方まで診療などが続きます。土曜も午前は診療しています。水曜日の午後はいろんな意味で貴重な時間帯なのです(他にしっかり休める時間帯がありません)。

いろいろな条件を整えながら、子どもコロナワクチン接種ができる体制を創出。そして実行してきました。

当初は予約枠が全て埋まり、接種担当医を2人にし、会場も2か所用意して実施しました。接種を希望する方々(子ども自身より大半は親御さんでしょう)の熱い思いを直接感じていました。

そこから数か月が経ち、ちょうど夏休みに入るくらいから希望者が減少。用意した予約枠に空きが出る状況になりました。希望する人は皆、もう受け終わったというべきなのでしょう。

新たに5歳になる子どもがいるわけですので、今後も子ども用接種を続ける必要はありますが、その数はそれほど多くはないということです。

コロナ第7波が今まさに大流行になっていますが、それをきっかけに対象者の中でやっぱり受けておこうと思う人も、さほど多くはないようです。

子どもの接種率がさほど多くはないようで、残念なことではあるのですが、当院がひろげた「大風呂敷」もそろそろ畳むころのようです。

これからは平日でご希望の方の接種を「細々と」続けていきます。接種の機会がなくなるわけではないので、ご安心ください。

今日の特別接種外来が終了したあと、職員からは拍手をいただきました。長い間ご苦労様でした!という意味合いなのでしょう。これまでの努力を、職員は見ていてくれていたんだ。そんな気持ちになり、とても嬉しかったです。

もっと子どもの接種をしなくてはいけない、という気持ちもあります。でも、さほど希望がなく、その点では残念な気持ちでもいます。

いろんな気持ちが交錯していますが、一応の区切りになったことは確か。今はコロナそのものが大流行中。しばらくは診療の方に、さらに力を注いでいこうと思っています。


医療は逼迫

医療は逼迫しています。
でも、この流行を止めようという対策はない。

医療が崩壊してもかまわない。
国民の生命(特に高齢者)がどうなってもかまわない。

そんなふうにしか思えなくなってきました。
明日の外来も、大変だろうな。
もう爆発寸前。

お盆休みに帰省しても、発熱時に安心して受診できる医療体制はないと思ってください。
今でも危機的状況。
この先、今週から来週はさらに状況が悪化することは目に見えています。

それでも動かない政府って、何?


豪雨被害

⭐︎災害お見舞い

先日襲った大雨では、新潟県内でも大きな被害が出ました。
新聞記事では「県北豪雨」という名称で呼んでいるようです。
あまりにひどい災害になり、被害の全容が今もってまだ分かっていません。

同じ新潟県ではありますが、当地(上越市)では被害が出るほどの降雨にはなりませんでした。
新潟県はとっても長い(広い)県。
北の端から南の端まで約250キロ。
同じ県というのに、雨の降り方はずいぶん違いました。
冬になると、雪の降り方もとっても違うので、「新潟県」と一言では表現できないくらいです。
(同じ上越市でも違っていますが)

今回の被害については同じ県だということで、とても驚きましたし、悲しい気持ちになりました。
さらに、被害の中心であった村上市坂町地区や、関川村は以前私が住んでいた地域なので、なおさらその思いは強くなりました。

今は上越市に住居を持ち、開業していますが、その前7年間は村上市坂町にいました。
県立坂町病院に勤務。
当時は合併前だったので「岩船郡荒川町」でした。
以来33歳になるまで、そこで仕事をし、子どもたちを育て、生活していました。

26歳で赴任し、初めは病院敷地内にある官舎に居住。
30歳になる頃、一念発起して自宅を設けました。
某有名メーカーに依頼して建築。
荒川町のある場所で、地域の方々と一緒になって生活していたことは、今でも大きな思い出です。

今回は、その家も床上浸水したということです。
子どもがたまたま見ていたニュースで、坂町の国道が冠水し、その周囲に被害が及んでいる様子を見ました。
そして、そこに元我が家が写っていました。

写メを撮って、送ってくれました。
それは確かに、私が建てた家。
設計士と何度も打ち合わせをし、自分たちの生活しやすい設計図を作ってもらい、建設した家です。
病院を退職し、郷里に戻ってくる際には売却してきたので、その家に対する想いは「封印」してきました。

以前、1回だけですが、近くを通ったことがあり、外から元の我が家を見たことがありました。
その時はどうも住んでいる人がいなくて、家が廃れたような気もして、残念な思いもありました。
今、洪水に見舞われた後ではありますが、家の前のカーポート(これも当時のまま)にはクルマが置かれています。
外壁は当時とは違う色で塗られていて、ちゃんとメンテをしてもらっているようです。
周囲には家が多く建ち、田んぼの真ん中のような環境とはもう違うようです。

いろんな思いが込み上げてくる写真ですが、今でも(当たり前ですが)人々が生活している町の様子を見ることができました。
同時に、当時行ったことのある施設などが水害被害にあい、変わり果てた姿になった様子も見てしまいました。
とても悲しい気持ちになった次第です。

今は私は遠く離れたところにいるので、直接のご支援はできません。
でも心の中では、今回の被害から1日でも早く回復し、皆さんに笑顔が戻ってくることを願っています。


AERAは終わった(個人的見解)

⭐︎AERAは終わった(個人的見解)

統一教会と政治について大きな問題になっています。
ジャーナリストはその闇を追求しているものと思っていますが・・

週刊文春は14ページに渡って特集を組んでいます。
本気度がよく分かります。
きっと統一教会から編集部や取材記者に対する攻撃もさらに厳しくなってくることでしょう。
でも、負けずに頑張って!!

週刊AERA(朝日新聞出版)は腰がひけています。
統一教会関連の記事は、先週はわずか2ページ。
今週(お盆の合併増大号)は皆無。
わずかに安倍関連のインタビュー記事が3ページのみ。
それも同社から出版した単行本の筆者に対するインタビュー。
新たな事実を掘り出したり、真相に迫る気力は微塵も感じられません。

AERAは創刊以来欠かさず購読してきました。
以前は政治問題も取り上げ、読み応えのある週刊誌というイメージがありました。
その昔、「朝日ジャーナル」という硬派の雑誌がありましたが、その流れを汲むような内容だったように思います。
私も記事に対して意見を書き、読者欄に掲載されたことがあります(病児保育について)。
日曜日の朝は、新聞と一緒に配達されたAERAを読むことが習慣となっていました。

でも、最近はあまり熱心には読まなくなっています。
先週や今週のように、見るとがっかりすることも多くなりました。
何が変わったのかは分かりませんが、そろそろAERAの購読はやめようかな、って思い始めています。

ある方(朝日新聞やAERA編集部のOB)がネットの配信記事の中で、AERAの編集方針が変わったことを話していました。
当初のままではあまり売れない。
受験とか、ダイエットとかの「柔らかい記事」をトップにすることで読者が増える。
購読者が減少すれば雑誌を発行し続けられなくなるので、仕方ないのかな。
でもね、今はとうとう「柔らかい記事」ばかりですよ。
芯のある記事は、もうなくなりました、

どうしちゃったんでしょう。
編集部が変わった?
まさか統一教会の影響がここにも及んでいる??

週刊文春に負けててどうするの?
AERAは終わった。
それが私の感想です。


只今工事中

⭐︎夏だけど、冬のために工事中

医院駐車場の消雪施設のメンテを実施中。
地下水を汲み上げ、散水して雪を溶かすシステムです。

医院駐車場内にはこのようなポンプが7基あります。
古いものでは設置から30年ほどがたち、劣化が目立ってきました。
一番古いものは、昨年故障して急遽交換してもらいました。
その他は一応動いているのですが、いつ壊れるか分かりません。
今回はそのうちの4台を新しいポンプに交換する工事をしてもらっています。

外見は見ての通り。
サビで覆われ、見た目にも古そう。
壊れそう、どころか、もう壊れているんじゃないかなって思えるほど。
動いていても能力は下がってるはずで、電力もそうとう食っていたかも。

今日と明日で入れ替え工事を実施。
炎天下の暑い中、作業の方は汗だくでお仕事されています。
お疲れ様です。

今は真夏だけど、冬の心配もしています。
雪国の宿命ですね。
きちんとメンテをして、次の冬を迎えたいと思っています。


「最後」の収録

エフエム上越というコミュニティーFM放送で、番組を担当しています。
「Dr.ジローの子ども健康相談室」。
週に1回、15分ほどの番組です。

月に1回ほど、まとめて収録します。
場所はここ。
上越市の雁木通りプラザ内のスタジオです。

今日は8月分の収録を行ってきましたが、これが最後!
なんと番組が終了してしまう・・のではありません。
今月中に新しい場所に移動することになったのです。
ですので、この場所を使っての収録が最終日になったということです。

何年くらい通ったのかな?
実は自分の番組なのに、その歴史はよく覚えていません。
20年以上はあるでしょう。
どこかで調べれば分かるとは思いますが、すみません。

その長く通ったスタジオとお別れになるので、最後は涙涙・・(嘘です)。
見慣れた室内や機材ですが、もう見ることはないでしょう。
長い間、見守ってくれてありがとうございました。

次回の収録からは、エフエム上越の本社スタジオで行うとのこと。
人見知りの私ですので、ちょっと緊張するかも。


30人に1人

⭐︎人口の3.5%

今日の発表では、上越市は317名で過去最多。
グラフ上ではいったん少なくなったのがまた急上昇ですが・・
医療機関から保健所に報告が行くのも、発症日から遅れている場合があります。
さらに保健所の取りまとめに時間がかかれば、翌日の県の発表には載ってきません。
そこにまた数日の遅れが生じることもあります。

なので、毎日の数字だけで一喜一憂する必要はありません。
と言っても、今日の数字は十分「憂鬱」になるものです。
これからまだしばらくは増加したり、高い水準を維持したりしそうです。

上越市のこれまでの「感染者累計」がちょうど7、000人になりました。
市の人口は約20万人なので、計算すると3.5%の人が新型コロナに罹患したことになります。
約30人に1人!
私たちの職場や学校、家庭など、身近なところに感染者がいても不思議ではありません。

そう思うと、もう「ありふれた病気」「一般的な感染症」「インフルエンザなみ」なのかもしれないと感じます。
でも、やはり怖い感染症です。
高齢者や基礎疾患のある方はハイリスク。
今でも普通の子どもが急死する例も報告されています。
弱毒化してきたとはいえ、今後いつまた「強毒」な変異株が現れるかもしれません。

引き続き十分に注意していてもらうよう、引き続きお願いします。

(図表は「上越妙高タウン情報」から借用させていただきました)


医療崩壊前夜

市内の病院でコロナの集団発生があり、慌ただしい動きがあります。今日はこれまで以上の対応をすることが公表されました。

予定入院をいったん休止し、コロナ対応に注力していくとのことです。

一般外来は今まで通りとのことですが、それも今後の状況によっては制限される可能性もあるのではないかと思っています。

コロナ患者が急増したために、その診療の対応で追われると(それも十分にはできなくなりますが)、通常の医療も満足にできなくなります。

当院ではかろうじて通常の外来機能は維持しています。コロナ以外の発熱患者、胃腸炎や手足口病などの流行性疾患もいます。湿疹などの非感染性患者も当然みています(軽度であれば受診抑制が起きているでしょう)。

他に乳幼児健診があり、各種の予防接種もあります。コロナワクチンも、希望者数は減少してきましたが、やはり一定程度の数をこなしています。

当院ではさらに病児保育も行っていて、こちらも今はまだ制限なく受け入れることができています。

幸い職員の中でのコロナ陽性者は出ていませんが、今の感染症状況からはどこで感染を受けても不思議ではありません。しかし、家族内で陽性者が出たり、お子さんが濃厚接触者に認定されたことで仕事に就けないケースも出てきました。

ちょうど今は職員に夏休みをとってもらっている期間。業務に支障のないよう、集中しないように予定を組んでもらいましたが、多少は手薄になるのはやむを得ません。

コロナ陽性者が出ると、その度に診療を中断し、保健所に連絡をとりますが、簡単な作業ではありませんし、そこそこに時間が取られています。

保健所の方とは、電話を通して仲良しになりましたよ(笑)。1日に何十回も電話連絡すれば、そうもなるでしょう。朝は「今日もよろしく」と。夕方の最後の連絡では「一日お疲れ様でした」「私はこれで終わりだけど、保健所の皆さんはこれから残業なんですよね。ご苦労様」など。

時には電話が繋がらない時もありますし、電話口から聞こえる喧騒から、相当業務が逼迫しているんだな、って感じられます。

病院もそうですが、私たちのような第一線の医療機関も、保健所も、皆必死になって仕事をこなし、住民の生命と健康を守っています。自らがかかることがないよう、生活も自主的に制限しています。

でも、「外界」の様子からは、必ずしもそう思えない時もあります。必要な感染予防策をちゃんととっていますか? 夏祭りや花火大会が開催されている様子を見ると、これでいいのかな、って思うこともあります。

いくら政府が「行動自粛を求めない」と言っても、感染症対策の観点からの政策ではないですよね。流行が収束する方向での政策はどこにあるのかな。不思議ですし、疑問です。

医療者へのワクチン接種も遅れています。第7波流行の真っ只中で実施しようとしても、どれくらい実効性があるのか、疑問です。十分な免疫ができるまである程度の期間があります。

それに、副作用が出れば仕事を休まなくてはならないかも。それを考えると、業務が逼迫している今、接種を躊躇う医療関係者は少なくないと思います。

今回もゴテゴテ。そして、医療者と政府の考えに乖離があります。コロナが出現して2年半、いったい何を学んできたのでしょうか?

首相は記者会見で「2年半で学んだ知恵がある」というようなことを言っていましたが、中身のない言葉のように感じました。具体的には何? みんなが困らないようにする手立てがちゃんとできていたの?

第7波がこれだけの大きな規模になり、国民も困窮し、医療現場も危機的状況になってきました。本当にこれでいいのかと、疑問がつのっています。

また明日も、コロナ検査を中心に診療し、地域の子どもたちのために頑張ろうと思っているところです。


漢方の出番!

⭐︎漢方パワーで乗り切れ!

あるご夫婦に3種類の漢方を処方しました。
パパさんが発熱し、コロナ陽性。
熱があって辛いと。
解熱剤を使うより2種類の漢方を使う方が楽になるはず。

ママさんはまだ無症状。
でも、濃厚接触者だから早晩かかるかも。
予防するために1種類の漢方を。

効果はきっとあるはず。
大変な状況だけど、漢方パワーで乗り切ってほしい。
頑張って!!
応援しているよ!!!


今日は30人

今日から8月。暑い夏がまだ続きます。

今日もコロナ陽性者が多数。朝から夕方まで、来院者が途切れなくやってきました。

いつもお話ししている通り、感冒症状があればコロナ迅速検査が必要。入室前にそれを行っています。今日は100件以上の検査をしました。

予想通り陽性者続出。朝早くから保健所に連絡をし続けた一日でした。その数は30名。

当院をかかりつけにしている子どもたちだけではなく、普段は他を受診している子どもたちも(来る者拒まず精神!)も。久しぶりに来院した高校生(内科受診の年齢なんだけど)もいましたし、大人の方も少なくなかったです。

他の医療機関の事情はよく分からないのですが、コロナが心配な時でも受診できるところが少ないのは事実。「受診難民」が出現しているわけですから、ここは何とかしなくては。そんな気持ちでやっています。

高齢者はもし罹患した時のリスクが大きいとのことで、既に医療崩壊している大阪府では「高齢者は不要不急の外出をしないように」とのおふれが出されました。対象は65歳以上。

ならば、今65歳の私はハイリスクの高齢者。もし大阪にいれば、店を畳んで自宅でひっそりしていなくてはいけないのかな。それでも診療していたら捕まる??

冗談はさておき、大変な状況が続いています。危機的と言ってもいいかもしれません。

ピークアウトはまだ見えていません。あと1週間? 2週間?? 1か月???

早くほっとできる日が来ることを願っています。