三種混合の接種時期 |
私は現在、秋田県本荘市に住んでいます。長女は現在あと数日でちょうど4ヶ月になるところです。いま、長女の予防接種のスケジュールのことで悩んでいるのですが、どうか相談にのっていただきたくお願い致します。 悩みとは、三種混合接種のスケジュールをどのように組んだら良いのかで迷っています。取りあえず本荘市のスケジュールで、9月5日:ツベルクリン、9月7日:BCGは決まっています。保健センターに聞いてみたのですが、2ヶ月検診のときは7月から受けてはどうですか、と言われ、最近再度聞いた際には夏は三種混合を受けるのはあまりよくないから、11月から受け始めたらどうですか、と言われました。どのようにいたせばよろしいのかとても悩んでおります。接種を受けよう予定している小児科では、毎週火曜日だけ三種混合の接種をしています。どうかアドバイスお願いいたします。(秋田・Kさん) 三種混合は、法律的には生後満3か月から接種することができます。とくに百日咳は、お母さんから免疫(移行抗体)がほとんどないので、生後1か月くらいから病気になってしまうおそれがあります。乳児の百日咳は、無呼吸発作をおこすことがあり、重症になることも予想されるため、早めに接種を受けることをお勧めしています。 1年目は、3回続けて接種します(3〜8週間隔)が、この間にほかのワクチンが入ってもかまいません。三種混合などの不活化ワクチンは接種後1週間、BCGなどの生ワクチンは接種後4週間たてば、他の種類のワクチンを接種することができます。たとえば、8月三混1回目、9月BCG、10月三混2回目、11月三混3回目とすることもできます。 夏場にも、予防接種は普通に実施しています。ポリオ・ワクチンは、夏場はいろいろなウイルスがすでに腸の中で繁殖していて、せっかく飲んだワクチンが効かない(干渉作用)ことがあるため、7-8月ころはあまりお勧めしていません。それ以外は、問題なく接種することができます。以前は、「夏ばて」で体力を落としている子どもたちがいましたが、最近はまず見かけません。その子の、その時の体調が良ければ、問題はないと考えて下さい。 ということで、三種混合を早めに受けよう、ということであれば、8月から始めて下さい。周りでも百日咳の流行はないようで、さほど百日咳について心配ではないようなら、9月BCGのあと、つまり10月から三混を始めていただいていいと思います。 あとは、接種を担当される先生のご意見なども参考にされながら、決めていって下さい。 キーワード:三種混合(接種時期) 2000.7.24 |
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