喘息発作をおこすアトピー児

(2歳女児)昨年春より喘息の発作がでるようになりました。アレルギー体質で、アレルギー性鼻炎・アトピーもあるのですが肌のカサカサのほうがひどく、皮膚科のほうに度々お世話になっているのですが処方されている薬が「セルマレンドライシロップ2%」と言うものです。抗アレルギー薬のせいか喘息の発作は今のところありません。しかし、今年の春に発作が出たときに小児科の先生から予防薬にしばらくテオドールの飲んだほうが良いと言われましたが、このような場合、発作の症状がなくても受診するべきでしょうか?(新潟県・Iさん)

アトピー性皮膚炎のために抗アレルギー薬を使用しているとのことですが、長めに続けた方がいいことが多いですね。
症状にもよりますが、こちらに来ても続けた方がいいと思います。

そこに喘息の体質もあるとこのですが、症状が強いときには、こちらのほうもきちんとした治療を長く続ける必要があります。
逆に症状が軽いようでしたら、その場の対症療法でかまわないですね。
この春の発作がどの程度か分かりませんが、外来でテオドールを内服しただけでしらら、それほど大きな発作でもなく、喘息について重症とはいえないでしょうから、普段から発作止めを使っている必要はないんだと思います。
もちろん皮膚科からいただいているお薬が、喘息の体質にもよい影響を与えていることは、十分に考えられます。

2歳ころはよく風邪を引いたりしやすいですので、「かかりつけの小児科」が決まっているといいですね。
喘息やアトピーのことも一緒に相談して、治療方針などを決めてもらっておいて下さい。
(風邪をひいたときに喘息発作をおこしやすいので、これまでの経過をお知らせしておいて下さい。)

2001.8.31

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塚田こども医院Q&A2001年8月