水いぼの処置

中に水がたまったようなイボがあちこちにできてしまいました。はじめのひとつは、ももの内側に3ヶ月くらい前にできたのですが、最近は手や首にもできてしまいました。先生のところで診察していただけるでしょうか? (上越市・Kさん)

お子さんのことですが、おそらく「水いぼ」だと思います。幼児期のかさかさした肌にできやすい、ウイルスによる病気です。

自然にまかせて、いずれ無くなるのだから、そのままでかまわないという意見もありますし、逆に早めにとってしまうべきだという考えもあります。私もその間で揺れ動いているのですが・・ 

いずれなくなるといっても、小学校の低学年ぐらいまでひきづることもまれではありません。また、数個だからとそのままにしていたら、一挙に増えてしまい、大変な思いをしたお子さんも経験しています。

私の対処:
・大きめで、赤みの強い物は、中のウイルス量が多いので、数が少なくても早めにとっています。
小さくいものは、そのまま経過をみていくこともありますが、その時でも、多くなるようでしたら、その時は処置をします。
・水いぼをとる方法はいくつかありますが、いちばん確実なのは、ピンセットでつまんで、内容物を除去することです。
これは本人もいたがり、血もでるので、見た目にはいやでしょうが、ほとんど道具もいらずにその場ででき、あとを残さないので、私はこの方法で行っています。

そのほか、液体窒素、硝酸銀などを使う方法もありますが、専門の皮膚科医以外にはなかなかできません(それぞれ一長一短があります)。

ということで、水いぼの処置も、どうぞお任せ下さい! (小児科はよろず屋です・・)

キーワード:食事アレルギーと離乳食

2001.4.3

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塚田こども医院Q&A2001年4月