３歳の娘なんですが、時々ひざを痛がります。「歩けない」っていうんです。よく成長期になると、膝が痛いって言いますが、それなんでしょうか？ 痛みは、一時的なんですが。　（上越市・ＫＲさん）

子どもたちはよく関節の痛みなどを訴えますが、その程度が強いようなら要注意です。歩けない、腫れている、さわると熱い、など。こんな場合は、整形外科の先生にきちんと診てもらって下さい。

でも、たいがいはそんな重い感じはしませんね。本人は「痛い」といっていても、普通に走り回ったり、ケロッとしていることが多いと思います。そんなときは、別なことがきっかけにあるのかもしれません。ちょっと甘えてみたい、疲れている、つまらない・・　気分を変えたり、休んだりですむかなと思います。

もし、関節・骨などに異常があるときは、そこに力が加わっているときに一番痛いはずです。例えば遊んだり、走ったりしたとき。眠くなったときに良く言うようなら、まず大丈夫と考えていいと思います。

でも本人は「痛い」と思っているわけで、ちゃんと相手にしてあげて下さい。「そうか、痛いのか」と話を聞いてあげて、そこをそーとさすってあげて下さい。「なでなで療法」なんて呼んでいますが、お母さんやお父さんが優しくしてあげると、それでおさまることが多いようですよ。そんなことを繰り返していくうちに、だんだん訴えなくなるものです。

いけないのは、親がおろおろすることと、ハナから否定すること。「え！　そんなに痛いのか！？」と過剰に反応すると、本人のほうがびっくりして、よけいに訴えるようになります。「また始まった・・」と取り合ってくれないのも、困りものです。本人は、「痛み」を通じて、何か訴えたいのですから・・

そんなふうに考えて、対処してみて下さい。

2000.3.14