おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)予防接種と妊娠

来年から子供が幼稚園児になりそろそろ二人目が欲しいなと思っているのですが、おたふくを私も娘もやってなく、幼稚園に入るといろいろな感染病がうつると思うのです。そのときにもし私が妊娠してておたふくがうつったとしたらお腹の赤ちゃんには影響は出るのでしょうか?また、おたふくの予防接種をしたらどのくらい期間をあければ妊娠可能なのでしょうか?(神奈川県・Hさん)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が当地でも流行していますので、多くのみなさんにワクチン接種を受けて予防させるようお話をしているところです。

おたふくは、妊婦さんがかかっても風疹のような胎児への問題(催奇形性)はないようです。
また、おたふくかぜワクチンは、予防接種の一般的な注意として「妊娠中の方は接種が不適当」とされていますが、とりたてておたふくかぜワクチンだから問題が大きいということはありません。
ワクチン接種後の免疫は数週間でできてきますし、体内にそれ以上ワクチン・ウイルスが残っていることはありませんので、ご心配であれば1か月ほどしてから妊娠をされればいいのではないでしょうか。

おたふくワクチンは安全性が高く、効果も十分に期待できます。
お子さんと一緒に早めに受けられるといいと思います。

2001.9.4

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2001年9月