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院長ブログ

2024年8月 一覧

学生実習

今週、自治医大の5年生が、実習にいらっしゃいました。3日間、いろんなことを見て、聞いて、何がしかのお役に立てたと思いますが、いかがだったでしょうか。お疲れ様でした。

これは5年生の夏休みに、2週間にわたって、全員が行います。カリキュラムの一環になっています。

私が学生の頃は(今から40年以上昔のこと)そんな授業はありませんでした。一部の学生が、任意で地域医療をやっているところを見て回っていました。それが体系化して、今のようになったようです。

私も行っていました。夏休みはただでは過ごしていなかったのです。そこで地域医療とは何か、どんなことをしているのか、何が必要なのかなど、体験していました。

私は自治医大の4期生。まだ卒業生の出ていない時に入学しました。自治医大が本当はどんなことをするのか、どんな医師を求めているのか、皆目分からない頃でした。まあ、昔の話をすると嫌われるので、ほどほどにしておきましたが。

当院の特徴としては「病児保育」があります。なぜそれが必要なのか。どう運営しているのか。そんなことを直に勉強できたのではないかと思います。

医療のことは副院長に任せました。私よりも年代が学生に近く、勉強になったことでしょう。

来週のまた1人の方が来られます。ちょっと台風10号でどうかな、とも思っていますが。

小児の地域医療とはどんなことをやっているのか、ぜひ勉強していってください。


夏休み明け

夏休みが終わりました。私は前半は旅行に行かせてもらいました。

普段見ないところへ行くのは楽しみですね。良い休みをいただきました。

最後は台風5号に追われました。もう1日遅くなれば、立ち往生したことでしょう。

急きょ、帰りの交通手段を変更して別の経路で帰って来ました。台風の影響は受けずにすみました。

夏休みの後半は、わたぼうし病児保育室で預かっている子の診察。ちょうどお盆休みに入って、元々休みにしている子が多いようです。先週に比べると3分の1くらいの利用かな。

ちなみに前半は副院長が診てくれていました。医師が複数体制になると、こんないいこともあるんですね。

その昔、私一人の時には夏休みはなしでした。医院の方は休んでいても、私には休みなし。

そんなものだと思ってはいたけれど、夏休みというのにどこにも出かけない私を見て、家族の思いはどんなだったでしょう。すまない気持ちでした。

今は複数の医師がいますので、お互いの融通を利かせて、出かけています。家族も出かけられるようになって、良かったと思っていることでしょう。

昨日、夏休みが終わり、通常の体制に戻りました。昨日、今日はまだ夏休みをとっている小児科医が多く、初めて来られる患者さんも少なくなかったですね。

来週からは主治医の先生の多くが普通に外来をされることでしょう。外来もきっと落ち着くと思います。


収穫

今朝、我が家で採れた野菜です。朝もぎの野菜というのでしょう。

オクラは成長が早く、1日遅れても大きくなり、固くなってしまいます。

キュウリは3日くらいは大丈夫かな。大きくなっても、水分の多いキュウリだというだけで、食用には適しています。

トマトは色づいたものをもぎ取っています。黄色と赤。美味しそうです(その場で食べているので、味は分かります)。

ビーマンは生育が悪いよう。暑さにやられたのかな。暑さに弱いのかも。

写真にはありませんが、畑で一番大きな面積をとっているのがカボチャです。2本の苗から育っているのですが、畑全体を覆い、隣の芝生へも進出しています。

収穫はまだ先ですが、今年もカボチャが豊作でしょう。

ということで、朝のひと時を畑で過ごしています。それにしても暑い。まだ朝だというのに、陽に焼かれてしまいそう。

畑仕事のあとはシャワーを浴び、スッキリです。今日も一日、恙無く過ごしました。


新型コロナ11波

今週は新型コロナがさらに増えています。先週は11人だったのですが、今週は43人! 明らかに11波が始まりました。

10波の最大値は72人(1月29日からの1週間)。その前後は39人、48人でした。それと比べると、来週以降にさらに上昇することが考えれます。

不気味なのは、本当に全体を把握しているのかな、ということ。私たちがチェックし切れたいないのではないか、と心配しています。

影に隠れた患者が相当いるのではないかと思われます。実数はそうとう多いのではないか、ということなのです。

そう考えると、すでに10波を超えている、あるいは10波にそうとうするほどの流行にすでになっていることも考えれらます。

しかし、怖いことに皆さんにそこまでの警戒感がありません。社会的なスタンスも取れていないようですし、マスクすらしていない方が少なくありません。

当院の新型コロナ患者は子どもたち。幼児や学童。そこに高校生もいます。子どもの新型コロナがいるということは、その周りの大人の人も患者さんになるということです。おじいちゃん、おばあちゃんもそうです。

高齢者が心配です。もし新型コロナになってしまったら、より重症になることが考えられます。

新型コロナは子どもだけの病気ではありません。高齢者を守るためにも、流行が拡大しないようにしないといけないのです。

心配なことが、来週起きるかも・・?


今日から8月

新潟も今日、梅雨が明けました。気温がさほど高くないのか(それでも32度ありましたが)、湿度が下がっていたためか、ガンガンと刺すような痛みのある日差しではなかったです。

新型コロナが流行しています。11波です。

今週は毎日10人ほどの患者発生があります。以前に比べれば検査をしなくなっているので、実際はもっと多いのかもしれません。

検査をしないのは理由があります。まずは新型コロナが5類になり、普通の感染症と同じ扱いになったこと。といっても、病気の性質が変わったわけではなく、ただ慣れたからです市販のキットを売っているところも少なくなっているということです。

2番目の理由は、お金にならないから。当院では概ね6歳未満のお子さんは、診療報酬は丸目で算定しています(6歳以上は出来高)。この丸目の点数は、基本的に全ての診療項目が入ります。初診と再診の点数が違うだけで、どんなことをしても、どんな薬を出しても(出さなくても)点数は変わりません。

検査も同様です。しても、しなくても点数には変わりません。インフルエンザの検査も、新型コロナの検査も丸目に入っています。

苦労して子どもから検体をとり、検査しても、それに見合う点数ではないのです。さらに、インフルエンザと新型コロナの患者さんは、診療報酬の加算がありません。

これでは、新型コロナを疑ってもなかなか検査できません(実際にはしていますが、持ち出しです)。発熱外来を維持する費用は、特別な診療報酬ではないのです(だからやめる医療機関が増えて来ました)。

何とかならないものでしょうか。厚労省に要請は行っているとのことですが、まだ返事はありません。残念です。

ということで、8月の最初のブログは新型コロナをめぐっての話でした。皆さん、感染予防の対応をしっかりとしておいてくださいね!