赤ちゃんの鼻涙管閉塞とは? (結膜炎)

息子と二人で姉のいる香港へ旅行に行ってきました。(旅中大変でした!)義理のお兄さんの弟が(香港人です)向こうで眼科医をやっていて、息子を見に遊びに来た時に、職業柄でしょうか(!?)目の診察をして下さったんです。その時に「涙腺が詰まっている」といわれました。日本に帰ったら眼科に行った方が良いといわれて、息子は涙が出やすく、目の下のくまも気になっていたので、なるほどなと思い今日行ってきました、

治療の方法が「針金を通す」といわれてびっくりしています。炎症も感染症もないので、特に問題はないそうですが、なんだか気になります。「涙道閉鎖」というらしいのですが、先生はご存知でしょうか。(北海道・Nさん)

「鼻涙管閉塞」という状態は、小さい赤ちゃんにはわりと多いものです。
涙が鼻に抜けていかないために、いつも涙目で、よく細菌性結膜炎をおこします。
結膜炎のときは汚い目やにがでていますが、そのたびに抗生物質の目薬を使って治しています。
そんなことを繰り返しているうちに、次第にこの管が通るようになってくることが多いようです。

細い針金(ブジーと言います)を通して管を広げる処置も、以前はよくしてもらいました。
そのあとは、劇的に症状が改善します。
ですが、最近はあまりしていないようです。
眼科の先生も、その場の結膜炎の治療を繰り返しているだけで、この処置には消極的です。

もちろん、どの程度の状態なのかは眼科の先生に診ていただく必要があります。
いちど受診されて、専門的な立場からのご意見をうかがったほうがいいと思います。

キーワード:鼻涙管閉塞

2001.6.8

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塚田こども医院Q&A2001年6月