院長ブログ

仕事納め

今週のインフルエンザ患者数は140名。先週の129名からやや増加しました。お疲れ様でした。

今週から学校が年末年始のお休み（冬休み）に入るので、きっと少なるなるでしょう。

そして来週は医療機関がお休みに入るところがほとんど。休日診療所などで、臨時の対応をしてもらってください。

一年の最後になりました。今年もいろんなことがありました。

来年こそ良い年でありますように。良い年をお迎えください。

---

感染爆発

昨日1日のインフルエンザ患者が30名！！

感染爆発です。

冬休みに入ると少なくなるはずですが・・

十分に気をつけてください！！

---

インフルエンザ流行中

今週のインフルエンザ患者は129名でした。先週が71名でしたので、55％の増加です。

きっと来週は今と同じくらいかな。その後年末年始の休みがあり、一旦下火になるでしょう。

そして、1月に入ってまた再度の流行がありそう。そんな予感がしています。

ちなみに、前のピークは3月11日から始まる１週間で224名。その2週間前が80名、1週間前が190名、1週間後が132名などとなっています。

来週で学校などが冬休みに入ります。子どもたちが集団生活をしていると、こういった感染症が流行しやすく、休校になるときれいに引いていきます。

その「原則」が今回も当たることでしょう。長期休みに入るまで、もう少し注意していてください。

---

風邪が５類に

先日、厚労省が「急性呼吸器感染症」を５類とすることにしました。実施は来年4月からとのこと。

これによって診療の方針も変わりませんし、診療費も変わりがありません。一般の方が心配することは何もありません。

問題になるのは、それを報告する私たちです。

今、「感染症発生動向調査（小児科定点）」を実施しています。全国で約5,000件の、主に小児科から毎週の報告をしています。都道府県に報告し、それが全国集計になって、翌週の後半に公表されます。

報告すべき感染症が水痘、手足口病など12個。この中に、今話題になっているインフルエンザや新型コロナが含まれます。

この報告も、結構手間がかかっています。年齢区分が14に分かれ、さらに男女別に報告を求めています。そんなに分ける必要があるのかな？？

県や厚労省の発表では、総数については発表がありますが、細かい年齢区分に沿った発表はありません。まして、男女別の発表など、見たことがありません。

かつて新型コロナの流行が始まった頃、詳細な患者記録の提出を求められました。その報告も大変だったし、それを受ける保健所がパンクして大変なことになっていました。そして、その詳細な報告がどこに生かされたのか、分かりません。

それと同じことを、今でも起こしています。そこに「急性呼吸器感染症」が加わります。さて？

咳、鼻水、喉の痛みがあれば報告することになります。それって「風邪」も全て報告するってことです。ここが問題になっているところです。

今でも随分と手間がかかっているのに、「風邪」の報告をすることになります。1日の診療の大半は、いわゆる風邪。その数は、多いと100名を超えるでしょう。

毎日、数十もの「風邪」患者を年齢、性別に分けて報告する・・想像を絶するものがあります。

しかも、直接には利用されない。何年もその経過を見ている中で、特異な動きがあれば検出されることもあるでしょう（ないこともあります）。その程度の利用に、このシステムを利用するのは、無駄なことです。私たちにとってはブルシットジョブそのものです！

厚労省がパブリックコメントを求めたところ、約3万の意見が集まったそうです。そして、その大半が反対する趣旨だそうです。

それでも厚労省は「急性呼吸器感染症」を５類に含めようとしています。一度決まったことは変更しない・・まるで太平洋戦争当時の日本軍と同じです。

私のところでは一応今のままやってみますが、あまりに作業が大変であれば、辞めてしまおうかな、とも考えています。さて、どうなることやら。

---

インフルエンザ猛威に！？

今週のインフルエンザ患者が71名でした。先週が15名だったので、５倍近くになったことになります。

これはもう流行の開始期ではなく、流行の真っ只中。大いに心配です。

今日はインフルエンザ予防接種の日（毎週土曜の午後にしています）。まだ終わり切らないうちに、本物のインフルエンザがやってきました。

多くは学校での流行。どこでもらったかが分かります。

しかし、これからはどこでもらったか、分からないインフルエンザも出てきます。十分に注意が必要です。

ちなみに新型コロナは11名。先週の7名から微増です。こちらも流行が懸念されます。

「インフルエンザ＋新型コロナ」の同時流行も現実味が帯びてきました。みなさん、十分に注意をしてください！

---

12月に入りました

12月に入りました。師走。何だか忙しくなりそうです。

このところ感染症が大流行です。大きな子どもにとってはマイコプラズマ感染症が猛威です。まだしばらくは注意が必要です。

小さな子には手足口病がまだ流行っています。今年２回目の流行。幸い症状は軽いです。

そのほか、溶連菌感染症がアデノウイルス感染症。いずれも喉が痛くなる病気です。

感染性胃腸炎、RSウイルス感染症など、いろいろです。

新型コロナがどうやらぶり返しているようです。年に２回の流行がパターン化しているのかな。注意が必要です。

インフルエンザの流行が早々と始まっています。まだ少数ですが、今後大きな流行になるのでは、と思っています。

そんな中で、「こども通信」12月号を作りました。「少子化」の問題と、「健康保険証廃止」のことを書きました。どうぞお読みください。

今月は忙しいとは思いますが、元気に過ごしてください。そして、良い新年をお迎えください。

---