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院長ブログ

2023年5月 一覧

サムターンを自動ロック化

病児保育室の入り口ドアのロックを自動化しました。これは保育業務に革命です!(ちょっとオーバーかな)

このドアには2つのドアノブがついています。下の方は通常のもので、手をかければ子どもで開くことができます。

子どもが飛び出して行かないようにするために、もう一つ、サムターンという名前の金具をつけてあります。

サムターンは通常は建物の内側についていて、外からドアを開けることができないようにして、防犯のために使います。

ここではドアの両側から操作できるようになっている金具を使っています。ただし、その位置を、子どもの手が届かない高い位置につけているのがミソ。

防犯の意味合いはなく、子どもの飛び出し事故防止のために設置しています。

最近、県からある保育園で預かっているお子さんが自分で勝手に家に帰ってしまった、という重大事案があったから注意するようにとの通知が来ました。

わたぼうしでも、やはり子どもがこのドアを抜け出るということがあり、今後重大なトラブルにつながる可能性もあり、何とかしなくてはいけない。先週から職員間で話し合いを持っていたところです。

このサムターンについては、職員は習慣になっているほどで、操作し忘れることはないはずです(それも問題になるかもしれませんが)。それよりは保護者の方が操作せずに通過してしまうケースがあることです。

朝の受け入れ時が一番起きやすいようです。何人もの方が続いて出入りしていると、その最後の方が開放のままにしてしまうことが起きているようです。特に朝は仕事があり、急いで出掛けている方が多いからかもしれません。

まずは保護者の方へ「サムターンを必ず閉じるように」という注意喚起を、大きな紙に書いて傍に貼りました。そして数日見ていましたが、やはり完全ではありません。時々ですが、開放のまま出てしまう保護者がおられました。

常時職員が見守ることは現実的ではないので、何か良い器具や器械がないものかと、探してみました。一定の時間が来ると、自動的にロックされるドアノブ。

ネットで探してみたり、業者の方に聞いてみたりしていたのですが、すぐには見つからず。どうすればいいかと思案していたところ、AIが教えてくれました。

今流行になっているChatGPT(チャットGPT)です。「サムターンを自動ロックにする器具はないですか?」と聞いたところ、教えてくれたのがこの道具です。

サムターンそのものはそのままで、そこに被せて使う器具です。高機能で、スマホを鍵がわりに使うこともできますが、そこは今回は不要。あくまでも自動ロックしてくれれば十分です(その時間はスマホで変更できます)。

ネット上で注文したものが、本日到着。さっそく設置してみました。そしてその効果はバツグン!!

設置時間は15秒がちょうど良いようです(短いと、ドアを通り切らないうちに引っかかってしまうことがあります)。

もちろん手動でセットしてもらうのが原則ですし、それをやめていいということではありません。でも、もし締め忘れていても、15秒後には自動でロックされます。

ちょっとゴッツイ装置がサムターンに被さっていることで、ここをちゃんと操作して締めないといけないんだよ、という注意喚起にもなりました。それもまた良い効果のようです。

これで当室での子ども飛び出し事案は完全に予防できることでしょう。職員みんなでホッとしているところです(慢心すると、また別な問題が起きるかもしれないので、注意はしておかないと)。


もうツツジの時期

初夏のような陽気の日曜日。半日ほど自宅の草取りなどをしていました。

庭に植えてあるツツジが花を咲かせていることに気がつきました。もう1週間くらい前から咲き始めていたようです。

毎日見ているはずなのに(いや、見ていないかも)、季節の変化を感じないのは、私らしいです(笑)。

それにしても早くないですか? 例年は6月中旬からじゃないのかな?

6月14日が当院の開業記念日。例年はその前後に咲いているような気がします。

きっと季節の変化が早まっているんでしょうね。桜の開花もそうでした。世の中の全てがそうなっている?

異常気象、地球温暖化・・聞き慣れなかった用語が、今では普通の会話にも登場します。

さて、本当のところはどうなのでしょう。色々と心配にある日曜日でした。


お花畑を発見

関川河川敷にストロベリーキャンドルが満開だというニュースがあったので、早速行ってきました。
ちょっと探してしまいましたが・・
見つけました!

医院のすぐ近く。
私のジョギングコースでもあります。
秋にはコスモスが一面に咲く場所ですが・・
スケールが違いすぎました。

労災病院をバックに写真撮影。
こうして見るとお花畑、って感じが出ます。
キレイなお花ですね。

土曜午後にようやく空き時間ができました。
久しぶりのランニング。
暑さに慣れるためにも、日中の練習は効果ありです、きっと。


もう真夏日!

暑い一日でした。当地では30度を超えて真夏日に! まだ5月半ばというのに。

今日の午後は診療以外の仕事をしていました。保育園の健診、FM番組の収録。夜は夜間診療所勤務。水曜午後は医院を休診にしているので、こういった「外回り」に当てています。

いつもは1日中院内にいますから、寒さ、暑さ、雨降りなど、気象の変化には鈍感です。でも「外回り」の時はダイレクトに感じます。

今日は暑かった。一つの仕事が終わるたびに、コンビニに寄ってアイスコーヒーを購入。一息つきながら次の仕事に向かっていました。

熱中症の危険が大きいのですが、いかがでしたでしょうか。まだ暑さに慣れていない時期なので、無理は禁物ですよ。

近くの学校で運動会や、42キロを歩き続ける行事なども行われていたようです。大丈夫だったかな?

明日も30度を超えることになりそうです。インフルエンザがまだ流行中なのに、季節感がおかしくなっています。


院長、逮捕される!

院長が逮捕されてしまいました・・。

外来に、付き添いで来ていた男の子。警察官のコスプレをしていて、とっても嬉しそうにしていました。

私も楽しいので、敬礼をしたりして遊んでいたら、ズボンの後ろポケットから手錠が!

これは捕まってあげなくちゃ(特に悪いことはしていないはずなのですが)。そう思って、腕を出して、捕まえてもらったところです。

看護師さんたちも集まってきて、盛り上がりました!! 楽しかったな。

診察室から出て行く時にもまた敬礼。「市民のためにお仕事、頑張ってください!」と声をかけました。

忙しい外来ですが、こんなことがあると気持ちが軽くなります。やっぱり小児科医はやめられないです(笑)。

※写真掲載は親御さんの同意を得てあります。


あと半月ほど

市内にはこんな立札が立つようになりました。高田城ロードレースのコースを示した看板です。

来月4日(日)に開催されます。あと半月ほどに迫りました。

地元の大会なので、できれば毎年参加したいと思っています。もちろん今年もエントリーは済ませています。

コロナ禍で2020年、21年は中止。昨年(2022年)は3年ぶりに開催されました。久しぶりの大会だということもあり、練習不足が祟りました。最後の2キロほどは足が攣って走れなくなり、最後はやっと歩いてのゴール。

練習不足以外にも原因はあったようです。まずは暑さ。6月上旬は、梅雨入り前なのだけれど、結構気温が高いんですよね。まだ暑熱順化(体が暑さに慣れること)していないからかもしれません。ある時はほとんど熱中症になるかもと感じるほど暑い大会もありました。

水分を摂るなど、熱中症対策をきちんとすればいいのですが、それを怠っていました。というより、途中でトイレに入るのが嫌で、前半はあまり水分摂取しないでいました(この大会はトイレの数が少ないんです)。

いずれにせよ、必要な準備や対策を怠っていたのが、惨めな結果になりました。それはわかっていたのですが・・

今年も今のところは、やはりあまり良い状態ではありません。3月に東京マラソンを走ったあとは、練習量が激減。ほとんどしていないと言ってもいいくらい(偉そうに言うことではありませんが)。モチベーションが下がってしまいました。

加えて、ここ数か月は忙しすぎました。コロナ対応に加えてインフルエンザの大流行。日々の業務(私の本業!)に費やすエネルギーが大きくて、他に使う余裕が著減(そろそろ言い訳が始まりました)。

これからの半月も似たような状況です。インフルエンザの流行は縮小してきましたが、まだ収束ではなく、まだ気が抜けません。来月には看護大学の講義があり、その準備もそろそろ始めなくては(まだ取り組んでいないというていたらく)。

そうはいっても、この大会はぜひ出たいと思っています。思い起こせば、私が初めてロードの大会に出たのは、この高田城でした。確か55歳だったかな。この時は10キロだったけど、何とか走れたぞという気持ちが、その後のマラソン人生のスタートになりました(大袈裟)。

と言うよりも、もしこの大会に出なければ、塚田はどうした?と言う心配する声が上がるかも。私の安否確認のために、また塚田は元気だぞとアピールする機会になることでしょう(笑)。

兎にも角にも、あと半月。今年は足が攣ることなく、最後まで元気に走り切れるように頑張ります!

体力的に今から充実させるのは無理なので、ちょっと知恵を使って見ようと。一つは漢方ドーピングも考えています(東京マラソンでは成功したようです)。その内容はまた別の機会にお話しします。


マイナ保険証、やっぱりやめましょう

国が強力に推し進めているマイナンバーカードが、ズタズタです。

住民票を市役所に行かずにコンビニでも取れるということですが、他の人の住民票が印刷されるというシステム障害があり、一部の自治体では中止になりました。コンピューターソフトのエラーなのだそうです。

マイナカードの根幹部分です。そこで個人情報の流失があるというのは重大なこと。システム改修は当然必要ですし、マイナカードの機能を一旦停止することも必要なのではないかとも思います。

それに加えて問題になっているのが、マイナ保険証のトラブルです。医療機関で処方薬の情報を閲覧する機能がついているのですが、それが大量に間違えていたというのです。

他人の情報を紐付けていたことが発覚。なんとも杜撰な運営です。

保険証をやめてマイナカードだけにする・・ずいぶん大胆な方針です。そして間違っています。

なぜ、そんなに無理やり推し進める? 方針転換できないのでしょうか?

いずれは、保険証を廃止することによるトラブルがどんどん出てくることでしょう。心配です。

 


改めて、新型コロナはただの風邪ではない

新型コロナの感染症法上の位置付けが5類になったことで、ずいぶん勘違いが広がっているように思います。あくまでも行政の扱いが変わっただけで、感染症としての新型コロナに変化があったわけではありません。

前回のブログでも書きましたが、ウイルスの性質は同じ。むしろ感染しやすさが増しているよう。まして消えてなくなったわけでもありません。

5類はインフルエンザ相当だ、という言い方も誤解のもとです。季節性インフルエンザは、その流行規模はとても大きいですし、重症者も大勢出ます。超過脂肪も相当大きいです。子どもがかかって重症化する子もいます。

かつて日本では、インフルエンザ脳症が問題になりました。毎年200人ほどの子どもたちがインフルエンザ罹患後に脳症になり、亡くなっていました。脳症についての理解が広がり、治療を的確に行えるようになり、死亡者はぐんと減らすことができましたが、それでも一定の数の脳症が発生しています。

インフルエンザ並みだ、などと軽く言ってはいけません。インフルエンザだって、重症化する可能性のある感染症です。

さらに、新型コロナは重症化率はインフルエンザよりも高く、流行の規模も大きなものがあります。新しい変異株が次々に出現し、免疫をすり抜ける力が強いために、容易にクラスターを起こします。

最近読んだものでは、新型コロナ感染後の後遺障害がとても多いことを指摘していました。

新型コロナはただの風邪だ、かかっても大丈夫だ、などとはとても思えません。やはりかからないに越したことはないのです。

ワクチンでの予防も大切。予防対策も大切。感染症の基本を忘れることなく、対応を続けていく必要があります。

当院では、これまで同様に「発熱外来」としての機能を維持しながら、診療を続けて行こうと考えています。


新型コロナが5類になったけれど

新型コロナ感染が始まって3年数か月が経過。これまでの公的な対応が、8日から5類に変わりました。

療養期間は7日から5日に短縮。濃厚接触者の特定はせず、健康状態に問題なければ家族の方でも通常の生活が送れます。

コロナの検査や、診断確定後の治療などは公費で行われていましたが、それはなくなり、今後は普通の感染症と同じく、医療保険の中で行われます。自己負担が増えるわけですが、子どもたちは自治体の医療費助成があるので、親御さんの窓口負担は変わりません。

新しい制度になって数日。やはり新型コロナの患者さんは出ています(もしかして連休前より増えている?)が、特に大きな混乱は起きていないようです。

行政の関与がなくなるので、療養期間などの説明は医院で行なっています。もしも入院が必要な患者さんが出たら、病院への依頼は医院で行うことになります。これまで行なっていた保健所の入院調整がなくなるので、この点は不安があります。今後また大きな流行になったら、通常の外来診療をしながら対応できるだろうか。

ある意味で行政はもう手出しをしません。医療機関も、患者さん自身も自分で解決していきなさいと。丸投げ? これでいいのかな??

5類になっても、新型コロナウイルスの性質が変わるわけではありません。当初より軽症化しているようですが、伝染しやすさは悪化。免疫をすり抜ける「狡猾さ」が増し、再度かかってしまったり、ワクチンの効果も減弱しています(重症化は予防できるようです)。

5類になったのは、国の対策を変えただけ。医療的な側面は、やはり慎重に進めるべきかと思います。高齢者や基礎疾患を持っている方がかかると重症化する可能性があります。若い方々も、罹患後の後遺症は相当出ています。子どもたちは、基礎疾患がないのに亡くなる例が散見されています。

やはり新型コロナはかからないに越したことはありません。そのためには、流行を広げないこと。やはり、それなりの感染対策は引き続き必要です。

ただ、闇雲に何でもやればいいということではありません。周りに他の人がいなければ(十分に間隔が取れていれば)マスクは不要です。大きな声を出すのもOK。でも、密集した中では、やはり気をつけなければいけません。

飛沫飛散防止のアクリル板も、実際の効果を確認しながら設置されていたとは言えません。行政の指導があったからやっているだけ。効果がないどころか、むしろ換気を邪魔しているのではと思うところもあります。スーパーマーケットなどでは8日に一斉に取り外しましたが、それもどうかと思うのです。化学的根拠があっての設置ではなかったと、暗に認めていることになりますよね。

これからもまだ新型コロナ感染は続きます。さらに次の9波流行も起きるでしょう。その時にしっかりとした対策ができるのか、心配です。5類になったことで、より感染が広がりやすくなっていくでしょうし、個人の感染対策も行われなくなっていくからです。

心配の種は尽きません。