院長ブログ
2023年9月 一覧
同期会
先日、大学の同期会に出かけてきました。私の出身校は自治医科大学。栃木県にありますが、学生は全国から集まっています。各都道府県2〜3人ずつ入学し、1学年100名ちょっとの規模です。
こういった集まりをすると、全国から参加してきます。北海道の参加者はいなかったのですが、北は青森から南は沖縄まで。今回は30名ほどが集まりました。
場所は日光。栃木県の大学ですから、ある意味で「地元」。私はクルマで出かけましたが、高速道路がずっと繋がっていて、渋滞があって時間がかかった場所もありましたが、5時間ほどで到着しました。
夕方6時集合。まずは記念写真の撮影。その後は参加者の近況報告をしながら、夜遅くまでずっと懇談。一次会に始まり、旅館の中で場所を変えて二次会、三次会まで。みんなよく喋るし、飲むし、元気よかったです。
これまで10回ほど行っている同期会ですが、私は時々の参加。今回もコロナ禍でどうしようと思いつつ、でもこの機会を逃すとまたいつ友人に会えるか分からないので、思い切って参加することにしました。
もう一つ理由があります。事前の案内に、すでに逝去された友だちが7人いると。もうそんなに!? 確かにみな高齢者になっているし、いつ何があるか分かりませんね(私も含めて)。参加しないと、塚田はどうした? もう死んだか?って話が出ないとも限りません(笑)。
生存証明をするためにも、参加してきたという次第です。
皆に会って良かったです。大学の教授(退職して名誉教授)もいるし、病院の院長や部長として活躍中の者も。県の衛生行政のトップで、コロナ禍を乗り切ってきた人も。私のような開業医もいます。
そういった仕事関係の話もたくさん出ましたが、だんだんと健康状態の話に。どんな病気をしたとか、どこが悪くて大変だ、といった話。だんだんと「老人会」の様相を呈してきました(笑)。
それにしても、みんな歳とったね。卒業して42年。記念写真を撮ると、恩師のような同期生もいます。私は・・一応まだ若いつもりでしたが、どうでしょうか。
みんなからいろんなパワーをもらいました。日々の仕事に、あるいは人生に役立つことでしょう。
毎回は出なくていいけれど、時々は参加する価値はありますね。日光まで行って良かったです。
頑張れ、上越市!
子育て支援策は様々なものがありますが、医療費助成もその一つ。子どもが病気や怪我をして保険医療を受ける時に一定の(2割〜3割)窓口負担が生じます。親御さんの経済的負担を軽減するために、自治体が独自に助成を行なっています(国ではありません!)。
したがって、子ども医療費助成の内容は自治体ごとに異なっています。手厚いところもあれば、まだ手薄のところもあります。都道府県によっても、市町村によっても異なっています。住んでいる場所(住民票のある市町村)がどこかで、助成内容も変わってきます。
当院を受診される方は、最も多いのが上越市。加えてお隣の妙高市や糸魚川市からも来院されます。この3市では助成内容が違っています。
この度、糸魚川市の医療費助成が拡大することになりました。外来の窓口負担が高校卒業まで完全に無料化されます(10月から)。これまでは窓口負担は1回530円でしたので、思い切った改善になりました。
窓口負担ゼロとなるのは、上越市は小学校入学前まで(未就園児のみ)、妙高市は中学生まで(義務教育終了まで)。糸魚川市が高校卒業まで無料になったことにより、一挙に逆転。あえて順位をつけるとすると・・1位糸魚川市、2位妙高市、3位上越市。
かつては「子育てするなら上越市」というキャッチコピーとして使い、子育て支援を当地でリードしてきた上越市ですが。どうしたんでしょう。いつの間にか、後塵を排するようになってしまいました。頑張らないと!
もっとも、こうした自治体間の「競争」が起きるのは、いいことではありません。国がしっかりと制度を作り、全国で実施されるべきです。自治体の財政状況が子育て支援を左右するのは問題です。
なぜ国はしないのか? 国が作った保険制度では一定の窓口負担を課することになっています。小学校の就学前までの乳幼児は2割、小学生以上は3割です。その負担を、もし医療機関の判断(好意?)で徴収しなければ、医療機関側が指導を受けることがあります。
国は自分が作った制度に従わせることが最優先です。実際、自治体のこうした医療費助成を好ましく思っていません。つい最近まで、一定以上の助成を「手厚く」助成している自体体に対しては、地方交付税を減額するというペナルティーを課していました。
それだけ裕福な自体体なんでしょうというのが国の言い分ですが、そんなことはないですよね。子育て支援にかける思いの違いです。国って、自分が作った建前は大切にするけれど、国民の生活を大切に考えるってしないんだな。そんなことを実感していました。
国が「こども家庭庁」を作り、少子化対策に本腰をあげ、子育て家庭の負担軽減を積極的に考えているのなら、子どもの医療費助成についても、国としてきちんとした制度を作るべきです。でも、やる気なし? 言葉では言っているだけで、真剣味が足りないと感じてしまいます。
今は、それぞれの自治体が努力していて、独自の支援策をまとめています。医療費助成だけではなく、様々な方策が必要です。子育て家庭が前向きになれるよう、さらなる支援の拡充を願っています。
とりあえず・・上越市さん、高校卒業までの無料化を早急に実現してください!!
インフルエンザ・ワクチン納品開始
このところインフルエンザ・ワクチンの納品が始まりました。いよいよ、その時期になって来ました。
ワクチンの供給は数回に分けて行われます。生産を続けて、製品を作りながら、全国でワクチン接種を行なっていきます。
当院では10月中旬から接種が始まります。これからワクチンの納品が続きますが、開始前に全て揃うわけではありません。接種をしながら、納品も繰り返し行われます。それって「自転車操業」ってことかな?
ワクチンの生産量は昨年よりやや多めだそうです。当院で発注した量も、メーカー、問屋から納品の約束もいただいています。ひとまず安心しているのですが・・
実は不安要素もあるのです。ワクチンを製品として発売するためには、国家検定を受けて合格する必要があります。もし合格しないと、その分は全て廃棄処分に。足りなくなった分を急きょ作ることは不可能なので、供給不足が起きてしまいます。
こうした事態は時々起きています。実際に当院でも、接種している途中でワクチン不足に陥ったことがあります。この時はあちこちに手を尽くして、何とか必要量を確保したことを覚えています。
インフルエンザ予防接種についても、「反ワクチン」の人たちがいます。小児科医として「高明」なあの人もそうでした。朝日新聞の紙上で、その方の主張に反論する形で、若輩者の私が投稿したことがあります。
直接のやり取りではなかったし、言いっぱなしで終わっているので、決着がついたわけではないのですが、「反ワクチン」の人たちの中では「新潟の塚田」が話題になっていたという噂話を聞いたことがあります。それで終わって良かった(汗)。
そんな紙上のバトルを見たある小児科の先生が(確か関東の開業医)、自分のところで余ったワクチンを私に提供してくれることもありました。実際にワクチンが足りずに困っていた時だったので、とても嬉しかったのを覚えています。
そう考えると、薄氷の上を歩きながらワクチン接種を進めているんだな、って思います。これから12月まで、順調に行くことを願っています。
秋分の日
今日は秋分の日で祝日。お彼岸の中日でもあります。今週は月曜が勤労感謝の日で、週に2日も祝日があるというラッキーな週です。
終日休みになるのは日曜日と祝日だけ。世の中「週休2日制」が普及しているというのに、まだ遅れた働き方です。医療という仕事の性格上、ある程度はやむを得ないと考え、これまで続けてきましたが、そろそろ変わるべき頃なのかも。
そんなことを考えて、自宅前の歩道掃除をしていました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。やっとあの猛暑が収まり、涼しさを感じました。
外仕事もしやすくなりましたね。自宅の前が公園なので、キレイにしておくと気持ちがいいですよね。公園を散歩される方もそうでしょう。住人としても穏やかな気持ちになります。
でも、時々はイラッとすることがないわけではありません。空き缶やゴミが落ちていることもあります。歩道や道路端に雑草がたくさん生えていたり。気になるのでキレイにしていますが、これって私がすること??
先日は歩道の街灯が夜になっても点灯していなかったので、市役所の担当課に電話連絡。そこから1週間ほどは動きがなく、再度連絡をしなくちゃいけないのかな、って思っていたら点灯するようになりました。動きが遅い!と、これもイライラしていました。
人間ができていないのでしょうね。そんな小さなことに反応しなくていいのに。もっとおおらかに受け止め、生きていかなきゃ。
死ぬまで無理そうだけど(涙)。
電源喪失!
⭐︎ディープフリーザー、電源喪失!
でも壊れたわけではありません。
新型コロナの予防接種の希望者が激減し、医療機関で保管する必要がなくなりました。
秋からは変異株に対応したワクチンが供給されますが、それもその都度配達してもらえればいい程度。
さらに、これまでのワクチンは使うことができず、廃棄になります(もったいない・・)。
今日は市役所の担当者が、古くなったワクチンを回収にきました。
ディープフリーザーは空っぽに。
電源も切りました。
さて、この冷蔵庫はどうしましょうか。
また使用することは、どうもなさそうです。
でも、マイナス70度は、温度が低過ぎて他の薬品を入れるわけにもいかず。
とりあえずは、物置きとして仮の人生を送ってもらいましょう。
秋なのに走れず
9月中旬なのに、まだ残暑が厳しいです。こんな年はかつてなかったのでは。「地球が沸騰している」という表現も、あながち間違いではなさそうです。
そんな中でも、先日、やっと外を走ることができました。お気に入りの海岸コースです。
関川の堤防では百日紅(さるすべり)が赤い花をたくさん咲かせていました。暑さに負けず。いや、暑いのが好きなようです。
海岸まで行くと、夕陽が見えてきました。海岸線に沈むまで、もう少し時間がありましたが、海面に赤い日差しが映っているのはキレイですね。
海は世界につながっています。ハワイのマウイ島で見た海を思い出します。山火事の惨状には胸が詰まる思いでしたが、復興への道のりは始まったのでしょうか。いつかまた、マウイの海と街を見に行きたいと思っています。
ところで私の次のスケジュールですが(仕事の話ではなく、失礼)、11月5日に富山マラソン(フル)があります。フルは3月に東京マラソンを走って以来なので、どうなるかな。夏場は暑過ぎて十分な練習ができず(言い訳ですね)。頼りない脚が、一層ヤワになっています。
2か月を切っているので、そろそろ本腰を入れて、脚づくり、体力つくり、気力つくりをしないと。
そう思いながら、今日も暑さで何もできずにいました。これではダメですね。お尻に火がつかないと動き出さない悪い性癖が、この歳になってもまだ変わりません。おそらく死んでも変わらないでしょうが。
保険証廃止に反対!!
「マイナ保険証+保険証廃止」は日本の保険制度を潰す・・医療の現場にいてそれを感じていました。この本では、それを体系的に裏付けてくれました。
マイナンバーカードそのものが、基本的に問題あり。全ての国民はすでにマイナンバーを持っています(国から割り当てられています)。行政手続きなどは、カードは必要なく、運用されています。セキュリティーは比較的厳しく運用されています。
カードとして全国民に持たせようと考えたところから間違いが始まりました。行政手続き以外にも民間で活用すればいろんなことが「便利」になる。
そのためには「使いやすく」する必要があります。暗証番号はたった4桁の数字(今どき4桁数字を使っているのは少数派です)。他人に教えないように言われている12桁の個人番号ですが、カード裏にはしっかり印字してあります。見えないようにするために一部をマスクしたカバーが一緒に配られていますが、QRコードをスマホのカメラで撮影しようとすると、数字が読めてしまいます(ぜひ試してみてください)。これでいいの??
顔認証といっても、白黒写真としてのデータしか使っていないようです。さらに、ICチップの容量はわずか8キロバイト。メガでもなく、ギガでもなく、ましてテラでもありません(そんなに容量が要りませんが)。これって、最近国会議員への説明の中で国の担当者が明らかにしたのですが、びっくりしました。どれだけ古いIC技術を使っているか。数年後には新しいカードに変更する予定とのことですが、確かに今のままでは、時代遅れのカードになってしまいます。(使う必要のないカードなので、更新でまた膨大な税金を投入するのはやめてほしい)
そんな「使っても便利ではないカード」を、全国民に持たせるための方策が「保険証との一体化」です。昨年秋、突然出てきた施策です。すでに国には「いずれ保険証との一体化」を目指すという方針がありましたが、期日を決めていたわけでもありませんし、そのためのロードマップがあったわけでもありません。いずれそうなるといいね、くらいだったはず。
そこに突然の方針。2年でマイナカードに保険証機能を収載し、2年後には保険証を廃止する。ずいぶん乱暴なやり方です。それも担当の一大臣が決めて、突然の発表。この国は独裁国家??
そんな無理で無駄な方針は、マイナカードの普及という目標達成のために作られたもの。保険証は、マイナカード普及のための「人質」になったのです。
任意であり、希望者だけが取得していたマイナカードですが、全国民が持っている保険証の機能を持たせることで、そして保険証を廃止することで、マイナカード取得が事実上の義務となりました。こんなの、おかしいですよね。
実際にマイナ保険証を使う医療の現場では、とても使い物にならないシステムだと実感しています。使う患者さん(当院では親御さん)はごくごく少数です(1週間に1人もいない)。こんなことで来年秋、保険証を廃止したら、混乱必死です。そして、保険医療は崩壊するのではないかと、強い危惧を持っています。
国へは「保険証廃止」の廃止を求めます! これまで通り保険証の発行を続けること。マイナ保険証は、便利だと思う人だけが使えばいいように、任意のものとしてください(建前は任意のはずなのですが)。
本当に便利に使えるようになれば、実際に使う人も増えてくるでしょう。ここはぜひ「聞く耳」を持ってほしいものです。
引退のお誘い?
最近、よくこんなDM(ダイレクトメール)が来ます。そろそろ引退を考えたらどうですか?といった内容です。
その他にも、M&A(企業の合併・買収)の会社から事業案内も送られて来ます。差出人は企業名だったり個人だったりしますが、あなたは誰? こんな手紙を医師会名簿(昔は医師会で販売していたそうですが、さすが今は非公開になっているはず・・)から探して、送っているのかな?
これは医院だけではなく、自宅にも届きます。医院の情報はネット上とかにも公開されていますから、容易に入手できるでしょう。でも、自宅となると、困ったものです。どこでそんな情報を仕入れてくるのか、恐ろしくなります。
最近は少なくなりましたが、マンション購入の誘いの電話がよくかかってきました。医院では、受付に「それらしいのは取り継がない」ように言ってあるので、大体はブロックされるのですが、時々それを「突破」してくる輩(やから)がいます。
用件を言うと切られるのは分かっているので、院長の友だちのような馴れ馴れしい言い方をするようです。事務さんも優しいので、それに「騙され」、私に電話を繋いでしまうことがありました。
そんな電話は、かえって失礼ですし、診療妨害にもなりかねません。「用はありません!」ときっぱり断り、電話を切ります。きっと、昼寝中にかかってくると激怒しているかもしれません(笑)。
そんな電話の掛け方をすれば、仮に相手を電話口に呼び出すことができても、絶対に(!)成約することはないですよ。そもそも話すら聞いてもらえません。
営業マンも電話数を稼ぐだけで、多くは期待していないのかも。ノルマがあるのでしょうね。考えてみれば、その人たちも可哀想な状態に置かれているのかもしれません。
こんな「迷惑電話」が最近はかからなくなってきたようです。きっと、戦略的に間違いだって気づいたんでしょう。
マンション購入とは意味合いが違いますが、このところ目立つのが、先に紹介した「引退」や「M&A」です。なんとまあ、親切な話をしてくれるものです。
でも、それが儲かるからやっているのですよね。慈善事業ではないし、地域医療のことを考えてのことでもありません。
確かに一般の勤め人としては、もう退職なのでしょう。年金をもらって、次の人生のステップに進んでいてもいい頃です。
他方で、開業医には定年はありません。やり続ける意欲と体力があれば、死ぬまで続けることができます。いずれはそんな日がやってくるわけですが、そうすぐにお迎えがくるとは思っていません(本当にそうなのかは、神のみが知る・・)。
まだまだ、もうしばらくは、しぶとく現役小児科医師を続けていきたいと思っています。あと何年? 十何年? 二十何年? 三十何年?
でも、みんなに迷惑をかけるくらいになったら、辞めましょう。でも、その時は自分で幕を下ろすことができなくなっていたりして・・
まだ先のことは良くわかりませんね。以上、年寄りの戯言(たわごと)でした。失礼しました。
秋風はどこに?
9月中旬になろうという頃なのに・・暑い!!
少し外仕事しただけで、汗だく。
とても秋の日差しではありません。
公園のハスも、一部ですがまだ咲いています。
例年はお盆を過ぎるとあまり咲かなくなってくるのですが。
景色は8月下旬といったところ。
ある方にハガキを書きましたが、時候の挨拶をどう書くか、困りました。
今さら「残暑お見舞い」ではないし(気分的にはそうですが)。
9月は「秋風が吹く頃」なのだそうですが、そのまま書いたらウソですね。
なので「秋風が(そろそろ)吹く(はずの)頃」としました。
未来に期待を込めた書き方!
それにしても、暑い。
先週は雨が降ったけれど、今週は雨マークなし。
困った天候です。
真っ赤
我が家の家庭菜園は、夏の猛暑でかわいそうな状態。
ピーマンとシシトウが真っ赤に!!
高温と水不足がストレスになって、先祖のシシトウに変身してしまった??
形も大きくなれず、食べられないかも。
そう思ったけれど、試しにピーマンを食べたら・・甘い!!
捨てなくて良かった( ^ω^ )
ブルーベリーはたくさん採れました。
以前に採ったものより甘くなっている!!
9月になってもまだ猛暑の中、熱中症にならないよう気をつけながら外作業。
汗だくになったけれど、「収穫」がありましたよ。
暑いけど・・薪割り
もういくつ寝ると薪ストーブの出番?
これだけ暑いけど、でも冬はきっとやってくる。
今のうちに、文字通り汗をかいておかなきゃ。
久しぶりに1時間、頑張りました。
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