赤ちゃんの痔瘻(じろう) |
「乳児の痔瘻」について、抗生物質の内服と軟膏が処方されますが、症例は多いものですか、また予後は 「乳児の痔瘻」の件ですが、私自身は専門ではないので、詳しくは分かりませんが、決してまれな物ではありません。「肛門周囲膿瘍」をおこしている赤ちゃんは月に数人は見かけます。直接外科などにかかられる赤ちゃんも相当あるかとも思います。 「痔瘻」というと、直腸内と皮膚の間が交通している状態なので、小児科としては、中をゾンデ(針金のような器具)を使って確認することはしないので、「肛門周囲膿瘍」という診断名で治療していますが、外科の先生のご意見では、かなりのものはこの交通があり、「痔瘻」と診断できるそうです。治療は、抗生物質の内服と外用が中心です。(程度がひどいときには、外科的な処置が必要になります。) 予後ですが、その場の治療をきちんとしていくと、何回か再発することはあっても、いずれおこさなくなってきます。0-1歳ではよく見かけますが、2歳以降の子はあまりいません。 キーワード:乳児の痔瘻。肛門周囲膿瘍 2000.10.6 |
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