学童・生徒へのインフルエンザ予防接種中止の理由 |
インフルエンザは風邪ではないんですよね。インフルエンザはインフルエンザという恐ろしい伝染病だと認識していた方がいいぐらいの病気ですよね。昔、私達が小学生、中学生だった頃には学校で集団注射していました。なんでなくなったんでしょうか? (愛知県・Aさん) インフルエンザの予防注射は、昔は子どもたちにやっていましたが、社会的に非難されて中止になりました。というのは、インフルエンザから最も守らなければいけないのは老人なのに、その人たちにしないで、元気な子どもたちにだけ「強制的に」行っていたのですから。 今は子どもたちの脳炎・脳症の問題があり、やはり積極的に受けていてもらいたいのですが、当時はまだあまり認識されていませんでした。そのため、子どもには不要!ということで、一挙に廃止されてしまったのです。 現在は、老人への接種を行うのがあたりまえになりつつあり、法律改正が行われれば、この秋から公費で老人への接種が実施されます(半額程度の補助)。 欧米では、初めから「インフルエンザにかかったときにリスクのある人=老人」への接種を行ってきているので、日本とは歴史が違っていました。やっと日本も、欧米並になってきたところです。 キーワード:インフルエンザ予防接種 2001.3.11 |
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